自動車競技 競技車両による分類

自動車競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/21 04:18 UTC 版)

競技車両による分類

自動車レース(競技)は、競技車両で大きく3種に分類できる。フォーミュラ系(オープンホイール) / プロトタイプ系(スポーツカーレース)/ 市販車改造車系(ツーリングカー及びラリーカー)である。近年はソーラーカーを利用したレースも盛んに行われており、FIAにより代替エネルギーカップのレギュレーションが制定されている。

代表的なフォーミュラカー。(※:写真はフェラーリ

フォーミュラ系

車両の4輪のタイヤがフェンダーによって覆われず剥き出しになっている車両、ドライバーの頭部が外部に露出している車輌、ドライバー1名のみしかシートに座ることができない車両を主に指す。このことからオープンホイール、モノポスト(シングルシーター)とも呼ばれる。完全に競技専用車輌として設計されており、前照灯やブレーキランプなどの保安部品は装備していない[30]。スプリントレースに特化した車両となっており、競技場所はサーキット、オーバル(円形や楕円形コース)、公道であり、つまりは路面が平滑に舗装されたコースでのみで競技が行われる。

タイヤが露出しているため空気抵抗は大きいが、車輌重量が軽い割にエンジン出力が高く、運動性能に優れている。また、タイヤ交換を非常に迅速に行える利点もある。空気力学を元に、トラックとの密着性と高める効果を目的とした「ウイング = : wing」と呼ばれる、車両前後に大きな翼状のエアロパーツを装備している。カテゴリによっては、地面効果によって強力なダウンフォースを獲得するグラウンド・エフェクト・カーの使用が認められている。低速サーキットでは大きなダウンフォースを発生させ、高速サーキットでは最高速を重視するなど、エアロパーツの設計や設定次第でマシンの特性を柔軟に変化させることが出来る。

(※:主なカテゴリー F1F2インディカースーパーフォーミュラF3 など)

ペンスキー・レーシングポルシェ・RSスパイダー。(※:写真はプロトタイプ系の代表的なレースカテゴリALMS

スポーツカー系・プロトタイプ系

スポーツカー系およびプロトタイプ系の車両は、フォーミュラ系の車両と大きく異なる。根本的な違いはタイヤはフェンダーで覆われており、そして実際には使用しないが助手席が設けられた2座席車であり、UNECEが制定するECEレギュレーションに基づく保安基準(※:日本における道路運送車両法の保安基準もこれに準拠)であるヘッドライトテールライト・ブレーキランプの装着が義務付けられている点である。スポーツカーレースでは、これらの車両はグランド・ツアラー、グランツーリスモ (: Grand Tourer , : Gran Turismo) と呼ばれ、即ち「GTカー」とはその略称である。GTとは「大旅行」を意味しており、これが派生してアメリカSCCAにおけるトランザムシリーズの名称のように" Trans-AM = Trans-America = アメリカ横断 "という意味になぞられる。 したがって、上記のことからスプリントに特化したフォーミュラ系の車両とは異なり、主に耐久レース(長距離レース)用のマシンであることがうかがえる。

レナウン・チャージ・マツダ787B1991年ル・マン24時間レース優勝車)

プロトタイプ系の車両は一見は市販車のような形状をしているが、フォーミュラ系と同様に純粋なレース専用車両ではある。先述のECEレギュレーションには適合するように車両の保安基準は準拠しているものの、市販車とは全く別物の形状をしている。これを「プロトタイプレーシングカー」と呼ぶ。これらのプロトタイプレーシングカーは世界耐久選手権ルマン・シリーズなど耐久レースのカテゴリに多く活躍する。プロトタイプとはその名の通り「試作機」の意味であり、本来は「市販車ではないが、将来の市販化を前提にした少量生産(ゆえに高性能)の試作スポーツカーであり、開発テストのためレースに出ている」というのが原義となる。したがって、同じスポーツカーであってもGTカーとは性質も意味合いも異なる。

