23区計画参加番長とその関係者
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「金剛番長」の記事における「23区計画参加番長とその関係者」の解説
唐鰤 三信(からぶり みつのぶ) 居合番長の舎弟。連載前に公開されたイラストの「ホームラン番長」が基になっている。舎弟では番長には敵わず、金剛番長に一撃で倒された。その後、舎弟はクビになったらしい。僕の考えた番長大募集!!の告知に再登場したが、募集の内容を勘違いしており、晄にぶっ飛ばされるというまたしても悲惨なことになった。 サッカーの話をしている人間が嫌いらしい。サッカーの話題をしていた人間達に八つ当たりをしていたが、そこに居合わせた児玉親子に蹴散らされた。ちなみに、改造トゲバットを使った「唐鰤バント」や「唐鰤フルスイング」という技がある。 名前の元ネタは「空振り三振」。作者によれば、初期設定では居合番長舎弟三人衆が登場するはずだったが、唐鰤の方が面白く、居合番長舎弟三人衆は面白みが欠けるという理由で唐鰤になったとのこと。ちなみに晄が母の墓参りに行くシーンで、「KARABURI,OUT」と刻まれた墓があるが関係性は不明。 制吒迦(せいたか)・矜羯羅(こんがら) 念仏番長の舎弟。制吒迦は天を突くほどの巨漢で、矜羯羅は細身な小柄。念仏番長とは幼稚園の頃からのつき合いであり、それゆえ信徒とは違って敗北後も彼のもとを去ることはなかった。 必殺技は矜羯羅が体をボールのように丸め、制吒迦がそれを相手に投げる「人弾跳梁鞭(じんだんちょうりんべん)」。数十トンもの破壊力を持ち(作者によれば嘘らしい)、その威力は分厚い鉄板を貫くほどである。だが金剛番長には片手で跳ね返され、二人まとめてに倒された。単行本でもう1つの技があると書かれており、技名は制吒迦による一方的体罰「反省暴(はんせいぼう)」。 モデルは制多迦童子と矜羯羅童子。 貝裏鬼 音児(かいりき おんじ) 剛力番長の舎弟。金剛番長をはるかに上回る巨体。金剛番長の力を試すため最初は剛力番長を名乗っていた。 外見に反して非常に礼儀正しく、剛力番長への忠誠心が強い。金剛番長の力を認めた後は剛力番長の暴走を止めてもらうために頭を下げて頼み込んだり、太平洋へと流出しかけた有害物質を身を挺して防ごうとした。王様番長による番長狩りが行われた際には、陽菜子と一緒に捕まり「ドデカ番長」の疑いをかけられて尋問され、陽菜子をかばってペナルティ・ルーラーを受け倒れた。 5年後にはアイドルとなった剛力番長のマネージャーとなっている。 名前の元ネタは「怪力」。 獄門番長(ごくもんばんちょう)/獄牢 正宗(ごくろう まさむね) 白雪宮家の執事。剛力番長が雷鳴高校に編入した際にともに学生として編入した。それ以降は学ランを着ている。実は金剛兄弟の父親の焔と同じく旧日本陸軍特殊部隊・八咫烏の出身であり、焔と同等の実力者である老兵の番長。焔と共に最後まで生き残るものの彼らの存在を危険視した軍により殺されかけ、剛力番長の祖父である白雪宮大佐に救われる。その恩義から白雪宮家に執事として仕える事となった。戦時中、生き別れた秋山千代という女性との間に子供がいたという噂があるが、真偽の程は定かではない。お茶目な一面もあり、悪矢七を特訓と称してからかった事も。 名前の元ネタは「ご苦労」及び「牢獄」か。作者の設定によると心の中では相当腹黒いことを考えているらしい。 白薔薇番長(しろばらばんちょう) / 宝塚 玻璃人(たからづか はりと) 北区を統括する番長。都立有須川高校の生徒。「美」に執着するナルシストであり、日本国家を美しい国へ変えようと目論んでいた。初登場話内にして、舎弟達にバラをばら撒かせる演出で華麗に登場。