アニメ第3作初出
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「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「アニメ第3作初出」の解説
板鬼(いたおに) 木の板の両端に多数の鋭い角が生えた姿の妖怪。普通の板に化けて隠れ、獲物に飛びかかり角で斬りつける。 1980年代『最新版』の「妖怪本所七ふしぎの巻」では送り拍子木を鳴らしながら鬼太郎を襲うが、指鉄砲で粉砕される。 アニメ第3作では江戸時代が舞台の第101話で百々爺の部下として登場。何人も辻斬りで殺してきたが、最後は彼らに冤罪を着せられた老猫の魂に火を点けられ、百々爺ごと井戸の底に消える。 土蜘蛛(つちぐも) 声 - 田中和実(第4作)、高塚正也(第6作) 巨大な蜘蛛の妖怪。動きは素早く、糸を吐いて攻撃する。 アニメ第3作劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』では虎のような顔をしている。国会議事堂前の戦いでがしゃどくろと共に鬼太郎に襲い掛かるが、駆けつけた妖怪戦車の野づち砲に吸い込まれる。 第4作では第85話に登場。見た目は巨大な黒い蜘蛛の姿。口から吐く糸を自在に操り、人間を糸玉に小さく閉じ込めたり糸で妖力を吸い取ったりするなど多彩な攻撃方法や、人間の子供に化ける能力を持ち、巨体でありながら非常に俊敏に動くことができる。知性を持っており、言葉を話す。800年前から蜘蛛ノ巣山を住処にし、迷い込んだ人間を食らいながら暮らしていた。最後は吸収した鬼太郎による体内からの反撃で体が限界を超え、蜘蛛ノ巣山とともに消滅する。 第6作では第68話に登場。猫のような顔をしている。地獄に流されてきた親子を襲うが、最後は足を踏み外して転落し消滅する。 妖怪万年竹(ようかいまんねんだけ) 声 - 山口奈々(第3作)、大山豊(第4作)、西村知道(第6作) 1980年代マガジン版第1話「妖怪万年竹」(初アニメ化第3作74話)に登場。歳を経た竹の妖怪。枝で襲うかタケノコを食べさせるかすることで、人間および妖怪の生気を奪って竹人間(たけにんげん)に変えて操り、人間を襲わせてさらに生気を吸収していく。富豪の屋敷工事で住処の竹薮が切り崩されたため人間を竹人間に変えるが、妖怪万年竹を操っていた竹の精が鬼太郎に降参したことで活動を停止し、竹人間は元に戻る。 第3作では竹の精と同一存在で女性として描かれ、屋敷の地下から巨大な姿を現し暴れるが、最終的に倒されてタケノコに退化する。 第4作10話では男性として描かれる。親しかった少女エリ(声 - 山崎和佳奈)が幼くして死んだことを哀しみ、彼女の住んでいた屋敷に近付く者を竹人間に変えていたが、エリが生前の望み通り自分のそばで若竹に転生すると目玉おやじに諭され、竹人間たちを解放する。 第6作45話では樹齢一万年を超える巨大な竹の妖怪として登場。竹藪の所有者の老人金井大吉(かない だいきち、声 - 青森伸)と心を通わせていたが、大吉が何者かに殺害され竹藪に埋められてから人間を憎むようになり、竹藪に足を踏み入れた人間を襲って竹人間に変えていた。鬼太郎に敗北したことで竹人間たちは元に戻るが、大吉を殺したのが彼の遺産を狙っていた息子の雅彦(まさひこ、声 - 半田裕典)であったことを知り、雅彦を竹人間に変えて藪の中に引き摺り込む。竹の精(たけのせい) 竹薮を切り崩す富豪の屋敷に女中として潜入し、工事の中止を進言したが聞き入れられず、万年竹を操って人間を襲うが、最後は鬼太郎たちに正体を突き止められて降参し、タケノコになって鬼太郎たちに保護される。 五徳猫(ごとくねこ) 声 - 伊倉一恵(第3作)、堀川亮(第4作) 頭に五徳状の角が生えた化け猫。 漫画初登場は1980年代『最新版』の「世紀の妖怪アイドル、幽子」で、死者を生者同様に現世に現す妖力を持つ、女性の化け猫妖怪。