おおえ‐けんざぶろう〔おほえケンザブラウ〕【大江健三郎】
大江健三郎
大江健三郎
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大江 健三郎(おおえ けんざぶろう、1935年〈昭和10年〉1月31日 - 2023年〈令和5年〉3月3日)は、日本の小説家。昭和中期から平成後期にかけて活躍した現代日本文学を代表する作家の一人である。愛媛県喜多郡大瀬村(現:内子町)出身。
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大江健三郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:28 UTC 版)
小説家。大江と三島は政治的には「左翼」と「右翼」といった違いで分化されがちであるが、両者には裏返しの形での照応性もみられ、「性」や「天皇」を主題とした2人の作品の共通点や相違点などがしばしば研究対象になっている。三島は大江の文学的才能やその作品に常に注目し、初期作品『性的人間』の真実性を賞揚していたが、その後の大江の『個人的な体験』の結末に関しては、〈ニヒリストたること〉を性急に放棄した大江が最後に〈明るい結末〉を安易に与えていることを〈主人持ちの文学〉だと批判したこともよく知られており、澁澤龍彦宛ての書簡では〈あいつは、しかし、肉体的に美しくないのが最大欠点です〉とも語っていた。また『万延元年のフットボール』に登場する右翼の弟の行動の描き方から大江がそれに〈憧れと愛情をつよく持って〉いることを看取した三島は、その大江の右翼的なものへの〈大変なアフェクション〉と戦後民主主義を守ろうとする大江には矛盾があるとした。イルメラ・日地谷・キルシュネライトは、大江があらゆる三島的なものから、ひたすら距離を置こうと試みつつも、三島が死んだ後までもずっと三島にこだわり続けて「三島に焦点を合わせずにはいられない」大江を論じ、その多くの作品に「三島に取り憑かれたかのような現象“enduring obsession with Mishima”」が確認されるとしている。
※この「大江健三郎」の解説は、「三島由紀夫」の解説の一部です。
「大江健三郎」を含む「三島由紀夫」の記事については、「三島由紀夫」の概要を参照ください。
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