晄に決闘を挑むが、「道路に可燃ゴミ(バラ)を散らかした」ということで鉄拳制裁を喰らい、舎弟に裏切られ、統括区を乗っ取られるなど、かなり可哀想な人物。田舎の両親(「おっとう」と「おっかあ」)を人質にされ卑怯番長(秋山)に敗れる。明かされていないが、地方出身者と思われる。実家は薔薇農家。刺青は不死鳥にバラ。 秋山と晄の対決に乱入。復讐として幸太を人質に取ったが、晄の打舞流叛魔(ダブルハンマー)を受け敗れる。その後も北区にいたようだが、暗黒生徒会の襲撃に遭い倒された。 倒された後改造番長によって洗脳され、秋葉原で晄達一行を襲撃するが、卑怯番長に身代わりにされ居合番長に斬りつけられてしまう。 道化番長(どうけばんちょう) 荒川区の番長。暗契五連槍の1人。私立夢見ヶ丘高校の生徒。奇術や手品を駆使する。「人生真面目に生きる奴はバカ」という考え方を持つ。生真面目な人間が死ぬほど嫌いであるため、居合番長(桐雨)を対戦相手に指名した。 仮面を2つ付けている道化師の姿をしていたが、実はそれは傀儡であり、その正体は朝子と夜子の美女2人組からなる番長であった。なおサンデー誌上で柱に掲載された際の2人の名前表記(「道化番長朝子」「道化番長夜子」)は「若乃花勝」や「貴乃花光司」と同じようなものとのこと。 世界的に有名な手品師の名門一族「創儡家(そうらいけ)」の4代目当主の双子の娘であり、幼い頃はマジックを観客に見せて楽しんでもらうことが大好きで、毎日マジックの練習に明け暮れていた。しかしある日、父親や周囲が自分達を「創儡家の跡継ぎ」としか見ていなかったことを知り、観客に喜んでもらうために必死に努力をするのが馬鹿らしくなったという。そのためかマジックに対する信念を持っていない。桐雨と戦い、一時は彼を翻弄したが、両目を潰した事で本領を発揮した彼の言葉でマジックへの信念を取り戻し、全力で打ち合った末に敗れた。 23区計画の番長達が次々と暗黒生徒会に倒されていく中、卑怯番長からの連絡により憲兵番長との戦いで負傷した居合番長を救出し、一時的に匿っていた。しかし居場所を突き止めた憲兵番長により朝子と夜子は人質に取られ、居合は改造番長に洗脳されてしまう。その後は追手となった居合から逃れ、晄達に合流し仲間となる。 読者投稿の番長で、正体を現す前の傀儡の姿はにそれによるものである。創儡 朝子(そうらい あさこ) 道化番長の正体の1人であるグラマラスな金髪美女。気が強く、今時純情な居合番長を馬鹿にする様子が見られ、出るも引くも己の好きなように行動を取っている。刺青は不死鳥にシルクハット。5年後にはマジックバーの店主をしている。 創儡 夜子(そうらい よるこ) 道化番長の正体の1人である朝子同様グラマラスな黒髪美女で、朝子の双子の妹。朝子とは違って大人しい性格でありほとんど喋らないが、出るも引くも己の好きなように行動を取っている点は同様。刺青のデザインは朝子と同じ。5年後には刀也と恋仲になり、道場兼料亭で一緒に暮らしている。 粘着番長(ねんちゃくばんちょう) / 春日 空(かすが そら) 台東区の番長。暗契五連槍の1人。私立泥論高校の生徒。全身ベトベトの粘液で覆われた太めの番長。粘液の粘着力は天井に張り付くことができる程。口癖は「~ドロ」「~デロ」。何でも粘り強くやる努力家。彼の考える理想国家は、戦争などによる飢饉が起こった際、虫でも食って生き延びるような粘り強さを全国民が持つこと。毒があるトビズオオムカデを痺れながらも平気で食べている。 粘り強さという物を教えるため、念仏番長(来音寺)を対戦相手に指名。皮脂の鎧を剥がされた後、来音寺に粘り強さの勝負を挑むが、ことごとく引き分けに終わり、最後は罵倒口龍なる悪口の言い合いによる勝負を持ちかける。