シナノゴールド【シナノゴールド】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7328号 |
登録年月日 | 1999年 8月 11日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | シナノゴールド よみ:シナノゴールド | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 臼田彰、小松宏光、羽生田忠敬、山下裕之、宮沢孝幸、小池洋男、小林祐造、飯島貞次、馬場孝幸 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ゴールデンデリシャス」に「千秋」を交配して育成されたものであり,果実の外観が長円で果皮を被う色が黄,大きさがやや大,育成地(長野県須坂市)において10月上中旬に成熟する中生種である。樹姿は中間,樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは中,節間長は短,皮目の多少は中,枝梢の毛じの多少は僅かである。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上,えき花芽の着生は中である。葉身の形は中間,大きさは短,色は緑,たく葉の形は鎌形,長さは短,葉柄の長さは短,太さは中である。花色(蕾の色)は濃桃,花弁の形は長円,やくの色は淡黄である。果実の外観は長円,王冠は中,がくの開閉は開,がくあの深さは中,広さは狭,こうあの深さはやや浅,広さは中,果実の大きさはやや大,果皮の地色は黄,果皮を被う色は黄,色の型は縞不明,さびの位置はこうあ,量は中間,さび状果点は無,果点の大きさ及び密度は中,スカーフスキンは無,果皮の光沢はやや弱,ろう質は少,粗滑の程度は滑である。果梗の長さは短,太さは細,肉こうの有無は無である。果心の形は円錐,大きさは小,果肉の色は黄,押傷のつきやすさは中,果肉の褐色化,硬さ及びきめは中,蜜の多少は無~僅か,甘味及び酸味は中,渋味は無,香気は中,果汁の多少は多である。種子の形は倒卵,大きさは中である。発芽期及び開花期は中,成熟期は中で育成地においては10月上中旬,自家結実性は中,早期落果及び後期落果は無~僅か,普通貯蔵及び冷蔵貯蔵は長い,心かびの発生は無~僅かである。「アキタゴールド」と比較して,果実の外観が長円であること,がくの開閉が開であること,果心が小さいこと等で,「メロー」と比較して,王冠が強いこと,がくあ及びこうあが浅いこと,果梗が短いこと,果心が小さいこと等で,「ゴールデンデリシャス」と比較して,王冠が強いこと,がくの開閉が開であること,さびの量が少ないこと,押傷がつきにくいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年に長野県果樹試験場(須坂市)において「ゴールデンデリシャス」に「千秋」を交配し,翌年は種,平成2年に選抜,以後,特性の調査を行いながら増殖を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
シナノゴールド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/15 14:29 UTC 版)
シナノゴールドは、長野県果樹試験場が1983年に交配したゴールデンデリシャス(種子親)と千秋(花粉親)[1]の組み合わせから選抜・育成したリンゴであり、1999年に品種登録された[2]。外観が鮮やかな黄色をしている[3]。秋映、シナノスイートとともに長野県のオリジナルリンゴの「りんご三兄弟」のうちのひとつ[4][5]。
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- ^ “シナノゴールド | りんご大学”. www.ringodaigaku.com. 2019年11月15日閲覧。
- ^ 「リンゴ‘シナノスイート’と‘シナノゴールド’の育成および高品質安定生産技術の開発」『園芸学研究』第17巻第3号。
- ^ “シナノゴールド|品種紹介|りんご情報局”. vegemart.net. 2019年11月15日閲覧。
- ^ “徹底比較!信州りんご三兄弟 共和園芸農業協同組合 共和のりんご直送便”. www.applekyowa.com. 2019年11月15日閲覧。
- ^ “シナノゴールド|とれたて大百科|野菜のチカラをもっと知る|JAグループ (野菜)” (日本語). JAグループ (野菜). 2019年11月15日閲覧。
- ^ 「海外進出する県オリジナル品種「シナノゴールド」」『信州自治』第67巻第7号。
- ^ “欧州における品種シナノゴールド及び商標に関するライセンス契約締結について”. 長野県. 2019年10月26日閲覧。
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