魔法戦隊マジレンジャー
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『魔法戦隊マジレンジャー』(まほうせんたいマジレンジャー)は、2005年2月13日から2006年2月12日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00(JST)に全49話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。
注釈
- ^ 雑誌『宇宙船』では、ハリー・ポッターシリーズのほかスター・ウォーズシリーズからの影響も指摘している[3]。
- ^ 兄弟に決定する前には、マジフェニックスとマジドラゴンの関係から漫画『怪物くん』のようにレッドが魔界のプリンスでその他の4人がしもべという設定も検討されていた[4]。
- ^ ただし、その場合地上人として暮らしていた全ての記憶は消え去ってしまう。
- ^ ただし、「天空大聖者」という肩書きには「様」をつけている。
- ^ マジシャインおよびウルザードファイヤーが該当。マジシャインの場合はスピードが少しダウンする。
- ^ 曽我が死去した3週間後の5月29日に、岡田も死去した。
- ^ Stage.19、20では役名表記なしで、Stage.19ではマジシャインの声のみの出演。
- ^ Stage.15は役名表記なし。
- ^ Stage.1, 2でのクレジット表記は「謎の鉢植え」。
- ^ 演奏時間および、劇中ではカラオケ版を使用した繰り返し前半部がインスト版になっているなど、厳密にはテレビ使用版とは異なっている。
- ^ 最終回は「Final Stage」。
- ^ 6月19日は「第105回全米オープンゴルフ選手権大会」最終日中継のため休止。6月26日は「第60回全米女子オープンゴルフ選手権大会」最終日中継のため休止。
- ^ 7月31日は「世界水泳モントリオール2005」競泳7日目決勝中継のため休止。
- ^ 1月1日は「小学生クラス対抗30人31脚全国大会2005」放送のため休止。
- ^ 例年通りの新旧戦隊の競演作に代わって制作されたもので、海外版の『パワーレンジャー・オペレーション・オーバードライブ』でもやはり同様の記念エピソードが制作されている(同作品にはグリーンレンジャー(マジグリーン)がゲスト出演)。
- ^ 「魁シャイン」と表記される。
出典
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出典(リンク)
魔法戦隊マジレンジャー
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「魔法戦隊マジレンジャーの登場人物」の記事における「魔法戦隊マジレンジャー」の解説
初期メンバー5人は天空聖者と地上人のハーフ。兄妹は全員、トップとチェーンを繋ぐ金具部分に「M」のロゴが入ったペンダントを身に着けている。ヒカルから彼の家に代々伝わっていたお守りの指輪を贈られて以降は、右手中指にそれを着けている。魔法使いは自身と契約した天空聖者を師匠として修行をする描写があるが、5人の場合は劇場版まで直接会っていない。天空聖者は皆、現時代の5聖者守護隊である。 名前の頭文字を年齢順に並べると「(『小津=オズ』の)ま(蒔人)・ほ(芳香)・う(麗)・つ(翼)・かい(魁)」。 スーパー戦隊シリーズの定番となっている戦士の名乗りのシーンは、今までレッドが最初に名乗りを上げていたが、本作品では長男(グリーン)、長女(ピンク)、次女(ブルー)、次男(イエロー)の順番になっており、最後に三男の末っ子(レッド)が名乗りを上げる。 名乗りの口上は「あふれる勇気を、魔法に変える!魔法戦隊マジレンジャー!」。最終回(Final Stage)では「勇気の絆が未来を拓く!我ら、魔法家族!