令制国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 04:05 UTC 版)

令制国(りょうせいこく)とは、日本の律令制に基づき設置された日本の地方行政区分であり律令国(りつりょうこく)ともいう。古墳時代以後、飛鳥時代から明治初期まで、日本の地理的区分の基本単位だった。現在は行政区分としての機能は失われ、単なる地理的区分となっている。ただし、その地理的区分としての機能も都道府県に取って代わられつつある。
令制国の行政機関を国衙(こくが)または国庁(こくちょう)といい、国衙の所在地や国衙を中心とする都市域を国府(こくふ、こう)や府中といった。
701年の大宝令により定まった当初は58国3島であったが、その後 の分割併合をへて、823年に加賀国を分割したことにより68国となって以後 1000年、国名と国数に変動はなかった。1868年に出羽国を2国、陸奥国を5国に分割し、翌1869年に北海道11国を追加したことで、最終的には84国となった[1]。
用語
令制国が行政体・地理区分の基本単位として用いられていた時代には、正式にも慣用的にも「国」とだけ呼ばれていた。後代の20世紀以降には「旧国」「旧国名」とも呼ばれることがある。律令のうち、令によって規定される制度を令制というので、令制の国を令制国と呼ぶ。「令制国」という語は、20世紀末に用いられ始めた歴史学の用語であり、1970年代から使用例が現れる[2]が、1984年(昭和59年)2月に吉川弘文館から発行された『国史大辞典第4巻』では令制国のことは「国」の項目で説明されており、文中にも「令制国」と呼ぶといった説明はない。
なお、英語ではprovinceという語が当てられる。
令制国の成立
日本の古代には、令制国が成立する前に、土着した豪族が世襲して務める国造(くにのみやつこ)が治める国と、県主(あがたぬし)が治める県(あがた)が並立した段階があった。それに対して、令制国は、中央から派遣された国司(守、介、掾、目の四官)が治める国である。
『日本書紀』には、大化元年(645年)、難波宮で行われた大化の改新の際に、東国に国司を派遣したという記事があり、飛鳥京跡から出土した木簡削片に「伊勢国」「近淡□(海)」などと書かれていることが判っているので、『日本書紀』の記事に信を置けば大化の改新直後、少なくとも藤原京への遷都以前にはある程度の令制国が成立していたものと推測される。しかし、昭和42年(1967年)12月、藤原京の北面外濠から「己亥年十月上捄国阿波評松里□」(己亥年は西暦699年)と書かれた木簡が掘り出され郡評論争に決着が付けられたとともに、『日本書紀』にある大化の改新の諸政策は後世の潤色であることが判明しており、多くの令制国が確実に成立したと言えるのは、大宝元年(701年)に制定された大宝令からである。故に、令制国の成立時期は早ければ大化元年(645年)、遅ければ大宝元年(701年)となる。この間の段階的な制度変化の結果である可能性も高い。
令制国成立に伴い分割された国
令制国成立以前国造の領域だったとされる、凡河内、丹波、筑紫、火、豊についてはその領域の分割と考えられるが、それ以外の国については厳密には令制国成立に伴う分割ではなく、それぞれ異なる経緯を経て成立していることに注意する必要がある。一方で、『日本書紀』には天武天皇の時代(683年から685年頃)に国境画定作業がまとまって行われた形跡[3]があることから、その際に令制国成立に伴う分割を含めた五畿七道の編成が一気に行われた可能性もある[4]。
古代
律令制確立直後の、大宝4年(704年)に全国の国印が一斉に鋳造された。それを機会に国名に用いる文字が改定され、現在までつづく表記となった。
奈良時代初期の和銅6年(713年)に、元明天皇は、令制国毎に地誌『風土記』の編纂を命じ、風土記の編纂の中で、国・郡(こおり)・郷(さと)などの名前は、中国の2字地名にならい良い意味の漢字2字で表記するように指示した。これは「諸国郡郷名著好字令」(しょこくぐんごうめいちょこうじれい)または 「好字二字令」「好字令」とも呼ばれたもので[5][注釈 3]、畿内と七道諸国の郡・郷の名に好字を付けるように命じられ、上毛野国・下毛野国・木国・粟国の国名が漢字2文字に統一された。
天平10年(738年)諸国の国郡図を進上させる。天平11年(739年)末頃から天平12年(740年)初めの頃に郷里制を郷制に改める。天平時代に聖武天皇が政権に就いた時期には、平城京では疫病が蔓延し、社会不安が広がっていた。これを払拭すべく、光明皇后の意見も有って、天平13年(741年)令制国には国分寺(国分僧寺)・国分尼寺の建立の詔を出した。
平安時代の延喜式には、各令制国の郡の個数が記載された。また、以下のように国力による分類(大国・上国・中国・下国)と都からの距離による分類(畿内・近国・中国・遠国)が行われた。
畿内 | 近国 | 中国 | 遠国 | |
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大国 | 大和国、河内国 | 伊勢国、近江国、播磨国 | 越前国 | 武蔵国、上総国、下総国、常陸国、上野国、陸奥国、肥後国 |
上国 | 山城国、摂津国 | 尾張国、三河国、美濃国、備前国、美作国、但馬国、因幡国、丹波国、紀伊国 | 遠江国、駿河国、甲斐国、信濃国、加賀国、越中国、伯耆国、出雲国、備中国、備後国、阿波国、讃岐国 | 相模国、下野国、出羽国、越後国、安芸国、周防国、伊予国、筑前国、筑後国、豊前国、豊後国、肥前国 |
中国 | 若狭国、丹後国 | 能登国 | 安房国、佐渡国、長門国、石見国、土佐国、日向国、大隅国、薩摩国 | |
下国 | 和泉国 | 伊賀国、志摩国、淡路国 | 伊豆国、飛騨国 | 壱岐国、対馬国、隠岐国 |
概ね国力分類が上位の国ほど農業生産力が大きい。ただし上国の尾張国・美濃国・信濃国などは実際には大国並みの農業生産力を有した。
中世・近世

律令制が事実上崩壊してからも、鎌倉時代には依然として各国に国衙が置かれ、国を支配していた。南北朝時代に戦乱が全国に及ぶと、守護の力が増大し、国衙の機構を吸収するに至った。それに伴い室町時代には守護による領国支配が進行した。こうして軍事警察権のみならず国の行政権も手にした守護を守護大名、彼らの国支配体制を守護領国制と呼ぶ。
戦国時代になると、律令時代からの行政体としての国はこれを構成した荘園や公領の実態の希薄化に伴い消滅した。国司は、完全に名目だけの官職となり、戦国大名が領国支配の正当性を主張するために欲するだけとなった。
安土桃山時代と江戸時代に、地方統治は大小多様の大名と、大名に準ずる領主、江戸幕府の直轄領に分割された。大名は数が多く、領地の境界が複雑に入り組んだり、飛び地があったりしたので、地理区分としては国が通用した。領有が細分化した地方に幕府が特別な機関を置いた場合を除いて、国を単位とする行政体はなかった。国司の官職はあったが、その任官は人の地位を示すだけで、任地に対する権限はともなわなかった。令制国の全域あるいはそれに匹敵する大きさの領地をもつ大名を示す国主という家格が存在した。
近現代
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江戸時代までとの大きな違いは国司を廃止したことであり、国司廃止によって名実共に行政的な地理区分ではなくなった。
1869年1月19日(明治元年12月7日)、戊辰戦争(東北戦争)に敗戦した奥羽越列藩同盟諸藩に対する処分が行われ、明治政府は陸奥(むつ)国を磐城国・岩代国・陸前国・陸中国・陸奥(りくおう)国の5国に、出羽国を羽前国・羽後国の2国に分割した。
戊辰戦争(箱館戦争)終結直後の1869年9月20日(明治2年8月15日)、和人地および蝦夷地(北州)に北海道11か国を新たに設け、これにより五畿七道から五畿八道とした[6]。
1871年(明治4年)の廃藩置県後、清の冊封を受けながら、実際には薩摩藩のコントロール下に置かれていた琉球王国は、いわゆる琉球処分の過程で、1872年(明治5年)に琉球藩とされ、1879年(明治12年)には沖縄県とされたが、その後も地名としては引き続き琉球国と呼ばれた。ただし、この「琉球国」は便宜上の用法であり、令制国の1つではなく、五畿八道にも含まれない。
1902年(明治35年)までは令制国の範囲改定が行われたりしていたことから[7]、少なくともこの年までは制度上も用いられていた。しかし、台湾・朝鮮などの外地には令制国は設定されなかった。また、いったん失ったのち日露戦争後南半分が日本領に復帰した樺太は大正期制定の共通法1条2項では内地と規定され、1943年(昭和18年)法令上の特例が廃止され名実ともに完全な内地となったものの、同様に新たな令制国は設定されなかった。
法令による廃止はされていないが、とりわけ戸籍や郵便などの地名表記から外されたことにより急速に廃れ、反対に府県は急速に定着した。現代では、同じ地名を呼び分けるときや(摂津本山駅←→長門本山駅など。鉄道では複数の県を結ぶ路線名に「小倉(豊前)と宮崎(日向)を結ぶ『日豊本線』」のように令制国名を用いることもある)、アイデンティティや愛着から積極的に自称する場合(長野県←→信州など)、地域名(泉州、筑豊など)、地域ブランド名など(讃岐うどん、但馬牛、薩摩焼など)に旧国名が利用されている。また、国の法令においても、北海道に存する同一の名称の郡を区別するため、「下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律」(昭和22年法律第63号)や「法務局及び地方法務局の支局及び出張所設置規則」(平成13年法務省令第12号)は、令制国を使用している[注釈 4]。大相撲では、番付の出身地表記を昭和22年(1947年)11月場所まで令制国名で表記していた。検定教科書である社会科の地図帳は検定を受けるには令制国を記載する必要があるため令制国が記載されているが、千島国を記載していないものがある。また、地図帳での令制国表示は、実質的に歴史教材としての意味合いでしかない。
前述の通り1902年以降令制国の範囲改定が行われていないが、都道府県は境界線の変更が行われているため範囲の差が広がりつつある(越境合併を参照)。 なお、令制国の改定が行われた最末期は帝国議会の開設後であるため、最終改定の1902年改定は帝国議会によって立法された「京都府下国界並郡界変更法律」という法律を根拠としている。以降も制度として正式な廃止はなされていない。
地名としての再使用
1999年(平成11年)から2010年(平成22年)にかけて大規模に行われた市町村合併(いわゆる平成の大合併)において、新たに旧国名を冠した新設自治体が数多く誕生した。
しかしその内訳を見ると、名前通り元令制国の範囲全体もしくは大半を占めている自治体や令制国時代に国府が置かれていた自治体、国名の発祥の地を包括する自治体ばかりではなく(厳密に全体を占めているのは一島一自治体となった佐渡市・壱岐市・対馬市のみ)、上記のいずれにも当てはまらないにも関わらず、命名に際し対立を避けるために「借用」した自治体も少なくない。例として、2004年(平成16年)に静岡県の田方郡4町の合併で誕生した伊豆市は旧伊豆国北部の一部範囲に過ぎず、国府が置かれていた訳でもない(伊豆国府は現在の三島市にあったとされる)、いわゆる広域地名である。元々伊豆半島南部には東伊豆町・西伊豆町・南伊豆町が存在しており、さらに2005年(平成17年)には伊豆の国市が誕生したため「伊豆」を冠する自治体が5つ存在する結果となった。
山梨県では甲斐国にちなむ甲斐市と甲州市が誕生し、甲斐国府からその名が付いた甲府市(平成の大合併以前から存在)も相まって似た地名が乱立してしまっている。
