いくさ‐びと【▽軍人】
ぐん‐じん【軍人】
軍人
労働人口は同様に、産業 1、または経済活動分野 1によって分類される。この分類は個々人が働く企業 2または事業所 2の特性によって異なる。農業就業者 3と非農業就業者 4に人口を分けることが一般に重視される。公務員 5は時に別掲され、軍人 6または軍関係者 6は通常、分類を別にする。ただし公共企業の雇用者は、産業人口に含まれるのが常である。産業は一般に三つの部門、すなわち第一次部門 7(農業、狩猟、漁業および鉱業)、第二次部門 8(製造業、建設業および電気・ガス・水道などの公益事業)、第三次部門 9(商業、金融業、運輸業およびサービス業)に分類される。開発途上国では、伝統的部門 10が別掲され、経済の近代的な部門と対比される。
軍人
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軍人(ぐんじん、英: Military Personnel、羅: miles、ミーレス)は、軍隊の構成員。
定義
当該国家の正規の軍事組織に所属し、正規の軍事訓練を受け、国家により認められた階級を与えられた者を指す。軍人は国際法上、敵対勢力を破壊する権利(交戦権。ただし交戦権なる用語は主に日本でのみ使用される)を持つ[1]。また、敵対勢力に投降した場合には、捕虜として基本的人権が保障される。
文民(シビリアン、文官とは異なる)や民間人の対義語として用いられる。軍属は原則として、文官(雇員・傭人等を含む)であり軍人とは異なる。
軍人としての籍を兵籍、軍籍などといい、軍人としての履歴を軍歴という。
また、武官は軍人のうち、官吏でもある職業軍人を指し、徴兵された者は含まない。なお、自衛隊は、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と定めた日本国憲法第九条に従い、自衛のための必要最低限の実力組織と定義されている[2]が、中山太郎外相が国会答弁で「自衛隊は、憲法上必要最小限度を超える実力を保持し得ない等の厳しい制約を課せられております。通常の観念で考えられます軍隊ではありませんが、国際法上は軍隊として取り扱われておりまして、自衛官は軍隊の構成員に該当いたします[3]」と述べているように、国際法上は自衛官は軍人として扱われる。
歴史
西洋

西洋史上、近代以前においては(たとえば日本では「軍人」を「いくさびと」と訓じるように)ミーレスは戦闘を行う者を幅広く指していた。封建制の下では、兵と住民の区別、また士官と騎士・貴族・官僚の区別は基本的に存在しなかった。
絶対王政成立以降、国家の権力が中央に集められてゆき、貴族と土地、住民の関係が分断されることによって、軍事のみに関わる貴族(軍事貴族)等が出現し、王の軍隊として編成されていった。
その後、国民国家の成立や市民革命を経て、軍隊の性質が国民軍に変化し、近代的軍人が成立した。その代表格がグランダルメ(大陸軍)を率いたナポレオンであり、プロイセン陸軍を改革したシャルンホルストである。ただし、現在でも少なくとも名目上は「王の軍隊」としての性質が色濃い近代軍も存在する。例えば、英軍は「国王陛下/女王陛下の軍隊」(英: His/Her Majesty's Armed Forces)、「王冠[注 1]の軍隊」(英: Armed Forces of the Crown)である。
日本
日本では明治維新以降、既存の武士(侍)とは異なる位置づけの近代的軍人が成立し、今日の自衛官まで引き継がれている。
ただし、草創期の帝国陸海軍の高級軍人の殆どは旧武士層の出身であり、例えば陸軍の山県有朋は長州藩士、海軍の東郷平八郎は薩摩藩士である。
分類
軍種による分類
陸海空軍の三軍種(英: tri-service)の他、海兵隊(海軍陸戦隊)、国家憲兵隊、沿岸警備隊、宇宙軍等が存在する。
- 陸軍軍人(英: soldier[注 2])
- 海軍軍人(英: sailor/seaman[注 3])
- 空軍軍人(英: airman[注 4])
