B'z 評価

B'z

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 19:38 UTC 版)

評価

音楽評論家大貫憲章は、熱心なリスナーではないため印象論でしかないという前置きをした上で、「ハードロックサウンドとシャウト、稲葉の外見の良さなどによって、B'zが日本の一般人が想定するロックのイメージをわかりやすく体現しているためではないか[4]」と分析している。音楽プロデューサー亀田誠治によると、ヒット曲に必要な条件とする「アーティストパワー」と「楽曲のパワー」の両方を兼ね備えて安定的に売れ続けている「勝ち組安定型」の例としてB'zを挙げており[123]CDショップも積極的に売り出すことでさらに売上枚数が増えると述べている[123]作詞家森雪之丞は洋楽のビートに日本語をどう近づけていくかという「日本語ロック」の試行錯誤において、「稲葉君が歌えば何でもロックになるんですよ。彼の歌詞は、とても四畳半的な男の意気地ない言葉が入っていても、B'zのサウンドの中で彼が歌ったら、ロックである」としており[124]、「詞の世界として、か弱く、セコい心情を吐露していても、松本君のギターがあって、B'zの世界の中で聴くと、それがセコくないんですよ。それがロックだろうって思うんです」と述べている[124]ギタリストマーティ・フリードマンは、「B'zはあれだけ人気なのにフォロワーがいないでしょ。テクニックがめちゃくちゃあるし、2人とも自分だけの独特なスタイルを確立しているから、マネしたくてもできないんだと思うよ」と述べている[125]。音楽評論家の伊藤政則は、「B'zは邦楽と洋楽の壁を少しずつ壊して今日に至っているからね」、「B'zの音楽を聴いていると、どうしてもそういう音楽も聴きたくなる。だから(邦楽と洋楽の)境界線みたいなものは壊している。今思えばこれはすごいことです」、「(松本さんや稲葉さんが影響を受けた海外アーティストやアルバムに関するエピソードが)B'zファンの音楽的な裾野を広げているという言い方もできるんじゃないかな」と述べている[126]

B'zの2人は、売上枚数やライブの動員数などが話題になることについて松本は「セールスがプレッシャーになることは全然ない[127]」、「たとえば、“数字”っていうのは一番世間にわかりやすい。何万枚売れたとか、いくら稼いだとか。それはそれでいいんですけど、自分の中での質の向上みたいなものには終わりがない[127]」、稲葉は「数字を気にする人たちがいるのは、それはそれで悪いことじゃないと思う。おもしろい話題の1つとしてとらえてくれればね……[127]」と述べている。また、稲葉は「記録とか目標よりも、今は、もうちょっと違う…例えば、やったことない場所でライブをやってみたいとか、そういうことが楽しい[128]」と述べており、松本も「新しいアルバムを創って新しいものが生まれてくる経験とか、知らない場所でライブをやったりしたいなって思えることの方が、今は楽しみ[128]」と述べている。

パクリ問題

B'zを論評する時に、避けて通れないのが「パクリ」であるといわれている[129]。『マルコポーロ』94年10月号では、8曲を例に挙げて「パクリのオンパレード」と評しており[130]、『音楽誌が書かないJポップ批評14』では、メロディリフアレンジなどのテーマごとに、計38曲の元ネタを明かしているとしている[131]。2枚のベストアルバムの記録的大ヒットを受けて、朝日新聞で特集された際にも、「洋楽のパクリというのはよく言われていること」と紹介されていた[132]

音楽ライターの夏至明および別冊宝島編集部が「B'zはファン以外からはどうみられているか」を調査した結果によると、ロックや音楽に通じている層からは「パクリ・ネタが露骨すぎ」、「ビーイングという出自から来る商業主義の匂いへの嫌悪」と見られているとしている[133]

また、大滝詠一奥田民生など他のアーティストなら「リスペクト」や「オマージュ」として好意的に解釈されるのに、なぜB'zだけが叩かれるのか、という点について、様々な分析がされており、元ネタへの愛情と知識の蓄積量、元ネタを商品の「タネ」としかみなしていない創作姿勢の差であるという意見[130]、元ネタであるハードロックに対する評価がそのままパクリの質として評価されているという意見[133][134]、「パクリ」という行為から読み取れる思想がないという意見[135]、B'zのメーンリスナー層と元ネタであるハードロックが共有されないことで、「共犯関係」を築けないためであるという意見[136]などがある。

