パンゲアとは? わかりやすく解説

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パンゲア【Pangaea】

読み方:ぱんげあ

約3億年前大陸移動が起こる前に現在の大陸巨大な一つの塊であった想定される大陸の名称。やがて北アメリカ・ユーラシアとゴンドワナの各大陸分かれたとされる1915年ウェーゲナー提唱。→大陸移動説

パンゲアの画像

始原大陸

同義/類義語:パンゲア大陸, パンゲア
英訳・(英)同義/類義語:Pangea

ウェーゲナー提唱した大陸移動説で、約2億年前古生代に、現存するすべての大陸結合した状態にある仮想的な大陸

パンゲア大陸

(パンゲア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 17:01 UTC 版)

パンゲア大陸
パンゲア大陸の分裂

パンゲア大陸(パンゲアたいりく)とは、ペルム紀から三畳紀にかけて存在した超大陸である。パンゲア(Pangaea/Pangea)という名前は古代ギリシャ語panπᾶν, 全ての、全体の)Gaiaγαῖαガイア、大地)[1]から。中国語名は神話から取って盤古大陸簡体字: 盘古大陆)である。

大陸移動説

1912年アルフレート・ヴェーゲナーは、自身の提唱する大陸移動説の中で、現在の諸大陸は分裂する前に一つであったとの仮説を考え、この大陸を「パンゲア大陸」と命名した。

当初、大陸を動かす原動力が説明されておらず、このような移動は物理的にありえないと亜流扱いされたが、ヴェーゲナーの死後、1950年以降次々に新事実が見つかり、プレートテクトニクス理論として再評価されている[2]

概要

古生代ペルム紀の終わりである2億5000万年前頃に、ローレンシア大陸バルティカ大陸(ローレンシア・バルティカ両大陸は既にデボン紀には衝突し、ユーラメリカ大陸を形成していた)、ゴンドワナ大陸(ペルム紀初期にはユーラメリカと衝突)、シベリア大陸などすべての大陸が次々と衝突したことによって誕生し、中生代三畳紀の2億年前ごろから、再び分裂を始めた[3]

超大陸の完成時、地球内部からスーパープルームが上昇して世界各地の火山活動が活発になり、ペルム紀三畳紀との境界(P-T境界)に当時生きていた古生代の海洋生物種のうち、実に95%以上が絶滅した。

当時の海水準は高かったため、大半の時代は、浅海によって幾つかの陸塊に分かれていた。

大陸の形態

パンゲア大陸と古テチス海

パンゲア大陸は、赤道をはさんで三日月型に広がっていた。三日月内部の浅く広大な内海であるテチス海では多くの海洋生物が繁殖した。その一方、内陸部は海岸から遠いため乾燥した砂漠が荒涼と広がっていた。ほぼ全ての大地が地続きで動植物の移動が促進されたため、生物多様性は現在よりも乏しく均質だった。

1億8000万年前のジュラ紀になると、南北に分裂し、北はローラシア大陸、南はゴンドワナ大陸となった。両大陸は、更に分裂していった。

パンゲア大陸の形状については、三日月型ではなく、上記地図のユーラシア大陸の凹みとオーストラリア大陸の凸部とが丁度つながり、丸くなっていたという説もある。

出典・脚注

  1. ^ Pangaea”. Online Etymology Dictionary. 2018年8月6日閲覧。
  2. ^ 大浜一之『科学雑学辞典』(日本実業出版社
  3. ^ 『科学雑学辞典』によると、ヴェーグナーはパンゲア大陸は3億年ぐらい前までには存在し、その後分裂して数百万年かかって現在の大陸の形になったと主張していた。

関連項目


パンゲア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/21 16:01 UTC 版)

アースシーカー」の記事における「パンゲア」の解説

アースノイド達の拠点となる街。

※この「パンゲア」の解説は、「アースシーカー」の解説の一部です。
「パンゲア」を含む「アースシーカー」の記事については、「アースシーカー」の概要を参照ください。

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