レンジエクステンダー
英語:Range Extender
電気自動車の連続航続距離を延長するために搭載される、エンジンや発電機からなるシステム。
レンジエクステンダーでは少排気量のガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどが使用される。このエンジンは走行用ではなく、発電してバッテリーに給電するために用いられる。電気自動車のバッテリー残量がわずかになった場合にすぐ電力を補給することができるため、従来に比べ長距離の連続航続を実現できる。
レンジエクステンダーを搭載した電気自動車は「EREV」(Extended-Range Electric Vehicle)とも呼ばれる。なお、このEREVの呼称はシボレー・ボルトシリーズで用いられ始めた呼び名とされる。
関連サイト:
Comments by Amazing Chevy Volt EREV-Facts Guy - The Economist
レンジ‐エクステンダー【range extender】
レンジエクステンダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 15:30 UTC 版)
レンジエクステンダーとは、電気自動車の航続距離延長を目的に搭載される、小型発電機からなるシステムである。プラグインハイブリッドカー(PHEV)の一種として分類される[1]が、特にエンジンの回転力を直接動力として用いないものを指す。
- ^ Green car rankings
- ^ “小型低燃費クリーンディーゼルエンジンの開発”. 株式会社 ACR (2015年3月). 2017年4月5日閲覧。
- ^ “C-X75”. JAGUAR JAPAN (2015年3月26日). 2017年4月5日閲覧。
- ^ アウディ・A1#A1 e-tron
- ^ “Ceres Powerが電気自動車のレンジエクステンダー向けSOFCスタック技術を実証”. 共同通信PRワイヤー. 2019年11月3日閲覧。
- ^ “2012 AMENDMENTS TO THE ZERO EMISSION VEHICLE REGULATIONS” (2012年). 2017年4月5日閲覧。
- ^ 日本の低排出ガス車認定制度においても同名の基準が存在するが、本稿ではアメリカ・カリフォルニア州における制度を指す。
- ^ 一例として、BMW・i3は補助動力装置による走行距離と外部充電による走行距離が等しくなるようにガソリンタンクの容量を定めたが、米国での発売にあたり当局の要請でさらに容量を削減している。BMW i3 Ride and Drive
- ^ 本稿を記述した2017年時点において。将来的には二次電池の性能向上によりメリットがなくなりうる。
- ^ PHEVにおいても同様の仕様が存在する。経済性能|アウトランダーPHEV|MITSUBISHI MOTORS JAPAN
- ^ CEV補助金対象 最新車両(PHV)_CEVの補助金交付を行う次世代自動車振興センター
- ^ “参数配置表 - 问界 M5 - AITO 汽车官网”. aito.auto. 2022年2月13日閲覧。
- ^ Metrocab_Press_Release-Multimatic_announcement.pdf
- ^ パラレルハイブリッドであるとの意見もあるが、GMは否定している“【インプレッション・リポート】シボレー「ボルト」”. Car Watch. (2010年11月24日)
- ^ “アウディ A1のPHVが進化…ロータリーエンジンがパワーアップ - レスポンス”. Response.jp. (2013年6月12日)
- 1 レンジエクステンダーとは
- 2 レンジエクステンダーの概要
- 3 搭載車種
- 4 脚注・参照
レンジエクステンダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:59 UTC 版)
「ロータリーエンジン」の記事における「レンジエクステンダー」の解説
RX-8の販売終了時に、マツダはレンジエクステンダーシステム(電気自動車の発電用)や水素ロータリーエンジンとして活用することを発表した。2013年12月に、デミオEVにレンジエクステンダーシステムを搭載した試作車を報道陣に公開した。2017年時点でも水素・EV向けロータリーエンジンの開発を継続している。
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