来音寺の罵倒をものともせず追い詰めたが、最後の最後でしょうもない罵倒に何故かブチ切れてしまい、境界線を越えて殴り倒された。 体中が脂肪分による粘着液で覆われているが、その中身は意外にも小柄で中性的な顔立ちの美少年。しかし当然ながら性格や口調は全く変わらない。神闘郷崩落時、運動不足なのか、粘り強さを説く割に持久力は乏しい姿を見せた。 晄との戦いで番長全員を道連れにしようとした爆熱番長を「一度は(崩落時に)あんたに救われた命」と許し、来音寺にも親しげに話しかけており(この際「また2人で罵倒口龍をやろう」と笑顔で来音寺に持ちかけるが当然拒否された)、しつこく責める事もないすっきりと水に流す寛容さを見せている。 その後、台東区で暗黒生徒会メンバーの襲撃を受け倒されるが復帰し、他の23区番長と共に(一部除く)金剛番長へ協力する。 カブキ番長 / 鏑木 晴矢(かぶらぎ はるや) 葛飾区の番長。暗契五連槍の1人。私立英乱高校の3年生。17歳。刺青は不死鳥に扇子。 隈取を塗ったいかにも歌舞伎役者風の番長。語尾に「~カブ」を付けて話す。カブラギコーポレーションという大手機械メーカーの社長の息子で、その会社製の戦闘アームを収納した千両箱を背負っている。趣味は歌舞伎演劇を見ること(「助六」がお気に入り)とアイドル(「マーキング娘。」)の曲を聞くこと。好物はみたらし団子とほうじ茶。 卑怯者が許せないという性格のため、卑怯番長(秋山)を対戦相手に指名。晄達との戦いでは初戦で卑怯番長と戦うが、試合前に茶屋の店員に成りすましていた卑怯番長の下剤入りみたらし団子を食べていたため、試合途中でトイレに直行してリタイアとなった。 その後、秋山のやり方に怒り、卑怯者が許せないと語っていながら神闘郷を崩落させ、エレベーターのケーブルも切断して、番長達全員を潰し統括区を全て乗っ取ろうとする暴挙に走るが、晄と爆熱番長の決死の手段により全員に脱出される。しかし本人は番長全員を始末できたと思いこみ、通りがかりのタクシーに乗って葛飾区のカブラギコーポレーションに帰ろうとするが、タクシーの運転手は秋山であり、睡眠薬入りのほうじ茶を飲まされ、午前6時5分の富士樹海近郊のゴミ捨て場にて撃破された(凄惨な姿であり、顔にはモザイクがかかっていた)。そしてその後カブキ番長の姿を見た者はいないらしい(恐怖のあまりか、家に篭り布団を被って震えていた)。 読者の投稿による番長である。 監獄番長(かんごくばんちょう) / 小森 静(こもり しずか) 足立区の番長。暗契五連槍の1人。都立印銅鑼高校の生徒。言葉は丁寧。鉄檻を模した仮面を着けている。自らを鉄箱(ポータブル監獄)の中に押し込め、自分を見つめ直す時間が好き。単行本によれば私服は横縞模様の長袖Tシャツ。刺青は不死鳥に檻。 暗契五連槍のなかで最も大きく、鉄箱も遥かに超える巨体だが、古代インドでヨガ行者によって伝えられた闘技法「サハスラーラ・ムドラー」の使い手であるために、その巨躯を箱に納めたり、その中に入った状態でも身軽な動きが可能。在宅事情に苦しむ日本を憂えており、自分が日本を統括した暁には、自分が入っているような箱を「ポータブル住宅」として全国民に与えるつもりだという。また、そのような日本において大豪邸に住んでいる剛力番長(拳)を倒すべく、彼女を対戦相手に指名。2回戦で戦ったが、拳の頑丈さと破天荒な攻撃に振り回される。途中でステージが崩れ出し逃げようとしたが、箱が瓦礫に引っ掛かって抜けなくなってしまい、他の番長に助けを求めたが、道化番長と粘着番長に見捨てられる。助けにやって来た拳のディバイン・ハンド(神の張り手)で助けられはしたものの、箱ごと強烈な攻撃を喰らって気絶し敗北した。 暗契五連槍の中では一番舎弟数が多い。