魔法戦隊マジレンジャー!」。 小津 魁(おづ かい) 演 - 橋本淳/ 10年前 - 鈴木敦也(Stage.27、Stage.36) / 15年前 - 松本昴徳(Stage.33) 小津家三男、末っ子の17歳。一人称は「俺」で、蒔人を「蒔人兄ちゃん」、芳香を「芳香姉ちゃん」と呼ぶが、麗と翼は「小さい姉さん(兄さん)」の略でそれぞれ「ちい姉」「ちい兄」と呼ぶ。 現役高校生という歳の若さに加え「無茶しすぎる」という理由から母から唯一マージフォンを与えられなかったが、自身の勇気からマージフォンを出現させたことで正式にマジレンジャーとなる。5人中で最も高い潜在能力を秘めている。 普段は桐東高校の2年生で、所属しているサッカー部(ポジションはフォワード)のマネージャー・山崎由佳に想いを寄せている。勉強はイマイチで、「成績が下がったらマジレンジャーから外す」と翼に言われたことがある。末っ子のせいかまだまだ未熟で子供っぽいが、それゆえ曲がったことを嫌うストレートな性格の持ち主で、正義感に篤い。思いついたら即行動のタイプだが、先走って早合点になることもしばしば。また父の記憶がほとんどないことに寂しさを感じることもある。 2年前、動物園から脱走した熊に襲われて重傷を負ったことがある。 ン・マとの最終決戦後は、インフェルシアと人間界をつなぐ「インフェルシア親善大使」になり、髪型も赤いメッシュを入れるなどやや荒めに変化している。スーパー戦隊シリーズのレッドとしては当時歴代最年少である。東映プロデューサーの塚田英明は、レッドを末っ子に設定した理由について、一番未熟な方が描きやすいからとしている。 演じる橋本は、最初の半年ほどはどうすれば従来のレッドのようになれるか思い悩んでいたが、本作品のレッドは他とは異なるのだということに気づいて吹っ切れてからは魁らしさを出せるようになったと述べている。 マジレッド 声 - 橋本淳、スーツアクター - 高岩成二、羽賀亮洋 小津魁が5聖者守護隊の炎を司る天空聖者フレイジェルの力によって変身する戦士。名乗り口上は「燃える炎のエレメント」。 炎を操る赤の魔法使いで、得意な魔法は物質変換をする練成術(錬成魔法)。 魔法大変身で炎の剣を持つマジマジン・マジフェニックスに2段変身する。 レジェンドマジレッド 声 - 橋本淳、スーツアクター - 高岩成二、羽賀亮洋 レジェンドパワーを得たマジレッドの強化形態。 強力な炎の魔法を用い、ダイヤルロッドを用いた格闘術も得意とする。 その後の作品への登場 『海賊戦隊ゴーカイジャー』 第2話、第3話に歴代スーパー戦隊34組の1人としてゲスト出演。詳しくは海賊戦隊ゴーカイジャーを参照。 小津 翼(おづ つばさ) 演 - 松本寛也/ 10年前 - 小池唯我(Stage.27、Stage36、Stage.43)/ 15年前 - 関優貴(Stage.33) 小津家次男の第4子で19歳。一人称は「俺」で、蒔人を「兄貴」、姉2人のうち、芳香を「芳姉(ほうねえ)」、麗を「麗姉(うらねえ)」、魁を呼び捨てで呼ぶ。 魔法薬の調合を得意とし、様々な薬や魔法を調合・開発する。 兄妹の中ではもっとも洞察力が高く現実的に物事を見るタイプで、他の兄妹やヒカルも動揺する事態にすら冷静に対処することも多い。ただし、気障でいささかな無愛想な態度と、皮肉をよく口にすることがあることから誤解を招くことも多く、そのせいか人付き合いは苦手で、魁とは喧嘩することもしばしばで、単独行動が多い。「俺(蒔人)がいない時は次男のお前(翼)が長男だ」と幼いころから、兄・蒔人に教え込まれ反発していたが、姉たちを守れずパニックに陥ってしまったこともある。「蒔人がいないときは翼が長男」ということもあってか、サブリーダー的存在。現在の職業は劇中では語られていないが、高校時代はボクシング部に所属しており、全国大会に出場した経験もあることからプロボクサーを目指していたが、マジレンジャーとしての活動のため、一時的にジムを辞めている。ン・マとの戦いを終えてからは髪型を変えた彼がトレーニングに励んでいる描写がある。演じる松本は、プロデューサーから翼はマザコンだと説明を受け、上京したてで親のありがたみを感じていた当時の自身の境遇と重ね合わせていたという。 当初はダンスが得意という設定が存在したが、劇中では描写されなかった。 マジイエロー 声 - 松本寛也、スーツアクター - 今井靖彦 小津翼が5聖者守護隊の雷を司る天空聖者ボルジェルの力によって変身する戦士。名乗り口上は「走る雷(いかずち)のエレメント」。マスクのモチーフはガルーダ。 雷を操る黄色の魔法使いである。空中戦に秀で、ボクシングを応用したパンチも得意とする。マジスティックボーガンを武器とするため、スナイパーとしての自負を感じさせるセリフもある。 魔法大変身で空を駆けるマジマジン・マジガルーダに2段変身する。 レジェンドマジイエロー 声 - 松本寛也、スーツアクター - 今井靖彦 レジェンドパワーを得たマジイエローの強化形態。 強力な雷撃魔法を用い、スピードと跳躍力も秀でる。またダイヤルロッドをダイヤルロッドボーガンに変形させることができる。 その後の作品への登場 『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』 プロテストに合格してプロボクサーになっており、共英ボクシングジム所属。本作品時点では日本スーパーバンタム級チャンピオンで、WBC同級ランキング第10位となっている。高丘 映士(ボウケンシルバー)が自身を尋ねて来た際は試合中だったため全く無視していたが、後に他の先輩戦士と共に彼の元に駆けつける。スーパー戦隊住所録に記載されているファイルナンバーは“MAGI05002”、住所は「東京都土呂市観座州5-2-13」。 『手裏剣戦隊ニンニンジャー』 忍びの38にゲスト出演。アオニンジャーこと加藤・クラウド・八雲がイギリス留学していた魔法学校の臨時講師として登場。 八雲に会うためにイギリスを飛び出した魔法学校の校長の娘・エレナ(演:小林星蘭)を連れ戻すために帰国し、ニンニンジャーが妖怪アミキリと戦っている最中に彼女の前に姿を現す。決戦後はアミキリによって破損した八雲のステッキと天晴の忍者一番刀をマージフォンによる魔法で修復し、天晴たちの前でマジイエローに魔法変身してエレナと共にスカイホーキーでイギリスへと帰っていった。 翼が登場した場面でのキャラクターテロップは『マジレンジャー』と同じロゴが使用されている。 小津 麗(おづ うらら) 演 - 甲斐麻美 / 10年前 - 岡室穂香(Stage.27)、斉藤光香(Stage.36、Stage.43) / 15年前 - 上原理彩(Stage.33) 小津家次女の第3子で20歳。一人称は「私」で、蒔人を「お兄ちゃん」、芳香を「芳香ちゃん」、翼と魁を呼び捨てで呼ぶ。 魁が父親似なら彼女は母親似で、母と同じ占いを水晶玉を使って行える。ただしいくつか制限があり、自分のことは占えない。 大らかで生真面目な性格のしっかり者。幼少のころから成績優秀かつ姉の芳香が頼りないせいか、深雪からも母親代わりを期待され、両親不在時は彼女が母親位置を務める。 常に聞き役に徹する反面、真面目すぎるために逡巡したりすることも多く、真面目さゆえに猪突猛進するなど自分の悩みやストレスを溜め込んでしまうタイプで何かの拍子でそれを爆発させたら手に負えない。 冥獣人サムライのシチジューローに絆を断ち切られた際には家族思いな性格が反転したのか、極度の個人主義者になってしまい、「プジョー・307」をローンで購入し、一人暮らしを始めてしまった。普段は穏やかだが怒らせると兄妹で一番怖く、相手に手を上げることも少なくないが、弟がピンチの時は、たとえ兄弟ゲンカの最中でも自分が犠牲になって飛び込む一面がある。落ち込むと鍋磨きをする癖がある。幼いころの魁のイタズラが原因でカエルが苦手。