ネズミ妖怪の鉄鼠を夫にしているが、角が折れると猫の本能に戻って夫を食べようとする。 『鬼太郎国盗り物語』では、シーサーが四十九日前の墓に連れてきた猫に死霊が入って変化した。 アニメでは第4作第113話に男性の個体が登場。ぬらりひょんに雇われた「三匹の刺客」の1名。貧乏な内職暮らしで掘っ立て小屋に住んでいる。竹筒から強力な火を吹く能力を持ち、邪ではないが騙されやすい。 大百足(おおむかで) 声 - 大森章督(第3作) 『妖怪大百足』に登場。巨大なムカデの姿をした妖怪。ぬりかべを溶かすほどの強力な毒をもつ。油を作るために仲間のムカデを大量に殺した人間に怒り、人間や家畜を襲い始めるが、最後は鬼太郎に倒される。 アニメでは第3作第73話初登場。鎧武者の人形を操って沖縄を荒らす。最期はシーサーによって毒液袋に穴を開けられ、自分の毒で自滅する。 第4作第107話では穴ぐら入道に操られて多数の病虫が合体した妖怪。生命力が強く、胴体が千切れてもすぐにくっつく。最期は崖から溢れた水を防ぐために、穴ぐら入道と共に石化し人間達を救う。 第5作第13話では体が節ごとに分裂して行動することができる。ただし日光には弱く、夜にしか活動しない。後に1体に合体して巨大怪獣のように暴れるが、ぬりかべ一家の合体攻撃により粉砕される。 赤頭(あかあたま) 声 - 西尾徳(第3作) アニメ第3作第93話「進化妖怪かぶそ」に登場。坊主頭の小柄な僧侶のような妖怪。数珠を使った金縛り術を使う。人間の文明が栄える地球に嫌気がさして月に移り住んだが、人間が月にまで文明を広げようとすることに怒り、知恵の実を利用して他種族の文明をぶつけることで人間を滅ぼそうとするが、最後は鬼太郎ファミリーに敗れて阻止される。 かぶそ 声 - つかせのりこ(ハチャ)、大竹宏(メチャ) アニメ第3作第93話に登場。毛むくじゃらのネズミのような前歯が特徴の小柄な妖怪。名前が判明しているのは月無人探査機に乗り込み眠っていたハチャとメチャ。地球に戻された後、赤頭から与えられた知恵の実を仲間たちと分け合って食べたことで高度な文明を築き上げるが、最後は知恵に振り回され心をなくし自滅する。 海和尚(うみおしょう) 声 - 槐柳二(第3作)、大友龍三郎(第4作) 顔が首の長い僧形の人間型で体は海亀型の姿をしている妖怪。 第3作76話では、人食い島を祭る村で過去に邪険にされた末に横死した旅の僧の魂が亀に乗り移った存在。髪が生えており首が短い。人食い島の肺に住み着き、元の姿に戻るために若い娘の肝を取ろうと企む。鬼太郎に事情を話した後は、妖怪の肝の方が効果がありそうだと考え直して鬼太郎を狙うが、最後は人食い島の心臓の弁に押し潰され死亡する。 第4作77話では船幽霊の親玉として登場。口から吐く水と鋼鉄のように硬い甲羅が武器。人間が海の妖怪に畏敬の念を持たなくなったことを怒り、さらに底引き網で自分も深い海の底に閉じ込められたことによる腹いせで漁船を襲って船員を船幽霊にしていた。3D映画『鬼太郎の幽霊電車』では三太郎に落書きされた亀が妖怪化した存在。 煙羅煙羅(えんらえんら) 声 - はせさん治(第3作) 『煙羅煙羅』に登場。煙状の姿をした妖怪。体で煙を食べる。住処にしていた山奥の炭焼き小屋の主人が亡くなって飢えていた所をねずみ男の誘いで都会に出るが、煙を吸いすぎたことで暴走し、煤や毒煙を撒き散らしていく。原作では野づちによって、アニメ第3作第107話では妖怪病院で元に戻される。 串刺し入道(くしざしにゅうどう) 声 - 峰恵研(第3作) 生物を串刺しの標本にして集めるのを好む妖怪。むくろという動く死体を操る能力を持ち、自らの頭を胴体から抜いて独自に動かすことができ、金属質である頭の下には巨大な串が付いている。人間の少年を標本にしようとしたため鬼太郎と敵対するが、最後は偶然直撃した落雷によって焼死する。 アニメでは第3作第82話登場。標本にした生物の能力を自分のものにする妖力を持ち、首に付いた串以外にも掌から多数の串を投げて攻撃する。