BAD_COMMUNICATIONとは? わかりやすく解説

BAD COMMUNICATION

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/11 07:59 UTC 版)

B'z > 作品リスト > BAD COMMUNICATION
『BAD COMMUNICATION』
B'zEP
リリース
ジャンル
時間
レーベル BMGビクター
プロデュース 中島正雄
チャート最高順位
  • 週間12位 (オリコン)[1]
  • 1990年度年間29位(オリコン)
  • 1991年度年間26位(オリコン)
  • 1992年度年間87位(オリコン)
ゴールドディスク
B'z アルバム 年表
  • BAD COMMUNICATION
  • (1989年)
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BAD COMMUNICATION』(バッド・コミュニケーション)は、日本の音楽ユニット、B'zの1枚目のミニ・アルバム。1989年10月21日にBMGビクターより発売された。このアルバムは、BMGルームス(現:VERMILLION RECORDS)の設立後も、発売権はソニー・ミュージックダイレクトGT musicに残された。

概要

キャッチフレーズは「エンドレスで、かまわない。止めるまで、DANCE空間。DANCE ORIENTED SPECIAL[3]

本作からディスクレーベルが専用デザインになった[注釈 1]。初回盤のみCDケースを入れる紙製の箱が付いており、外からCDのレーベル面が見えるようになっているため、CDケースの中にある紙が入っていない。また、このケースの裏ジャケット(ディスクトレイとケースの間の紙)は収録曲が表記されている物と表記されていない物が存在する。

同時発売のカセットテープ版には、表題曲「BAD COMMUNICATION」のオリジナル・カラオケが収録されている。また、発売時に同時に製作されたプロモーション用の7インチ盤(レコード)には日本語ショートバージョンと英語ショートバージョンが、ディスコ配布用の12インチ盤(レコード)には英語ロングバージョンとオリジナル・カラオケが収録されている。12インチ盤のレーベルには「Words&music:B'z」と記載されており、ジャケット裏面のクレジットが全て外国人(要はデタラメ)の表記となっている。

1枚目、2枚目のオリジナル・アルバムがヒットせず、松本は本作について「3枚目のアルバムに繋げる意味合いで実験的に制作した」とコメントしている[4]。また、アレンジャーの明石昌夫によれば、当時のレコード会社の担当者から「セールスは度外視してやりたいことをやってください」といわれたことが制作のきっかけとなっている[5]

非公式ベスト・アルバム『Flash Back -B'z Early Special Titles-』には、全ての曲が収録されている。

2021年5月21日、サブスクリプションサービスにて全曲解禁に伴い[6]iTunesでも本作が配信された。

記録

本作は、公式には『ミニ・アルバム』としているが、日本レコード協会では曲数の少なさからシングルとして扱われており、日本レコード協会調べにおいては12cmシングル(マキシシングル)で初のミリオンセラーとなった[注釈 2]

オリコンアルバムチャートでは初登場15位[7]、最高位12位(1991年1月28日付)であり、100位以内に163週(1989年10月30日付〜1993年9月20日付。その期間中、9回にわたって100位圏外へ落ちている)チャートインしている[1][8]。1992年3月9日付においてオリコンでの累計100万枚突破を達成している。ちなみにオリコンアルバムチャートにおいて、10位以内に一度も入らずにミリオンヒットを達成した作品は本作と『Kind of Love』(Mr.Children)のみ。

ちなみに、本作から『FRIENDS II』までのミニ・アルバムは、全てミリオンセラーとなっている。

収録曲

CD
全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘、全編曲: 松本孝弘・明石昌夫
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「BAD COMMUNICATION」 稲葉浩志 松本孝弘
2. 「OUT OF THE RAIN -OFF THE LOCK STYLE-」 稲葉浩志 松本孝弘
3. 「DA・KA・RA・SO・NO・TE・O・HA・NA・SHI・TE -OFF THE LOCK STYLE-」 稲葉浩志 松本孝弘
合計時間:

楽曲解説

  1. BAD COMMUNICATION
    • 本作の表題曲であるロック・ダンスビート曲で、トイレを流す音や紙を破る音など様々な音をサンプリングしている[9]
    • 稲葉は、曲名について「半端じゃない、生半可じゃないコミュニケーションと言う意味で使いたかった。」と語り、詞の内容については「歌詞はありがたくない表現で書いている。それを聞いて反対に『あぁ、やっぱりコミュニケーションって必要なんだ』と思ってくれると嬉しい。」と語っている[10]
    • 富士通FM TOWNSCMソングとして使用された[11]。また、本曲がきっかけでフジテレビ系の音楽番組『夜のヒットスタジオ』に出演し、これがB'zとしてのテレビ番組初出演となった[12]
    • 本曲のギターリフレッド・ツェッペリンの「トランプルド・アンダーフット」と酷似しているため盗作との指摘があり、その酷似性と知名度からB'zの盗作疑惑において代表的な存在とされている[13][14][15]
    • ライブでは多く演奏されているが、その際は原曲とは大幅に異なるハードロック風にアレンジされている(詳細は後述を参照)。
  2. OUT OF THE RAIN -OFF THE LOCK STYLE-
    • 1stアルバム『B'z』収録の「君を今抱きたい」の全英詞アレンジバージョン。演奏時間は7分41秒で、現時点でのB'zの全曲中で最長となっている。
  3. DA・KA・RA・SO・NO・TE・O・HA・NA・SHI・TE -OFF THE LOCK STYLE-
    • 1stシングル「だからその手を離して」のタイトルの部分以外全英詞アレンジバージョン。前曲とは異なり、「だからその手を離して」という言葉が歌詞やタイトルにそのまま使われている。
  4. BAD COMMUNICATION -ORIGINAL KARAOKE- ※カセットテープ版にのみ収録

