志村けんのだいじょうぶだぁ
(人間ルーレット から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/20 08:16 UTC 版)
『志村けんのだいじょうぶだぁ』(しむらけんのだいじょうぶだぁ)は、フジテレビ系列で1987年(昭和62年)11月16日から1993年(平成5年)9月27日まで毎週月曜日 20:00 - 20:54(JST)に放送されていたお笑いバラエティ番組。志村けんの冠番組であり、2007年(平成19年)から2020年(令和2年)まで単発スペシャル番組(後述)として年3,4回放送されていた。
- 1 志村けんのだいじょうぶだぁとは
- 2 志村けんのだいじょうぶだぁの概要
人間ルーレット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:53 UTC 版)
「志村けんのだいじょうぶだぁ」の記事における「人間ルーレット」の解説
観客から抽選で選ばれた人が挑戦者になり、巨大人間ルーレットを回す。タイトルコールは「クイズなんだろな」と同じく、マイケル・ジャクソンの「BAD」のイントロが流れた後、志村・田代・松本が「人間ルーレット!ジャカジャン!!」と言い、抽選では志村がボックスが無い所に手を突っ込むマネをして田代にツッコまれ、番号を読み上げる際は「(当選番号は)三桁です(実際はそんなにいない)」「2万飛んで…」とボケをかまして、田代が「ない。ない。」と言ってツッコむという流れがあった(時には志村がボケをかまさず、そのままストレートで番号を読み上げるときもあった)。内側でルーレットマン、外側で賞品の書かれたリングが回転するような形になっており、田代が「人間、ルーレット!」の掛け声で外側のリングを回した後、挑戦者がスイッチ操作でルーレットマンを回転させる。 しばらくしてからスイッチ操作でルーレットマンをストップさせる(大抵逆さにされる)と、外側のリングの回転が遅くなり、完全に止まった時点でルーレットマンの頭が示した賞品を獲得する。 ルーレット回転中のBGMは、「だいじょうぶだぁ」のボイスがラップ調で延々と流れるものであった。回転が遅くなるとともに、BGMの速度もゆっくりに(ボイスはだんだん低音に)なっていく。 初期は、挑戦者が実際の舞台でレギュラーキャストが実演する間違いクイズを行い、その正解数(最高4問)によってルーレットの回数が決まった。しかし、4箇所のうち1箇所は非常に分かりにくいものやマニアックなものであり、見つけられない場合が多かった。その代わり、それ以外の3箇所は判定を甘くしており、うろ覚えな回答でも正解にするケースがあり、大抵3回できることが多かった。その後、クイズが撤廃され、更に豪華商品の獲得が乱発したこともあって、無条件に3回から1回へ縮小となった。 賞品は、けんちゃん賞(金色のプレートに志村の似顔絵で2箇所、賞品は国際ロータリー旅行主催の海外旅行、ハワイ、シンガポールなど)、マーシー賞(銀色のプレートに田代の似顔絵で2箇所、賞品は国内旅行、北海道、沖縄など)。当初は1989年1月9日から登場の予定だったが、昭和天皇の崩御による特別編成により中止となり、1週間後の1月16日放送となった。それ以外では、ココ山岡のダイヤモンド、カメラ、高級ブランドグッズ、ウォークマン、ビデオカメラ、ステレオコンポ、腕時計、トイレットペーパー1年分、タワシ1年分などが用意された。ただしトイレットペーパーに当たった場合は、志村の裁定でウォークマンなど賞品が追加プレゼントされることもあった。 また、末期に入ってからは外側のリングの賞品エリアにそれぞれ赤・青・緑のラインが引いてあり、観客にそれぞれの色を割り振り、止まった賞品のラインによって観客にも番組グッズが贈られた。 最後に、視聴者から届いたハガキから抽選で1枚を引き、出た目と同じ賞品を視聴者プレゼントしていた。その際志村が「フジテレビの志村さん」と宛名の方を読み、田代にツッコまれる事もあった。けんちゃん賞、マーシー賞の場合、旅行はペア御招待となる。 ルーレットマンの頭が賞品と賞品の境に止まることも数回あったが、判定は甘かった。稀にけんちゃん賞(海外旅行)、マーシー賞(国内旅行)が出そうな時点で、ルーレットマンの頭がその賞品と賞品の境に止まったこともあり、志村の裁量でけんちゃん賞かマーシー賞のマスの所へルーレットマンの頭を持って行って、旅行を獲得させたことがあった。 このコーナーは1991年秋の『FNS番組対抗!なるほど!ザ・秋の祭典スペシャル』でも行われ、予選各ブロック最終問題終了時に4番席に座ったチームが挑戦した。進行は志村・田代の2人だったが、通常と異なり各番組の出演者がルーレットマン役を務めた。賞品は、新高輪プリンスホテルの宿泊券、松茸、柿の種、フジテレビの「目玉マーク」をあしらったお菓子だった。ちなみに、『なるほど!ザ・春秋の祭典』で一番優勝回数の多かったチームは本番組であった。 この人間ルーレットのコーナーは、セガ・エンタープライゼスにより、アーケードゲームやおもちゃなどに商品化された。 アーケードゲーム:「志村けんのだいじょぶだぁ ルーレットマン」(1992年)人間ルーレットをモチーフにしたプライズゲーム。緑色のスタートボタンでルーレットが回り、赤色のストップボタンでルーレットを止める。「大アタリ!」(志村けんのイラスト)に止まると大きい景品が、「アタリ!」(変なおじさんのイラスト)に止まると小さい景品が獲得できるというもの。「もう1回!」に止まればクレジット(残り回数)が減らずに再度チャレンジできる。 おもちゃ:「元祖ゲーム王 志村けんのだいじょぶだぁ 人間ルーレット」(1993年、対象年齢3歳以上)ルーレットには「志村けん」(大アタリ)、「変なおじさん」、「ひとみばあさん」の絵柄があり、手元には同様に3つの絵柄のボタンがある。コインを入れるとルーレットが回り、選んだボタンと同じ絵柄に止まると、カプセルを獲得できる。なお、「志村けん」(大アタリ)に止まった場合には、ボーナスゲームとして光のルーレットが回り、複数のカプセルを獲得できるチャンスとなる。
※この「人間ルーレット」の解説は、「志村けんのだいじょうぶだぁ」の解説の一部です。
「人間ルーレット」を含む「志村けんのだいじょうぶだぁ」の記事については、「志村けんのだいじょうぶだぁ」の概要を参照ください。
- 人間ルーレットのページへのリンク