令制国の数
令制国は、奈良時代までと明治時代に大きな改廃がなされたが、その間の平安時代から江戸時代までの長期にわたって変更がなかった[注釈 5]。その数は68であるが、66とされることも多かった。この場合、対馬・壱岐が「嶋」として外れる。
例えば『平家物語』において平家の栄華ぶりを表す下りでは「日本秋津島は、纔(わず)かに六十六箇国、平家知行の国、卅(三十)余箇国、既に半国にこえたり」とされている。また、11か国を守護領国とした山名氏は、全国の6分の1の国を領したという意味で「六分一殿」と呼ばれた。「全国一宮一覧」など全ての国を列挙するような場合には、実際の国の数と合わないので、備前・備中・備後をまとめて吉備とする(ただし、備前から分かれた美作はそのまま)など無理に2国減らして66にすることも行われた。「六十余州」と表現することもあった。
明治初期に行われた分割や新設に伴い、全国の令制国の数は84となった。
国境の変更

中世にそれまで美濃国恵那郡に属していた「木曾」が信濃国筑摩郡に移されたことが知られているが、国境の変更時期については平安時代から戦国時代まで諸説ある。なお、現在の木曽郡は、昭和後期に西筑摩郡(明治期に東西に分割)が改称したものである。
安土桃山時代・江戸初期に河川の流路変更(瀬替え・改修を含む)に合わせて国境の変更が行われた。
- 尾張国葉栗郡のうちの北部が美濃国へ編入され羽栗郡が発足した(木曽川の流路変更に合わせた)。
- 下総国葛飾郡のうち、太日川(渡良瀬川の下流でほぼ南北中心線を南流し東京湾へ注いだ)より西側の地域(葛西)を武蔵国へ編入した(これをもって武蔵国葛飾郡が発足)。
- 上野国(新田郡・邑楽郡など)・下野国(足利郡など)の境を東へ流れる矢場川(古代の渡良瀬川本流が流れた)を、館林市多々良から北東へ向かい開削し近世以降の渡良瀬川本流に合流させ、この新たな河道部分に合わせて上野国・下野国の国境も変更された。
1871年(明治4年)には摂津国と和泉国の国境が堺の大小路から大和川に変更された。
変遷
- 名称の変更に限るもので、令制国間の郡・郷の移動に関しては記載していない。
古代国 (令制国前身) |
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大宝律令制定 (701年) |
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824年-明治 |
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明治 |
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現在の都道府県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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山背国 (山代国)[注 1] |
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山背国 (7世紀-) |
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山城国 (794年-) |
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山城国 |
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山城国 |
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京都府(南部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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倭国 |
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大倭国[注 2] |
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大養徳国 (738年-747年) |
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大倭国 (747年-757年) |
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大和国 (757年-) |
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大和国 |
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大和国 |
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奈良県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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闘鶏国 |
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葛城国 |
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芳野監 (716年-738年) |
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凡河内国[注 3] |
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河内国 (7世紀-) |
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河内職 (769年-770年) |
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河内国 (770年-) |
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河内国 |
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河内国 |
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大阪府(東部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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和泉監 (716年-740年) |
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和泉国 (757年-) |
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和泉国 |
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和泉国 |
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大阪府(南西部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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摂津職 |
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摂津国 (793年-) |
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摂津国 |
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摂津国 |
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大阪府(北中部)、兵庫県(南東部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 名称の変更に限るもので、令制国間の郡・郷の移動に関しては記載していない。
古代国 (令制国前身) |
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大宝律令制定 (701年) |
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824年-明治 |
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明治時代 |
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現在の都道府県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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伊賀国 |
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伊賀国 (680年-) |
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伊賀国 |
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伊賀国 |
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三重県(西部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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伊勢国 |
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伊勢国 (7世紀-) |
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伊勢国 |
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伊勢国 |
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三重県(北中部)・愛知県(一部)・岐阜県(一部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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島津国 |
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志摩国 (8世紀初め-) |
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志摩国 |
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志摩国 |
