個体名
◇個体名の書き方など
①属名、種小名または交配名のあとに、シングルクォーテーション(‘ ’)で囲んで表記する。ダブルクォーテーション(“ ”)で囲んで表記するのは誤りである。アポストロフィー2個(’ ’)で囲んで表記するのも誤り。
②個体名は大文字で書き始め、ローマン体(正体)を用いる。
③一つの個体名は、そのものの分け株かメリクロン苗にしか用いることはできない。特定の個体名がついているものの分け株やメリクロン苗に新たな個体名をつけることはできない。(メリクロン変異個体には新たな個体名をつけてもよい)
④個体名は登録する必要はない。
⑤入賞個体には個体名をつけるのが一般的だ。(個体名をつけないと正式な審査を受けられない)
⑥「固体名」と誤記されていることが多いので、注意が必要だ。
⑦個体名のことを以前は「バラエティーネーム(変種名)」と呼んでいた時代があるが、現在は全く別のものである。
◇個体名の命名規定
①三語以内の語であること。
②ラテン語またはラテン語化した名前でないこと。
③属名、あるいは一般の植物名でないこと。また、それらと紛らわしくないこと。
④~araで終わらないこと。
◇避けたい個体名
①数字。②記号。③省略形。④敬称。⑤蔑称。⑥長い単語。⑦同一属にすでにある名前と紛らわしいもの。
◇個体名の例
‘Mendenhall’(アメリカ,Carter & Holms Inc.) Mendenhallは地名
‘Orchidglade’ (アメリカ,Jones & Scully Inc.)
‘Ponkan’(アメリカ,Krull-Smith Orchids) Ponkanは地名
‘Chilton’(イギリス,Ratcliffe Orchids Ltd.)
‘La Tuilerie’(フランス,Vacherot & Lecoufle) La Tuilerieは地名
‘Suwada’(須和田農園)
‘Brumen Insel’(ハナジマオーキッド) Brumen=花、 Insel=島
‘Mille-Feuilles’(大場蘭園) Mille=千、Feuilles=葉
‘Cosmo~’(国際園芸) Cosmo=国際
‘Misato’(白石洋ラン園) Misato=埼玉県三郷市
‘Orchidvillage’(ぐんま洋蘭村 岡田蘭園)
個体名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 00:33 UTC 版)
馬の個体名として、「フウジン」がそのままあるいは「アイネスフウジン」や「コパノフウジン」のように構成素として用いられることがある。競走馬の世界では馬主や出身牧場の名を冠した「〇〇フウジン」が何例も見られる。インドのヴァーユ神がそうであるように、素早く駆け抜けることは日常の風を司るタイプの風神の大きな特徴のひとつであり、駿馬を求める関係者にとって魅力的なネーミングになっている。
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