- 海兵隊員/海軍陸戦隊員(英: marine[注 5])
- 国家憲兵隊員(英: gendarmerie)
- 沿岸警備隊員(英: coast guard)
なお、沿岸警備隊員は、米国等では軍人(武官組織)扱いだが、例えば日本の海上保安官は警察官扱いである。また、そもそも十分な装備を有する独立した沿岸警備隊を持つ国は日本(海上保安庁)、韓国(海洋警察庁)、中国(海警局)、米国など少数である。英国のように海軍がその業務を担う国やブラジルの様に沿岸警備隊が海軍の一部隊に過ぎない国も多い。
役種による分類
階級による分類
軍人はその軍隊における階級によって大きく以下のように大別される。
- 士官/将校(英: (commissioned officer)
- 准士官(英: warrant officer、WO)
- 下士官(英: non-commissioned officer、NCO)
- 兵(英: enlisted[注 8]) - 下士官の下に位置し、比較的に若い人材が2年程度の任期制で採用されることが多い。軍隊の末端にあたる。
責任
軍人は戦争という国家の緊急事態において、場合によっては負傷、死の危険もある最前線に出て職務を遂行することが求められる。その業務の性質上、「無制限の責任」を負うことが求められる。ゆえに軍人は緊急事態において生命の危機を賭してでも職務に当たることが必要である。交戦においても、その行動には交戦規定によって制約される。また、平時においても、緊急事態に速やかに対応出来るように居住可能な地域を限定され、秘密保守や品位の維持なども、その職業の性質上求められる重要な責任である。
制度
軍人の制度として、国民にある一定期間軍隊に入ることを義務化する徴兵制と、募集を行い志願者を募る志願制がある。
国民国家の成立期や総力戦である世界大戦の時代においては徴兵制が広く採用されていた。安全保障上、また軍事地理的に危険度の高い地理に位置する国家では現在でも徴兵制が行われている場合が多い。ただし、徴兵制といえどもその内容は国によって千差万別であり、兵員削減中で志願者のみで定員を充足していたり(中華人民共和国など)、良心的兵役拒否が認められて合法的な代替役務制度が確立されて、実質的に志願兵制と変わらない国が多い(北欧諸国など)。一方、国民皆兵に近い厳格な制度を採る国は現在では北朝鮮、韓国、イスラエル、トルコなど少数に留まる。また比較的に安全な地理的環境にあり、また軍事的な緊張が高まっていない国家では志願制が採られる傾向が認められる。志願者の多くは職業軍人とも呼ばれ、安定した雇用や高給取りを目指す若者にとっては人生の跳躍台としての希望も多い。
徴兵・志願いずれも、基準に満たない者は不採用となる。義務である徴兵制の場合は不平感の原因となり、しばしば免除者への非難につながる。
教育訓練
軍人が受ける教育訓練(軍事教育、軍事訓練)は、個人及び部隊の軍事的な能力を向上させるためのものであり、その内容は階級によって大きく異なる。現場で行動する兵卒や下士官が学ぶべき事項としては基本教練、銃器の分解結合、格闘や射撃などの戦闘技術、通信技術や野外衛生などが挙げられる。
また部隊を指揮する士官の学ぶべき事項としては前述した基本教練などに加えて、戦術学や戦史などの軍事学がある。軍事学以外の学科は普通学と呼ばれ、重要なものとして物理学や数学など理科系の自然科学が挙げられる。
脚注
注釈
- ^ 英語には男女共通の「王」呼称が基本的に存在しない(kingは男性を指す)ため、クラウン即ち「王冠」に「王」の意味が込められている。
- ^ 英語のsoldierは通常陸軍軍人のみを指す。
- ^ 狭義には水兵の意。商船の船員も「sailor/seaman」と呼ぶ。
- ^ 狭義には飛行兵、航空兵の意。ほか、陸海軍の飛行兵、航空兵なども指すことがある。
- ^ 本来は海軍の陸上戦闘部隊であるため、「海」を意味する「marine」と呼ばれる。
- ^ 他に空軍、海兵隊、国家憲兵隊など。
