hybridとは?

ハイブリッド

英語:hybrid

ハイブリッド(hybrid)とは、異種のものの組み合わせ掛け合わせによって生み出されるモノあるいは生き物を意味する語。動物場合は「雑種」ともいう。

ハイブリッド(hybrid)の語源ラテン語の「hybrida」。もともと「イノブタ」を意味する語である。そこから、生物掛け合わせによって生まれ動物雑種)という意味に転じた。後に、異種要素組み合わせ製品形容する語彙としても用いられるようになった

ハイブリッドな生き物の例としては、豚と交配によって生まれイノブタや、馬とロバ交配によるラバなどが挙げられる。野菜交雑によって生まれ品種は「ハイブリッド野菜」と呼ばれる

工業製品でハイブリッドといえばハイブリッドカーハイブリッド車)がまず挙げられるが、ハイブリッドカーは「エンジン内燃機関)+電気モーター」のように複数動力源組み合わせ動力源切り替えながら(複合式動力で)走行する自動車のことである。ちなみに電動アシスト自転車」も、「人力電動モーター」のハイブリッド軽車両である。

ハイブリッド車ハイブリッドカー)は、異な動力源複合して走行できる自動車総称であり、その組み合わせ多種多様である。最も一般的に知られている方式は、内燃機関であるエンジン電気で動くモーター動力源とする電気式ハイブリッドであろう走行エンジン主体だが、車両電装品電気供給する発電機能を強化してエンジン対す動力源としても用いる、といった構造をもつ車も「ハイブリッド車」に該当する。

ハイブリッド車のうち「マイルドハイブリッド」と呼ばれる種類の車は、搭載されている発電機能を強化してエンジン動力補助するモーターとして機能させる。走るための燃料エンジン消費するのを抑え二酸化炭素排出抑制燃費を向上できる。発進時はモーター動き出し加速ではエンジンにかける負荷アシストし、減速時には逆にエンジン回転バッテリーへの充電変換する機能交互に働くことによってエネルギー効率を向上させている。

マイルドハイブリッド対する「ストロングハイブリッド」方式の車には、マイルドハイブリッドよりも大きなバッテリーモーター搭載されている。エンジン停止してモーターのみで走行でき、完全にモーターだけで走行できるモード用意されている場合が多い。マイルドハイブリッド違い走行状態によってエンジンモーター使い分けるように出力配分をあらかじめ決めておくことで燃費向上を図っている。

ストロングハイブリッドは基本的に車両搭載された充電機能を使ってバッテリー充電するが、「プラグインハイブリッド方式外部から充電できる仕組み導入し、走行距離を向上させた。プラグインハイブリッドコンセントに繋がるプラグから直接バッテリー充電できる。プラグインハイブリッド車は「PHEV」ともいう。これは「プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ビークル」の略である。

プラグインハイブリッド一種というべきか、「レンジエクステンダー」は、従来プラグインハイブリッド加えて小型発電機システム搭載してモーターによって走行できる距離を大幅増大することを実現した仕組みである。これによって充電ステーションがない場合ガソリンなどの燃料補給をすることでハイブリッド走行することが可能となっている。

自動車以外の工業製品における「ハイブリッド」の例としては、たとえば、に熱を加え機能蒸発する機能組み合わせる「ハイブリッド加湿器」、腕時計活動量の測定機能やメール機能などを持たせた「ハイブリッドスマートウォッチ」、ハードディスクドライブ動作記憶などを補助するキャッシュメモリとしてフラッシュメモリ搭載した「ハイブリッドHDD」、アナログ型のコンピュータデジタル型のコンピュータ組み合わせた「ハイブリッドコンピュータ」などが挙げられる。

ハイブリッド加湿器加湿に熱を利用する。加湿水の蒸発原理利用する方式を「気化式」、ミスト噴霧する方式を「超音波式」というが、このいずれかと熱を組み合わせ加湿する加湿器が「ハイブリッド加湿器」に該当する。気化式との組み合わせでは吸い上げフィルター温風当て蒸発させる。超音波式との組み合わせでは温め超音波によって蒸発させることを実現している。

ハイブリッドスマートウォッチにはスマートウォッチのような大きな液晶画面がない。アナログ腕時計同様の文字盤があって、時計としては普通の腕時計と同じ仕様になっている。つまり、ハイブリッドスマートウォッチは、従来型の普通の腕時計加えてウォーキング距離や消費カロリー計る活動量計機能メールなどの着信通知機能などのスマートウォッチがもつ機能搭載している。液晶画面がない分だけ電池持ちスマートウォッチよりは良い

ハイブリッドHDDハードディスクドライブフラッシュメモリ搭載した記憶デバイスである。このフラッシュメモリ小型半導体素子メモリを使った記憶媒体で、小型SSDとも呼ばれている。フラッシュメモリ小型であり容量小さい。データハードディスク記録して保存する。データ保存にあたって頻繁に使うデータだけをフラッシュメモリー一時保存しておくことでアクセス高速化を実現させている。これによって使用頻度の高いデータ読み出し・アプリケーション起動などの高速化が期待できる。