「BAD COMMUNICATION」のバージョン違い

BAD COMMUNICATION (JAPANESE SHORT VERSION)
7インチ盤にのみ収録。日本語バージョンを短くしたバージョン。CD作品には未収録となっている。
Bad Communication E.Style
12インチ盤と、2ndミニ・アルバム『WICKED BEAT』に収録の全英詞バージョン。アレンジは原曲とほぼ変わらないが、全体的に音がやや重くなり、稲葉のボーカルにも厚みが出ている。
7インチ盤、ベスト・アルバム『B'z The Best "Pleasure"』、韓国限定発売のミニ・アルバム『DEVIL』には、ショートバージョンで収録された。
BAD COMMUNICATION (000-18)
8thアルバム『LOOSE』収録。アコースティックブルース調になっており、3番の歌詞がカットされている。
BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-
ベスト・アルバム『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』収録。原曲の打ち込みだった部分の多くが生音になり、ハードロック調にアレンジされている。一部カットされている箇所があり、演奏時間は原曲より約1分短い。

タイアップ

参加ミュージシャン

ライブ映像作品

BAD COMMUNICATION

脚注

注釈

  1. オリジナル・アルバムでディスクレーベルが専用デザインになったのは3枚目のアルバム『BREAK THROUGH』から。
  2. ただし、オリコンではミニ・アルバム扱いだったため、オリコン調べによる12cmシングル初のミリオンヒットとなった作品は、福山雅治の『HELLO』。
  3. 例外的に、38thシングル『愛のバクダン』の初回盤にのみ表題曲の「TV STYLE」を収録している。

出典

  1. 1 2 “B'z、さらなる記録更新へ!ニューアルバムリリース決定!”. ORICON NEWS. オリコン. 2006年5月10日. 2020年9月1日閲覧.
  2. 日本レコード協会 ミリオン以上認定作品」『The Record』第443号、日本レコード協会、1996年10月1日、4頁。
  3. MUSIC FREAK MAGAZINE - B'z Dictionary(「キャッチコピー」「catch copy」の項)”. エムアールエム. 2011年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月28日閲覧。
  4. 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、240頁。<『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、239頁。
  5. “B’z誕生の裏に“先生”小室哲哉の教え“3人めのメンバー”らが語る国民的バンドの軌跡”. Smart FLASH. 株式会社光文社. 2025年1月26日. 2025年2月1日閲覧.
  6. “B'zが全曲サブスク解禁、初配信ライブを映像作品化”. 音楽ナタリー. 2021年5月21日. 2021年5月21日閲覧.
  7. オリコン週間アルバムチャート1989年10月30日付
  8. “B'z、歴代No.1アーティストまでの軌跡!”. ORICON NEWS. オリコン株式会社. 2006年5月25日. 2020年11月25日閲覧.
  9. 曲頭 エイミーさんVoice直後EG重低音に被せてトイレの水を流す音、2サビ終わり直後のインターバルで紙を破る音、エンディングにも紙を破る音が入っていますのであらためて聴いてみてくださいね😁 (2025年5月25日). 2025年5月26日閲覧。
  10. 『B'z Unreal Music『B'z TWELVE』』祥伝社、2000年、171頁。 ISBN 4-3966-1118-8
  11. 平成のテレビを彩ったCMキング&クイーン|ニホンモニターCM起用社数ランキングまとめ』(プレスリリース)ニホンモニター株式会社、2018年12月13日2024年5月6日閲覧
  12. 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、240頁。
  13. 都築響一「サルマネクリエイター天国18回」『マルコポーロ』94年10月号、文藝春秋社
  14. TAK・E. 著「元ネタ完全ガイド」、宝島編集部 編『音楽誌が書かないJポップ批評14 「B'zの不思議」再考!』宝島社、2001年。 ISBN 4-7966-2335-3
  15. 夏至明 著「B'z」、宝島編集部 編『「パクリ・盗作」スキャンダル読本』宝島社、2006年。 ISBN 4-7966-5072-5

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