- ^ 他に沿岸警備隊など。
- ^ enlisted はアメリカでは日本の「兵」に対応し下士官を含まないが、他の多くの国では下士官まで含むのが普通である。
出典
- ^ 交戦権 2010年度防衛白書
- ^ 防衛省・自衛隊 憲法と自衛権、保持できる自衛権
- ^ 平成2年10月18日第119回臨時国会衆議院本会議 における中山太郎外務大臣答弁。
関連項目
- 軍事指揮官の一覧
- 世界各国の国防大臣一覧
- 軍事的リーダーシップ
- 自衛官
- 傷痍軍人 - 退役軍人
- 職業軍人
- 軍人皇帝
- Category:軍人 - 個別の人物記事、国別の軍人などについては左記カテゴリを参照のこと。
- 民間人
外部リンク
軍人(バッフ・クラン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 19:10 UTC 版)
「伝説巨神イデオンの登場人物」の記事における「軍人(バッフ・クラン)」の解説
カララ・アジバ 声 - 戸田恵子 性別:女性 年齢:17歳 髪の色:紺。血液型:O型 Rh:(-) 登場話:第1話〜第39話、接触篇、発動篇 バッフ・クラン宇宙軍総司令ドバ・アジバの次女。ハルルの妹。軍人の名門の家に生まれながらも戦いを嫌っているため父や姉との仲は悪い(小説版ではハルルと異母姉妹の関係にある)。ロゴ・ダウ(ソロ星)調査隊に同行、好奇心から地球人に接近したために地球とバッフ・クランの戦闘が発生。混乱の中でソロシップに乗船することになる。バッフ・クラン軍に関する知識が豊富なため、ベスの要請に応え第13話からソロシップの戦闘アドバイザーとなる。理想主義者のお嬢様だったが、物語が進むにつれ精神的に成長した。はじめはソロシップの中で異星人として白眼視されていたが、第13話にてバンダ・ロッタに銃を向けられた際に、逃げずに立ち向かった姿勢や、第15話にてソロシップの脱走者に人質として利用された際、進んで罪を被るなどの行為によって、次第に信頼を獲得していった。 コスモが重傷を負ってRh-型の血液が必要になった際、検査で同じ血液型である事が判明し、コスモに輸血を行っている。ギジェ・ザラルとは婚約者同士だったが、地球人のベスと恋に落ち、物語終盤で彼の子メシアを身籠る。バッフ・クランと地球人の間に育まれた生命はイデに強い影響を与えていた。 最終話にてイデの導きにより父であるドバとの会見に臨むが決裂。TV版ではこの時イデが発動する。 発動篇においてTV版の最終話同様にイデの力で父ドバの元へ導かれるが脱出。妊娠していたことで胎児を守ろうとしたイデの力によりソロシップへ逃げ込むことに成功する。しかし、ソロシップ船内に侵入した姉・ハルルに「女としての嫉妬」をぶつけられる形で射殺される。彼女の最期は、「顔面にのみ銃弾を次々撃ち込まれる」という凄惨なものだった。 キャラデザインはカララを演じた戸田本人の素顔をモデルにしている。ベスの項で記したように、1981年8月号の「アニメージュ」付録にベスとカララのコスプレ衣装の「カップル型紙」が掲載され、カララについては戸田恵子が実際にその衣装を着てポーズをとる写真が掲載された。 『太陽の牙ダグラム』の48話にカメオ出演しているがセリフはない。 ハルル・アジバ 声 - 麻上洋子 性別:女性 髪の色:赤 登場話:第10話〜第21話、第28話、第32話、第37話、第38話、接触篇、発動篇 バッフ・クラン宇宙軍総司令ドバ・アジバの長女。カララの姉(小説版では異母姉妹の関係にある)。父の期待にただ一点(女性であること)を除いてすべて応えている女傑。サムライの最高位、ハングの武人という設定。まだ25歳だが、アバデデ曰く「年増のじゃじゃ馬」。アバデデ隊の失敗後、戦艦ドロワ・ザンに多数の新兵器を搭載して登場し、ソロシップを追跡した。 第12話で再会したカララに平手打ちを浴びせ、地球人との接触をもたらすきっかけを作った妹を批判し、グハバ・ゲバに妹を部下達の前で辱めるように命令した。 