青い山脈_(曲)とは? わかりやすく解説

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青い山脈 (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 22:52 UTC 版)

「青い山脈」
藤山一郎奈良光枝シングル
リリース
ジャンル 歌謡曲流行歌
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 西條八十(作詞)
服部良一(作曲)
試聴
青い山脈(オリジナル版) - 藤山一郎奈良光枝(歌)
青い山脈(ステレオ再録音版) - 藤山一郎(歌)
いずれも日本コロムビア提供のYouTubeアートトラック
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青い山脈」(あおいさんみゃく)は、石坂洋次郎原作の日本映画『青い山脈』の主題歌として1949年に発表された曲である。発表当初は藤山一郎奈良光枝が歌っていたが、奈良が早世したこともあり藤山一郎の歌として有名である。

長年にわたって世代を問わず支持され、発売から40年経った1989年にNHKが放映した『昭和の歌・心に残る歌200』においても第1位となっている[1]

解説

1981年1月1日に放送されたTBS「全国歌謡曲大調査、明治から昭和この百年!史上最大のベストテン」では一位を獲得した[2]。また、上述の1989年に放送されたNHK『昭和の歌・心に残る歌200』でも一位を獲得している。

この曲を歌った藤山一郎と作曲者の服部良一は共に国民栄誉賞を受賞している(作詞の西條は国民栄誉賞創設以前に死去)。

NHK紅白歌合戦では、藤山が紅白歌合戦30回記念として特別出演した1979年の「第30回NHK紅白歌合戦」でメドレー内で歌唱されたのと、紅白40回記念として第1部が「昭和の紅白」として開催された1989年の「第40回NHK紅白歌合戦」の計2回歌唱されている。

作曲者の服部良一は、著書[3]の中で「梅田から省線に乗って、京都に向かう途中のこと、日本晴のはるか彼方にくっきりと描く六甲山脈の連峰をながめているうちににわかに曲想がわいてきた」と記している。近年、これを曲解し北摂地方の山並みとしている資料もあるが誤りである。 そして、この列車の中で手帳に書きとめようとしたが、生憎車内は買い出しの客で満員。五線譜を書くことができない。とっさの思いつきでハーモニカの番号を書いたという。服部自身「周りの人も、闇屋が計算していると思ったのでしょうね。」と回想している。

藤山一郎と奈良光枝がデュエットで歌唱している映像は1975年に放送された「第7回思い出のメロディー」のものが現存している(奈良は1977年に53歳で死去)。

カラオケ(初出はコロムビア製レーザーディスクカラオケ)では藤山一郎自身が出演している。

秋田県横手市にて石坂が教鞭を取っていたこともあって、横手駅ご当地発車メロディーとしてこの曲を流している[4]

楽曲製作者

カバーなど

※多くの歌手によってカバーされている。

脚注

注釈

  1. ^ 当時日本コロムビアから発売されたシングルレコードでは、坂口の相手は志垣ではなく、円谷弘之だった。

出典

  1. ^ 池井優 『藤山一郎とその時代』 新潮社1997年ISBN 4104179019。170頁-180頁
  2. ^ [1] この番組は放送ライブラリーで視聴できる。調査結果は『歌謡曲ベスト1000の研究』という本にまとめられている。
  3. ^ 服部良一『ぼくの音楽人生 エピソードで綴る和製ジャズ・ソング史』日本文芸社、1982年10月。 
  4. ^ 藤沢志穂子「秋田・JR横手駅 「青い山脈」吉永小百合が語る石坂文学の普遍性」『産経新聞』2019年1月26日。2024年7月9日閲覧。
  5. ^ 動画”. ニコニコ動画 (2014年6月17日). 2021年6月2日閲覧。
  6. ^ CM・メディア情報|ソフトバンクモバイルより

関連項目

  1. ^ 小尻記者追悼集刊行委員会 1993, p. 322.

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