デンジャラス_(お笑いコンビ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > デンジャラス_(お笑いコンビ)の意味・解説 

デンジャラス (お笑いコンビ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/26 16:48 UTC 版)

デンジャラス
メンバー ノッチ
安田和博
結成年 1988年3月
事務所 太田プロダクション
活動時期 1988年 -
出身 劇団七曜日
劇団東京ヴォードヴィルショー
出会い 劇団七曜日
劇団東京ヴォードヴィルショー
現在の活動状況 テレビ・ライブなど
芸種 コントものまね
ネタ作成者 両者(安田が主導、ノッチが原案)
過去の代表番組 ボキャブラ天国
同期 さまぁ〜ず
爆笑問題
月亭方正など
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
1993年 第11回ビートたけしのお笑いウルトラクイズ 一度も写らなかったで賞
テンプレートを表示

デンジャラスは、太田プロダクション所属のお笑いコンビ。

メンバー

ノッチ(1965年7月26日 - )(59歳)
愛媛県新居浜市出身。ボケ担当。血液型A型。
安田 和博(やすだ かずひろ、1967年11月17日 - )(57歳)
東京都西多摩郡瑞穂町出身。ツッコミ担当。血液型A型。

芸風

1990年代半ば、フジテレビのバラエティー番組『タモリのボキャブラ天国』で人気を博し、2009年にアメリカ合衆国大統領に就任したバラク・オバマのものまねで復活を遂げた。その名の通り、デンジャラス(危ない=危険)なキャラをノッチが演じ、まともであるはずの安田が巻き込まれていくというナンセンスな芸風。例えば「青春、青春、そりゃ売春!」とノッチがやると間髪入れずに「このバカタレが!」と安田が突っ込むというギャグなど。

とんねるずと共演の際、二人から「あんぜんび」(ミナトッチ、モリヤッチ)と呼ばれている。

ネタ作りは基本2人で行っているが、基本的な主導権を握っているのは安田である。ノッチは自分がやりたいネタに対して、大まかなイメージや案を安田に伝え、安田は即座に台本に仕上げている。

経歴

1980年代後半 - 1990年代前半

両者共に劇団七曜日劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1988年コンビを結成する。

結成当初は東京渋谷La・mamaでの「ラ・ママ新人コント大会」などを拠点にし、お笑い第三世代ブーム終盤には、期待の若手としてホンジャマカ、バカルディ(現:さまぁ〜ず)らと共にテレビやライブに出演、人気を博す。

1990年代

1990年代半ば、『タモリのボキャブラ天国』シリーズに出演。ノッチのキャラクターが改めて注目を集めた。両脇の下に手の平をかざし、あいさつする「ノッチです」が有名。

1995年4月からSBSラジオで放送された『デンジャラスのラジカルモンスター』にてパーソナリティーを担当。月〜金の帯番組であったが、彼らは水曜日を担当した。当時は知名度が低かったが、徐々に番組は静岡県内の中高生の注目を集め、ボキャブラ天国ブームも後押ししたことから大人気となった。番組内ではノッチが作詞作曲し歌う「“ラヴ”〜虹のかけ橋」[1]も誕生し、SBSラジオの週間リクエストランキングで4か月間にわたり1位を獲得[1]。通信販売限定でCD販売された[1]

1998年3月になるとラジカルモンスターが終了し、4月から新しい帯番組として『らじおの王様』がスタート。「デンジャラスのらじおの王様」としてリニューアルされ、2000年9月まで放送された。ゲスト出演が多かったのはX-GUNU-turn(解散)やノンキーズ(解散)などの『ボキャブラ天国』メンバー。

この頃、一時期、ノッチ人気に煽られ解散を考えたこともあったというが、「お互い傷つけ合うのはやめよう」と和解し、さらに絆を深めた。

ノッチはロケで訪れたアメリカの空港での入国手続きの際、「I am a Japanese comedian! I am dangerous!(私は、日本のコメディアンです!私は危険です!)」と発言し、取り押さえられたことがあるとのこと(土田晃之談)。

2000年代前半

ノッチがひとりで缶コーヒーのワンダ・モーニングショットのCMで所ジョージと共演するなど、デンジャラスとしての露出が少ないため、「やっぱり解散?」説も流れたが、2006年新春には『人気芸人100人大集合お笑い国盗りクイズ!!芸能界誰についてく?仁義なき派閥抗争特大スペシャル!』などいくつかのバラエティ番組に出演した。

2006年1月3日にフジテレビで放送された『イマだ!タレント再生工場 「ノムさん」』にノッチが出演した際には、『ラジカルモンスター』でパーソナリティーを担当し合った元大事MANブラザーズバンド立川俊之と同席であった。

同じ事務所の芸人との共演は多く、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』の時には竜兵会メンバーである土田晃之とよく共演する(彼とはU-turn時代から共演が続いている)。

また、2006年5月からはインターネット放送GyaOにて、先述の竜兵会をベースとした番組『竜兵会』にデンジャラス両名がレギュラー出演しており、安田はコーナー進行、番組構成も務める。

2010年代

2009年にアメリカでバラク・オバマが大統領に就任し、ノッチが少し似ていることから話題となった。ノッチがオバマ、安田がそのSPに扮したネタを披露している。

少しとは言うものの、オバマ本人への突撃番組(大統領選挙期間)の際、演説の最中、オバマ自身から「お前はオバマだ」と指差しで「公認そっくりさん」にされたことは、その後、本人が本当に当選してしまっただけに、その稀にみるカリスマ的運の良さから、デンジャラス復活の伝説にさえなっている。また、再ブレイクと共に恐妻家キャラも確立し、妻と共にテレビ出演をする事もある。

一方、安田はコンビの「じゃない方」としてノッチとの大きな格差が生じ、不遇な扱いを受けていた。が、最近は先輩であるダチョウ倶楽部上島竜兵のグダグダなトークを横でフォローしたり、ついには、「上島がしゃべらんとすることを要約し、本人よりも上手く伝え」たり様々な形で上島を補佐し、「上島のブレーン」としてのキャラを確立しつつある。上島自身は「俺の座付き作家」などといったり、さまざまな番組でブレーンとして呼んでおいたりしている。また、相方のノッチがトークに弱いため、ノッチが言いたいことを上手く伝えたり、すべった時などにフォローする役目も担っている。

有吉の応援にかけつける役で最近ではサンデーナイト・ドリーマーに頻繁に出演するようになった。有吉のお気に入り先輩芸人は上島と安田となっている。

テレビ番組

ドラマ

映画

OVA

CM

ディスコグラフィー

  • “ラヴ”〜虹のかけ橋(1997年9月14日[1]
インディーズレーベル「デンジャラスレーベル」から発売[1]

脚注

  1. ^ a b c d e デンジャラス関連商品インターネットアーカイブのキャッシュ)
  2. ^ 野村宏平、冬門稔弐『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、203,326頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 

関連項目

外部リンク


「デンジャラス (お笑いコンビ)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「デンジャラス_(お笑いコンビ)」の関連用語

デンジャラス_(お笑いコンビ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



デンジャラス_(お笑いコンビ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのデンジャラス (お笑いコンビ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS