5121小隊所属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:31 UTC 版)
「高機動幻想ガンパレード・マーチ」の記事における「5121小隊所属」の解説
速水厚志(はやみ あつし) 声:石田彰 1984年10月4日生まれ 身長162cm ・体重46kg・血液型A+ 本作における公式のヒロイン(男性だが、ヒーローの誤記ではない)。所属部署は3番機パイロット(操縦手)(ゲーム進行中に所属部署は変わる可能性あり。以下新井木勇美まで同じ)。このゲームの1周目のプレイヤーキャラクター。家事が得意な、「ぽややん」と表現される心優しい少年で、毎朝サンドイッチを作って昼食にしている。2周目以降はNPCとして登場するものの、ゲーム進行によってはぽややんとした態度が一変し、突然それまでとは違った能力を発揮するなど、別の姿をのぞかせることがある(余りにも能力が変わるため"覚醒する"という表現をされることもある)。 その正体は幻獣共生派だった両親から引き離され、ラボに入れられて調整を受けた第6世代クローン「ブルーヘクサ」の少年。女性のみに発現する特殊能力を男性でも発生させるための調整で、多量の女性ホルモンを投与された結果、身長・体重などが女性的になっている。後に廃棄実験体となり処分される直前に、ラボの研究員と他の実験体を皆殺しにして逃亡、正体を隠すために青い髪を黒く染め、死んだ学兵の戸籍(本来の速水厚志)を乗っ取って速水厚志を名乗る。ぽややんとした性格は正体を隠すための演技だが、ラボ暮らしが長く世間一般の常識をほとんど知らないため、素の状態でぽややんとしたところもある。追跡の目をかわすために軍内部に潜り込むことを考え、本来の速水厚志が配属される予定であった5121小隊にやってくる。そこで芝村舞と遭遇し、彼女に影響され恋したことで、彼女のために生きることになる。 セプテントリオンの次期主力商品「竜」の試作品候補の一人として設定されており、舞を失ったことがきっかけで七つの世界を恐怖のどん底に突き落とす魔王になるはずであったが、様々な介入により阻止されセプテントリオンの期待を裏切る形「ぽややんとしたヒーロー」に成長した。そもそも、セプテントリオンの計画は速水の可能性を低く見積もり過ぎており、芝村舞の殺害に成功した場合はセプテントリオン自身が魔王となった速水の手により滅ぼされる未来を迎えることとなっていた。魔王となった速水は七つの世界全てで終身大統領として君臨する程の存在に成長する。治世の数十年において数億人を粛清し、芝村舞に似た少女を何万人も侍らせたと言う。他世界における芝村舞の同一存在を集めるということも行っており、その出来事を描いたシリーズも存在する。 芝村舞とつがいになるよう設計されており、第6世代クローンとしては唯一生殖能力を有する(実際に『式神の城』において彼らの子供である芝村未来が登場する)。 強運技能3を所持しているため初心者のプレイに向くが、1周目と2周目以降では所持技能や提案が異なる。 芝村舞(しばむら まい) 声:岡村明美 1984年4月30日生まれ 身長158cm・体重43kg・血液型O 本作における公式のヒーロー(女性だが、ヒロインの誤記ではない)。所属部署は3番機パイロット(砲手)。2周目以降のプレイヤーキャラクターの一人。この世界で大きな影響力を誇る芝村一族の出身で、電子の巫女の異名を持つ努力型の天才。父親(養父)譲りの尊大な物言いで、ごく一部を除いて周囲からは関わりたくないと思われているが、父親譲りの価値観で本人は気にしていない様子。偏った教育を受けているため、政治や経済、軍事には詳しく、高いプログラミング能力を持つが、日常生活の細々とした事柄や同年代間の流行ごとには疎い(時計の電池すら交換できず、家事全般も出来ない。ただし天才技能を持つのでゲーム中は問題なく料理が作れる)。ほかにも父親によくわからない妙なトラウマをいくつも植え付けられているため、何でもないことでも出来ないことがある。