最後はむくろを全て倒され、自身も大岩で塞がれた住処の洞窟に封印される。 化け草履(ばけぞうり) 声 - 田中康郎(第3作)、橋本晃一(第4作)、諏訪部順一(第5作)、菊池こころ(第6作)、立川志の輔(実写映画版) 九十九神(付喪神)の一種で、古くなった草履に魂が宿った妖怪。巨大化したり、古道具や履物を操ったりする妖力を持つ。履物に宿った霊を「履物のあの世」で整理する役目を持つが、現代の人間が履物を粗末に扱い、履物の霊が自身の手に負えないほど増加したことに怒り人間への復讐を目論む。 アニメ第3作第99話では、妖力で捨てられた履物を巨大化させて反乱を起こす。第4作第43話では葬式で故人に履かせる草履が化身した妖怪。第5作第53話では白山坊のショーで客を襲うが、下駄の急所である鼻緒を髪の毛剣で切られて無力化される。 第6作では第41話登場。靴屋を経営していた老人辻村勇夫(つじむら いさお、声 - 麻生智久)が少年の頃から父親の形見として肌身離さず持っていた草履が化身した妖怪で、大人になって靴屋を始めてからは店のお守りとして「草履さん」と呼ばれ大切にされていた。靴屋の閉店に伴う引っ越しの際に袋に入れられたことで置いて行かれたと勘違いし、ねずみ男に唆されて人間への復讐を決意するが、のちに余命わずかな勇夫が、大切に扱ってくれる人たちに草履たちを託そうとしていたことを知らされて和解し、民俗資料館に寄贈される。 手長足長(てながあしなが) 声 - 田中康郎(第3作・手長)、龍田直樹(第3作・足長) 「手長足長」(アニメ化第3作81話)に登場。妖術に長けた手長を格闘に長けた足長が肩車しているコンビ妖怪。300年前に海の生き物に悪さをしたため、大ダコによって要石で塚に封印されていた。塚が工事で崩されたことにより復活し、復讐としてタコたちの上半分を他の動物に変えていくが、最後は要石によって液化される。 第5作第25話では、運動会の輪入道転がしで北日本代表として登場。 けらけら女(けらけらおんな) 声 - 青木和代 原作「けらけら女」に登場。けらけら笑う巨大な女妖怪。子供達を自分の「ケラケラ学校」に集め笑い方を教えようとするが、最後は体内から鬼太郎に操られた笑い虫に食われる。 アニメでは第3作第95話初登場。学習塾などで勉強に追われて暗い顔をしている子供たちを見て可哀想に思い、笑顔を取り戻してやろうとヘンラヘラヘラと入れ替え「笑いの世界」に連れて行くが、最後は鬼太郎に降参して子供達を返す。笑い虫(わらいむし) 原作のけらけら女の手下。攻撃されると笑い粉を撒き散らし、共食いして巨大化する。最後はけらけら女がいなくなったことで消滅する。 ヘンラヘラヘラ アニメでは第3作第95話でけらけら女の手下として登場。けらけら女が持つケラケラトンカチで頭を叩くとできる大きなコブから生まれる。姿は元の人間そっくりだが、いつもヘラヘラ笑っており宙を飛び回る。元は水木の別作品「ヘンラヘラヘラ」で登場しており[要出典]、公害病の犠牲者の霊魂が変質してあの世に行けなくなった存在。 皿数え(さらかぞえ) 声 - 土井美加(第3作)、庄司宇芽香(第5作・お菊として) 「皿合戦」(アニメ化第3作第97話)に登場。怪談皿屋敷に登場するお菊(おきく)の幽霊をモデルとした[要出典]女妖怪。皿を操り、下半身が多数の皿に分離する。皿に乗った者を眠らせたり、皿の音で踊らせたりする。街中の皿を操って食べ物を盗む悪事を働くが、皿に変えた鬼太郎にそのままの姿で反撃され、夫の大入道を人質に取られ降参する。第3作では他に、第53話に「皿屋敷」の要素が取り入れられ、モウリョウに取り付かれた女性・町子(そちらも声は土井)の死亡状況と脅し方がお菊に準えられる。[要出典] 第5作第11話では、白山坊が経営する見世物小屋の演者妖怪として「お菊」の名前で登場。 大入道(おおにゅうどう) 声 - 大竹宏 巨大な男の妖怪。