スポーツカー系カテゴリの中にはさまざまなものがあり、近年は再編化されつつある分野の競技でもある。以前までFIA直下のGTカー選手権はFIA GT選手権であり、1つのレースにGT1からGT4までの4つのクラスの車両が競技を行っていたが、自動車会社の相次ぐ撤退などによりGT1クラスの車両が事実上不在となり2010年より国際選手権として新たにFIA GT1世界選手権が開かれた。これに伴い以前のFIA GT選手権を母体としてFIA GT2ヨーロッパ選手権(2011年より開催)、FIA GT3ヨーロッパ選手権、さらにはGT4まで細分化が図られている。

日本においては、全日本GT選手権を継承して国際競技化したSUPER GTなども市販車を改造したGTカー選手権に当てはまる。又、プロトタイプレーシングカーの分野では、ルマン・シリーズのルールに準拠した全日本スポーツカー耐久選手権がある。

(※:主なカテゴリー WECル・マン24時間レースルマン・シリーズアメリカン・ル・マン・シリーズ全日本スポーツカー耐久選手権SUPER GT など)

ツーリングカー系

ツーリングカーレースに使用される車両は、その名の通り町で見かけるような市販車をレース用に改造した車両である。ルールは国によって異なり、あるいは前述のスポーツカー系の車両やいわゆる「GTカー」とほぼ同義に捉えられる点も多い。本項では一般的に「ツーリングカー」と呼ばれているレース、および車両について記述する。

ツーリングカー競技に参戦する車両は、参戦する車両(自動車会社)が標準として定めるボディを基礎とし、これをルールによってエンジン、サスペンション、ブレーキ、ホイールとタイヤなど変更が許される範囲の物が使用される。空力パーツは、通常は車両の前後にスポイラーやウイングが設けられ、レース参戦予算の高騰化と参戦者同士のレーススピードに対する開きを抑制するために斬新な技術を利用が禁止されるなどをしている。レース優勝者は通称「鉛のトロフィー」と呼ばれるハンデキャップ用のウェイト(バラスト)を次戦から装着してレースに挑まなければならず、これも参戦者同士のスピード差を抑制するルールである。

自動車競技の中で最も基本的でポピュラーなカテゴリーの1つとも言え、上記の事からもレース観戦者側から見ても内容が判りやすく白熱しやすい、あるいは参戦者側などにも見た目から分かり易いものとなっており、イギリスツーリングカー選手権ドイツツーリングカー選手権など自動車競技が盛んなイギリス、ドイツなどでは高い人気を博している。参戦費用が比較的廉価でありながらもレース自体の奥深さからF1を引退した後に自身の新境地としてツーリングカーに参戦するドライバーも多く、こうした事から観戦者の関心もメーカー側の宣伝に対する費用対効果も相して高いことからもさまざまなメーカーがスポンサーとして参入しやすいのも特徴である。

ツーリングカーレースは、レースを個人で行うものから複数人で1つの車両を操縦又は同乗し競技を行うものもある。レース距離もスプリントから24時間耐久まで(フォーミュラ系ではインディ500の806kmが最大距離)がある。

(※:主なカテゴリー WTCCDTMBTCCスーパー耐久 など)

2006年のキプロス・ラリーの様子。(※:写真はインプレッサを駆るペター・ソルベルグ

ラリーカー

ラリーカーはツーリングカーと共通点が非常に多い。それは、同じく市販車両をベースに改造している点が挙げられ、あるいはその形状もツーリングカーに良く似ている。しかし、競技の特性上サーキット内だけでレースを行うのではなく、舗装された公道(ターマック)から平坦な砂利道(スムースグラベル)、さらには人間の頭大の岩が転がる荒れた砂利道(ラフグラベル)などの悪路を市販車の設計段階では考えられない速度で走行するため、車体にはツーリングカーに使用される車両以上の頑強な補強が求められる。ラリーに使用される車両はまず一度完全に分解され、内装には頑強なスチール製のロールケージが組み込まれる。これによって事故発生時の乗員の安全性を確保している。レギュレーション次第ではスポット増しも行われ、ロールケージと合わせることで車体剛性が飛躍的に高まるためにドリフト走行がしやすい基本的な車両構造となる。 ボンネット内は熱対策が施される。カテゴリによってホモロゲーションの違いがあり改造可能は様々ではあるものの、ラリー競技は比較的低速な状態でエンジンを高回転に回す必要があるため、その対策も必須となる。先述のような悪路を常識では考えられない速度で走破するため、車の下回り(オイルパンやデフ)を保護するためのアンダーガードを装着しているのが特徴である。さらに上記の場所を走行するため、サスペンションもストローク量が大きい物を装着し、車高も走行する路面の状況に合わせて高くするときも低くするときもある。ラリーカーもツーリングカーと同じく2席のシートが設けられているが、ラリー・ラリーレイドではこのシートにコ・ドライバーが座る。彼らはドライバーに情報を送るためにペースノートや資料を読み上げる必要性があり、そのためにナビランプと呼ばれるコ・ドライバーの手元のみを照らす照明器具が装備されているのも特徴である。ギアボックスに関してはどのカテゴリの車両よりも低い速域で非常に高い値のギアレシオのギアが装着される傾向がある[31]。リアウィングに関しては低速域から高いダウンフォースを発揮できる構造の物が求められるため、そうした要求を発揮するために「スプリッターリアウイング(※:通称、本棚ウィング[32])」などラリー用に作られた独自の形状をしたウィングが使用される[33]