表にはあまり出さないが、傲岸不遜な性格に似合わず猫やぬいぐるみなどの可愛い物が好き。 この世界に存在する最後のクローンではないオリジナルヒューマン、つまり第1世代である。セプテントリオンが速水厚志を覚醒させるために用意した「竜の餌」であるが、彼女の養父の裏切り、介入によって生存することとなる。本来の人間(第1世代)なら使用するだけで全身骨折になりかねないウォードレスや、内臓が潰れるほど強烈な動きをするはずの士魂号を、日頃の血の滲むような鍛錬の果てに生身で使いこなすという、正真正銘のヒーローと呼べる存在。小説版などでは士魂号の強烈な動きに耐え切れず、吐き気を堪える(あるいは吐く)シーンが描写されることもある。 初期状態で天才技能と情報技能が最高のレベル3であるため、新たに技能を修得する必要性がほとんど存在しない。その上1日の開始時にランダムで金の延べ棒やプログラムが手に入る恩恵がある。対人関係を向上させる提案に欠ける以外はほぼ完璧。 滝川陽平(たきがわ ようへい) 声:山口勝平 1984年6月1日生まれ 身長164cm・体重57kg・血液型A+ 所属部署は2番機パイロット(2周目以降は無職からスタート)。ロボットアニメの影響でパイロットに憧れ戦車学校に入り、額にはバンダナとゴーグルをつけている。制服は裾が短いタイプを着用し、下はハーフパンツ。少々お調子者だが人懐っこい性格で、1周目では速水の初めての友達で、日常モードでの各種システムの解説役でもある。2周目以降無職スタートなのは、幼い頃の出来事が原因の閉所恐怖症のため、士魂号のハッチを閉められないため(つまり1周目と違い戦車技能がない)。寮生活で、弁当の代わりに毎朝500円を貰っているが、NPCは自分から弁当を買おうとはしないので、昼食時は味のれん以外の場所では仲間はずれになることが多い。なお、その趣味や子供っぽい言動から幼く見られがちだが、肉体派の登場人物を除けば比較的体力などはある。ただし部署に就くために必要な技能を一切所持していないため、速やかに何らかの技能を所持させる必要がある。場の空気を読めない性格であるため、周囲の雰囲気に関係なく行動できる。 過去に父と死別(本人は覚えていない)しており、酒びたりになった母から虐待をうけていた経験がある。バンダナとゴーグルはその傷を隠すための物。閉所恐怖症の原因も母に押入れに閉じ込められ、そのまま忘れられかけた経験のため。自家用士魂号購入資金を得るためソックスハンター「ソックスロボ」として暗躍している。絢爛舞踏祭に子孫が登場する。 壬生屋未央(みぶや みお) 声:佐久間純子 1983年2月10日生まれ 身長162cm・体重42kg・血液型A+ 所属部署は1番機パイロット。かつては精霊の力を操るとされた壬生の一族の末裔であり、実家は古武術の道場で本人も達人。いついかなる時も白い胴衣に赤い袴姿(巫女装束ではない)。一本芯の通った大和撫子。潔癖症であり、男性と接触するのは少々苦手。戦闘には近接戦闘武器である超硬度大太刀、及び防御用の展開式増加装甲しか装備しないため、頻繁に特攻を繰り返し、戦死率も高い。 戦闘に関わる初期能力値が初期士魂号パイロット中最高であり、戦力的にはまずまず。 先代の「シオネ・アラダ」と呼ばれた存在の転生体(記憶継承体)。現在はその記憶が封印されており、瀬戸口との縁も覚えていない。 善行忠孝(ぜんぎょう ただたか) 声:樫井笙人 1974年8月8日生まれ 身長176cm・体重70kg・血液型A+ 所属部署は司令(委員長)。5121小隊で唯一士官学校を出ている成人で、自衛軍からの転属組。ゲーム開始時の階級は千翼長(中尉に相当)。常に沈着冷静で、年下の部下に対しても敬語で話す。5121小隊では唯一多目的リングを使う。ゲーム本編以前の彼の活躍はアルファ・システム公式ホームページ内に掲載されている「ガンパレードマーチ外伝」に詳しい。