超ゼツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 18:46 UTC 版)
「ベイブレードバースト」の記事における「超ゼツ」の解説
赤刃アイガ(あかば アイガ) 声 - 池田朋子使用ベイブレード - ゼットアキレス.11.Xt→ゼットアキレス.11.Xt+→超Zアキレス.00.Dm→ユニオンアキレス.Cn.Xt+ 烈→インフィニットアキレス.Dm' 1B 所属チーム - 米駒学園ベイクラブ 『超ゼツ』の主人公。「(赤き)超ゼツボーイ」「超ゼツブレーダー」と呼ばれる。初登場は小学5年生。北海道の豊かな自然の中で育った超野生児。燃え上がる情熱と、純粋な優しさを本質に持っている。好き嫌いがはっきりした性格で、「俺が一番強ぇ!」と負けん気が強い。感情がたかぶるとベイと共鳴し、まとめている髪の毛がほどけて炎のように逆立ち、強烈なパワーを発揮する。誕生日は8月11日、血液型はB型。ブレーダーとしては類稀ない才能の持ち主で、無意識のうちに相手のシュートフォームを取り入れ、自分のものにする特技があり、初めてのバトルではバルトのフォームを完璧に身に着けた。しかし、ベイとの共鳴力が強すぎることから、『超ゼツ』中盤以降はアイガ自身の天性の才能と共鳴力による苦しみに悩まされていく。 口癖は「お見通し」で、ファイとの最終決戦前にはこれについて言及された。また、「超ゼツ最強無敵」は彼を象徴する言葉で、初めてブレーダーになることを決意した時から一貫して主張している。 米駒学園では寮に入るよう勧められているが、校庭にテントを張って寝泊まりしており、乱次郎やホウイも宿泊することがある。バトルシップクルーズでもベイクイーン号に自室はあったのだが、テントでの生活でないと落ち着かないのか、甲板にテントを張っている。 元々ベイブレードに興味を持っていなかったが、ウイニングヴァルキリーのパワーを見て最強のベイブレーダーになることを決意。アイガの才能に気づいていたタイガから超ゼツベイは早いと言われたため、ナルの協力を得てゼットアキレスを自作。初心者でありながらワールドチャンピオンであるバルトと互角の勝負を繰り広げ、以降はバルトに勝って超ゼツ最強無敵ブレーダーになることを目指す。 ブレーダーとしての腕を磨くべく、強いブレーダーと戦おうと米駒学園へ転校し、ナルも追いかけてくる。 白鷺城ルイとバルトのタイトルマッチが告知されるとルイの特訓場であるベイアリーナに向かい、特訓中のルイに挑戦状を叩きつける。ルイのブラッディロンギヌスがアキレスに共鳴したためバトルを認められるが、一撃でバーストさせられた。ロンギヌスカップ開催が告知された際には待ちきれず、フブキ・乱次郎と共にルイに挑むが3機ともバースト負けとなった。ロンギヌスカップで勝ち抜くためにルイの特訓マシンを模したワイヤーが4本の専用マシン「超ゼツスペシャル」を製作、学園のグラウンド内に配置しシュート力が鍛えてゆく。 ロンギヌスカップでは3位の成績で1次予選を突破。1回戦で紺田コウジ、準決勝でホウイ、決勝でスオウを破りロンギヌスカップを優勝する。ルイとのバトルでは1stバトルで以前にブラッディスコールで敗北した経験からゼットダイブで逆襲を試みるが初見で弾き返され、ドラゴンスクリームでバーストさせられた。2ndバトルでは無意識に彼の脱力フォームを取り入れたことでパワー勝ちしオーバーフィニッシュを決める。3rdバトルのシュート時に腕を痛め同時オーバーフィニッシュのドロー。腕を負傷したことに気づいたルイがタイムを取り、治療時間を設けられた中でファイと遭遇し、アキレスとの共鳴力が深まる。4thバトルではゼットスラッシュを発現させてバーストフィニッシュを決め、3vs2で勝利しルイから金のレベルチップを受け取る。大会数日後にファイとのバトルで敗れ対抗心を持つようになる。 バトルシップクルーズでは、ロンギヌスカップ優勝者(アジアトーナメント優勝者)として参戦。ラバンやジャンなどの強力なライバルにも恵まれ成長していくと共にベイとの共鳴力も強くなっていくが、ファイがラバンのレオパルドを破壊する瞬間を目撃したことで一変し、エルサントで出会ったフリーとのバトル時から勝利への強い執念を持ち始め禍々しいオーラに包まれ、アキレスも黒く染まるようになる。フリーにも危険視され、妹のナルも「まるで相手をいたぶるかのようなバトルをしている」と心配されている。