(※:主なカテゴリ WRCIRCAPRCJRC など)

ストックカーが使用される代表的なシリーズNASCARアーンハート・ガナッシ・レーシングモントーヤ車。
(※:写真は2009年。)

ストックカー系

アメリカにおけるレースでポピュラーな自動車競技車両の1つである。ひとえにストックカーとは「見た目が乗用車と同じマシン」という曖昧な定義からなされるため、ほぼ無改造の車両から完全なレーシングマシンまで存在する。後者に関してはツーリングカーに似ているが、ツーリングカーの様な市販車改造車両ではなくストックカーは完全な独自設計車両である。ただしGTカーのように最高技術の結晶のような車両かといえば違い、エンジンはOHVであることからも一見して現在の自動車テクノロジーから後退した構造に見受けられる。 しかし、その単純な構造から高い回転数と馬力を生み出し、大排気量エンジンから圧倒的なトルクが生み出される事から非常に高い水準の技術から造られているのが分かる。ストックカーは他のレーシングマシンと比較して重い車両であり、ほぼ市販車と変わらないくらいの重量を誇る。そのボディ構造はアルミニウムからなるパイプフレームにグラスファイバー製のボディを被せて完成する。

1970年型プリムスロードランナースーパーバードをベースにしたストックカー。

現在のストックカーはライト類(前照灯尾灯)が存在しているかのように見えるが、本来の市販車ならばライト類がある場所にその形状を模したシールや塗装を施しているだけであり、実際にはライト類は装備されていない。ドアの継ぎ目が見受けられないことから分かる通り、ドライバーの乗降は窓から行う。レースの性質上、ほかの車両と接触することが多いために比較的ボディ強度は高い。 代表的なストックカーレースはNASCARであるが、この他にIMCAなど開催されるストックカーレースもある。IMCA系のストックカーレースはダートトラックで行われることが多いが、根本的な構造はNASCARと変わりはない。

ストックカーの中でも旧車両を使用したレースなども開催され、こうしたものを「レイトカー(英: late carと呼ぶ。レイトカーは古いストックカー車両を使用しているため、現在のストックカーのようにグラスファイバー製のボディを被せたりしたものは少ない。レイトカーの多くが前者にあたる「市販車改造車両」が多く、ライト類が装備されているものや、ドアの開閉が可能なものもある。ストックカーの歴史からみてこれらレイトカーのように古来は適合するホモロゲーションをクリアする事を前提に軽量化のためにボディを1度分解してその各ボディをに浸すことによってわずかでもボディを薄くして軽量化を施したり、市販品ならば使用しても良いというホモロゲーションルールから市販品でも非常に高価なものを装備するなど、参戦費用が莫大になっても少しでも速いマシンを手に入れるために工夫がなされていた。こうしたことからストックカーは市販車改造車両をベースとしたものであったが、レース参戦コストの高騰を抑制すべく考慮から比較的費用のかからない手法を模索していった結果、完全独自設計車両に進化していったことがうかがえる。

(※:主なカテゴリー NASCAR、IMCA など)