彼の舎弟は監獄ではなくフタのない普通の箱に入っている。 暗契五連槍編の最後で「ぜひ舎弟にして下さい」と拳に申し出ていた。 その後、足立区で暗黒生徒会のメンバーである噛噛番長の襲撃を受け、ポータブル監獄をバラバラにされた上で倒されるが復帰し、他の23区番長と共に(一部除く)金剛番長へ協力する。 爆熱番長(ばくねつばんちょう)/炎屋 燎原(ほむらや りょうげん) 江東区の番長。暗契五連槍の1人。燃え盛る炎のような髪型をした、晄に匹敵する体格の番長で、火薬を仕込んだ両手の手甲によって爆発や炎を起こす。刺青は不死鳥に火の玉。都立黒点高校の生徒。 暗契五連槍のリーダー的存在であり、「熱くねェ漢は死んでよし!」という考え方の持ち主。「23区計画」を勝ち抜いて、日本にアツい魂を注ぎ込む事が目的。五連槍を「アツきエリート」と認め、敵である晄や桐雨、その他の番長も「アツい奴」と賞賛している。しかしアツさにこだわるあまり、「アツくない弱者は生きる価値なし」という過激な思想も持っており、自分の基準でアツくない者に対しては無関係な一般人であろうと攻撃するなど、歪んでいる。 カブキ番長(鏑木)による神闘郷崩落時に諦めたら熱くないと自分を犠牲に他の番長達を助け、自身は生き埋めとなった。が、その後即座に自力で地上まで飛び出し、更にミサイルの直撃を受けても全くの無傷という桁外れの耐久力を持ち、飛来するミサイルを掴んで棍棒のように扱うなど、超人だらけの番長達をしてなお、「化け物のごとき強さ」と言わしめる程の漢だったが、晄の前には赤子扱いだった(とはいえ打舞流叛魔(ダブルハンマー)や歪劉怒斗零羅(ワイルドトレーラー)を喰らって一歩も引かずに持ち堪えるなど、相当な実力である)。晄の圧倒的なプレッシャーに恐怖し、無意識のうちに後退してしまったことで、自身を「アツくない」生きる価値のない者と判断し、爆弾を飲んでせめて23区計画遂行のために晄を道連れに自決を図るも、それすらも防がれ完敗した。戦闘後は晄の器の大きさを知り、自爆に関して巻き込みかけた番長達に謝罪し和解する。 その後、普通に暮らしていたが暗黒生徒会のメンバーである憲兵番長の突然の襲撃を受け、重傷を負う。晄の高校に現れ、自分を襲った番長の事を教えた後、晄の腕の中で一度は力尽きるが無事に復帰し、他の23区番長と共に(一部除く)番長連合へ協力する。 5年後には悪矢七を秘書に国会議員になっているが、相変わらずの爆熱ぶりの様子。 読者の投稿による番長で、投稿時の名前は「ファイヤー番長」だった。 苑上三兄弟(えんじょうさんきょうだい) / 長男:浩一(こういち)、次男:浩二(こうじ)、三男:浩三(こうぞう) 爆熱番長の舎弟。その名の通り3人の兄弟で構成されており、防火服に身を包み、火炎瓶や火炎放射器を使って戦う、可燃物、爆発物のスペシャリスト。無数の火炎瓶を投げつけるアクロバティック・ファイアや特殊なブレンドをしたガソリンの玉を投げつけるイグニション・ソース、上空からの火炎放射を行うバーン・デッドと言った技を使ったが、晄の手によって3人まとめて一瞬で敗れる。爆熱番長と同じく都立黒点高校に籍を置く。 棘門番長(きょくもんばんちょう)/張山 ざくろ(はりやま ざくろ) 大田区の番長。全身にトゲを生やした大柄な番長。武器は全身のトゲで、戦闘スタイルはプロレス。都立毬栗高校の生徒。 全身に生えたトゲのせいか、他者から距離を置いて接される事が多かったロンリーガイで、寂しさの反動からトゲトゲしくも強い態度で接される事を好む。その一方で、愛しいものを自らのトゲで思い切り刺したいという願望も併せ持っている。好きなものはトゲトゲしい態度で接される事で、逆にとがっていないものを嫌う。 人と適度な距離感を保てる国家を目指していたが、マシン番長によって恐竜番長共々倒される。