五徳とは? わかりやすく解説

ご‐とく【五徳】

読み方:ごとく

五つ徳目温・良・恭・倹・譲(「論語」)、智・信・仁・勇・厳(「孫子」)など。

金属陶器作った3本または4本脚のある輪。火鉢や炉の火の上かぶせて立て、やかんや鉄瓶などをかける。

紋所の名。2の形を図案化したもの

五徳の画像
五徳の紋所一つ丸に五徳」
五徳の画像

ごとく 【五徳】

中国説く五つの徳。『論語』の温・良・恭・倹・譲『孫子』の智・信・仁・勇・厳、『韓詩外伝』の文・武・勇・仁・信、などや、五行木・火・土・金・水など。→ 五行

ゴトク(五徳)

ガスコンロ部位のひとつ。やかんやフライパンなどを置くための金属製の台のこと。

ゴトク(五徳)

五徳

読み方:ゴトク(gotoku)

分野 俳諧

年代 江戸前期

作者 井原西鶴〔編〕


五徳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 06:13 UTC 版)

五徳(ごとく)は、炭火などの上に設置し、ヤカンなどを置くための器具[1][2]。具体的には囲炉裏火鉢七輪焜炉、等々)の熱源上に置いて、[* 1]やかん土瓶鉄瓶焼き網などを乗せるために用いられる支持具をいう。


注釈

  1. ^ 近年ではフライパンなども含む。
  2. ^ ただし、現代の日本語話者が五徳を「鉄輪」と呼ぶことはほとんどないため、その名を知っているとしても、両者がおおよそ同義(※広義では両者は異なる)であるという認識は共有されていない。
  3. ^ 決して過去の時代の習俗ではない。

出典

  1. ^ 広辞苑第5版
  2. ^ 意匠分類定義カード(C6) 特許庁
  3. ^ 金輪・鉄輪』 - コトバンク
  4. ^ a b 増井金典「ごとく」『日本語源広辞典』、ミネルヴァ書房、344頁、2010年。ISBN 978-4-623-05494-7 
  5. ^ 小田栄一、森谷尅久監修『茶道名数事典』淡交社、1985年、117–118頁。ISBN 4473008932 (レファレンス協同データベース[1]より)
  6. ^ 業務用厨房機器のメンテナンスについて”. 経済産業省、高圧ガス保安協会. 2021年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月16日閲覧。
  7. ^ 高澤等 2008
  8. ^ 加藤秀幸、楡井範正 1999
  9. ^ 土蜘蛛草紙絵巻”. e国宝(公式ウェブサイト). 独立行政法人 国立文化財機構[2]. 2011年12月17日閲覧。
  10. ^ 不動利益縁起絵巻”. e国宝(公式ウェブサイト). 独立行政法人 国立文化財機構. 2022年5月20日閲覧。
  11. ^ 泣不動縁起”. (公式ウェブサイト). 清浄華院. 2011年12月16日閲覧。


「五徳」の続きの解説一覧

五徳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/29 01:21 UTC 版)

きっとシリーズ」の記事における「五徳」の解説

蒼生子の異母妹

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五徳(ごとく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 02:48 UTC 版)

囲炉裏」の記事における「五徳(ごとく)」の解説

などの金属製の台であり、上下何れかに円形形成し3本の足が伸びている構造。五徳の上部に網を乗せ焼き物をする場合と、直接鍋などを乗せ煮たきをする場合がある。北陸地方特有の上部大きな輪の付いたものは金輪(かなわ)と呼ばれ内容物含めれば自在鉤(の摩擦力)では固定できないほどの重量がある大きな鉄鍋をのせて使われる

※この「五徳(ごとく)」の解説は、「囲炉裏」の解説の一部です。
「五徳(ごとく)」を含む「囲炉裏」の記事については、「囲炉裏」の概要を参照ください。

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