バトルシップクルーズ最終戦でフブキに勝利し、獲得ベイスターは2つでファイには及ばなかったものの、大会ルールより最終戦まで勝ち残ったためバルトへの挑戦権を獲得。ファイに先を譲られる形でバルトと対戦する中、ポイントが1対2で追い詰めれたことで「勝ちたい」という感情が暴走。今まで以上に共鳴が強まった結果、ヴァルキリーのレイヤーを破壊した形でのバーストで勝利し、チャンピオンの座を勝ち取った。これ以降、アイガはタイガが気にかけていた「悪魔の共鳴」の力を無意識に成長させ続けることになる。 しかし、チャンピオン獲得からほんの少し経った後、Z4のハーツとのタイトルマッチでデッドハデスに翻弄され、彼の宣言通りに0vs4で完敗し、チャンピオンの座を奪われてしまう。新たなチャンピオンとなったハーツのメディアを使った挑発に激昂し、リベンジするために魔城デッドグランに乱次郎と共に乗り込む。最初に待ち受けていたカイルをバースト勝ちし、続くイベル戦では乱次郎救出のためオーブイージスに超ゼットプレスで勝利。無双ベイスタジアムの部屋に入った瞬間に天井が迫るトラップにかかり、生死を賭けた脱出のためレフトアポロスおよびライトアルテミスと対決。ラスト1回のチャンスの中でレフトアポロスをライトアルテミスに押し込んで低速バーストを発生させ、残ったアポロスを超ゼットスラッシュでバーストさせ勝利。ハーツの必殺技をコピーして挑んでくるナイト伯爵戦では、エクリプスのデッドグラビティを耐え抜いて勝利した。連戦の中で共鳴力を高めていくが、アキレスと共に自身もそれを痛みと感じることが共鳴力の成長であると、間違った解釈をする。フブキと共に現れたシュウから、悪魔の共鳴を進行させるとアキレスを殺すことになると警告され、本当の共鳴を証明すべく挑まれたバトルでは超Zスプリガンに完敗するが悪魔の共鳴から脱却することはできず、ハーツとのリベンジマッチに挑むも1ポイントも取れずに再敗となる。その後にバルトが超Zヴァルキリーでハーツに勝利しチャンピオンを奪回するが、このバトルの中でハーツに追い込まれピンチに陥ったバルトが笑っていることに疑問を持つ。屋外で遭遇したファイに「共鳴力はその程度か」とされバトルに突入。しかし、アキレスのダメージに気づくことなくバトルを進め、黒く染まったリヴァイブフェニックスにバースト負けし、直後にアキレスが自壊してしまったことで破壊に対する強いトラウマを抱くと同時に、バルトが自分のベイブレードを「相棒」と称していたことを思い出し、自分がアキレスの声に耳を傾けなってしまっていたことを痛感。ナルやシュウの協力を得てアキレスを超Zアキレスへと改修し、また初心を思い出すことで自分にとってのベイブレードを自覚し、超Zスプリガンとのバトルで超Z覚醒を成功させ勝利する。その後決まったハーツとのバトルでは超Z覚醒ができずに苦戦を強いられていたが、BCソルのキットとの打ち合わせで超Z覚醒せずともハデスの特徴である最重量を活かした戦法で善戦。しかしそれだけではハーツとハデスには勝てないことを本人も熟知しており、3rdバトルでは超Z覚醒を成功させ、アキレスとの絆を強め勝利しリベンジを果たした。その後にキットにバトルを挑まれるが、超Z覚醒でバーストしないアキレスに対し、強力な対空能力を備えたエアナイトにはスピンフィニッシュや僅差のオーバーフィニッシュで敗北したことで、より強い絆を築くことを決意する。 フリーがファイの宣言通りにガイストファブニルを破壊され敗北したことで、より強くなるため世界中を巡る修行の旅に出る。最初はジャンの王宮を訪れシャカ直伝の修行やジャンとのバトルを経て、超ゼットシールドを編み出す。アフリカではラバンと共にアフリカ最高峰のキリマンジャロで修行を行い、彼の「ジャングルの中では攻めて攻めて攻めまくって生き抜くしかない」というアドバイスを受け、超ゼットソードを編み出す。その後スペインのBCソルに赴き、一度敗北したキットのエアナイトに再戦を申込み、スタジアムの特性を活かしてこれに勝利。直後にシュウとファイのバルトへの挑戦権をかけたスペシャルマッチが決定したことで、バルトとキットと共にニューヨークへ飛ぶ。スペシャルマッチでファイが超Zスプリガンを破壊し、最後の生贄をバルトとしたことを良しとせず観客席から飛び出し、ファイへ挑戦状を叩きつける。バルトが勝負を譲り、ファイもこれを受諾したことで両者のスペシャルマッチが決定。打倒ファイのためベイクラブとシュウの協力で、デッドフェニックスの対デッドスティンガープレス特訓を行った。 