しかし、そんなハルル自身は父ドバの命によって女性としての生き方を捨てたために、女性らしい魅力を持ち、敵対する異星人とも打ち解け、異星人の男と結ばれた妹カララへのコンプレックスが深く、その劣等感は接触篇での「この面子、取り戻せまい……」というセリフと、発動篇でカララを殺害した後のドバとの会話でも窺える。 第21話でドロワ・ザンが撃沈され本国に戻ったが、第38話でソロ・シップとの再戦を果たす。オーメ財団の傭兵ダラム・ズバとはかつて恋人同士だった。 発動篇では重機動メカ・ザンザ・ルブを駆ってソロシップに侵入、異星人の子を身籠もった妹・カララを射殺する。帰還後、「アジバ家の体面と名誉を守るため」と言いつつ、「女としての幸せを得た妹への妬みと憎しみゆえの行動だった」という本心を父・ドバの前で吐露、ドバが去った直後にはダラムの名を涙声で口にした。男勝りで誇り高い彼女が、初めて人前で弱さを見せた瞬間だった。 その後はソロシップをダラムの仇敵と執拗に追撃するが、イデオン・ガンによってバイラル・ジン下部1/3と共に消滅した。 死後、因果地平でダラムと再会し、和解するに至る。子供達がメシアの誕生を祝い、合唱していた「ハッピーバースデートゥーユー」を聞いて穏やかな表情を見せており、自身もその歌を口ずさんでいた。 ドバ・アジバ 声 - 石森達幸 性別:男性 髪の色:青 登場話:第28話、第37話、第39話、接触篇、発動篇 バッフ・クラン宇宙軍総司令。ハングの位。ハルルとカララの父。ズオウ大帝が支配するバッフ・クラン現体制の打破のために「イデの力」を手に入れようとしていた。物語終盤、バッフ・クラン宇宙軍すべてを使ってソロシップに対する大包囲作戦を行った。最終回において娘カララとの再会を果たすが、異星人の子供を宿したことに激昂。イデの期待を裏切ってカララおよびソロ・シップの殲滅を命じた。そのためイデが発動し、二つの種族の滅亡という形で物語は終了した。 発動篇ではバッフ・クランの業を体現する人物として描かれ、イデも彼を「標的」としてコスモ達に示していた。イデオン包囲作戦の最終局面で、イデの導きによりコスモと交信し戦いの真の意味を悟るも、戦いをやめることはできなかった。その理由である二人の娘が意の通りにならなかった心中を「父親の悔しみ」と吐露した。 総監督の富野由悠季は後年、本作の制作当時まだ幼かった自身の娘二人(一人は富野幸緒)がもしもこのように育ったらどんな気持ちになるのかという「シミュレーションとしてドバのドラマを構築した」と述べている。 最期は戦闘停止を求める自軍の将兵らを一蹴するも、業を煮やした彼らに射殺された。 ギジェ・ザラル 声 - 林一夫 性別:男性 髪の色:青 登場話:第1話〜第11話、第17話、第18話、第21話〜第38話、接触篇、発動篇 ロゴ・ダウ調査隊の先発隊隊長。サビアの武人。下級貴族の出身だが、飲んだくれの父が亡くなった後に母の反対をおして士官学校へと身を投じた。やがて優秀な成績で頭角を現し、ドバ・アジバの目にとまる。小説版によると、その佇まいに中世の古武士の面影を見たドバによって甚く気に入られ、幹部候補生でありながらイデ捜索隊の隊長へと抜擢された。操縦技術、格闘能力、指揮能力すべてに秀でる優秀な「サムライ」で、カララの婚約者だったが、イデオンとソロ・シップに対する作戦がことごとく失敗したため第18話にて失脚。ダラム・ズバ率いるオーメ財団の私設軍に参加するもイデオンに敗北を続けたため、ダラムにも見捨てられ第27話にて月面に取り残された。その後、「イデの何たるかを知りたい」という一念で敵だったソロシップに潜り込み、最終的にはソロシップ側に寝返ることとなる。自らを「破廉恥漢」と自嘲しつつも、その傷を舐めあうかのようにシェリルと恋仲になった。武人の誇りを重んじるバッフ・クランにあって、特にプライドの高かった彼にとってこれは堪え難いことであろうことは容易に想像できることだが、惹かれ合う気持ちを偽ることはしなかった。コスモ達の前に姿を現した際はクルー全員から責められるが、自身の罪を償いたいが償う術がないと男泣きする。