FIREBALL (B'zの曲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/20 00:35 UTC 版)
「FIREBALL」 | ||||||||||||||||
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B'z の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『SURVIVE』 | ||||||||||||||||
B面 | 哀しきdreamer | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
規格 | 8cmシングル | |||||||||||||||
録音 | 1996年12月 | |||||||||||||||
ジャンル | ハードロック | |||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル | Rooms RECORDS | |||||||||||||||
作詞・作曲 | 稲葉浩志(全作詞) 松本孝弘(全作曲) |
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プロデュース | 松本孝弘 | |||||||||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||||||||
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チャート最高順位 | ||||||||||||||||
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B'z シングル 年表 | ||||||||||||||||
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『FIREBALL』(ファイヤーボール)は、日本の音楽ユニット・B'zの21作目のシングル。
概要
シングルとしては「Real Thing Shakes」以来10ヶ月ぶりの作品。
シングルとしては初めて「No synthesizer & No computer used(訳:全部生音)」を銘打った曲。前作「Real Thing Shakes」も全部生音だったが、当初はシンセサイザーが使用されておりトラックダウンの際にカットした為、最初から「全部生音」をテーマに製作されたのは本作品が初となる。
シングルジャケットのシールの色がオレンジ・白・赤の3タイプ存在するが、これはデザインが〆切ギリギリまで決定せず、その様子を見かねた松本が「だったら3種類とも出して、買ってくれる人が好きなように選べればいいのでは?」と発言した為である。尚、このシールを剥がすと上記の「No synthesizer & computer used」が記されている。
オリコンでの連続ミリオン記録は今作でストップしたが、これについてメンバーは「記録はいつか止まるし、誰かが破るもの。それより今は"守らない"という気持ちの方が強い。」とコメントしている。ただし、日本レコード協会からはミリオンの認定を受けている。
発売当時放送されたTVスポットでは、プロレスラーの藤原喜明がナレーションを担当していた。
参加ミュージシャン
収録曲
- FIREBALL (4:15)
- 1997年に開催されたPleasureシリーズのツアータイトル曲となった。稲葉の提案でこの曲のベースは松本が担当しており、コーラスにも珍しく参加している。
- 松本が3ヶ月間のアメリカ留学から帰国した1996年12月より制作がスタートしており、松本が「アメリカに滞在して向こうの音楽しか聴かない生活にいた中で、日本って何でこんなに無駄な音が多いのか?」と疑問に感じ、それを受けて制作した曲だと語っている。また、稲葉は制作前に松本から「グランジのような曲がやりたい。」と言われたという。
- 資生堂「ピエヌ」CMソングのタイアップが付いているが、資生堂サイドからの条件として、商品キャッチコピーの「メイク魂に火をつけろ」という歌詞を盛り込まなくてはならず、苦肉の策として、2番に「メ~ィ」(メイク)という歌詞カードにはない掛け声を収録し、なんとか条件に沿う形で完成させた(CMでは「ク」の部分が強調された別バージョンが使われていた)。
- 当時出演した『ミュージックステーション』(1997/02/21)にて、共演したエアロスミスから「日本にもこんなロックがあるのか。アルバムを600万枚も売り上げて、ライブで何百万人も動員した理由がわかった」と評価を受け、後に『2002 FIFAワールドカップ official concert international day』での共演のきっかけとなり、その共演コンサートでも披露した。
- また、この曲でフジテレビ系列の『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』に初出演した。
- 「B'z LIVE-GYM 2002 GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜」では曲の終りに稲葉の高音シャウトが披露され、その後の松本のギターが重なり、演出に使用されたロックマン(ステージ後方に設置された巨大なロボット状の人形)の腕が開くという演出がされた。
- 哀しきdreamer (3:21)
- B'zでは初の変拍子(5拍子)の曲。
- アコースティックギターで静かに始まるが、サビでは激しくなり4拍子に変わる。
- この曲にもタイアップが付き、TOMYからリリースされたテレビゲーム『INDY 500』のイメージソングに起用された。
- アルバム未収録であり、2017年に『B'z COMPLETE SINGLE BOX』が発売されるまでは本シングルでしか入手ができない状態だった[注 1]。ただし前述のゲームソフトには、音楽データとして本曲のショートバージョンが7曲目に収録されている。
- ライブでは発売から8年後の『B'z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"』で「Mannequin Village」と共に選曲され、ライブ初披露となり、2013年には両曲揃って映像化された。
タイアップ
収録アルバム
FIREBALL
ライブ映像作品
FIREBALL
- a BEAUTIFUL REEL. B'z LIVE-GYM 2002 GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜
- B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜
- B'z COMPLETE SINGLE BOX(特典DVD)
哀しきdreamer
注釈
- ^ B'zの8cmシングルとしてリリースされた楽曲のカップリング曲且つスタジオ音源では、他には「Mannequin Village」が該当する。
関連項目
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