トラック系

フォーミュラ・トラックの車両

レース用の貨物自動車(トラック、カミオン)も存在する。競技に使用されるトラックは、多くの場合競技専用に開発された車両が使用される。そのため見た目はトラックのように見えても、貨物自動車本来の「貨物を運ぶ」という機能は持たないのが一般的である[34]ラリーレイドではスペアパーツなどの運搬のために別途「サポートカミオン」と呼ばれる通常のトラックが投入されるが、それらは一応競技参加車両ではあるものの順位争いには参加しない(そもそも競技専用車両とは性能が違いすぎるため競走が成り立たない)。

トラックレースは日本ではあまりなじみがないが、日本国外ではフォーミュラ・トラックやNASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズなど、カテゴリが多数存在する(キャンピング・ワールド・トラック・シリーズはストックカー系にも分類される)。またラリーレイドでは、通常のラリーカーによって争われるクラス以外に競技用カミオンによって争われるクラスが設けられることが多く、特にダカール・ラリーにおけるカミオンクラスは一つの名物となっている。

ドラッグレース系

ロングノーズ形状であるドラッグスターファニーカー。ベースはポンティアックファイヤーバード
ドラッグレースの典型的な車両であるドラッグスターのバーンアウト

1/4マイル(約402m = 約0.4km)という短い競技区間でのタイムを競う。競技はドラッグストリップと呼ばれる直線の専用レース場で行われる。スタート前にバーンアウト(バーンナウトとも)を行い、クリスマスツリーと呼ばれる電光スタートシステムに従ってスタートを切り、急激に加速、フィニッシュラインを越えると減速が行われる。上位クラスの車両ではブレーキが車両の加速力に見合わない設計になっているため、パラシュートを用いて空気抵抗による減速を行う。ボディ形状はオープンホイールやクローズドボディのスペースフレームからノーマル車両まで様々で、エンジンやその他の補機類に至るまで細かくクラス分けがされている。

最も速いクラスはトップ・フューエル、続いてファニーカーであり、これらのクラスはニトロメタンが90%を占める特殊な燃料を使用する。

北米ではストックカーに続く高い人気を誇る。

(※:主な主催団体 NHRA、IHRA、ANDRAなど)

代替エネルギー

東海大学Tokai Challenger(2011年型)

ソーラーカー電気自動車に代表される、内燃機関以外の動力を用いる自動車もレースに使用される。ソーラーカーの場合はレースに参加するチームがそれぞれ独自に車両を開発することが多い。電気自動車については、市販車を改造するタイプからフォーミュラカーまで様々なタイプのものが開発されている。

歴史的にはソーラーカーレースが1985年より行われており、著名なレースとしてワールド・ソーラー・チャレンジなどがある。1990年代からは電気自動車によるレースも徐々に開催されるようになっており、1994年より2004年までフォーミュラ・ライトニングが開催され、2014年よりFIAがフォーミュラEの名称で電気フォーミュラカーによるシリーズを開始した。

また純然たる代替エネルギーではないが、近年ではル・マン24時間レースWECスーパーGT等のカテゴリーに於いて、ハイブリッドカーのシステムを導入する車両も増加しつつある。

ドリフト系

オーストラリアマラッラ・モータースポーツパークで開催されたドリフト競技「G1」
(写真は2009年

市販車改造系の自動車競技には、比較的一般参加が容易なものの代表的な競技にドリフト系が挙げられる。特徴としては多くの競技参加者が自ら所有する車両を改造し、ドリフト走行に適した改造を施している点である。したがって、他の自動車競技よりも改造や競技参加のための資金が廉価で済む傾向がある。