その姿から垣間見えるのはコスモ達とは違う「大人」の姿だった。生真面目で真摯な彼にクルー達は次第に信頼を寄せるようになり、第33話からはモエラの後任としてイデオンBメカのメインパイロットを務めた。 ソロシップのクルーからは、数多く登場したバッフ・クランの武人の中でも一目置かれていたようで、寝返った際に「一番強かった」とカーシャが評していた。 第38話でのステッキン・スターにおいて、包囲されたCメカを救出すべく敵メカにBメカでの体当たり攻撃を敢行した際、粘着性の巨大食虫植物の葉に接触し身動きが取れなくなり、そこに集中砲火を浴びて下半身を吹き飛ばされる。ギジェの自己犠牲にイデは強く反応し、イデオンは自らの意思で合体しイデオンソードを発生させ、ギジェはその輝きを見届けつつ息を引き取る。発生したソードは包囲していたアディゴ隊および惑星の反対側にいたバッフ・クランの艦隊までも殲滅、さらにステッキン・スターを両断するほどの威力を示す。 劇場版では月面でバルメ・ブラムで出撃するがイデオン・ソードの前に敗れ、ダラムの母艦も撃破されて月面に取り残された所で倒れていたシェリルを救出してソロシップに乗り込む。シェリルやカララの取り成しとコスモの「敵だった人間を受け入れるのもイデの試練なのでは」との言葉によりクルーに迎えられる。発動篇において、イデに救済を願ったが彗星消滅の衝撃で吹き飛ばされて死んだシェリルの魂を霊体になった彼が迎え(この時は因果地平での姿とは異なり、生前同様に服を着た半透明で緑一色の姿だった)、因果地平へと導いた。 古城武司版コミカライズでは序盤こそアニメに忠実な性格だが中盤以降は容姿・性格共に大幅にイメージチェンジされ、ベスとカララの仲を冷やかしたりリンやシェリルに軽口を叩くなど若者らしい天衣無縫な言動が多くなる。 カララと同じく、キャラクターデザインの最終リファインに林一夫本人がモデルとして描かれている。後に、林自身がギジェのオーメ財団に身を置いたころの終盤スタイルを模倣している。 アバデデ・グリマデ 声 - 池田勝 性別:男性 髪の色:薄緑 登場話:第3話〜第10話 ロゴ・ダウ調査隊の隊長。バクサの位。穏やかな口調とは対照的に大胆な作戦を行う武人。亜空間戦闘を得意とし、ギジェやダミドに理解を示す良き指揮官でもある。妊娠中の妻・ロココと幼い娘・ルローラがいる。ルローラはネジピコと呼ばれる動物の赤ちゃんを土産に欲しがっていた。 第10話でドグ・マックに搭乗し、クリスタル・スターの生物・バジンを利用した作戦でイデオンとソロシップに大ダメージを与えたが、バジンの習性に気づいたコスモの機転により逆にバジンの攻撃を受けることとなり、戦死してしまう。家族の絆を最も大切にしていた彼が、父と姉に見殺しにされようとしているカララを救おうと奔走するが、事情を理解していたカララには「バッフ・クランの生き方が全てではない」と拒絶され、本人曰く「バカな死に方」をすることになる。 救出されるはずだったカララは彼の死後、「忠義忠節だけの男。面白くもない」と評しているが、家族の愛に恵まれなかったカララの苛立ちの言葉とも取れる。 ガルババ・グラ 声 - 田中亮一(TV版) / 戸谷公次(劇場版) 性別:男性 髪の色:茶 登場話:第36話 サビアの位。若く長身の整った顔立ち。乗艦はガドモワ・ザン級ギモワ・ザン。艦隊の構成はほかにサディス・ザン級6隻。バッフ・クランで有名なダンサーであるミヤ・アイザックとの結婚を控えている。ナルシシストでソロ・シップとイデオンの戦力を軽く見ていたが、最終的には全戦力を投入するなど、指揮官としては優秀だった。 ソロ・シップが発した時空振に誘導され、ソロ・シップおよび地球連合軍のマーシャル・フランクリン艦隊の近くに出現。交戦してフランクリン艦隊を撃破するも、イデオン波導ガンの砲撃を受けて艦隊が全滅し、彼も戦死した。 因果地平で恋人、ミヤと再会した。 ギャムス・ラグ 声 - 兼本新吾 性別:男性 髪の色:茶 髪型:ショートヘア 登場話:第19話、第20話 バクサの位の武人。