「皿合戦」(アニメ化第3作第97話)ではトンスラ頭で僧形の数メートルほどの巨漢。皿数えの夫であり、皿ばかり食べる。「鬼太郎霊団 阿部の奉連想」では『怪談百鬼図会』にあるような真っ黒な姿をしており、小錦にとりつき、奉連想の部下として登場する。 獅子頭(ししがしら) 声 - 大竹宏(第3作)、麦人(異聞妖怪奇譚) 初登場は「ペナンガラン」(アニメ化第3作第87話)。空飛ぶ顔が獅子の妖怪。江戸時代に悪事を働いたため封印されていたが、強盗によって封印を解かれ現代によみがえる。頭がダイヤモンドより硬く、頭突き攻撃はかなり強烈である。目から放つ光で催眠術をかけたり、口から火を吐いたりすることもできる。その正体は南方妖怪のペナンガランだった。『異聞妖怪奇譚』では正体のペナンガランは『決戦小笠原』と同じ外見をしている。 たくろう火(たくろうび) 声 - 龍田直樹(第3作)、吉田小南美(第6作) 髑髏のような顔の炎の妖怪。 「妖怪クリーニング」では四次元から来た存在。ねずみ男と組んで「火で洗うクリーニング」を開業し、洗う際に服に妖力を吹き込み、着た人間を仲間に変えることで世界征服を企むが、最後は鬼太郎に敗北して退散する。 アニメでは第3作第85話初登場。楽しい場所を占領する悪党妖怪。顔が三つあり分離行動ができる。河童の子・三吉を騙して河童の隠れ里を占領するが、最後は駆けつけた鬼太郎たちによって倒される。 第6作では第21話で初登場。第3作とは違い顔が一つで両手がある。ゲゲゲの森の住人で純真な心優しい妖怪だが、自分の意思と無関係に触れた物を炎上させてしまう性質があるため友達がいなかった。ねずみ男の誘いで遊園地のアトラクション「BIBIBI FIRE」を始め、隣のアトラクションのロボット「ピグ」と友達になる。採算の都合による隣のアトラクションの閉鎖に伴いピグが廃棄され、着ぐるみであることを知らないまま逆上して火事を起こすが、雨降り小僧の雨で沈静化し、ピグが雨降り小僧だったことを知って改めて友達になる。 木の子(きのこ) 声 - 青羽美代子(アタマ)、頓宮恭子(オコリ)、柳沢三千代(シャイ)、佐藤智恵(ナキ)、松井摩実(ノンキ)(第3作)、一木千洋、れいみ、須藤祐実(第6作、特に個体名は判明していない) 「木の子」に登場。森に集団で暮らす、木の葉を纏った子供の姿の妖怪。木の精霊で、その領域である異次元の森は人間には滅多に辿り着けない。住処の森に迷い込んだ少女を仲間に入れ、一緒に暮らしていたが、最後は鬼太郎の説得を受け入れて少女を元の世界に返す。 第6作では、木の子の森と人間界を結ぶ回廊は500年に一度僅かな間しか開かず(精霊や妖怪ならば、いつでも自由に出入り可能)、人間界での1日が木の子の森では数年の時間が経過するなど時間の流れが異なる。 吹消婆(ふっけしばばあ / ふきけしばばあ) 声 - 津田延代(第3作・第8話)、鈴木れい子(第3作・第80話)、川浪葉子(第4作) 原作では「吹消婆」(アニメ第3作第80話)で初登場。蝋燭や行灯の火を吹き消す老婆の妖怪。たい焼き機のような装置で人間の手相を書き換えて運命を変える力を持つ。連敗中の女子プロレスラーを操り、勝たせて儲けるばかりか強盗までさせるが、最後は鬼太郎によってレスラーをプロレス勝負で倒されたため、手相を元に戻す。 第4作では第50話登場。若い美女の姿にもなれる。電灯ばかりになって火が吹き消せない不満から遊園地の遊具を吹き飛ばそうとするが、対決した姥ヶ火を吹き消したことで満足し去っていく。 ぬけ首(ぬけくび) 声 - 矢田耕司(第3作)、川津泰彦(第6作)、青木和代(異聞妖怪奇譚) 『ぬけ首』(アニメ化第3作第94話)に登場。頭と胴が分離する妖怪。丸顔の頭と炎の髪、出っ歯と丸い目、とんがり帽子がトレードマーク。分離後の頭は三千度以上の高熱を発し、胴はそれを抑えていた冷気を出す。妖怪ブームにもかかわらず自分が知られていないことに立腹し、人気のある鬼太郎に襲い掛かるが、見せ物にしようと目論んだねずみ男に胴を持ち去られ自爆しかけたところを助けられて和解する。 