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三重県(東部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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尾張国 |
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尾張国[注 1] (7世紀-) |
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尾張国 |
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尾張国 |
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愛知県(西部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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参河国 (三川国・三河国) |
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参河国 (7世紀-) |
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三河国 (784年-) |
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三河国 |
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三河国 |
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愛知県(東部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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穂国 |
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遠淡海国 |
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遠江国 (7世紀-) |
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遠江国 |
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遠江国 |
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静岡県(西部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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久努国 |
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素賀国 |
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珠流河国 |
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駿河国 (7世紀-) |
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駿河国 |
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駿河国 |
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静岡県(中部・北東部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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廬原国 |
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伊豆国 |
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伊豆国 (680年-) |
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伊豆国 |
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伊豆国 |
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静岡県(伊豆半島)、東京都(伊豆諸島) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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甲斐国 |
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甲斐国 (7世紀-) |
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甲斐国 |
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甲斐国 |
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山梨県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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相武国 |
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相模国 (7世紀-) |
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相模国 |
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相模国 |
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神奈川県(北東部以外大部分) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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師長国 |
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武蔵国 (771年、東山道から移管) |
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武蔵国 |
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武蔵国 |
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東京都(大部分)、埼玉県(大部分)、神奈川県(北東部) |
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総国(捄国) (阿波国など十数カ国)[注 2] |
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安房国 (718年-742年) |
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安房国 (757年-) |
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安房国 |
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安房国 |
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千葉県(南部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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上総国 (上捄国、6世紀-)[注 3] |
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上総国 (令制国、7世紀-) |
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上総国 |
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上総国 |
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千葉県(中部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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下総国 (下捄国) |
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下総国 (令制国、7世紀-) |
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下総国 |
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下総国 |
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千葉県(北部)、茨城県(南西部)、埼玉県(一部)、東京都(一部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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茨城国など7カ国[注 4] |
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常陸国 (7世紀-) |
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常陸国 |
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常陸国 |
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茨城県(南西部以外大部分) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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陸奥国(東山道) | 石城国? (718年-724年以前)[注 5] |
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|