ハイブリッドコンピュータ高速での計算を得意とする計算量限界のあるアナログ計算機計算精度メモリ限り無制限上げることができるが計算速度限界のあるディジタルコンピュータを組み合わせコンピュータである。リアルタイム性を求め計算デジタルコンピュータでは計算が遅い。アナログコンピュータ速い回路混入するノイズ影響を受けやすく精度が悪い。ハイブリッドコンピュータは、アナログコンピュータ精度は劣るが高速予測値を得て、それに基づいてディジタルコンピュータで高精度計算をするような使い方を可能とする。

素材にも様々なハイブリッドがある。歯科治療に使われるハイブリッドセラミックやハイブリッドインレー、ハイブリッドレジンなどは物を作り出すための製品素材組み合わせだ。一方で自然の物と人工物の組み合わせもある。競技場に使われるハイブリッドなどがその例だ。

ハイブリッドセラミックレジン呼ばれる紫外線などを当てると固まるプラスチックのような従来から保険適用歯科治療使用されていた素材保険適用外綺麗な磁器であるセラミック混ぜ合わせ素材歯科治療の際、詰め物やかぶせ物として使われる。セラミックだけで詰め物・かぶせ物をすると高額になるが、混ぜ合わせることで経済的で、かみあう歯を痛めないメリットがある。反面セラミックより変色やすくへりやすい。
インレーとは歯科治療の詰め物のこと。従ってハイブリッドインレーはハイブリッドセラミックで作られた歯科治療の詰め物を指す。

最近では、3Dプリンター使用して歯科治療の詰め物やかぶせ物を作ることができるようになった。ハイブリッドレジンは、紫外線レジン呼ばれるプラスチックのような素材にあてると固まる性質利用した光造形方式3Dプリンター造形材料として使用される。この素材は、プラスチック様のレジンに丈夫なセラミック混ぜ合わせることで加工し易さ強度両立させるために考え出されたものだ。

ハイブリッド強化天然芝とも呼ばれる競技場などで使用される天然芝一定割合人工芝繊維組み合わせて敷いたものだ。天然芝維持管理は大変で、きめ細かな手入れが必要な上に管理には相応経験技術要求される。また、費用もかかり経済的ではない。特に稼働率下げたくないスタジアムなどは、使用頻度が高ければ維持が困難となってしまう。この維持の手間や自体耐久性向上させる手段として天然芝人工芝繊維を混ぜて補強することが考え出された。天然芝人工芝の混ぜかたには、天然芝面に一定間隔ステッチ式に人工芝混ぜる方法人工芝敷き詰めた上に砂を敷いて天然芝の種を蒔いて育て方法マイクロファイバーなどの人工繊維と砂などの混合材を敷いた上に天然芝種を蒔く方法などがある。

ハイブリッド【hybrid】

動植物雑種

異質のものの混成物。

電気信号を、相互干渉なく、結合または分離する装置


ハイブリッド

同義/類義語:雑種細胞
英訳・(英)同義/類義語:hybrid, hybrid cell

センダイウイルス薬品使い人工的異な細胞融合して作成した細胞研究用途の他に。モノクローン抗体作成に使うハイブリドーマや、ラジエーションハイブリッド法などに使われる。

ハイブリッド hybrid

全体 ★★☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆

凡例

複合型

軽油代わる燃料開発,あるいはディーゼルと他の動力源によるハイブリッド複合型模索されている。

意味説明

異種のもの同士組み合わされて,新しいものができること。また,新しくできたもの。

その他の言い換え語例

複合 複合物 異種混合


ハイブリッド

(hybrid から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 14:11 UTC 版)

ハイブリッド: hybrid英語発音: [ˈhaibrid])は、


  1. ^ Oxford Dictionaries [1]
  2. ^ 広辞苑 第6版 「ハイブリッド」
  3. ^ テレビ朝日開局50年周年記念2008年1月4日放送、番組「地球の危機2008」から。ガラパゴス諸島のSouth Plaza島の状況
  4. ^ ブリタニカ百科事典
  5. ^ ハイブリッド計算機1971年昭和46年)、計算機の歴史、統計数理研究所統計数理研究所
  6. ^ JIS C 5610:1996「集積回路用語」日本産業標準調査会経済産業省) 4節「集積回路用語」,(2)デバイス関連用語,番号2037
  7. ^ a b 電子材料編集部編『最新ハイブリッドIC技術』、工業調査会、1984年
  8. ^ ハイブリッドイメージを解説する英文サイトとその静的なハイブリッドイメージを動画で表すサイト
  9. ^ 元日立製作所副社長、三浦武雄はハイブリ ッド計算機を提案し,1958年研究に着手,1959年HIPAC101との連動システムを完成日本情報学会、コンピュータ博物館、日本のコンピュータパイオニア > 三浦武雄
  10. ^ 日立R&D(研究開発) トップ> 社外表彰> 1970年から1979年:1977 紫綬褒章(Medal with Purple Ribbon)ハイブリッド計算機の開発(Development of hybrid computer)
  11. ^ [2] - 国立科学博物館産業技術の歴史に掲げられる厚膜ハイブリッドIC(厚膜混成集積回路


「ハイブリッド」の続きの解説一覧

HYBRID

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 22:51 UTC 版)

HYBRID』(ハイブリッド)は、CURIOの1枚目のスタジオ・アルバム




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