成人男性にもかかわらず半ズボン(ハーフパンツ)を履いていることに違和感を覚えるプレイヤーが多いが、本来はこれが5121小隊の正式な夏用制服であり、茜を除く5121小隊の男性キャラ(速水・若宮・瀬戸口・遠坂・中村・岩田・狩谷)は半ズボンが恥ずかしいため冬服を着用しているのである。知力を上げる効果のある眼鏡を掛けているが、手放しても画像に変化はない(田辺と狩谷も同様)。戦力的にはまずまず。彼をPCにした場合、特定の条件を満たすと専用のエンディングを見ることができる(その場合Aランククリアとなる)。 若宮康光(わかみや やすみつ) 声:森川智之 1993年4月1日付生産配備 185cm・82kg・血液型A+ 所属部署はスカウト(戦車随伴歩兵)。鍛え上げられた体をもつ、軍人らしい軍人。動きやすいように裾の短い制服(デザイン上は女性用制服の上着と同じ)を着用している。隊内では小隊付き下士官の役割を果たす。弁当はいつも回復力の高い3人前を持参し、腐った物も平気で食べることが出来る(体力が下がらないどころか、通常通り回復する)鉄の胃袋を持っている。プライベートでは階級を気にしないことがモットーらしい。スカウトゆえ戦闘に関する初期能力値が群を抜いて高く、使い勝手が良い。 年齢固定型のクローン人間であり、肉体は17歳から成長しない。 東原ののみ(ひがしはら ののみ) 声:こおろぎさとみ 1990年5月10日生まれ 身長138cm・体重29kg・血液型A+ 所属部署はオペレーター。5121小隊では最年少の8歳。肉体と精神がこれ以上成長しない成長障害を患っており、親戚の間をたらいまわしにされた挙句、軍学校に入れられた。言動は幼いものの、誰よりも物事の真実を見極めることができ、時々真理をついた哲学的発言をする。魅力の初期値が全登場人物中最高であり、さらに魅力に上方補正がかかる「ののみのリボン」を所持しているため、彼女をNPCにし、男性キャラクターをPCにすると、PCの彼女に対する愛情評価が自動的に上昇してしまい、何らかの手段を取って愛情評価を下げないと争奪戦が発生しやすくなる。ぬいぐるみなどかわいいアイテムを好んで持ち歩き、弁当は回復力がやや低い「かわいいおべんと」。体型に合ったウォードレスが存在しないため、スカウトにはなれない。 Sランクエンディング達成のための極めて重要なイベントに関わっている。 本名は東原希望(のぞみ)。舞らと同じく「A」と呼ばれる人物の養女の1人。舌足らずで「のぞみ」と発音できないため「ののみ」と名乗っている。本来成長しない年齢固定型クローンとして設計されるはずであったが、Aの手によってその処置は施されておらず、本人は成長できないと思い込んでいるものの、実際には成長することができる。クローンのオリジナルは先代の「シオネ・アラダ」と呼ばれた人物であり、瀬戸口のために用意された「竜の餌」である。 瀬戸口隆之(せとぐち たかゆき) 声:梅津秀行 1982年4月8日生まれ 身長179cm・体重66kg・血液型A+ 所属部署はオペレーター。自他共に認める女好き。彼にとって、女性であれば子どもからお年寄りまでどんな年齢でも良いようだ。ただし速水にだけは後ろから抱きつく愛情表現を頻繁に行う(速水は迷惑そうにしている)。授業や仕事そっちのけで女性に声をかけるため、一見性格が軽い優男に見えるが、実際は達観したところがあり、時折意味深な台詞を言うこともある。戦力的にはまずまず。NPCの秘密に詳しく、たまに教えてくれることがある。NPCでパイロットまたはスカウトにした場合、両手が超硬度大太刀もしくは素手のため、優男の外見に似合わず戦闘時には壬生屋同様特攻しやすい。 その正体は精神寄生体「鬼」が第5世代クローン「瀬戸口隆之」の体に憑依した存在で、本来の名は「デク」または「祇園童子」。先代の「シオネ・アラダ」と呼ばれた存在によって救われ、彼女の恋人となるが、人類の裏切りにより彼女を殺されたことにより現在は人間に対して絶望し、やる気のない軽薄な優男を装っている。彼女に再び出逢うため、幾つもの体に取り付いては生きながらえているが、想い出を美化しすぎているため、壬生屋の正体に気付けていない。