スーパースポーツ世界選手権とは? わかりやすく解説

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スーパースポーツ世界選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/18 09:42 UTC 版)

スーパースポーツ世界選手権
カテゴリ オートバイレース
国・地域 国際
開始年 1990年(欧州選手権として)
1997年(ワールドシリーズとして)
1999年(世界選手権として)
チーム 6マニファクチャラー
カワサキ, ヤマハ, MVアグスタ,ドゥカティ,トライアンフ,QJモーター)
ライダーズ
チャンピオン
エイドリアン・ウエルタス
チーム
チャンピオン
Team Ten Kate Yamaha
マニュファクチャラーズ
チャンピオン
ドゥカティ
公式サイト The Official SBK Website
現在のシーズン
2008年シーズン世界チャンピオンのアンドリュー・ピット

スーパースポーツ世界選手権(スーパースポーツせかいせんしゅけん、World Supersport Championship, 略称:WSS)は、モーターサイクルによるモータースポーツ国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が主催する、4ストロークの2・3・4気筒エンジン搭載[1]の市販車を改造したオートバイで競うロードレース世界選手権大会スーパーバイク世界選手権(SBK)と併催されている。

概要

1997年からスーパースポーツワールドシリーズとして開催されていたが、1999年にFIM公認の世界選手権となった。

4気筒600cc以下、3気筒675cc以下又は2気筒750cc以下の4ストローク公道用バイクをベースにしたマシンで、改造範囲はスーパーバイククラスより制限されていたが、ベース車の生産終了が相次いだことから、排気量制限が変わり、スロットル開度制限などを設けることで、ヤマハがYZF-R9で、カワサキが636ccのニンジャZX-6Rで、スズキがGSX-R750で、トライアンフ・モーターサイクルが765ccのストリートトリプルRSで、MVアグスタが800ccのF3RRで、QJモーターが800ccのSRK800RRで、ドゥカティが955ccのパニガーレで参戦できるようになった。また、TCSやABSといった電子制御は2017年から禁止されている。

日本では排気量が400ccを超えた車両の免許区分が大型自動二輪に属するなどの理由[要出典]から販売台数は限られているが[要出典]、ヨーロッパでは販売台数が多く、レース活動が売り上げに直結しているためバイクメーカーは力を入れている。2000年から2003年まではスポーツランドSUGOで日本ラウンドを開催していた。

歴代チャンピオン

ライダーズ・チャンピオン[2] 車両 マニファクチャラー・チャンピオン[3]
ヨーロッパ選手権
1990 ハワード・セルビー ヤマハ
1991 ルイス・ダンティンスペイン語版 ホンダ・CBR600F
1992 シュテファン・シェショヴィチュ ホンダ・CBR600F
1993 ミカエル・パクアイドイツ語版 ホンダ・CBR600F
1994 イヴ・ブリゲイタリア語版 ホンダ・CBR600F
1995 ミカエル・パクアイドイツ語版 ドゥカティ・748R
1996 ファブリツィオ・ピロヴァーノ ドゥカティ・748R
ワールドシリーズ
1997ドイツ語版 パオロ・カゾーリ ドゥカティ・748R ドゥカティ
1998ドイツ語版 ファブリツィオ・ピロヴァーノ スズキ・GSX-R600 スズキ
世界選手権
1999 ステファン・シャンボン スズキ・GSX-R600 ヤマハ
2000 イェルグ・トイヒャート ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2001 アンドリュー・ピット カワサキ・ニンジャZX-6R ヤマハ
2002 ファビアン・フォレフランス語版 ホンダ・CBR600F4i スズキ
2003 クリス・バーミューレン ホンダ・CBR600RR(PC37) ホンダ
2004 カール・マガリッジ ホンダ・CBR600RR(PC37) ホンダ
2005 セバスチャン・シャルパンティエ ホンダ・CBR600RR(PC37) ホンダ
2006 セバスチャン・シャルパンティエ ホンダ・CBR600RR(PC37) ホンダ
2007 ケナン・ソフォーグル ホンダ・CBR600RR(PC40) ホンダ
2008 アンドリュー・ピット ホンダ・CBR600RR(PC40) ホンダ
2009 カル・クラッチロー[4] ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2010 ケナン・ソフォーグル ホンダ・CBR600RR(PC40) ホンダ
2011 チャズ・デイヴィス ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2012 ケナン・ソフォーグル カワサキ・ニンジャZX-6R カワサキ
2013 サム・ロウズ ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2014 ミハエル・ファン・デル・マルク ホンダ・CBR600RR(PC40・2013) ホンダ
2015 ケナン・ソフォーグル カワサキ・ニンジャZX-6R カワサキ
2016 ケナン・ソフォーグル カワサキ・ニンジャZX-6R カワサキ
2017 ルーカス・マヒアス ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2018 サンドロ・コルテセ ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2019 ランディ・クルメナッハ ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2020 アンドレア・ロカテッリ ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2021 ドミニク・エガーター ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2022 ドミニク・エガーター ヤマハ・YZF-R6 ヤマハ
2023 ニコロ・ブレガ ドゥカティ・パニガーレV2 ドゥカティ
2024 エイドリアン・ウエルタス ドゥカティ・パニガーレV2 ドゥカティ

ポイントシステム

現在[いつ?]のポイントシステム
順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
ポイント 25 20 16 13 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

主な日本人ライダー

  • 岡本裕生 2025年(ヤマハ)
  • 南本宗一郎 2024年(ヤマハ)※スポット参戦
  • 鳥羽海渡 2024年-2025年(ホンダ)
  • 阿部真生騎 2023年[5](ヤマハ)
  • 岡谷雄太 2023年[5](カワサキ)
  • 川﨑祥吾 2021年(カワサキ)
  • 大久保光 2016年-2017年(ホンダ)2018年-2019年、2024年(カワサキ)2020年(ホンダ)
  • 渡辺一樹 2017年(カワサキ)
  • 藤原克昭 2001年-2004年(スズキ)2005年-2007年(ホンダ)2008年-2010年(カワサキ)
  • 武石伸也 2000年(ホンダ)

脚注

  1. ^ FIM (2009). “1.9.1 Classes will be for the following categories:” (PDF). Road Racing FIM Superbike & Supersport World Championships and FIM Superstock Cup Regulations 2009. FIM (Fédération Internationale de Motocyclisme). pp. p. 14 (PDF: p. 18/176). http://www.fim-live.com/fileadmin/alfresco/Codes_et_reglements/SBK_SS_SST_Eng.pdf 2009年5月1日閲覧。 
  2. ^ Supersport Champions - Riders”. sbk.perugiatiming.com. World Superbike Championship. 2008年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月8日閲覧。
  3. ^ Supersport Champions - Manufacturers”. sbk.perugiatiming.com. World Superbike Championship. 2008年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月8日閲覧。
  4. ^ スーパースポーツ世界選手権 WSS - ライダー紹介」、ヤマハ発動機2010年2月15日(月)閲覧 
  5. ^ a b 2023年シーズンは第3戦オランダより途中参戦

関連項目

外部リンク


スーパースポーツ世界選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 05:40 UTC 版)

ドミニク・エガーター」の記事における「スーパースポーツ世界選手権」の解説

2021年はスーパースポーツ世界選手権にテン・ケイト・ヤマハから参戦しYZF-R6駆って王座獲得した

※この「スーパースポーツ世界選手権」の解説は、「ドミニク・エガーター」の解説の一部です。
「スーパースポーツ世界選手権」を含む「ドミニク・エガーター」の記事については、「ドミニク・エガーター」の概要を参照ください。

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