- ^ 田中卓が「尾張国はもと東山道か」(1980年)という論文を著し、東海道は本来は伊勢国から海路で三河国に向かうルートを取っていたとする観点から、尾張国が武蔵国と同様に元は東山道で後に東海道に移管されたとする説を唱えている。
- ^ 阿波国のほか、長狭国、須恵国、馬来田国、菊麻国、伊甚国、上海上国、武社国、下海上国、千葉国、印波国。
- ^ 『帝王編年記』は上総国の成立を安閑天皇元年(534年)とする。
- ^ 茨城国のほか、筑波国、新治国、久自国、仲国、高国(多珂国)、道口岐閉国。
- ^ 鐘江宏之が「七道制と日本の律令国家運営」『律令制諸国支配の成立と展開』(吉川弘文館、2023年)の中で、陸奥国から一時期分立していた石城国は成立時に常陸国菊多郡を編入していることや太平洋沿岸沿いにある地理的観点から、東海道に属していたとする説を唱えている。
- 名称の変更に限るもので、令制国間の郡・郷の移動に関しては記載していない。
古代国 (令制国前身) |
|
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大宝律令制定 (701年) |
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824年-明治 |
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明治 |
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現在の都道府県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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淡海国 (近淡海国) |
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近江国 |
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近江国 |
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近江国 |
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滋賀県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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安国 |
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額田国 |
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本巣国 |
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三野前国 |
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|
三野国 (御野国、7世紀-) |
|
美濃国 (713年-) |
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美濃国 |
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美濃国 |
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岐阜県(南部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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三野後国 |
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
牟義都国 |
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斐陀国 |
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飛騨国 (7世紀-) |
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飛騨国 |
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|
飛騨国 |
|
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岐阜県(北部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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科野国 |
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信濃国 (7世紀-) |
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信濃国 |
|
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信濃国 |
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|
長野県、岐阜県(一部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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洲羽国 |
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|
諏方国 (721年-731年) |
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上毛野国[注 1] |
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|
上毛野国 (令制国、7世紀-) |
|
上野国 (713年-) |
|
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上野国 |
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|
上野国 |
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群馬県(大部分) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
下毛野国 |
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|
下毛野国 (令制国、7世紀-) |
|
下野国 (713年-) |
|
|
|
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|
下野国 |
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|
|
下野国 |
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|
栃木県、群馬県(一部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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那須国 |
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||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
无邪志国 |
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|
武蔵国 (7世紀-) |
|
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|
(771年、東海道に移管) |
|
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知々夫国 |
|
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(常陸国から分立)[注 2] |
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|
陸奥国 |
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|
陸奥国 |
|
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|
福島県、宮城県、岩手県、秋田県(一部)、青森県(以上、1869年時点) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
石背国 (718年から数年間) |
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|
岩代国 (1869年-) |
|
|
福島県(中通り、会津) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|
|
石城国[注 3] (718年から数年間) |
|
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|
磐城国 (1869年-) |
|
|
福島県(浜通り) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
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|
陸前国 (1869年-) |
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|
宮城県、岩手県(一部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
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|
|
陸中国 (1869年-) |
|
|
岩手県(大部分)、秋田県(一部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|
|
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|
陸奥国 (1869年-) |
|
|
青森県、岩手県(一部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
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|
|
出羽国 (712年、越後国から分立) |
|
|
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|
出羽国 |
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|