第6作では第53話に登場。世間の注目を集めたいという目的が一致したウーチューバーのチャラトミと組む。次第にチャラトミについていけなくなって山へ帰り、業を煮やしたチャラトミによってゲームと称して体を隠されるが、自爆寸前で鬼太郎たちに助けられる。 白粉婆(おしろいばばあ) 声 - 弥永和子(第3作)、吉田理保子(第4作)、龍田直樹(第6作) 伝承では顔に白粉を厚塗りして徘徊するとされる老婆の妖怪。 第3作103話でアニメ初登場。最強の女妖怪・脂粉仙子を幼いうちから手元に置くことで、彼女の力を利用して妖怪大統領になろうと目論み、儀式を目撃した茂作から脂粉仙子を取り戻そうとするが、最後は一時的に妖力に目覚めた脂粉仙子の妖力波で消滅する。 第4作21話では妖力を込めた白粉をねずみ男に売らせ、使った者の顔を奪いエキスを採って自身が若返る薬を作ろうとするが、最後はのっぺらぼうに顔を奪われて降参し、顔を持ち主たちに返す。 第6作では凶悪な人食い妖怪として44話に登場。人間の美男子「ユウ」(声 - 田中健大)に化けて芸能界に入ってアイドルとなり、軽率に近づいてくるファンの女性を食料として丸ごと食っていたが、最後は鬼太郎の指鉄砲で倒される。脂粉仙子(しふんせんこ) / 紅子(べにこ) 声 - 小山茉美 第3作103話登場。鳥山石燕の著書で白粉婆の主人とされる女神・脂粉仙娘(しふんせんじょう)が原案。[要出典]化粧妖怪の女王で、女妖怪では最強の妖力を持つという。乳児の頃に白粉婆の儀式を受けようとしていた時、乳児を生贄に捧げるように見えた猟師の茂作(声 - 兼本新吾)に連れ去られる。以来茂作の孫娘紅子として育つ。一時的に視力を失った際には、茂作と誤認したぬりかべと鬼太郎の戦いや白粉婆の暴挙を茂作が痛め付けられているものと思い込み、悲しみと怒りから一時的に妖力に覚醒するが、視力が回復した後は妖力のことを覚えていなかった。 餓鬼(がき) 声 - 掛川裕彦、小林通孝、堀川亮(第3作)、新井良平(第6作) 餓鬼道(本作の地獄編「最後の出会い」では地獄の一部扱い)に落ちた亡者のなれの果て。常に飢えており、自分の体や迷い込んできた者も食べてしまう。中にはいつも吐き気を催して何度食べても吐いてしまうので飢えが満たされない者も多数存在する。生前自分だけが贅沢なものを食べたり、主に食に関わる悪事を働いた亡者たちが閻魔大王の裁きで落とされて化身する。本作では一応食事も支給されているが、それは夜行さんがその場で殺した他の餓鬼の肉である。 アニメ第3作では地獄編の他に77話にも登場し、村の住民たちを喰らったため防衛手段として手の目の住処に手の目共々封印され、その間に手の目の支配下になる。茸の研究のためやってきた若者により封印が解かれ、再び人間を食おうとするが最終的には鬼太郎や村人たちの活躍で再封印される。
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アニメ第3作初出(味方としても登場した者)
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がしゃどくろ 声 - 田中康郎(第3作)、佐藤正治(第5作) 惨めな最期を遂げた多数の人間の遺骨と怨念が集まって生まれた、巨大な骸骨の妖怪。 漫画初登場は1980年代『最新版』第1話「大妖怪がしゃどくろ復活」。青木ヶ原の自殺者の骨から生まれ、誤って遺骨に小便をかけた山田健太に祟っていじめ地獄に陥れ、気配を感じたシーサーに飛びかかられると正体を現し、町に出て暴れるが、最後は動きを封じられ火葬される。 劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』では怪気象の妖怪として登場。アニメ第3作71話では戦没者達が眠る妖花の森の番人を務める。 第4作では11話で毛羽毛現に操られ霊山ハイウェイの自動車を襲っていた。 