前に寄生していた体ではパイロットとして「絢爛舞踏章」を受章している。その存在をセプテントリオンに見出され、速水同様「竜候補」とされている。彼の竜の餌である東原ののみの命を盾に絢爛舞踏用士魂号「士魂号重装甲西洋型」に乗り、夜間に秘密裏に出撃し幻獣を狩り(ゲーム中女子高生や人妻などに呼び出されるのはその偽装のため)、その姿は女子高生徒から「死を呼ぶ舞踏」として噂されている。 加藤祭(かとう まつり) 声:橘ひかり 1984年9月3日生まれ 身長・165cm・体重44kg・血液型A+ 所属部署は事務官兼指揮車運転手。偽関西弁を操る熊本県民。いつもとても明るく元気に振舞う。お金に執着している。小隊内の人間関係にも詳しく、各人が互いをどう思っているか、有料で教えてくれることもある。前述の「22人プレイ」でPCに選ぶと特別なイベントを発生させることができるが、そのイベント終了後、極めて重篤なバグによりゲーム進行に多大な不具合が生じる。能力は標準的。 狩谷夏樹とは中学校時代からの同級生であり、その時から想いを寄せていた。狩谷夏樹のあとを追い、戦車学校にきた。自分が原因で彼が半身不随になったことを気に病んでいる。お金に執着しているのは彼の治療費用を捻出するため。元々の暗い性格を変えるために、髪をピンクに染め、偽関西弁をしゃべる。 原素子(はら もとこ) 声:篠原恵美 1981年12月13日生まれ 身長167cm・体重43kg・血液型A+ 所属部署は整備主任(副委員長)で、過去に士魂号の開発に関わっていた。また、かつて善行とただならぬ関係であったことを匂わせる。凛として、大人っぽくクールな印象の美人で、若宮を始めとした多くの男性ファンを持つ。しかし、内面は嫉妬深く、大人ぶって、人を小馬鹿にした態度を取ることも少なくない。その実、料理(特に漬物にはこだわる)が得意など、家庭的な一面も。所属以前から、先輩後輩の間柄にある森とは比較的仲がいい。しかし、揃って性格がきついためか、善行に何かと気遣われる石津萌や、純真なヨーコを陰でいじめているようだ。また、特定の条件を満たすことで、彼女から刺殺されるEDも存在する(ゲームオーバー扱い)。設定上は「小隊でも珍しい常識人」とされている。使い勝手は比較的良い。 森精華(もり せいか) 声:西村ちなみ 1983年1月20日 身長162cm・体重46kg・血液型A+ 所属部署は3番機整備士。いつも紺色のバンダナを頭全体を覆うように巻いている。下半身はジーンズを着用。他人と話をするのが苦手のようで、きつい人間だとまわりに思われている。一本気な性格のためか、ちゃらんぽらんな新井木とは仲が悪い。また、興奮した時など時折謎の方言をしゃべる。茜大介とは義理の姉弟関係にあり、彼に複雑な感情(ゲーム中では友情評価が極端に低く、愛情評価が極端に高くなっている)を抱いている。整備学校時代は原の後輩だった。原とは両親の勤めていた研究所で知り合い、尊敬する先輩として行動を共にしていた。士魂号の開発経緯について疑問をもっており、プレイヤーが止めなければイベントで死んでしまう可能性がある。戦闘に関する能力は低め。 セプテントリオンが茜大介のために用意した「竜の餌」であり、彼女の死亡が彼を覚醒させる予定であった。 遠坂圭吾(とおさか けいご) 声:高瀬右光 1984年9月19日生まれ 身長184cm・体重77kg・血液型A+ 所属部署は1番機整備士。物腰がとても優雅で上流階級の出身であるが、その立場が嫌なため最前線に行くことを望み、5121小隊に参加する。本人はそのことを秘密にしておきたいようだが、その割には高額で取引される金の延べ棒を大量に持ち歩いている。天気のいい日に布団を干すのが趣味で、紙飛行機やてるてる坊主など庶民的なものに興味を示す。 病弱な妹がおり、幻獣の手によって世界が自然に還れば妹の病気が治るとの幻想によって幻獣共生派に所属している。ただしそのことは芝村勝吏に掴まれており、共生派として処刑されない代わりに手駒として利用されている。