大江健三郎とは? わかりやすく解説

おおえ‐けんざぶろう〔おほえケンザブラウ〕【大江健三郎】


大江健三郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 00:50 UTC 版)

大江 健三郎(おおえ けんざぶろう、1935年昭和10年〉1月31日 - 2023年令和5年〉3月3日)は、日本小説家昭和中期から平成後期にかけて活躍した現代日本文学を代表する作家の一人である。愛媛県喜多郡大瀬村(現:内子町)出身。


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大江健三郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:28 UTC 版)

三島由紀夫」の記事における「大江健三郎」の解説

小説家大江三島政治的には「左翼」と「右翼」といった違い分化されがちであるが、両者には裏返しの形での照応性もみられ、「性」や「天皇」主題とした2人作品共通点相違点などがしばしば研究対象になっている三島大江文学的才能その作品に常に注目し初期作品性的人間』の真実性賞揚していたが、その後大江の『個人的な体験』の結末に関しては、〈ニヒリストたること〉を性急に放棄した大江最後に明る結末〉を安易に与えていることを〈主人持ち文学〉だと批判したこともよく知られており、澁澤龍彦宛て書簡では〈あいつは、しかし、肉体的に美しくないのが最大欠点です〉とも語っていた。また『万延元年のフットボール』に登場する右翼の弟の行動描き方から大江がそれに〈憧れ愛情をつよく持って〉いることを看取した三島は、その大江右翼的なものへの〈大変なアフェクション〉と戦後民主主義守ろうとする大江には矛盾があるとした。イルメラ・日地谷・キルシュネライトは、大江あらゆる三島的なものから、ひたすら距離を置こう試みつつも、三島死んだ後までもずっと三島こだわり続けて三島焦点合わせずにはいられない大江論じ、その多く作品に「三島取り憑かれたかのような現象enduring obsession with Mishima”」が確認されるとしている。

※この「大江健三郎」の解説は、「三島由紀夫」の解説の一部です。
「大江健三郎」を含む「三島由紀夫」の記事については、「三島由紀夫」の概要を参照ください。

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