第5作2話では刑場跡のビルに現れ、ビルと一体化して中の人々を呑み込み生気を奪っていたが、最後は鬼太郎に倒される。 第6作8話では緒方家の庭の石碑に封じられていた。まなたちの学級が掃除を手伝いに来た際、サボって遊んでいた蒼馬や有元が石碑を倒したことで復活し、2人とそれを咎めたまなを標的にするが、最後は鬼太郎に倒される。 倉ぼっこ(くらぼっこ) 声 - はせさん治(第3作)、松野太紀(第4作) 倉に住み着いて栄えさせる妖怪。全身を覆う長い毛がトレードマーク。アニメ第3作では恐山妖怪病院の医師で、第4作では迷い家の主。 『妖怪千物語』では住んでいた旧家の倉が取り壊されるのを悲しみ、工事機材などを操って暴れるが、鬼太郎の仲介もあって、新築した家の子供部屋に移住することで家の主人父娘と和解する。 雷獣(らいじゅう) 落雷と共に現れる動物型の電気妖怪。カミナリと同系統の能力を持つ。 初登場は1980年代『最新版』の「妖怪本所七ふしぎの巻」(アニメ化第3作108話)で、六足双尾の狐のような姿。本所七不思議の妖怪の一体として鬼太郎に奇襲を仕掛け、漫画では目玉親父をさらって逃走し、アニメでは鬼太郎に倒される。 アニメ第5作10話では太目の猫に似るが双尾で背には剣竜類のような突起がある。その姿は存在を信じる者にしか見えない。昔、白神山の神によって「いかずち岩」にのみ落ちることを許されたが、その岩が産廃処理場工事で除かれそうになり暴れた。現代では、工事によって再びいかずち岩を動かされたことで暴れるが、最後は工事が見直されていかづち岩も残ることになったため怒りを鎮める。後に栃木県代表の妖怪四十七士として覚醒する。 キジムナー 声 - 松井摩味(第3作・劇場版)、龍田直樹、小林通孝、田中和実(第3作)、佐藤正治(第4作・劇場版)、沼田祐介(第4作)、佐藤聡美、安田早希(第5作) またの名をキジムンといい、他にも様々な地方名がある。南方妖怪として登場することもある。鳥のような嘴に体毛におおわれた真ん丸の体と短い手足が特徴の獣系な容姿をしている。第3作と第5作では頭以外は比較的人間に近い形状となっている。第5作では嘴はないが唇と歯がある。第4作の劇場版『大海獣』では一回り大きくて言葉を話すリーダーに統率され、集団で火を吹いて攻撃する他に空を飛ぶこともでき、軍団の飛行用としてアカマタとやし落としを乗せて飛ぶこともある。第4作63話に登場する個体は火を吐かないが変身能力を持っている。第5作では妖怪横丁にも多数の個体が住んでいる。 金霊(かなだま / かねだま) 行いの良い者に富を授けるという妖怪。初登場のアニメ第3作65話では巨大な金貨の姿。 原作の「国盗り物語」では十円硬貨の姿。現代人の金銭欲の毒気に当てられて巨大化、凶暴化し、ガイコツベビーに操られて人間や妖怪を金銭欲に狂わせる貨幣をばらまき争わせるが、最後は攻撃を受けて元の姿に戻り、正気に戻ったあとは山に帰る。 畑怨霊(はたおんりょう) 声 - 塩屋翼(第3作)、田中一成(第4作)、太田健介(第4作劇場版『おばけナイター』)、稲葉実(第5作)、池水通洋(第6作) 凶作時に餓死した人間の怨霊とされる、巨大な一角の鬼の姿の妖怪。 初登場はアニメ第3作75話で、小豆の神と偽って小豆洗い達から多量の小豆を騙し取ろうと目論み、嘘がばれると彼らを喰おうと襲い掛かるが、図体の割にからきし弱く、一斉攻撃で一度転ばされただけで目を回し降参する。 第5作90話では浅草・雷門の地面に潜み、零れ落ちた餅を数百年ぶりに食って味をしめ、巨大な舌を地面から伸ばして町中の餅を奪い貪っていくが、最後は鬼太郎たちに倒される。 第6作48話では人間による妖怪狩りが激化したことで人間と戦うべきと考えるようになった妖怪たちのリーダー格となっている。 白溶裔(しろうねり) 声 - 宇垣秀成(第5作) 古い雑巾が変化した白い龍に似た妖怪。口から相手をカビだらけにする息を吐く。 