救世観音とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 宗教 > > 観音 > 救世観音の意味・解説 

くせ‐かんのん〔‐クワンオン〕【救世観音】

読み方:くせかんのん

救世観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」の略。


救世観音

読み方:グゼカンノン(guzekannon)

平安時代法華経信仰


救世観音

読み方:グゼカンノン(guzekannon)

作者 立原正秋

初出 昭和52年

ジャンル


救世観世音菩薩

(救世観音 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 01:43 UTC 版)

救世観世音菩薩(ぐぜかんぜおんぼさつ)は、一般に救世観音と称されるが、平安時代法華経信仰から広まった名称で[1]、救世観世音菩薩という名称は経典には見えない[2]

救世は「人々を世の苦しみから救うこと」であり、救世だけで観音の別名ともされる。救世観音の名称の由来は「法華経」の観世音菩薩普門品の中の「観音妙智力 能救世間苦」との表現にあると推測され、法華経信仰が平安時代に盛んになったこと、さらには聖徳太子の伝説が付帯されることで、この尊名が生まれ、民間で定着したと考えられている[2]

秘仏と公開

法隆寺の救世観世音菩薩像は、200年間公開されていなかった厳重な秘仏で、1884年(明治17年)、国から調査の委嘱を受けたアーネスト・フェノロサが、夢殿厨子と救世観音の調査目的での公開を寺に求め、長い交渉の末、公開されたものである。後に著作『東亜美術史綱』で像影の写真付きで公刊されている。回扉されると立ったまま500ヤード(約457メートル)の木綿の布で巻かれた状態で、解くとすごい埃とともに「驚嘆すべき世界無二の彫像は忽ち吾人の眼前に現はれたり」と表現している[3]

作例

脚注

  1. ^ Weblio
  2. ^ a b kotobank(朝日新聞SY)
  3. ^ アーネスト・フェノロサ『東亜美術史綱』上巻 上野公園内東京美術学校内・フェノロサ氏記念会 1921年(大正10年) p.91



救世観音と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「救世観音」の関連用語

救世観音のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



救世観音のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの救世観世音菩薩 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS