ラリーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 09:32 UTC 版)
WRC(世界ラリー選手権)の黎明期を象徴するグループ4マシンのランチア・ストラトスと、史上最後に二輪駆動車としてタイトルを獲得したグループBマシンのランチア・ラリー037のシャシーは、公道・競技両仕様ともにダラーラが設計に深く関わったものである。
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ラリーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 06:50 UTC 版)
ラリーで用いられる、市販車を改造したレーシングカー。ラリーは競技中に『リエゾン』と呼ばれる公道区間を走行することが義務付けられているため、数あるレーシングカーでは珍しく、公道規則に必ず合致することが求められる。かつてはツーリングカー同様グループB・A・N、スーパー2000などが人気を集めた。現在は世界ラリー選手権(WRC)ではWRカー、それ以外ではグループRallyが主流である。 なおラリーレイドはラリーとは厳密には違う競技であるが、ラリーカーとして紹介されることもある。こちらはグループTという規則が存在する。 ラリー用車両は一般にレーシングカーに分類されるが、「国際自動車連盟」(FIA)やその傘下の『日本自動車連盟』(JAF)など自動車連盟では、ラリーはレースには含まないため、「ラリーカー」と呼ばれる。 詳細は「ラリー」を参照
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ラリーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:56 UTC 版)
「ラリー」も参照 ラリーは基本的に市販車を改造したマシンで行われるため、外観はツーリングカーと非常によく似ている。しかしラリーでは舗装された公道(ターマック)から平坦な砂利道(スムースグラベル)、さらには人間の頭大の岩が転がる荒れた砂利道(ラフグラベル)などの悪路を市販車の設計段階では考えられない速度で走行するため、車体にはツーリングカーに使用される車両以上の頑強な補強が求められる。ラリーに使用される車両はまず一度完全に分解され、内装には頑強なスチール製のロールケージが組み込まれる。これによって事故発生時の乗員の安全性を確保している。レギュレーション次第ではスポット増しも行われ、ロールケージと合わせることで車体剛性が飛躍的に高まるためにドリフト走行がしやすい基本的な車両構造となる。 ボンネット内は熱対策が施される。カテゴリによってホモロゲーションの違いがあり改造可能は様々ではあるものの、ラリー競技は比較的低速な状態でエンジンを高回転に回す必要があるため、その対策も必須となる。先述のような悪路を常識では考えられない速度で走破するため、車の下回り(オイルパンやデフ)を保護するためのアンダーガードを装着しているのが特徴である。さらに上記の場所を走行するため、サスペンションもストローク量が大きい物を装着し、車高も走行する路面の状況に合わせて高くするときも低くするときもある。ラリーカーもツーリングカーと同じく2席のシートが設けられているが、ラリー・ラリーレイドではこのシートにコ・ドライバーが座る。彼らはドライバーに情報を送るためにペースノートや資料を読み上げる必要性があり、そのためにナビランプと呼ばれるコ・ドライバーの手元のみを照らす照明器具が装備されているのも特徴である。ギアボックスに関してはどのカテゴリの車両よりも低い速域で非常に高い値のギアレシオのギアが装着される傾向がある。リアウィングに関しては低速域から高いダウンフォースを発揮できる構造の物が求められるため、そうした要求を発揮するために「スプリッターリアウイング(※:通称、本棚ウィング)」などラリー用に作られた独自の形状をしたウィングが使用される。 またラリーレイドでは例外的に市販車に由来しないレース専用設計車が用いられる場合もあるが、この場合でもラリーという競技の性質上、開催国の公道を走れるだけの最低限の装備(灯火類など)や規格などが求められる。 (※主なカテゴリ:WRC、ERC、APRC、JRC など)
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