ターマック

実用日本語表現辞典

tarmac

別表記：ターマック

「tarmac」の意味・「tarmac」とは

「tarmac」は、舗装材の一種である。正式には「ターマック」と呼ばれ、タールと砂利を混ぜ合わせて作られる。道路や飛行場の滑走路など、様々な場所で使用される。特に、航空業界では「tarmac」という言葉は、飛行機が駐機するエリアを指すことが多い。

「tarmac」の発音・読み方

「tarmac」の発音は、IPA表記では /ˈtɑːrmæk/ となる。IPAのカタカナ読みでは「ターマック」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「ターマック」と読む。なお、「tarmac」は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「tarmac」の定義を英語で解説

英語での「tarmac」の定義は次の通りである。「Tarmac is a material used for surfacing roads and other outdoor areas, or the hard area where aircraft park at an airport.」つまり、道路や他の屋外エリアの表面を作るための材料、または飛行機が空港で駐車する硬いエリアを指す。

「tarmac」の類語

「tarmac」の類語としては、「pavement」や「asphalt」が挙げられる。これらも道路や舗装面を作るための材料を指す言葉である。ただし、それぞれの言葉には微妙なニュアンスの違いが存在する。

「tarmac」に関連する用語・表現

「tarmac」に関連する用語としては、「runway」や「taxiway」がある。これらは航空業界でよく使われる言葉で、「runway」は飛行機が離着陸するための滑走路を、「taxiway」は飛行機が滑走路と駐機場を結ぶ道路を指す。

「tarmac」の例文

1. The plane is waiting on the tarmac.（飛行機はターマック上で待機している）
2. They used tarmac to pave the road.（彼らは道路を舗装するためにターマックを使用した）
3. The tarmac was hot under the summer sun.（夏の太陽の下で、ターマックは熱くなった）
4. The workers are repairing the tarmac.（作業員たちはターマックを修理している）
5. The tarmac is slippery after the rain.（雨の後、ターマックは滑りやすくなる）
6. The plane taxied to the tarmac.（飛行機はターマックへとタクシングした）
7. The tarmac is designed to withstand heavy loads.（ターマックは重い荷物を耐えるように設計されている）
8. The tarmac is marked with white lines.（ターマックは白い線でマークされている）
9. The plane was de-iced on the tarmac.（飛行機はターマック上で脱氷された）
10. The tarmac was crowded with planes.（ターマックは飛行機で混雑していた）

（2023年10月17日更新）

大車林

ターマック

英語 tarmac

舗装路のこと。グラベル同様、舗装にも滑らかなアスファルトから簡易舗装、さらに路面に穴があくようなブロークンターマックまでさまざまな種類が存在する。WRCでは5戦がターマックを舞台にしたラリーだが、モンテカルロは雪と氷が混じり、カタルーニャはスムーズな路面、ドイツとコルシカは荒れた舗装など、ラリーごとに特色がある。また舗装路では南ヨーロッパ出身のドライバーが強く、とくにフランス人ドライバーはターマックのスペシャリスト的な存在で、コルシカやモンテカルロでは圧倒的な勝利を誇っている。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ウィキペディア

ターマック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/01/29 17:02 UTC 版)

ターマック (Tarmac) は、骨材にタールをしみ込ませて固めた舗装、あるいはその舗装路面である。タルマック、タールマクともいう。

Tarmac は商標で、一般名称はタールマカダム (tarmacadam) である。マカダムとは、砕石をロードローラーで踏み固めただけの舗装である。

施工

砂利や砕石などの骨材を敷き並べて転圧した後に、タールを浸透させて固める。

歴史

古くからある舗装方式だが、1901年にアメリカで特許取得され後に発明者らが創業した舗装会社の社名にもなった。

アメリカでは、コンクリート舗装の採用が多いことなどもあり、現在でも、コンクリート舗装に対してアスファルト舗装も含めた総称としてターマックという語が使われる。

特徴

一般車道用としては耐久性や機能面に劣るため、アスファルト舗装やコンクリート舗装が普及した今日ではあまり一般的ではないが、施工が容易なため簡易舗装や応急の補修に利用されることがある。

モータースポーツでの用法

必ずしもモータースポーツに限らず、何らかの路面を車輪で移動するタイプのヴィークル一般に関して使われることがあるが、タールによる舗装がすたれた現代でも通称としてコンクリート以外の、アスファルト舗装のような砕石を高粘度の材料で固めたような鋪装のこと、あるいはその路面のことをターマックと呼んでいる。主として、非舗装を意味する「ダート」や「グラベル」の対義語として（どちらの種類の路面も走行する）ラリー競技で多く使われる用語であり、もっぱら舗装路面の多いサーキットのそれを指して使われることは少ないが、珍しいというほどでもない（なお、サーキット用語では、「グラベル」は通常の走行路が舗装されているコースにおける、走行路以外が非鋪装になっている部分を指し、走行路自体が非鋪装のサーキットの走行路は「ダート」というように呼び分けられている）。 例を出すと、フルターマックなコースと言えばそれはコース全体（走るコース以外の部分、ランオフエリアも含めて）舗装路面になっていると言うことである。