恐竜番長とチームを組んでいたのかどうかは不明。 後に他の23区番長と共に(一部除く)、番長連合へ協力する。 読者投稿による番長で、投稿時の名前は「トゲ番長」だった。 恐竜番長(きょうりゅうばんちょう)/古代 荒士(こだい あらし) 世田谷区を統括する、ティラノサウルスのかぶり物をした大柄な番長。武器は両手に装備したテリジノ・クローで、戦闘スタイルはラグビー。都立畔夏亜(パンゲア)高校の生徒。 幼き頃から恐竜マニアである両親に「お前は絶滅した恐竜の生き残り」だと吹き込まれ続けていたために、自分をティラノサウルスだと妄信している。だが、本人は生粋の菜食主義者。好きなものは野菜全般と化石掘りで、嫌いなものは寒い所。 恐竜絶滅の原因である寒冷化を防ぐために地球温暖化を目指していたが、マシン番長によって棘門番長共々倒される。棘門番長とチームを組んでいたのかどうかは不明。 後に他の23区番長と共に(一部除く)、番長連合へ協力する。 読者投稿による番長で、当初送られてきたイラストではブラキオサウルスのような竜脚類がモチーフにされていたようだが、作者の趣味でアロサウルスのような獣脚類にアレンジされている。 射撃番長(しゃげきばんちょう)/達谷 庵我(だるたに あんが) 「銃も正しく用いれば最高の護身の道具」として安全な銃社会を築くという理想を掲げる、渋谷区を統括するガンマン風の番長。武器は2丁のリボルバー。刺青は不死鳥に銃。都立照星高校の生徒。 晄に倒されていった、思想や独善、偏見から意に沿わない者や弱者を排除していく番長と違い、当初から弱者を守ることを旨とする正義感を持っていた番長だった。しかし、舎弟諸ともマシン番長の前に敗れる。 その後、渋谷区で暗黒生徒会の襲撃を受け倒されたが復帰し、他の23区番長と共に(一部除く)番長連合へ協力する。連載開始前は狙撃番長と呼ばれ、デザインも今とはだいぶ違った。名前の元ネタは三銃士に登場する若者ダルタニャン。 三銃者 射撃番長の舎弟。三銃士がモチーフとなっており、メンバーの名前も射撃番長の本名と同様で三銃士に登場する3人のメンバーから取られている。掘戸 杉造(ぽると すぎぞう) 名前はポルトスから。アゴ髭の生えた大男で、武器はショットガン。 射撃番長と共にヤクザに絡まれていた一般人を助けた直後、乱入してきたマシン番長に最初に倒された。 荒弥 進(あらみ すすむ) 名前はアラミスから。眼鏡に三つ編みといった風貌の優男で、武器は自動拳銃。 マシン番長によって1撃目で腕を折られ、続く2撃目で倒された。 后 昴(あと すばる) 名前はアトスから。武器は狙撃銃で、高所での見張り兼狙撃担当。 マシン番長を狙撃するも初弾を外し、次の照準を合わせているところにマシン番長のライトニング・フィストを喰らい、撃破された。 プロトポーン マシン番長の舎弟。その外見やカタカナで表現される台詞など、マシン番長とは違い明らかに機械という感じである。しかしマシン番長よりも人間らしい思考や言動をしている。量産型らしく、本拠地のラボにも多数配置されており、ほとんどの場合が鍵宮の命令によって動いている。単純な腕力なら常人以上であるものの、何の能力も無い雷鳴高校の男子生徒が数人集まった程度で倒されてしまうなど他の舎弟に比べて戦闘力は低く、個々の実力よりも物量で勝負する傾向が強い。 真・マシン番長/鍵宮 考一郎(かぎみや こういちろう) マシン番長の本拠地である大学のラボの主。Dr.鍵宮と呼ばれている。 研究者達からは変人(マッドサイエンティスト)扱いされており、見返そうと月菜と共にマシン番長を作り出した。しかしマシン番長を徹底して兵器としてしか見ていないため、それを否定する月菜とも徐々にすれ違っていった。