また、ソックスハンター「ソックスタイガー」である。 それでも彼が、運良く死なずに生きているのは、彼を恩人として慕う田辺の幸運付加の能力なのだが、本人は気付いていない。 1日の開始時に金の延べ棒が手に入ることがあり、資金面ではトップだが、それ以外ではぱっとしない。 田辺真紀(たなべ まき) 声:増田ゆき 1984年1月1日生まれ 身長162cm・体重44kg・血液型A+ 所属部署は2番機整備士。2周目以降のプレイヤーキャラクターの一人。青い髪(イラスト上の表現によるものではなく、本当に青い色をしている)を持つ。とても気弱で、その上とてつもなく運が悪い。しかし気持ちは優しく、自分が不運なことを怒ったり、悲しんだりする様子はない。大切な人に対しては、自分と傍にいることで不運に見舞われることだけは避けたいと感じている。 眼鏡を掛けているが、いつもすぐに壊してしまうため、替えを大量に持ち歩いている。隊に所属する以前、いじめに遭い、校舎の屋上に雨ざらしの状態で置き去りにされていたところを遠坂に助けられ、彼を慕うようになる。 実はラボで調整された第六世代「ブルーヘクサ」。髪の色が青なのはそのため。人工的に幸運がもたらされるような能力を付与する実験を受けたが、逆に不運がもたらされるようになったため失敗作として処理されている。しかし実際は実験は別の意味で成功しており、自分が不運になる分周囲に幸運をもたらすことができる。 実は失敗作と見做されたのに廃棄処分などにならず、自由の身になったのもその能力のなせる業である。そのため彼女と仲良くなると、一度死んでも、自動的に復活させてくれるイベントが起きる。 普段は性格が正反対である新井木と行動を共にすることが多いが、同じく実験体であるためか、東原ののみやブータらとも親交があり、また芝村に対して偏見を持たない数少ない人間。 体力・気力が低く、個別イベントで所持金が度々0になるため、育てるのに苦労するが、強運技能3を所持しているため様々な恩恵を受ける。弁当は回復力が低い「質素な弁当」。 石津萌(いしづ もえ) 声:大谷育江 1984年2月14日生まれ 身長160cm・体重43kg・血液型A+ 所属部署は衛生官兼指揮車銃手。かなり暗い雰囲気の持ち主で、前の学校では陰湿ないじめも受けており、そのトラウマのため、人前でまともに喋ることが出来ない。また、5121部隊に於いても、来須や善行らに気にかけられていることで、新井木や原といった面々から恨みを買い、陰でいじめられているようだ。 一方で猫のブータには心を開いており仲がいいようである。 呪術などのオカルトに詳しい。他人と自分を隔絶するために魔術を覚えた。肌に火傷の跡があるので、常に肌を隠しており、プールでのデートの際に表示される水着姿の一枚絵が唯一存在しない(プールでのデートに誘うこと自体はできる)。 暗い性格だが、本当はとても心優しい少女。元々軍用の成体クローンの年齢固定型クローンであったが、遺伝子上のエラーがあったために民間にまわされた。 来須銀河(くるす ぎんが) 声:矢尾一樹 1984年3月21日生まれ 身長187cm・体重99kg・血液型A+ 所属部署はスカウト(戦車随伴歩兵)。いつも白のハンチング風の帽子を両目を隠すように被っている(この帽子はアイテムの一つで、手に入れると攻撃力が大幅にアップする。なお、善行達の眼鏡と同様、これを譲り受けても来須のグラフィックに変化はない)。制服も独自のものを着用している。2周目以降のプレイヤーキャラクターの一人。無口でミステリアスな雰囲気を持つ。だが決してクールという訳ではなく、ののみや萌を暖かな眼差しで見つめたりもする。奇抜な服装をしているが、これは義姉のヨーコが見立てたものらしい。若宮同様体力・気力は高いが、提案が少なく、対人関係に苦労する。『絢爛舞踏祭』のクリサリスと同一人物であり、A、つまり舞、ののみ、ヨーコ、田代らの養父と同一存在のひとつである。 