肥前国風土記とは? わかりやすく解説

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ひぜんふどき【肥前風土記】

読み方:ひぜんふどき

奈良時代肥前国地誌1巻和銅6年713)の詔により撰進された風土記の一。肥前国風土記。


肥前国風土記

読み方:ヒゼンノクニフドキ(hizennokunifudoki)

古代地誌

別名 肥前風土記


肥前国風土記

主名称: 肥前国風土記
指定番号 214
枝番 00
指定年月日 1955.02.02(昭和30.02.02)
国宝重文区分 国宝
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1帖
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

肥前国風土記

読み方:ヒゼンノクニフドキ(hizennokunifudoki)

分野 地誌

年代 奈良時代

作者 編者未詳


肥前国風土記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/24 00:55 UTC 版)

肥前国風土記』(ひぜんのくにふどき)は、奈良時代初期に編纂された肥前国(現在の佐賀県長崎県)の風土記である。現存する5つの風土記のうちの1つ。

成立年代

成立年代については郷里制が行政区域として採用されていること、軍事面(城(き)・(とぶひ))に関する記事についても詳細に記されていることから、天平4年(732年)の節度使設置以後、同12年(740年)の郷里制廃止以前に限定する見解が有力とされているが、確証はない。『豊後国風土記』との共通点が多いことから、大宰府に着任した藤原宇合が主導して管下の各令制国において同時期に編纂されたとする見方もある。

概要

風土記において主要部とされている国名や郡名の由来については簡略に記されているに過ぎないことから、現存する写本は原本でなく、抄出本から書写されたとする見方が有力視されている。

景行天皇神功皇后の伝説と密接な関係にある説話や、土蜘蛛・女性首長[1](大山田女・狭山田女・八十女・速来津姫 [2] [3]など)にまつわる説話が多く記載されているのも特徴である。

日本書紀』などの先行史料の影響を強く受けている記述がある。

鎌倉時代後期に書写されたと考えられている猪熊家旧蔵の写本「猪熊家本」は国宝の指定を受けている。

脚注

出典

  1. ^ 肥前国風土記”. 古代土蜘蛛一覧
  2. ^ 土蜘蛛(彼杵郡)”. 古代土蜘蛛一覧
  3. ^ 三島神社”. 広田地区自治協議会

外部リンク


肥前国風土記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 19:12 UTC 版)

松浦佐用姫」の記事における「肥前国風土記」の解説

また『肥前国風土記』には、同様に狭手彦(さでひこ)と領巾振りながら別れた篠原(しぬはら/しのはら)のの弟日姫子(おとひひめこ)という娘の話が収録されているが、この人物は佐用姫同一視されもう一つ佐用姫伝説みなされている。 この「弟日(おとひ)」というのはあるいはその人物の名かもしれないが(『万葉集古義』等)特称である可能性があり、言葉としては、「弟」=「若い、ういういしい」から形成される語意とされる一方で、「年下の者」の意があるとも考察される。なお、風土記記述文の挿入歌では彼女のことを「篠原弟姫の子~」と称している。 弟日姫子記載(『風土記』)には後日談があり、別れた後、狭手彦によく似た男が家に通うようになり、これが沼の化身であると正体がわかると沼に引き入れられ死んでしまうという話になっている。 『風土記』にはまた、姫が泣きながら歩いて狭手彦から贈られた鏡をうっかり落としてしまい、その場所が「鏡の渡り」として知られるようになったとする。

※この「肥前国風土記」の解説は、「松浦佐用姫」の解説の一部です。
「肥前国風土記」を含む「松浦佐用姫」の記事については、「松浦佐用姫」の概要を参照ください。

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