自分を認めない社会を「クズ」とし、マシンに統制され自分と月菜の命令のみを唯一絶対の法とする社会を作り出すため、マシン番長を23区計画に参戦させる。髪の長さと無精髭が伸びていることを除けば、マシン番長に似た容姿をしている(というより、彼に似せてマシン番長を作った)。 月美と出会ったことでマシン番長が徐々に自我を持ち始めたことに苛立ちを感じていた中、月美を始末する命令に従わなかった上、倒したはずの晄に敗北したことで逆上する。マシン番長を失敗作と称し、晄共々抹殺して自らが「真・マシン番長」となり23区計画に勝利するべく、大学の校舎を改造した巨大ロボット(プロトポーンに角が生えたような姿)で雷鳴高校を襲撃した。マシン番長を銃撃で破壊し、晄をロボットの腕で握りつぶそうとするも、再度荒欧零猛怒(アラクレモード)を発揮した晄にロボットを一撃で破壊され、残っていたプロトポーン共々獄牢に倒される。その後はテロの首謀者として警察に逮捕された。 自分を認めない者、言う事を聞かない者に対しすぐ癇癪を起こし、マシン番長の敗北時も勢いで破壊しようとしたり、上記の社会に対する態度を見る限り、頭脳に反して性格自体はかなり短慮で傲慢である。月菜に対して特別な感情を抱いていたのか、マシン番長に関わる姿に人間より機械が良いなんて異常だと詰め寄り、彼女の死を語る際は黄昏た姿を見せている。 月菜(つきな) 鍵宮と共にマシン番長を作り出した女性。Dr.月菜と呼ばれている。容姿が月美と非常に似ているが、血縁関係はない。故人であり、マシン番長が23区計画に参戦する1ヶ月前に死亡している(死因は不明)。 マシン番長を兵器として扱うことを否定し、マシン番長が機械ではなく1人の「人間」になれるよう教育していたが、そのために鍵宮との間に溝が生まれ、すれ違っていった。マシン番長に「命」の意味を教える約束をしていたが、約束を果たすことなく死を遂げる。 独占番長(どくせんばんちょう)/巻島 美希男(まきしま みきお) 中野区を統治する番長。ミイラのように全身に包帯を巻き、胸部には「独占禁止法反対」と書かれている姿の番長。武器は炭素繊維製包帯で、戦闘スタイルは新体操。刺青は不死鳥に禁止マーク(マルとバツのマークが合わさった物)。都立包豪高校の生徒。 愛するものをとことん独占するために23区計画に参加した。独占への意識が高すぎるためか、言葉も「独占禁止法反対」としか喋らない(横に「訳:俺は独占番長~」のように通訳が書かれている)。そあらのデビュー当時から大ファンだったらしい。そあらのコンサートに乱入して彼女を独占しようとしたが、逆に返り討ちに遭い敗北した。元々は卑怯番長の原型で、連載開始前はミイラ番長と呼ばれていた。意外に耐久性がある。 王狼番長(おうろうばんちょう)/志牙 恭也(しが きょうや) 新宿区を統括する大柄な番長で、顔には切り傷が入っている。番長集団「ウルフファング」の1人にしてリーダー。指に指輪をつけている。仲間からの信頼の厚さは金剛番長と双璧をなすほど。まとうオーラも相当なもので、十字架番長や彼の操るソーン・ボアが怯えてしまうほどのオーラを放つ。武器はシルバーアクセで、戦闘スタイルはケンカ。刺青は不死鳥にオオカミの横顔。私立夜桜高校の生徒。好きなものは夜と歓楽街、そしてウルフファングの仲間。逆に裏切りを嫌う。 他のメンバーが憲兵番長によって瞬断されてしまったため、怒りをあらわにし居合番長との共闘を図る。憲兵相手に善戦したが、スキをつかれて川に叩き落とされてしまう。その後の消息は11巻の外伝で少し描かれており、不幸・ゴスロリ・その他3名の白学ランを瞬殺している。12巻ではついに憲兵を発見し彼を倒そうとするが、拷問・十字架の2番長と交戦。