ドリフト系競技の中で代表的な競技にとして、全日本プロドリフト選手権(D1グランプリ)の様に純粋にドリフト走行の技術を審査する競技が挙げられる。この競技はドリフト走行を行う上で初歩的な改造から上級者向けの改造まで様々なものがあるが、初歩的な方法として車両の前後のバランスを変えることから始める事も可能であり、そのためドリフトを始めるハードルは低い[35]。しかし、その反面にドリフトを行うには車両の動きをよく理解している必要もあり、自分が所持する車両を用いてかつ、その特性を見極めてセッティングを行っていかなくてはならない[36]。また、前述のD1グランプリのような大きな自動車競技大会に参加する車両の中にはツーリングカー競技に参加するほどのレベルにまで改造を施している場合もある。D1グランプリを含むドリフト審査競技は、競技の在り方が「速さを競う」ではなく、ドリフトの豪快さや美しさを競う審査方式であるため、ツーリングカー系やラリーカー系などの市販車改造系と根本的な改造方法が異なり、特に観客を魅せるドリフトを追求した改造方法となる。一般的にはブーストアップや後付けターボチャージャーに比較的小型のタービンを装備するなど小改造に留めておいたほうが、低回転域のトルクが稼げるためにドリフト走行はしやすくなるが、大きな大会に出場する程の車両になると、タイヤからの白煙を出しやすくするためにタービンを大型化するなどさらなる改造が施される。これはタイヤスモークを出すことがドリフト審査における加点対象であり、これらのことからもドリフト競技車両は単にドライバーがドリフトをしやすいように改造されただけでなく、観客に対していかに豪快で華麗なドリフトを魅せることができるかを追求して改造された車両であることが窺える。

(※:主な主催団体 全日本プロドリフト選手権フォーミュラ・ドリフトドリフトマッスル

スラローム競技系

スラローム競技の代表格としてジムカーナが挙げられる。ジムカーナはモータースポーツライセンスの国内B級ライセンスで行える競技であり、競技も小規模なサーキットや舗装された広い駐車場などでも行うことができる。英語圏では「オートクロス」と呼ばれている競技とも非常に良く似ているが、一般的にジムカーナのほうが高い技術を要するといわれている。ドリフト系競技と同様に競技人口も多い[37]。その背景にはドリフト系と同じく他の自動車競技と比較してもハードルが低い競技であり、参加する車両も基本的には市販車を小改造したもので行われる。したがって参戦費用も廉価である。改造はサスペンションなどの足回りや車体剛性の強化、そしてブレーキの強化などがあげられる。サスペンションや剛性の強化はハンドリングの向上を主な目的とし、ブレーキの強化もサイドターンを行う場合に車両前方に荷重を移動しやすくさせるためである[38]。この他、ジムカーナはパイロンスラローム競技である為、競技参加車両が痛む可能性が低く安全性も非常に高い。したがって、衝撃に対する補強などはあまり行われない反面、競技車両を徹底的に軽量化されることもある[39]。これに対し、砂利や泥の上で行われるスラローム競技であるダートトライアルは、競技に使用される車両の特徴や改造方法はあまり変わらない、未舗装路面で競技が行われる為、ジムカーナ競技よりも保安装備を厳重にする必要がある[40]

なお、これらの競技クラスによっては一部ではフォーミュラカーでも参加する場合もある。

燃費競争系

速さではなく燃費を競う燃費競争では、市販車やその改造車などを用いることは少なく、多くの場合専用車両が使用される。シェル エコマラソンへの参加車両のようにエンジンについては競技専用に開発される場合が多いが、Honda エコ マイレッジ チャレンジのようにホンダ・カブなど燃費の良さで知られる市販車エンジンを改造して使用するクラスが設けられるレースもある。

その他

以上の分類に属しない車によるレース(代表例としてはミジェットカーレース〈アメリカ独特の、ダートオーバルを専用マシンで走るレース〉や、富士グランチャンピオンレースの後期〈フォーミュラカーのモノコックにスポーツカー風のフルカウルを被せたマシンで競われた〉など)や、上記の複数のカテゴリーのマシンが混在して参加するレース(ドラッグレースパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに代表されるヒルクライムなど)も存在する。




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  2. ^ 折口 1970, p. 20.
  3. ^ 折口 1970, p. 22.
  4. ^ 応募車両の動力には「圧縮空気」「重力」「家畜動力併用」など、本気で出場する気があったのか疑わしい内容も多数存在したという。現実のレースに出場したのは蒸気自動車とガソリン自動車・オートバイだけであった。
  5. ^ アメデー・ボレーと息子のアメデー2世およびレオンは、1873年以来長らく蒸気自動車を開発し続けていた。このレースでラ・ヌーヴェルは鈍足ながら十分な信頼性を示し、途中リタイアしたドライバーたちを拾ってルーアンまで完走している。
  6. ^ 宇宙物理学者のジョルジュ・ルメートルではない。
  7. ^ 折口 1970, p. 22.
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