ヒカルとは次第に恋愛関係を窺わせる描写が多々見られ、終盤でついに告白し結婚式を挙げる。最終決戦後はヒカルとともにマジトピアで暮らしている。マジブルー 声 - 甲斐麻美、スーツアクター - 野川瑞穂 小津麗が5聖者守護隊の水を司る天空聖者スプラジェルの力によって変身する戦士。名乗り口上は「たゆたう水のエレメント」。 水のエレメントを操る青の魔法使いである。海辺や水中での戦いを得意とする。 魔法大変身で水中戦を得意とするマジマジン・マジマーメイドに2段変身する。 レジェンドマジブルー 声 - 甲斐麻美、スーツアクター - 野川瑞穂 レジェンドパワーを得たマジブルーの強化形態。マスクには人魚の背びれ状の部位が加わった。 津波のような水流を操り、素早さも向上している。 小津 芳香(おづ ほうか) 演 - 別府あゆみ/ 10年前 - 大島一紗(Stage.27)、堀ノ内美月(Stage.36) / 15年前 - 西堀真央(Stage.33) 小津家長女の第2子で22歳。一人称は主に「芳香(ちゃん)」で、弟妹を名前に「ちゃん」付けで呼ぶ。 普段から変身魔法を得意とする。 自由奔放でおおらかな性格で、天然ボケな小津家のムードメーカー。気分屋で思い込みが激しいお節介屋で、恋愛話になると「恋のキューピッド」を自称して「小さな親切、大きなお世話」レベルの余計な手出しをする。このため、皮肉屋の翼をして「芳姉は当てにならない」と言わしめている。だが、他の兄妹同様心優しく、身近な人の危機に直面した時はいつもとは違う芯の強さと頑張りを見せる。その思い込みの激しさの割には先入観はあまりないため、その行動力で敵側だった冥府神ティターンの心をも動かし、彼を改心させた。モデルを職業としているが奔放な性格のせいか、仕事は多くない様子。それでもボーイフレンドは多く、魁と翼には10回はウエディングドレスを着られる(くらい候補者がいる)と称され、実際劇中では同時に15人のボーイフレンドと付き合った十五股交際をやってのけている(しかも本人曰く、「(いつもより)ちょっと少ない」)。家事全般は全くできなかったが、最終決戦後は料理についてはそれなりにできるようになっている。「やっほー」が口癖。監督の中澤祥次郎は、Stage.3での魁をイチゴに例えるセリフが天然なのか計算なのかが議論になり、最終的に天然だと結論付けられたと証言している。 エピローグでは、ティターンへの想いからインフェルシアに残るという案も存在した。 マジピンク 声 - 別府あゆみ、スーツアクター - 小野友紀 小津芳香が5聖者守護隊の風を司る天空聖者ウインジェルの力で変身する戦士。名乗り口上は「吹きゆく風のエレメント」。 風のエレメントを操る桃色の魔法使いで、風に乗って優雅に戦う。変身魔法を得意とし、「変わりま〜す!」の合図で呪文を詠唱するとマジピンクのマークの付いた扇風機、大砲、ノックマシン、彼女の前髪を除いた顔を浮かび上がらせられる郵便ポストに蜂、フロントライトにまつ毛が付きナンバープレートにマークの付いたフォルクスワーゲン・ニュービートル、コショウ瓶やラジオ、果てはバンキュリアやティターンなど、無機物有機物サイズ大小問わず変身してみせるが、色まではごまかせない(全体がピンクだったり、体の一部がピンクだったりする)。 魔法大変身でやはり変身能力が武器のマジマジン・マジフェアリーに2段変身。5人の必殺技の1つマジレンシュートに使うボールマジレンジャーボールも彼女が変身する。 レジェンドマジピンク 声 - 別府あゆみ、スーツアクター - 小野友紀 レジェンドパワーを得たマジピンクの強化形態。マスクには妖精の羽根を思わせる部位が加わった。 強力な風の魔法を用いるほか、格闘能力も向上している。 その後の作品への登場 『海賊戦隊ゴーカイジャー』 最終話の最後にゲスト出演。詳しくは海賊戦隊ゴーカイジャーを参照。 