戦力が枯渇したハルル隊に巡洋艦サディス・ザン単艦ながら援軍として登場。新型戦闘機ゴンド・バウ、重機動メカロッグ・マックでソロシップを苦しめた。額にこぶがあり、肥満している自らの容姿にコンプレックスを抱いており、彼が通った後には草一本生えないとの風評がある。非常に好戦的な性格であり、時間稼ぎが目的だったとはいえ直接交渉に来たカララ・アジバからの「イデオンとソロ・シップを巡洋艦2隻と交換する」という提案を言下に断り、交渉決裂直後にカララに対する攻撃命令を出している。 乗艦のサディス・ザンでソロ・シップに肉薄するも、配下の戦士キヤヤ・ブフのロッグ・マックと接触して爆死する。 キヤヤ・ブフ 声 - 小山茉美 性別:女性 髪の色:紫 登場話:第20話 ギャムス・ラグ配下のゾウト(サビア説あり)の位の戦士。兄のドッバ・ブフと共に「双子の悪魔」の異名でバッフ・クランに勇名を轟かせていた。兄とテレパシーによる会話が可能で、強力な連携攻撃で敵を撃破してきた。ロッグ・マックでイデオンとソロ・シップに肉薄したが敵わず、イデオンに投げ飛ばされてギャムスの乗艦と接触し、爆死。 グハバ・ゲバ 声 - 渡辺猛 性別:男性 髪の色:青 登場話:第11話〜第13話 ハルル・アジバ配下の武人。バクサの位。片方の目と眉が過去の戦闘による負傷のために若干小さくなっている。レーザー剣の腕前はベスと互角。第12話にて停戦交渉に来たカララの着衣をハルルの命令で破り、命令でその姿を嘲笑する(このシーンは当時のTVアニメーションにあってはセンセーショナルな話題を呼び、カララを演じた戸田恵子はシナリオを見て「shocking!」と語ったとのことである)。「ハルルは過去に大失恋をしたため男に対して八つ当たりをしている」とダミド・ペッチに語るなど、なかなかの事情通である。ただし、失恋の相手までは知らなかった。 開発されたばかりの重機動メカ、ジグ・マックの試作機を操りイデオンを苦しめたが、ドッキングアウトしたAメカのパンチが彼の乗るコックピットを直撃し、戦死。 因果地平でトロロフと共に、メシアの元へ向かう。 グルダブラ・ドロン 声 - 渡辺猛 性別:男性 髪の色:オレンジ 登場話:第37話 バクサの位の武人。短い刃を仕込んだ杖を持ち歩いている。乗艦はガドモワ・ザン級ガモン・ザン。艦隊の構成はほかにサディス・ザン級数隻。イデオンおよびソロシップと遭遇戦を行った後、付近にあったアジアン星に向かう。アジアン星の生き残りトップのコモドアに血判状を提出して信用させ、ソロシップに対する人質作戦を行わせた。作戦失敗後、アジアン星を脱出しようとするが、イデオン波導ガンの砲撃を受けて艦隊は全滅、彼も戦死した。 コドモン・ムロン 声 - 加藤治 性別:男性 髪の色:白 登場話:第38話 ハルル・アジバ配下の武人。バクサの位。彼を含めて画面上出てきた彼の部隊はすべて老人で構成されており、高齢のため各部隊から放逐されたサムライ・ゾウトを集めた部隊だった。 自ら重機動メカのアディゴに搭乗し、イデオンおよびソロシップを攻撃。その猛攻によりギジェ・ザラルを死に追いやるも、その意思に共鳴し合体したイデオンが自らの意思で発生させたイデオン・ソードに巻き込まれて乗機が爆散し、戦死した。 シラク 声 - 中谷ゆみ 性別:女性 登場話:第1話、接触篇、発動篇 カララ専用シートを備えたコポラ11号機のパイロット。グラム・ザンで一番の操縦の腕前。 追跡してきたコポラ6・7号機とソロ星陸軍の遭遇戦の際、カララの身を案じて上昇したところにトカモフの戦車砲の直撃を受けて戦死。 ジルバル・ドク 声 - 石森達幸(TV版) / 池田勝(劇場版) 性別:男性 髪の色:白 登場話:第14話、第15話、接触篇、発動篇 重機動メカ、ジグ・マックの開発者にしてハルル・アジバ配下の武人。バクサの位。劇中では示されなかったが、技術者の一階級である「チャムの工人」出身という設定。ジグ・マック3機とズロオ・ジック数機からなる戦力でイデオンと戦闘。第14話では先行し過ぎたAメカに集中攻撃を行ってコスモ以外の乗員を死亡させ、コスモが戦闘恐怖症を起こすまでに追い込んでいる。