この問題についての作曲者である松本の発言として、夏至明は以下のインタビューを引用している[133][136]

松本 「よくいるでしょ。この曲のここはツェッペリンだな、とかいう人。それをまるですごいことでも発見したようにいう人、いるじゃない(笑)。僕らはそういう次元ではやってないんだよね。あくまでも楽しんでやっていることだから」[137]

- 「遊び心があるわけですよね」

松本 「たとえば、B'zの曲の中に「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のフレーズを入れちゃおうか、とかね」

- 「でも、必ず“あれパクリだぜ”とかいうヤツがいるでしょ(笑)」

松本 「いるよ(笑)。ピントがずれてるよね。ロック好きなヤツがバンドやって、そうならない方が不思議だよ。遊ぶ側のセンスだし、聞く人のセンスの問題だと思うけど」[138]

夏至明はこの問題について、B'zだけの問題ではなく西洋のロックを範とするJ-POPに構造的に内包されているものであるとし、1999年の『音楽誌が書かないJポップ批評3[133]』にて、B'zを「全肯定」する論陣を張った。ただし2007年には、この「全肯定」が「永遠の翼」にみられるような保守回帰傾向に荷担してしまったかもしれない、という反省と後悔をしている[136][139]


注釈

  1. ^ 読み方はゼゼ。レーベル名の由来は、音楽プロデューサーでビーイング創設者の長戸大幸の出身地である滋賀県大津市の地名より、長戸自身によって名づけられた。
  2. ^ 公演内容や規模によって「LIVE-GYM Pleasure」や「SHOWCASE」となる。
  3. ^ 当初の英語表記は「TAKAHIRO MATSUMOTO」であったが、1994年発売の14thシングル『Don't Leave Me』から表記を変えている。
  4. ^ 当初の英語表記は「KOHSHI INABA」であったが、1999年発売の26thシングル『ギリギリchop』から表記を変えている。
  5. ^ ただしクレジットに表記されるようになったのは1992年発売の4thミニ・アルバム『FRIENDS』から。
  6. ^ なお、ビリー・シーンは「ギリギリchop(Version 51)」のほかに、タイトル曲「Brotherhood」「流れゆく日々」「イカせておくれ!」「SHINE」にも参加している。
  7. ^ 2003年4月7日付オリコン週間シングルランキングのトップ10は、2位のSMAP世界に一つだけの花』を除いたすべてがB'zの作品であった[64][65]
  8. ^ 17thアルバム『MAGIC』収録の「long time no see」にも参加している。
  9. ^ 以後、チャリティーグッズの販売と寄付を続けており、東日本大震災のほか、これまでに2016年に発生した熊本地震や2018年の平成30年7月豪雨(西日本豪雨)、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策を支援している[78]
  10. ^ 配信後、AWAの全楽曲の中で再生数が急上昇した楽曲のリアルタイムランキング「THE HOT 100」で1位〜100位の全てを独占した[119]
  11. ^ 2019年に行われた『B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-』ではギターとして参加。
  12. ^ 1991年10月からは稲葉が1人でラジオパーソナリティを担当し、1994年3月に番組が終了した[45]
  13. ^ 番組冒頭に新たな紹介映像を加えての再放送[178]
  14. ^ YouTubeの『B'z Official YouTube Channel』でも公開している[181]
  15. ^ 『B'z 25th Anniversary Special「Only Two」』の再放送[186]
  16. ^ a b Beingモバイルサイト内、B'zのディスコグラフィではナムコバンダイナムコゲームス)となっているが、それは誤表記である。
  17. ^ 2005年発売のベスト・アルバム『B'z The Best "Pleasure II"』には「いつかのメリークリスマス 〜「恋するハニカミ!」バージョン〜」として収録している。

出典

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  290. ^ Lipod_Rugbyのツイート(1403547961980637185)



BZ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/27 08:22 UTC 版)

BZ

Bz

bz



.bz

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/09 20:21 UTC 版)

.bz国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)の一つで、ベリーズに割り当てられている。






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