形成層とは? わかりやすく解説

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けいせい‐そう【形成層】

読み方:けいせいそう

双子葉植物裸子植物や根にある分裂組織分裂増殖続けて内側木部外側篩部(しぶ)を形成し木本(もくほん)植物では年輪ができる。


形成層

英訳・(英)同義/類義語:cambium, cambium layer

植物の細胞分裂組織一つで、師部木部境界存在する
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個体の器官や組織など:  座骨  延髄  強膜  形成層  後体部  後期胞胚  後腎

けいせいそう【形成層】

および根の肥大生長行なう分裂組織維管束木部水の通路)と師部同化物質通路)の間にあり、内側木部外側師部がある。取り木環状剥皮行なう際はすべて取り去る


形成層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 04:23 UTC 版)

光学顕微鏡で観察したコルク形成層

形成層(けいせいそう、: Cambium)とは、植物において、植物の成長に必要な部分的に未分化な細胞を提供する組織層のこと。木部師部の間に存在する。また、師部、木部、またはコルクが分裂によって成長し、木本植物では二次的な肥厚をもたらす細胞性植物組織とも定義できる。これは細胞の平行な列を形成し、二次的な組織をもたらす[1]

植物にはいくつかの異なる種類の形成層がある。

用途

形成層を食用と出来る木本植物は多い[2]。しかし、木本植物の恒常性と成長において重要な役割を担っているため、形成層を一度に取り除かれすぎた植物は枯死にいたる可能性がある。形成層は概ね生食でも調理しても食べることができ、にしてパン作りに使用することもできる。

脚注・参考文献

  1. ^ Cambium - Dictionary of botany”. 2023年8月16日閲覧。
  2. ^ Holmes (2016年5月20日). “So You Want to Eat a Tree” (英語). Atlas Obscura. 2022年5月8日閲覧。
  3. ^ 祐輔, 青山、敦史, 髙田、学, 若山、義則, 神津「剥皮防止資材のクマおよびシカに対する効果と耐久性」『奈良県森林技術センター研究報告』第52号、2023年7月、15–27頁。 

形成層

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 04:03 UTC 版)

名詞

  けいせいそう

  1. 双子葉類植物裸子植物などにある分裂組織

関連語


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