|
山形県、秋田県(大部分)(以上、1869年時点) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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羽前国 (1869年-) |
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|
山形県(大部分) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
羽後国 (1869年-) |
|
|
秋田県(大部分)、山形県(一部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
- 名称の変更に限るもので、令制国間の郡・郷の移動に関しては記載していない。
古代国 (令制国前身) |
|
|
大宝律令制定 (701年) |
|
|
824年-明治 |
|
|
明治 |
|
|
現在の都道府県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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若狭国 |
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若狭国 (7世紀-) |
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若狭国 |
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|
若狭国 |
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福井県(南部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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越前国 (7世紀末-) |
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越前国 |
|
|
|
越前国 |
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|
福井県(北部)、岐阜県(一部) |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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加賀国 (823年-) |
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加賀国 |
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|
加賀国 |
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石川県(南部) |
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||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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能登国 (718年-741年) |
|
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|
能登国 (757年-) |
|
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能登国 |
|
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|
能登国 |
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石川県(北部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
越国 (高志国・古志国)[注 1] |
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越中国 (7世紀末-) |
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越中国 |
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越中国 |
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富山県 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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越後国 (7世紀末-) |
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越後国 |
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|
越後国 |
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新潟県(本州部分) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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出羽国(東山道) (712年、分立) |
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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佐渡国 |
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佐渡国 (-743年) |
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|
佐渡国 (752年-) |
|
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|
佐渡国 |
|
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|
佐渡国 |
|
|
新潟県(佐渡島) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
- 名称の変更に限るもので、令制国間の郡・郷の移動に関しては記載していない。
古代国 (令制国前身) |
|
|
大宝律令制定 (701年) |
|
|
824年-明治 |
|
|
明治 |
|
|
現在の都道府県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
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丹波国[注 1] |
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丹波国 (7世紀-) |
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丹波国 |
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|
丹波国 |
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京都府(中部)、兵庫県(一部)、大阪府(一部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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丹後国 (713年-) |
|
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丹後国 |
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|
丹後国 |
|
|
京都府(北部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
但馬国 (7世紀後半-) |
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但馬国 |
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但馬国 |
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兵庫県(北部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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稲葉国 |
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因幡国 (7世紀-) |
|
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|
因幡国 |
|
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|
因幡国 |
|
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鳥取県(東部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
伯岐国 |
|
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|
伯耆国 (7世紀-) |
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|
伯耆国 |
|
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|
伯耆国 |
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鳥取県(中部・西部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出雲国 |
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出雲国 (7世紀-) |
|
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出雲国 |
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|
出雲国 |
|
|
島根県(東部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
石見国 |
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|
