駐機場とは? わかりやすく解説

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ちゅうき‐じょう〔‐ヂヤウ〕【駐機場】

読み方:ちゅうきじょう

空港で、航空機乗客乗り降りしたり貨物積み下ろしたりする場所。スポット


エプロン (飛行場)

(駐機場 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/27 13:14 UTC 版)

ローディングエプロン(花巻空港
広島空港;徒歩でエプロンを移動して搭乗する乗客

エプロン: apron)とは、飛行場の中で乗員・乗客の乗降、貨物の積み下ろし、燃料の補給、簡易な点検整備などのために航空機を駐機する場所のことである。滑走路のそばに併設され、滑走路とは誘導路で連絡される。現代の定期航空機運航に用いられる飛行場ではコンクリート舗装されていることが多い。

航空自衛隊などが開催する航空ショーではエプロンの大部分が観客に開放され、実質的な「観客席」となる。

種類

使用用途によって、いくつかに分けられる。

ローディングエプロン (loading apron) 
旅客の乗降、貨物の積み下ろし、燃料・食料・水等の補給、点検などのために、ターミナルビル (PTB) と機能的に結びついて配置される。
カーゴエプロン (cargo apron) 
貨物専用機が貨物の積み下ろしを行うために設置される。貨物ターミナルと機能的に結びついて配置される。
駐機エプロン (parking apron) 
航空機の非稼働時に停留するために配置される。
ナイトステイエプロン
駐機エプロンのうち、特に夜間停留に用いられるものをいう。
ランナップエプロン 
エンジンの試験運転を行うために設置される。通常ブラストフェンスやサイレンサーを備える。

スポット

エプロンの中で、個別の航空機を駐機するために特に定められた領域を「スポット」と呼ぶ。それぞれのスポットには番号が与えられている。以下の種類に分けられる。なお、駐機場のことを「スポット」と呼ぶのは日本などの少数の国に限られており、英語の"spot"には駐機場の用例はない[1]。通常、日本で「スポット」と呼ばれるものは"gate"ないしは"apron"と呼ばれている[2]

広島空港の固定スポット
固定スポット
旅客ターミナルビルやサテライトに隣接し、ボーディング・ブリッジ(搭乗橋)を備えるスポット
オープンスポット
搭乗橋を備えないスポット。乗員や旅客の乗り降りにはタラップを用いる

出典

  1. ^ en:Spot
  2. ^ en:Gate (airport)en:Airport apron

関連項目


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