『ヒーローママ☆リーグ』 モデルの傍ら、結婚して一児の母親になっている。子供の保育園がいっしょだったことが縁で野乃七海(旧姓)/ハリケンブルー、礼紋茉莉花(旧姓)/デカイエローとママ友になる。 小津 蒔人(おづ まきと) 演 - 伊藤友樹/ 10年前:野辺平歩(Stage.27、Stage.36) / 15年前:五十畑哉耶(Stage.32、Stage.33) 小津家長兄の24歳。一人称は「俺」で、他の弟妹は呼び捨てで呼ぶ。 リーダーであるが、「伝説の五色の魔法使い」では緑が最後尾であることにやや不満を持っている模様。自宅近くにアニキ農場という畑を持っている農場経営者で、家計は事実上彼一人で支えている。一見すると大雑把な性格だが、翼によれば無駄な破壊をしない的確な攻撃を行うらしい。 明朗快活の熱血漢で、大きく広い心の持ち主だが、涙もろい。常にマイペースだが、5兄妹の父親代わりらしく常に皆を気遣い、ここ一番に頼れる熱い好青年。ただし、すぐ下の妹・芳香同様にやや思いこみが激しい面があり、熱血バカ的な行動をして兄妹を振り回すこともあるのが玉にキズ。 料理担当で腕もピカイチだが、アニキサラダと称する特製サラダに始まり、材料が野菜に偏って肉類をあまり使わないという、ベジタリアンな傾向がある。小学生のころは野球少年だった。流暢に英語を操ることができるが、これは将来ブラジルに大アニキ農場を作る夢を持ち、まずは海外留学なら英語だろうと勉強したためである。しかし、世界の平和と弟妹の幸せのために現在はその夢を封印している。Stage.32では、当初蒔人はカビを苦手としているため逃げ出すという展開であったが、蒔人が逃げることはしないだろうとの判断から、カビに冒されて戦えなくなるという展開に改められた。 エピローグは、インフェルシアで開拓を行うという案も存在した。 マジグリーン 声 - 伊藤友樹、スーツアクター - 福沢博文 小津蒔人が5聖者守護隊の大地を司る天空聖者グランジェルの力で変身する戦士。名乗り口上は「唸る大地のエレメント」。 大地のエレメントを操る緑の魔法使いであり、植物と心を通わせたり操ったりする「魔法植物学」と森林での戦闘が得意。 魔法大変身で怪力を武器とするマジマジン・マジタウロスに2段変身、マッスルグリーンという筋肉質体型に変身することが可能。 レジェンドマジグリーン 声 - 伊藤友樹、スーツアクター - 福沢博文 レジェンドパワーを得たマジグリーンの強化形態。マスクには2本の角状の部位が加わった。 植物だけでなく大地に属するものを操る魔法を用い、防御力も向上している。 ヒカル 演 - 市川洋介 Stage.19から登場。小津兄妹の先生。ヒカルのみマジジャケットはゴールドとネイビーのツートンカラーであるが、小津兄妹はそれぞれ自身のエレメントカラーと黒である。一人称は、「僕」。ブレイジェル(勇)の戦友かつ弟子であり、天空大聖者マジエルの御側付の天空聖者。 魔法猫スモーキーが閉じ込められているマジランプ、巨大ロボ・トラベリオンに変形するトラベリオンエクスプレス、空飛ぶ絨毯・スカーペットなど多くのアイテムを所有し、変身アイテム・グリップフォンに変身用のマジチケットを改札することで金色の鎧をまとった戦士形態「天空勇者マジシャイン」となる。 15年前の戦いの際、師匠ブレイジェルと二人の兄弟弟子と共にン・マ討伐のためインフェルシアへ向かうが、天空聖者ライジェル(後の魔導神官メーミィ)が裏切り、戦いの末ミイラ化して封印するが、自分もライジェルの魔法でカエルにされてしまい、以後ライジェルと、スモーキーの棲家であるマジランプとともに洞窟に逼塞していた。後に小津5兄妹によって発見され、青の魔法使い(=麗)のキスによってライジェルの呪縛を解かれ、今まで独学で修行していた5兄妹の教師として小津家に居候することになる。 地上での姿は二十代半ばの青年で、「ヒカル」という地上名は芳香がカエルの時の彼に付けた名前であり、これをそのまま使っている。単に人間社会に慣れていないだけなのかもしれないが、いささか天然ボケ気味の面がある。実年齢は500歳とのこと。 登場以降は司令官的な役回りも持ちマジトピアの言い伝えなどから、兄妹の行動を制止しようとするも、自信を持った彼らになかなか受け入れてはもらえなくなってしまう場面も見られる。自身でも完璧な先生ではないのは悩みの種であったが、兄妹と触れ合う中で共に成長していった。次女の麗とは次第に想いを寄せ合うようになり、終盤には彼女からはっきりと想いを告白され、紆余曲折を経て麗の気持ちに応えて結婚、晴れて小津家の一員となる。 ン・マとの戦いでは、師の勇(ブレイジェル)とともにン・マと対決したものの、敗れて死亡。しかし、バンキュリアの不死身の力によって蘇生され、今度は家族全員でン・マを撃破する。最終決戦後は麗とともにマジトピアで暮らしている。本人は語っていないが、次期最長老候補でもある。初期案では、マジトピアの鉄道会社の御曹司という設定も検討されていたが、掘り下げる機会がないだろうとの判断から不採用となった。 天空勇者マジシャイン 声 - 市川洋介、スーツアクター - 岡元次郎 ヒカルが変身する戦士。スーツカラーはゴールド。名乗り口上は「輝く太陽のエレメント」。 マジチケットを用いて強力な魔法を操る。デザインや設定などは、初期メンバーからはあえて外されていたアラビア魔法がモチーフとなっている。 スーツアクターを務めた岡元はムダのない動きを意識して演じていたという。 サンジェル 声 - 市川洋介、スーツアクター - 岡元次郎 ヒカルの本来の姿である太陽の天空聖者。マジシャインの鎧を脱ぎ捨てたことにより、スピードを活かした戦いを主体とする。デザインは、『コンドールマン』に似通ったデザインのマジシャインに対し、『レインボーマン』に似通ったアラビア風のモチーフで額に太陽をあしらったデザインで企画されたが、変更された。 Stage.19でのマジシャインの初登場シーンは、サンジェルの姿で登場させることも検討されていたが、この時点ではスーツが制作されていなかったため実現には至らなかった。 その後の作品への登場 『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』 江成仙一(デカグリーン)に見初められ姶良鉄幹(デカブレイク)と共に女装姿を披露。 『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』 初めからクロノスに閉じ込められていた。間宮菜月(ボウケンイエロー)から「ひかるんるん」と呼ばれて困惑している。
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魔法戦隊マジレンジャー
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「オズ・シリーズを基にした作品」の記事における「魔法戦隊マジレンジャー」の解説
2005年に日本で作られた特撮テレビドラマ。キャラクター設定上主人公となる一家は本作品をモチーフとしている。
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魔法戦隊マジレンジャー(2005年 - 2006年)
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「地底人」の記事における「魔法戦隊マジレンジャー(2005年 - 2006年)」の解説
「地底冥府インフェルシア」と呼ばれる世界が登場。インフェルシアは冥府神を頂点に冥獣、冥獣人などの種族がおり、冥獣を除き人間のような知性を持つ。封印されているが、いわゆる「あの世」ではない。
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