イデオン波導ガン(イデオンガン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 00:55 UTC 版)
「イデオン (架空の兵器)」の記事における「イデオン波導ガン(イデオンガン)」の解説
第28話「波導ガンの怒り」で初登場。MBH(ミニ・ブラックホール)のエネルギーを応用した兵器。全長74.3m、重量2千3t。4基のバーニアが装備されていて、ソロシップ、イデオンからの誘導で動く。 砲身後部から伸びる2本のエネルギーチューブを、イデオンの腹部のシャッター内にあるMBH(ミニ・ブラックホール)のエネルギーコネクターに接続し、エネルギー・チャージする。同時に連動照準器とエネルギー・ゲージの監視がコクピットから行える。砲身の左右にある垂直のハンドル型グリップをイデオンの両手で保持して使用する。なおテレビシリーズのオープニングでイデオンが使用している大型火器は玩具用デザインをもとにしているためグリップは水平に握る描写となっていた。 誘導ビームが伸びていった後、発射された光束はエネルギー転換を起こし、波導となって拡散、物質を破壊する。また、射線外にいる敵機もエネルギーの余波で破壊する。 波導ガンは最大パワーで発射されたことはなく、半分以下のパワーでバッフ・クランの大艦隊を消滅させる。地表近くで発射した際には、地形を変えてしまうほどの大被害を与えた。第32話「運命の炎のなかで」では、Cメカが合体しておらずエネルギーが30%足らずのイデオンが使用した時でも第六惑星の輪を崩壊させ、その威力は底知れずである。『発動篇』では、迫りくるバッフ・クランの大艦隊や重機動メカの大軍を薙ぎ払い、更には射線上にあった惑星を打ち抜いてその向こう側の大艦隊を全滅させた。またイデオンに取り付いたハルルのザンザ・ルブを低出力の発射で撃破している。 亜空間飛行で回避することもできるようだが、『発動篇』では、通常空間から亜空間飛行中のバイラル・ジンを半壊させ、事実上、防ぐ手段はないに等しい。 第28話において、3、4日前にイデオンの母船・ソロ・シップの反物質エンジン・ルームの床の半分に半分埋まっていた状態をイラ・ジョリバが発見した。最初、ジョリバはエンジンの部品かと思っていた。イラ・ジョリバが持っていた解析図を見たコスモは「グレンキャノンと同じ」と発言した。バッフ・クラン側では「大砲」と呼ぶ。 波導ガンの名称は宇宙戦艦ヤマトの波動砲とかぶるために、映画版とテレビ後半ではイデオンガンと改められた。
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