グループB
かつてはラリーをターゲットとするツーリングカーのカテゴリーだった。同一車種を50台以上販売しなければならない。ルノー5(サンク)ターボ、ランチア・ラリー(037)など、リヤミッドシップ500馬力以上のエンジンを積んだ後輪駆動車やアウディ・クワトロなどの4輪駆動マシンが出現したが、1986年のツール・ド・コルスでH.トイボーネンがランチアで事故死したことを契機に、安全性向上のため、86年を最後にグループBによるラリーは廃止。新たにグループSの導入という計画もあったが実現せず、グループAラリーカーに移行した。現行のFIA・Bカテゴリーは1年に200台以上生産する2座席以上の車両をいう。
グループB
1982年からWRCに登場したカテゴリーで、82年こそ旧グループ4と混走だったが、83年からはWRCのトップカテゴリーとなった。連続した12か月間に200台以上生産した車両をベースとしており、改造範囲は多岐にわたって認められている。また、さらに20台を製作すれは、エボリューションモデルのホモロゲーションが認められたため、グループB後期には500馬力に達するようなモンスターとなった。しかし、深刻な事故が続発したために86年をもって廃止。WRCのトップカテゴリーをグループAに譲った。
グループB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 03:31 UTC 版)
グループBは、自動車レースに使用する競技車両のカテゴリーの1つ。1982年、国際自動車連盟(FIA)の下部組織だった国際自動車スポーツ連盟(FISA)によって、それまで1から8の数字によって形成されていたレギュレーション(国際自動車競技規則・付則J項)を改定し、AからF・N・Tという8つのアルファベットへ簡略化されたものの1つである。
- ^ ひと目でわかる「普通じゃない」感! JGTC&スーパーGTを走った「風変わりすぎる」マシンたち (1/2ページ)
- ^ TheGrandTour series2 Episode7[信頼性要検証]
- 1 グループBとは
- 2 グループBの概要
- 3 概要
- 4 歴史
- 5 カテゴリーの主な車種
- 6 関連項目
- グループBのページへのリンク