日本のガス焜炉の五徳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:52 UTC 版)
近現代以降に登場してきたタイプの五徳は、ガス焜炉(据え置き式ガス焜炉、据え付け式ガス焜炉[ビルトインコンロ]、および、カートリッジ式ガス焜炉[カセットこんろ])に使われるが、近世以前からあったタイプとは異なる部分が多く、足の無いものが多数を占める。焜炉として昭和時代からの普及型と言えるガステーブル焜炉に備え付けの五徳は、足が無く、正方形、6本の爪を持つのが一般的で、平五徳(ひらごとく)と呼ばれることもある。また、業務用や家庭用の高級なガス焜炉では、上部全面を覆う全面五徳や、それに近い形で使える補助部品としての「全面補助五徳」がある。業務用の全面五徳の中には、熱源以外の上部全面を線ではなく面で覆ってしまう天板を兼ねたタイプもあるが、これのみを指す特別な名称は確認できない。なお、全面五徳や全面補助五徳に対しての従来の五徳の呼び名としては、個別五徳がある。カートリッジ式ガス焜炉の五徳などでは、本体と一体化して取り外せないものも少なくない。 カートリッジ式ガス焜炉。五徳は本体と一体化しており、4本の爪があるのみ。 据え置き式のガス焜炉。五徳は製品の形に合わせて四角く、天板に対して面で接する。爪は4本。 ガラストップテーブルコンロ。五徳は足なし・円形で爪は5本。 ガラストップコンロ。五徳は足なしの環形で、「コ」の形をした爪が6本ついている。
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