葛城国造とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 身分 > 国造 > 葛城国造の意味・解説 

葛城国造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 20:43 UTC 版)

葛城国造
本姓 葛城氏
家祖 剣根命
種別 神別天神
出身地 大倭国
主な根拠地 葛城(のちの大和国
著名な人物 #人物参照
支流、分家 賀茂氏
凡例 / Category:日本の氏族

葛城国造(かずらきのくにのみやつこ・かずらきこくぞう・かつらぎのくにのみやつこ・かつらぎこくぞう)は葛城国令制国大和国南西部)を支配した国造。葛木国造とも言う。

概要

先代旧事本紀』「国造本紀」では葛城国造とある。

祖先

『先代旧事本紀』「国造本紀」によれば葛城直の祖である剣根命神武天皇朝に初代葛城国造に任命されたとある。『新撰姓氏録』によれば剣根命は高皇産霊尊の5世孫、天押立命の4世孫とされる。

氏族

葛城(かつらぎうじ、)。天武天皇12年(683年)にを、14年に忌寸を下賜された。5世紀に繁栄した葛城氏武内宿禰の子孫で、姓もで別系統だが、婚姻関係によって同系統化している。

本拠

支配領域

国造の支配領域は当時葛城国と呼ばれた地域で、のちの大和国葛城地方(葛上郡葛下郡両郡)にあたる。現在の奈良県御所市大和高田市

氏神

不明。同地域には葛城御県神社葛城坐一言主神社など延喜の制の名神大社・大社が連立。

人物

  • 荒田彦(あらたひこ)
    古墳時代の人物で、娘の葛比売は皇別葛城氏の葛城襲津彦の母。

子孫

  • 葛城磐村
    古墳時代の人。娘の広子は用明天皇の嬪となった。
  • 女(名称不明)
    蘇我稲目の妻(蘇我馬子の母)は葛城氏の出身と考えられている。
  • 葛城山田瑞子
    欽明朝の人。稲目と共に児島郡へ田令として派遣された。
  • 葛木直安倍
    年代は不明だが、平城宮跡出土木簡に「越前国江沼郡々里葛木直安倍」と名前が見える。

参考文献

関連項目





葛城国造と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「葛城国造」の関連用語

葛城国造のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



葛城国造のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの葛城国造 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS