リンゴ リンゴの概要

リンゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 09:08 UTC 版)

リンゴ(林檎)
果実
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : サクラ亜科 Amygdaloideae[1]
: リンゴ属 Malus
: セイヨウリンゴ M. pumila
学名
Malus domestica
Borkh. (1803)[2]
シノニム
和名
セイヨウリンゴ(西洋林檎)
リンゴ(林檎)
英名
Apple

名称

セイヨウリンゴの標準植物学名は Malus domestica [2]といい、そのシノニムとして Malus pumila var. domestica [3]Malus pumila [4]ともよばれている。栽培種には Malus domestica Borkh. という学名がある。主に、栽培種が複数の野生種の雑種であるという立場から使われる。

和名に「リンゴ」と名がつく別種として、ワリンゴMalus asiatica [6]、広義のエゾノコリンゴMalus baccata [7]、シベリアリンゴは Malus baccata var. baccata [8]エゾノコリンゴは、Malus baccata var. mandshurica [9]、タイワンリンゴは Malus doumeri [10]という。

日本語においては漢字で主に「林檎」と書くが、この語は本来、同属別種の野生種ワリンゴ漢名である。また、「檎」(音読みはキンまたはゴ[11])を「ゴ」と読むのは慣用音で、本来の読みは「ごん」(呉音)[12][13]「きん」(漢音)であった。古く中国から日本に伝わったワリンゴ(和林檎)が、日本でリンゴと呼ばれるようになった[14]。しかし現在、日本で広く栽培されているリンゴのほとんどはセイヨウリンゴである[14]。古名は、リウゴウとよばれた[15]

植物学上の特徴

原産地はアジア西部といわれ[15]北部コーカサス地方が有力視されている[16][17]。リンゴは7500以上の品種が栽培されており、亜寒帯亜熱帯および温帯で栽培可能である。暑さに弱いため、熱帯での栽培は難しい。リンゴの木は落葉高木で、日本の栽培種を放任栽培すると高さは8メートル (m)にもなる[15]。花期は晩春頃(4 - 5月)で、白い5弁花が開花する[15]。品種によりまちまちであるが、8 - 11月にかけて果実が実り、収穫される[15]

リンゴの果実は直径約3 - 15 センチメートル (cm) 、重さ約35 - 1000グラム (g) 。外皮の色は黄緑または黄色をしている。熟するとヘプタコサンを含んだ状の分泌物に覆われる。果肉は淡黄色から白色の品種が多い。外皮近くなど果肉が赤からピンク色になる赤肉系の品種もある。以前、こうした赤肉系の品種は渋みが強く生食に向かなかったが、2010年代になると日本では生食でも美味な赤肉系が品種改良により相次ぎ生み出された。弘前大学(青森県)の「紅の夢」「HFF60」「HFF33」、農研機構の「ローズパール」、信州大学の「レッドセンセーション」[18]、青森県五所川原市の「栄紅」(えいこう)や「レッド キュー」[19]などである。

リンゴのは比重が大きいため、水の中に入れると沈む。果実の他の部分は比重が小さいため水に浮かぶ。


注釈

  1. ^ 1999年で五割のシェア。
  2. ^ 旧農林省園芸試験場東北支場。
  3. ^ AppleパソコンMacintosh」の名前の由来。

出典

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