第15話で地球の植民星「ダボラ・スター」がソロシップを受け入れるという偽りの通信を流し、ソロシップの一部クルーを脱走させた。 脱走者を人質にしてイデオンと交換しようとしたが、コスモの機転により失敗。ジグ・マックの肉薄攻撃でイデオンに大ダメージを与えるも、部品をえぐり取って後退しようとしたところをドッキングアウトしたAメカのパンチをコックピットに受けて戦死。 ゼキタン 声 - 笹岡繁蔵(TV版) / 玄田哲章(劇場版) 性別:男性 髪の色:白 登場話:第19話、第21話、接触篇 ハルルの参謀。アジバ家に古くから仕え、ハルルはかなり頼りにしていた。一応高位の武人だが、ゾウトの服の色にミスペイントされている場面もある。 ダミド・ペッチ 声 - 田中崇(現・銀河万丈) 性別:男性 髪の色:茶 登場話:第1話〜第12話、第16話、接触篇、発動篇 ロゴ・ダウ調査隊の先発隊副長。サビアの位。ギジェをライバル視し、何度も出し抜こうとしたが果たせなかった。彼とその郎党は戦闘機ギル・バウを駆りハーケンと呼ばれるワイヤー付き楔を使用した電撃による攻撃を好んで行った。死地となった戦闘では部下に特攻を命じていた。ギジェとは対照的な野心家で、部下の死に「これで巨神を倒せるのだから仕方がない」と言い放ち、最後まで「死んでたまるかー」と叫ぶなど、野心、功名心の強さを反映した描写が多かった。 第16話にてジグ・マックに搭乗して亜空間戦闘でイデオンを追いつめたが、イデオンのキックを受けた味方機と接触して戦死。接触篇ではソロ星において戦闘機ギル・バウでイデオンにハーケン攻撃を行っている時にイデオンからのミサイルで撃墜された。古城武司のコミカライズ版では戦傷によって醜怪なサイボーグ体となったことを儚み、武人としての栄誉に取り憑かれたかのような無謀な突撃の果てに撃破される。 因果地平で、マヤヤと共に飛翔していた。 演じた田中はダミドのアクの強い性格を気に入っており、劇場版ではそうした要素をほとんど出せなかったことを残念がっている。 ドッバ・ブフ 声 - 二又一成 性別:男性 髪の色:紫 登場話:第19話、第20話 ギャムス・ラグ配下のゾウト(サビア説あり)の位の戦士。妹のキヤヤ・ブフと共に「双子の悪魔」の異名でバッフ・クランに勇名を轟かせていた。妹とテレパシーによる会話が可能で、強力な連携攻撃で敵を撃破してきた。 ロッグ・マックでイデオンとソロ・シップに肉薄したが敵わず、脱出ポッドで特攻をかけるも、イデオンのパンチを食らい、ソロシップのバリアーに弾かれ、ミサイルの直撃を受けて戦死。 ナロブ 声 - 清川元夢 性別:男性 髪の色:白 登場話:第5話、第7話、第8話 ザラル家の家臣。ギジェが重機動メカに搭乗した際のコパイロットなどを務めたが、ドグ・マックが破壊された際、戦死したとみられる。ギジェは彼のことを「じい」と呼んでいた。 バジラウ・ギルバ 声 - 戸谷公次 性別:男性 髪の色:暗緑色 登場話:発動篇 ハルル・アジバ配下のサビアの武人。ソロ・シップに対して白兵戦を行ったジョング隊の指揮官。ソロシップのブリッジまで侵入したが、ハタリに射殺される。ハルルとスクリーンごしに会話した時は旧式のパイロット・スーツを着込んでいたが、いざソロシップに侵攻したときには口が隠れるタイプの新式スーツに着替えていたため、別人かと誤解を招いた。 ハンニバル・ゲン 声 - 玄田哲章 性別:男性 髪の色:紺 髪型:ショートヘア 登場話:第32話〜第35話、発動篇 バクサの位。がっしりした体格。第32話において補給艦キロット・ザンでルクク隊に補給を行い、ルククに直接報告を行っていたが、ルクク隊壊滅直後の第33話には自ら艦隊を指揮してソロ・シップの追跡を行っている。追跡時の乗艦はガドモワ・ザン。艦隊の構成はほかにギタ・ザンおよびズロ・ザンのサディス・ザン級2隻。辺境の宙域について詳しく、ソロシップと交戦したワフト空域、ドウモウ・スター、ナイト・スターすべてについての知識を持っていた。