そのさなか瀕死の状態から復活したウルフファングの仲間達がやって来たため、憲兵へのあだ討ちをやめた。その際、彼に2度と仲間達に手を出すなと釘を刺している。 花咲番長(はなさかばんちょう) 豊島区を統治する番長。顔面のところに縦に3つの目がついた花の被り物をした番長。番長集団「ウルフファング」の1人。言葉づかいが丁寧で、1人称は「私」。豊富な植物の知識を持ち、独自に品種改良した毒草・毒花を使いこなす花職人(フラワーマイスター)。念仏番長(来音寺)を残り物扱いしている。他のメンバーと共に、憲兵番長に瞬断され瀕死の状態になるが、自身が独自に品種改良した薬草を使い復活。仲間達と共に、危機に陥った王狼を救い十字架番長と戦った。 読者投稿による番長である。 ハサミ番長 杉並区を統治する番長。両手にハサミの刃を片方ずつつけ、髪型をハサミの持ち手状にしている女番長。一人称は「ボク」。番長集団「ウルフファング」の1人。両腕にはめた巨大バサミは鉄板をも紙の如く斬り裂く事ができ、メンバー内でも1・2を争う攻撃力を誇る。居合番長(桐雨)と斬り合いたいと思っている。他のメンバーと共に、憲兵番長に瞬断され瀕死の状態になるが、花咲番長が独自に品種改良した薬草を使い復活。仲間達と共に、危機に陥った王狼を救い十字架番長と戦った。 読者投稿による番長である。 回転番長(かいてんばんちょう) 練馬区を統治する番長。得体の知れないゴーグルをつけた、外人風の番長。かなりの巻き舌。番長集団「ウルフファング」の1人。回転している惰性で言葉づかいが奇妙。体のあらゆる部位を360度捻転させる事ができる特異体質を持ち、弾丸をも跳ね返す回転力を誇る。卑怯番長(秋山)との対戦を望む。他のメンバーと共に、憲兵番長に瞬断され瀕死の状態になるが、花咲番長が独自に品種改良した薬草を使い復活。仲間達と共に、危機に陥った王狼を救い十字架番長と戦った。 読者の投稿による番長で、投稿時の名前は「グルマキ番長」だった。 キャンディ番長 目黒区を統治する番長。紙包みにされた飴玉のような髪型をした、剛力・粘着に次ぐ小柄な女番長。番長集団「ウルフファング」の1人。爆薬仕込みの飴玉使いで、相手の攻撃の余地を奪う戦法を持つ。剛力番長(拳)と戦う事になっているが、キャラがかぶっているのを気にしている。他のメンバーと共に、憲兵番長に瞬断され瀕死の状態になるが、花咲番長が独自に品種改良した薬草を使い復活。仲間達と共に、危機に陥った王狼を救い十字架番長と戦った。初登場時の態度から、恐らく王狼の事が好きであると思われる。 読者の投稿による番長で、投稿時の名前は「飴玉番長」だった。 鉄工番長(てっこうばんちょう) 品川区を統治する番長。鉄工所の作業員のような格好をした番長。番長集団「ウルフファング」の1人。数日前から組織との連絡がつかないと王狼番長に報告した。芸術の域に達した溶接技術とセンスで、相手を物言わぬオブジェに変える死の芸術家。他のメンバーと共に、憲兵番長に瞬断され瀕死の状態になるが、花咲番長が独自に品種改良した薬草を使い復活。仲間達と共に、危機に陥った王狼を救い十字架番長と戦った。 読者投稿による番長である。 毒露番長(どくろばんちょう) 中央区を統治する番長。トゲのついたガイコツのマスクをかぶった大柄な番長。番長集団「ウルフファング」の1人。頭蓋骨の厚さ、全身の骨の強度が常人の4倍を誇る特異体質者。不測の事態の可能性を危惧していた。他のメンバーと共に、憲兵番長に瞬断され瀕死の状態になるが、花咲番長が独自に品種改良した薬草を使い復活。仲間達と共に、危機に陥った王狼を救い十字架番長と戦った。 読者投稿による番長である。
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