ゲームの中では非常に無口・無表情であり、一応他のキャラクター同様喜び・怒り・悲しみ・照れなどの表情は用意されているものの区別は難しい。キャラクターデザインのきむらじゅんこは自身のサイトで「『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎と『装甲騎兵ボトムズ』のキリコ・キュービィーをデザインの参考にした」と発言している。 ヨーコ小杉(ヨーコ こすぎ) 声:佐久間レイ 身長182cm・体重67kg・血液型A+ 所属部署は3番機整備士。帰化人のようで、日本語は片言。とても包容力のある女性で、小隊内ではお母さんのような存在。来須とは義理の姉弟の関係にある。モデルとなった人物が来須のファンであるため極端に彼との愛情評価が高く設定されており、2周目以降、特に何もしなければゲーム開始から数日以内に来須と恋人関係になることが多い。能力は比較的高めだが、放置すると運動力が1ポイントになるというバグが存在する。 舞らと同じく「A」と呼ばれる人物の養女の1人。彼女もまた物語の鍵を握る人物の一人である。 おおらかで人を疑うことを知らない純真な性格のため、新井木や原にからかわれたり、いじめられることも。それでも他人を責めることが出来ず、「ブレイン・ハレルヤ(多目的結晶にインストールして精神状態をハイにする、一種の麻薬)」を所持、使用して、自分を慰めている。 茜大介(あかね だいすけ) 声:阪口大助 1986年8月13日生まれ 身長159cm・体重42kg・血液型A+ 所属部署は2番機整備士(2周目以降は無職からスタート)。見た目は美少年だが、性格は歪みきっている。あることが原因で芝村を恨んでおり、そのため飛び級で所属していた大学から復讐目的でこの小隊に移る。場合によってはこの復讐にプレイヤーを巻き込んだ結果、プレイヤーもろとも殺される恐れがあるため注意が必要。森精華とは義理の姉弟関係にあり、彼女に複雑な感情(ゲーム中では友情評価が極端に低く、愛情評価が極端に高くなっている)を抱いている。実母は士魂号の開発主任で、原の師匠でもある。母親を強く慕っており、自他共に認めるマザコン。自らの脚線美に異常な自信を持っており、短パンを穿いてその足を見せびらかしている。天才技能を持っているので育てやすい。『幻世虚構・精霊機導弾』の登場人物「ベルカイン」とは同一存在(現在はある理由により、その可能性を失っている)であり、速水や瀬戸口同様セプテントリオンの「竜候補」の一人。後の可能性の一つとして、対幻獣の一大反攻作戦「茜作戦」を企画・立案することになる。 中村光弘(なかむら みつひろ) 声:桜井敏治 1984年11月24日生まれ 身長167cm・体重96kg・血液型A+ 所属部署は指揮車整備士。2周目以降のプレイヤーキャラクターの一人。熊本弁の達人で生粋の熊本人。整備の技術が高く、知識も豊富で古今東西の戦闘について諳んじ、熊本の歴史にも明るい。料理が大好きで、特にお菓子作りは彼の得意技。その上体型のせいでウォードレスが着用できない等と、育てづらく、歩く速度も遅い。 凄腕のソックスハンター「ソックスバトラー」であり、靴下の匂いを力に変えることが出来る本物の変態。 岩田裕(いわた ひろむ) 声:結城比呂 1984年84月84日(誤植ではない)生まれ 身長178cm・体重64kg・血液型A+ 所属部署は1番機整備士。整備士としては非常に優秀なのだが、改造白衣と奇抜なメイク、奇妙な動きで異彩を放つ、笑いのためなら命をも投げ出せる男。彼の言動は時に理解に苦しむ。その上ギャグとして成立していないギャグを発し、仲間達からボコられる(=殴られる)ことも多いが本人はむしろそれを喜んでいる。しかし時折、まるで人格が変わったかの如く冷静かつ謎に満ちた言動を発することもある。なぜかいつも自爆装置を持ち歩いている。 実家の岩田家はセプテントリオンと繋がりがあるが、彼は舞らの父「A」に加担し、セプテントリオンを裏切っている。ゲーム2周目以降では「アリアンなる人物から介入されている」という設定の元に様々な情報を語る。