工藤庸子とは? わかりやすく解説

工藤庸子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 05:53 UTC 版)

工藤 庸子(くどう ようこ、 1944年7月29日 - )は、日本フランス文学者フェミニスト放送大学客員教授東京大学名誉教授博士学術)(東京大学、2003年)(学位論文「ヨーロッパ文明批判序説: 植民地・共和国・オリエンタリズム」(Prologue a une critique de la civilisation Europeenne))[1]埼玉県浦和市(現:さいたま市)生まれ。

略歴

著書

  • 『プルーストからコレットへ - いかにして風俗小説を読むか』(中公新書) 1991
  • 『小説というオブリガート - ミラン・クンデラを読む』(東京大学出版会) 1996
  • 『恋愛小説のレトリック - 『ボヴァリー夫人』を読む』(東京大学出版会) 1998
  • 『フランス恋愛小説論』(岩波新書) 1998
  • 『ヨーロッパ文明批判序説 - 植民地・共和国・オリエンタリズム』(東京大学出版会) 2003
  • 『宗教 VS. 国家 - フランス<政教分離>と市民の誕生』(講談社現代新書) 2007
  • 『砂漠論 - ヨーロッパ文明の彼方へ』(左右社) 2008
  • 『近代ヨーロッパ宗教文化論 姦通小説・ナポレオン法典・政教分離』(東京大学出版会) 2013
  • 『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ』(東京大学出版会) 2016
  • 『政治に口出しする女はお嫌いですか?』(勁草書房) 2018
  • 『女たちの声』(羽鳥書店) 2019
  • 大江健三郎と「晩年の仕事」』(講談社) 2022
  • 『文学ノート*大江健三郎』(講談社) 2025

共著

共編著

  • 『フランスとその「外部」』(石井洋二郎、東京大学出版会) 2004
  • 『都市と旅 - フランス語で世界を読む』(池上俊一、放送大学教育振興会) 2005
  • 『異文化の交流と共存』(高橋和夫, 大石和欣, 宮本徹、放送大学教育振興会) 2009

翻訳

アンリ・トロワイヤ

  • アンリ・トロワイヤ『女帝エカテリーナ』(中央公論社) 1980、中公文庫上・下 1985、改版 2002
  • トロワイヤ『大帝ピョートル』(中央公論社) 1981、中公文庫 1987、改版 2002
  • トロワイヤ『アレクサンドル一世』(中央公論社) 1982、中公文庫 1988、改版 2003
  • トロワイヤ『イヴァン雷帝』(中央公論社) 1983、中公文庫 1987、改版 2002

シドニー=ガブリエル・コレット

  • コレット『牝猫』(岩波文庫) 1988
  • コレット『シェリ』(岩波文庫) 1994
  • コレット『シェリの最後』(岩波文庫) 1994
  • コレット『わたしの修業時代』(ちくま文庫) 2006
  • コレット『シェリ』(左右社) 2010 - 改訳と作品論

脚注

  1. ^ 博士論文書誌データベース

関連項目

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