ただし、地球人類の母星のある宙域については知らないとのこと。ドウモウ・スターにおけるイデオンおよびソロシップとの交戦で艦隊を失い、重機動メカギド・マックで脱出。その直後、接近してきた地球連合軍のマーシャル・フランクリン艦隊に投降。第35話ではナイト・スターにおいて共同作戦を行った。画面に登場する際は、戦闘時以外は常に何かを口にしていた。第33話ではビーフジャーキー、第34話ではナッツ、第35話では地球製と思しきポップコーンなど。バッフ・クランでは少数派の「右利き」である。 第35話において重機動メカギド・マックに搭乗してイデオンと交戦、至近距離でミサイルの直撃を受け戦死。 ビラス 声 - 龍田直樹(TV版) / 島田敏(劇場版) 性別:男性 髪の色:黒 登場話:第6話〜第8話、第11話、第12話、第16話、接触篇 ペッチ家に仕えるダミドの副官。野心的なダミドとは逆に小心者。カララを見殺しにしようとする上官の過激な言動に怯えを見せることもあり、異を唱えたこともあったが、結局は生来の小心さからダミドに従ってしまう。 TV版ではジグ・マックの、接触篇ではギル・バウのコックピットでダミドと共に戦死。 メバルル・クオウ 声 - 中谷ゆみ 性別:女性 髪の色:暗青色 登場話:第33話 ハンニバル・ゲン配下の武人。サビアの位。戦闘時以外は眼鏡と帽子を着用。ワフト空域においてエネルギー吸収生命体ヴァンデを利用した作戦を行い、自らギド・マックに搭乗してイデオンを追いつめた。戦闘中にBメカを操縦していたギジェ・ザラルの投降を受諾するが、コスモの信頼に応えたギジェの至近距離からの攻撃を受け、寝返ったギジェを「売国奴」と罵りつつ戦死。 ルクク・キル 声 - 高島雅羅 性別:女性 髪の色:紫 髪型:ロングヘア 登場話:第28話〜第32話 バッフ・クラン本星から派遣された艦隊の司令。泣きボクロが印象的な美人である。グラバの位。直接の描写はなかったが異民族でゾウト出身という設定で、劇中にてハルルに「成り上がり」と評されている。乗艦はガロワ・ザン。バッフ・クランとして初めて地球への直接攻撃を行なった。ゲル結界を張る特殊艦バルメ・ザン、ブラム・ザンを使用した作戦やフリーザー・スカッチを使用してイデオンを氷漬けにする作戦、重機動メカアブゾノールを使用したエネルギー吸収作戦など、多彩な攻撃でイデオンとソロ・シップを苦しめた。第32話においてダラムのハルル宛ビデオレターを盗み見てその内容に思わず失笑するが、それをハルル配下のクララ・キナに目撃される。報告を受けたハルルは激怒、クララにルククの暗殺を命じた。 太陽系第六惑星付近での戦闘中、ブリッジでクララの銃撃に倒れ、直後にイデオン波動ガンに撃たれ宇宙の塵となった。
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軍人
出典:『Wiktionary』 (2021/07/14 12:52 UTC 版)
名詞
発音(?)
東京アクセント
- ぐ↗んじん
京阪アクセント
- ぐんじ↗ん
翻訳
類義語
関連語
「軍人」の例文・使い方・用例・文例
- 職業軍人は概して民間人を軽んじる
- 軍人社会
- 政府は内戦の退役軍人に対して碑を建立した
- 兵役を志願する,軍人になる
- 彼は職業軍人として入隊した。
- あなたのお父さんは軍人だったのですね。
- 物腰から彼が軍人であることは歴然としていた。
- 彼は退役軍人ではないかと思った。
- 彼の態度は軍人らしく堅苦しかった。
- 彼の祖父は高級軍人だった。
- 私の叔父はベトナム戦争の退役軍人だ。
- 軍人上がりの教師。
- 安逸の生活が軍人精神をだめにした。
- 活動家 《学者などに対し政治家・軍人・探検家など》.
- 陸軍軍人になっている.
- 陸軍に入隊する, 軍人になる.
- (軍人の)階級章.
- 軍人らしい態度.
- 傷痍(しようい)軍人.
- 軍人[牧師]になる.
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