ソックスハンター「ソックスバット」でもある。『絢爛舞踏祭』のヤガミと同一人物。 レアな技能や提案を初期状態で所持しており、能力的にはまずまず。場の空気を読めない性格であるため、周囲の雰囲気に関係なく行動できる。 狩谷夏樹(かりや なつき) 声:保志総一朗 1984年6月20日生まれ 身長174cm・体重57kg・血液型A+ 所属部署は3番機整備士。元々はバスケット選手だったが事故で両足の自由を失い、現在は車椅子での生活を余儀なくされる。そのため階段の上り下りは誰かの助け(またはアイテム「スポーツ用車椅子」の使用)が必要。少し陰のある雰囲気を持ち、一見明るい振る舞いの端々に自虐的な言動が見え隠れしている。ゲーム中の人間関係のシステムの関係で、頻繁に他人の配置換えを行うことがある。 幻獣共生派の一員で、背骨には「聖銃」の破片が仕込まれている。その影響でクローン技術が発達しているこの世界においても彼の足を治療することは不可能で、この破片は彼の絶望と共に体を乗っ取って最強の幻獣である「竜」へと変貌させる。 階段の上り下りに介助が必要、特定の技能、能力値の訓練が自力で行えないなど行動に制約があること、提案に乏しいことから育てにくい。またウォードレスも着用できない。 田代香織(たしろ かおり) 声:高乃麗 1983年12月18日生まれ 身長168cm・体重48kg・血液型A+ 所属部署は1番機整備士。精霊と人間のハーフで、青い光を放つ"神の手"を持つ。準竜師の命で親友を殺されている。不良少女を気取ってはいるが情に厚く、何よりも友を大事にする。かわいいものが好きという一面を持つ。肝心の整備士の能力はそれなりだが、戦闘に関する能力値は整備士として破格の数値を誇り、比較的育てやすい。また拳の破壊力は天下一品で、通常の戦闘におけるパンチの威力はキックの半分で計算されるが、彼女だけは2倍になる修正がかかる。NPCの時に部署をパイロットやスカウトにした場合、強力なパンチを使用できるよう両手に何も装備しないため、壬生屋以上の特攻を行なうようになる。 舞らと同じく「A」と呼ばれる人物の養女。セプテントリオンの計画ではある人物の竜の餌となる予定であったが、その人物が事故死したために放置されている。『絢爛舞踏祭』では「カオリ・サザーランド」の名で登場する。 新井木勇美(あらいぎ ゆうみ) 声:矢島晶子 1985年8月4日生まれ 身長150cm・体重36kg・血液型A+ 所属部署は2番機整備士。とにかく元気な少女で、自分のことを「僕(ボク)」と呼び、いつも走っている。基本的に自分達が楽しければよいという、小隊内で唯一の“普通の人”。生真面目な森とは反りが合わず、正反対な性格の田辺とは仲がいい。なお、名前の読みは本来「にいぎいさみ」となるはずであったが、スタッフのミスによりゲーム中ではこの読みになっている。常に走っているため移動速度は速いが、能力は低め。場の空気を読めない性格であるため、周囲の雰囲気に関係なく行動できる。狩谷同様システム的な関係で配置換えを頻繁に行う傾向がある。 速水厚志とは幼馴染であるが、当人同士はその事実に気付いていない。一人称がボクなのは速水が「将来お嫁さんになりたい」と発言し、なら自分はお婿さんになろうとしたため。 技能は少なく、能力も低い。しかも初期状態では士気が低く仕事をしてくれないなどと扱いにくいキャラである。しかし実は「人類の決戦存在」であり、彼女の何気ない一言によって最悪の可能性が悉く潰される。後にスカウトに転属、6人目の絢爛舞踏となり、来須銀河を追って数多の世界を渡り歩くことになる。「式神の城II」の登場人物「ニーギ・ゴージャスブルー」と同一人物。
※この「5121小隊所属」の解説は、「高機動幻想ガンパレード・マーチ」の解説の一部です。
「5121小隊所属」を含む「高機動幻想ガンパレード・マーチ」の記事については、「高機動幻想ガンパレード・マーチ」の概要を参照ください。
- 5121小隊所属のページへのリンク