アニメ第3作劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』では、妖怪皇帝配下の一匹として登場し、カロリーヌを攫う。一度は鬼太郎を撃退するが、再戦ではオカリナ剣で切り裂かれて倒される。 第4作では第16話に登場。あかなめと共にねずみ男の住む廃アパートに住み付いた温厚な妖怪。普段は古バケツの中に入っており、あかなめと同じく汚れを食べる。口から吐く息や尾から撒き散らす粘液で人間には落とせないカビを生やす能力を持つ。第5作では第58話登場。雑巾妖怪ギュギュが成長した姿で、小学生3人のペットになる。初めは普通の雑巾に似た姿をしていたが、どんどん汚れを吸収して巨大な龍のような姿になる。第4作・第5作とも、汚れを吸いすぎて巨大化し暴走するが、最後は鬼太郎達によって体の汚れを落とされて元の姿に戻る。雑巾妖怪ギュギュ 声 - 中山さら アニメ第5作第58話に登場する、白うねりになる前の姿。ギューギュー鳴くということから名付けられた。 姥ヶ火(うばがび) 声 - 伊倉一恵(第4作)、森下由樹子(第6作) 老婆の顔をした火の妖怪。姥火と表記されることもある。 原作では「妖怪危機一髪」でヒ一族と、「復活悪魔くん」で魔物と戦う際に呼び出される。アニメ初登場の第3作では「炎の妖怪五人衆」の1人として登場。 第4作では男に捨てられた女性の情念が化けた妖怪として登場。クリスマスのカップルの姿に嫉妬して放火を繰り返していたが、最後は鬼太郎の霊毛ちゃんちゃんこで霊力を強化した吹消婆に吹き消される。 化け火(ばけび) 声 - 田中亮一(第3作) 坊主顔が三つあり、それぞれ分離行動もできる火の玉の妖怪。原作には「妖怪危機一髪」「幽霊大戦争」で登場。 アニメ第3作では第15話初登場。炎の妖怪五人衆の一員。鬼太郎の腹に入り熱放射や口からの火炎連弾といった合体技を使ったり、つるべ火と共に妖怪戦車のヘッドライト兼火炎放射になったりする。反面、西洋妖怪軍や亡者の吹き溜まりに臆して逃げ去る場面もある。 第6作では石動零の呪装術で封じられており、零はその力を招来することで炎を吸収し身に纏うことができる。 海月の火の玉(くらげのひのたま) / くらげ火(くらげび) 声 - 小野坂昌也(第3作) 海月(クラゲ)の化身。アニメ第3作では炎の妖怪五人衆の一員。 家鳴り(やなり) 声 - 平野正人、田中康郎、田中和実(第3作)、高塚正也、森岳志(第5作) 初登場はアニメ第3作第92話。3体が山里でひっそりと暮らしていた。自分達のいる家が人間を食べて成長する人喰い家ということに気付き、その性質を利用して家鳴帝国を築こうと企むが、最後は鬼太郎に妖怪戦車で人喰い家を破壊され、家鳴りも野づち砲で吸い込まれる。 第5作72話にも登場。面白いことが好きで、面白くないことはしない。家を揺らすことで、その屋内の物が独りでに浮遊する怪現象を起こす性質を持ち、妖怪城の覚醒のためにぬらりひょんに利用される。 女王人魚(じょおうにんぎょ) 声 - 山野さと子 人魚族の守り神。普通の人魚と違って人間そっくりの姿で生まれ落ちるが、足には所々に鱗が生えている。水を自在に操る力を持っており、さらにその肉には霊力を高める作用がある。15歳になれば人魚になりたいと念ずるだけで人魚になることができるが、そうなると海の世界へ帰らなければならなくなる。 「鬼道衆」に登場。子供のいない山田夫婦に海岸で拾われて山田海姫(やまだ みき)として育てられたため、女王人魚である自覚がなかったが、人魚の肉を狙う鬼道衆に襲われたことをきっかけに真実を知り、最後は鬼太郎を助けるために自ら人魚になり、鬼巫女を倒した後は夫婦に別れを告げ海へ帰る。 アニメでは第3作100話に登場。半魚人と結婚式を挙げる。鬼巫女や鬼道衆の襲撃を受け拉致されるが、最後は鬼太郎ファミリーと半魚人に救出される。
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