石見国 (7世紀-) |
|
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|
石見国 |
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|
石見国 |
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島根県(西部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
意岐国 |
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隠岐国 (隠伎国、7世紀-) |
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隠岐国 |
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|
隠岐国 |
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島根県(隠岐島) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
|
|
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|
|
|
|
|
- 名称の変更に限るもので、令制国間の郡・郷の移動に関しては記載していない。
古代国 (令制国前身) |
|
|
大宝律令制定 (701年) |
|
|
824年-明治 |
|
|
明治 |
|
|
現在の都道府県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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|||||||||||||||||||||||
針間国 |
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播磨国 (7世紀-) |
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|
播磨国 |
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播磨国 |
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兵庫県(南西部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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針間鴨国 |
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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明石国 |
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美作国 (713年-) |
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美作国 |
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美作国 |
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岡山県(東北部)、兵庫県(一部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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備前国 (689年-) |
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備前国 |
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備前国 |
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岡山県(東南部)、香川県(小豆島、直島諸島)、兵庫県(一部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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吉備国[注 1] |
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備中国 (689年-) |
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備中国 |
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備中国 |
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岡山県(西部) | |||||||||||||||||||||||||||||||
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備後国 (689年-) |
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備後国 |
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備後国 |
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広島県(東部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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阿岐国 |
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安芸国 (7世紀-) |
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安芸国 |
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安芸国 |
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広島県(西部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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周防国 |
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周防国 (周芳国、7世紀-) |
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周防国 |
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周防国 |
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山口県(南東部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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大島国 |
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都怒国 |
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波久岐国 |
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穴門国 |
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長門国 |
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長門国 |
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長門国 |
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山口県(北西部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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阿武国 |
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- 名称の変更に限るもので、令制国間の郡・郷の移動に関しては記載していない。
古代国 (令制国前身) |
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大宝律令制定 (701年) |
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824年-明治 |
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明治 |
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現在の都道府県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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豊国 [注 1] |
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豊前国 (7世紀末-) |
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豊前国 |
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豊前国 |
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福岡県(東部)、大分県(北部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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豊後国 (7世紀末-) |
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豊後国 |
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豊後国 |
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大分県(大部分) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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筑紫国 |
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筑前国 (7世紀末-) |
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筑前国 |
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筑前国 |
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福岡県(西部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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筑後国 (7世紀末-) |
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筑後国 |
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筑後国 |
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福岡県(南部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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火国 (肥国)[注 2] |
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肥前国 (7世紀末-) |
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肥前国 |
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肥前国 |
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佐賀県、長崎県(本土) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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肥後国 (7世紀末-) |
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肥後国 |
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肥後国 |
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熊本県 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日向国 |
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日向国 (7世紀-) |
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日向国 |
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日向国 |
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宮崎県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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大隅国 |
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大隅国 (713年-) |
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大隅国 |
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大隅国 |
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鹿児島県(東部、奄美群島) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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多禰島 (702年-824年) |
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多禰国 |
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薩摩国 |
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唱更国 (702年-) |
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薩麻国 |
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薩摩国 |
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薩摩国 |
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薩摩国 |
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鹿児島県(西部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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壱岐国 |
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壱岐島 (7世紀-) |
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壱岐国 |
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壱岐国 |
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壱岐国 |
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長崎県(壱岐島) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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上県国 |
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対馬島 (7世紀-) |
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対馬国 |
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対馬国 |
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対馬国 |
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長崎県(対馬島) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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下県国 |
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脚注
注釈
- ^ 凡河内国から河内国と摂津国が分割され、その後河内国から和泉国が分割された。
- ^ 丹波国から丹波国と但馬国が分割され、その後丹波国から丹後国が分割された。
- ^ 現在風土記は、出雲国、常陸国、播磨国、肥前国、豊後国の物が、一部残存している。
- ^ 廃止された北海道支庁設置条例(昭和23年9月27日条例第44号)も同様であったが、これに代わる北海道総合振興局及び振興局の設置に関する条例(平成20年6月30日条例第78号、最終改正平成21年12月15日条例第103号)は、管轄の市町村名を列挙しており、市町村名が同一である「泊村」は郡名で区別し得ているため、令制国は使用されていない。
- ^ 鐘江宏之「国の設置・併合と格付けの変化」『律令制諸国支配の成立と展開』(吉川弘文館、2023年)は、奈良時代後期から平安時代にかけて、各国の役人に付随する公廨(給与)が利権化してきたことや、各国の国府がそれぞれの実情に応じて微妙に異なる実務機構や規則(国例)を編成するようになった結果、国の数を増減させるような変更が実施困難になったのではないかと推測している。
出典
- ^ 平凡社 編『旧国名でみる日本地図帳』平凡社、2020年3月25日。ISBN 978-4582418132。
- ^ 早川庄八「律令制の形成」に「令制国と国宰」の見出しがある。『岩波講座日本歴史』第2巻(古代2)、岩波書店、1975年。
- ^ 『日本書紀』天武天皇12年12月丙寅条・同13年10月辛巳条・同14年10月己丑条
- ^ 鐘江宏之「令制国の成立」『律令制諸国支配の成立と展開』(吉川弘文館、2023年) ISBN 978-4-642-04672-5 P50-60.
- ^ 朝日カルチャーセンター・新宿教室 2018/12/24 加藤徹 「漢字と元号・姓名・地名 - 諸国郡郷名著好字令」
- ^ 明治2年8月15日太政官布告(通番734)
- ^ 京都府下国界並郡界変更法律(明治35年法律第14号、昭和57年廃止)
関連項目
外部リンク
- Jan Lahmeyer (2001年1月20日). “JAPAN : former provinces population” (英語). www.library.uu.nl. ユトレヒト大学図書館. 2006年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年6月26日閲覧。(江戸時代における令制国ごとの人口)
- 法務局及び地方法務局の支局及び出張所設置規則 - e-Gov法令検索
- 令制国資料集
令制国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:12 UTC 版)
このような地方領域の「くに」は、飛鳥時代には律令制のもとで令制国として定められた。令制国は官吏である国司が中央から派遣され治めた。 令制国は、その広狭や人口、生産力などを基準にして大国・上国・中国・下国の4等級に分類され、「守」以下四等官の国司の定員や官人の位階などに差が設けられた。大宝律令制定時の8世紀初頭には58国3島であったが、その後の分割や統合などを経て、9世紀初頭の段階では66国2島となり、それ以後、固定化された。
※この「令制国」の解説は、「国」の解説の一部です。
「令制国」を含む「国」の記事については、「国」の概要を参照ください。
令制国
令制國と同じ種類の言葉
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