ファイとの対決ではバーストマッチを要求され、これを受諾。デッドフェニックスのデッドブレイクをひたすらに耐えるが、フェニックスの無加算オーバーフィニッシュが続く。3rdバトルにて超Zシールドでデッドブレイクを弾き返し、バースト勝ちと思いきやデッドアーマーのみが外れていたことで無加算。4thバトルはドライバーを高くし攻撃を重視した技を繰り出すことでデッドスティンガープレスを許すが、ドライバーを高くしたことでスタジアムを蹴り攻撃を間一髪で回避、その衝撃と勢いでアキレスがオーバーフィニッシュで自滅し事無きを得る。5thバトルではデッドスティンガーによりアキレスが空中に舞い上がり、そこへフェニックスのダイビングデッドスティンガープレスが襲い掛かるがアキレスの盾がそれを受け止め、デッドアーマーを外に弾き飛ばす。フルパワーのファイナルデッドインパクトにも耐え、直後の超ゼットソードでバーストさせついにファイを撃破する。 その後バルトとのタイトルマッチが決まり、1stバトルはお互いの超Z覚醒を解除したことで同時バーストフィニッシュ。2ndバトルはお互いの必殺技を繰り出し近差でオーバーフィニッシュをし1ポイント先取する。3rdバトルは最初からヴァルキリーの超Z覚醒を解除したが、ヴァルキリーのドライバーが削れ加速し超Z覚醒が復活、アキレスの超Z覚醒を解除されバーストフィニッシュさせられる。4thバトルにてアキレスが弾き飛ばされオーバーフィニッシュされかけるが、アキレスがアイガに応えディメンションドライバーがアタックモードにチェンジし、バースト勝ちを決め3対2でチャンピオンの座を勝ち取った。 『ガチ』ではwbba.公認世界チャンピオンとして登場し、自身とのタイトルマッチを決定するバトルジャーニーを企画。虹龍ドラムと顔面表情で張り合うこともしばしば。バトルジャーニーの最中で茜デルタが見せるディアボロスとの共鳴を注視している。最初にゴールに辿り着いた草葉アマネのブシンアシュラに対し、スピードモードのアキレスで4vs0のバーストオンリー勝利を決めた。続くドラムとのバトルでは1stバトルでスピードモードでロックドラゴンをバーストさせるが、2ndバトルでエースドラゴンにバーストを決められる。3rdバトルでユニオンソードを装着したアタックモードで、僅差でオーバーフィニッシュを決めて3vs2で勝利。立て続けにデルタとのバトルに突入し、1stバトルからアタックモードでベノムディアボロスのバレットカウンターを攻略するが、同時オーバーフィニッシュでドロー。続く2ndバトルでパワーモードでイレイズディアボロスに挑むが勝負の最中でアーサーが乱入し、アポカリプスによりディアボロスもろともバーストさせられた。闇の下で強さだけを求め王を語るアーサーの思想を認めず、アーサーが挑戦状を叩きつけたことで翌日に同会場で彼との2ポイント制スペシャルバトルを行う。パワーモードで挑みユニオンスラッシュ、ゴールドターボ、ユニオンシールドで応戦するがプライムアポカリプスの無限ロックシステムは突破できず、ダークターボ化したアポカリプスにゴールドターボを吸収され、エンドブラスターを受けてバーストされたことにより敗北した。 wbba.vsHELLのチーム対抗戦を第5試合目までスペインのBCソルの部屋で、第6、7試合目をGTアリーナでバルトと共に観戦しており、ドラムたちの戦いが終わった後にバルトと共にビクトリーズのジムに現れ、バルト、ドラムとバトルロイヤルを行った。 『スパーキング』ではレジェンドフェスティバルへ出場するレジェンドブレーダーとして登場し、世界チャンピオンの座を維持している。乱次郎とレジェンドフェスティバルに出場できると期待し乱太郎と共に乱ベイ組アジトを訪れたが、彼がレーン・ヴァルハラによりグライドラグナルクを破壊され腕を負傷したことで出場不能となったことを知ると、レジェンドフェスティバルでは彼の分まで戦い、出場者全員を倒すと意気込む。 レジェンドフェスティバルの1stステージのバトルロイヤルではBブロックに選出されインフィニットシールドを装着して臨み、センターを取った後にインフィニットガードで4機を弾き飛ばしてスタミナ勝負に持ち込むが、ハイペリオンが粘り勝ちしたことで敗北した。2ndステージではヒカルがパートナーに選ばれ、インフィニットソードを装着してヒュウガ&レーンと対決。バリアントウォール突破の最中でハイペリオンが乱入しアキレスとルシファーの2機が残り、そのまま押し切って場外に押し切ってオーバーフィニッシュにより勝利した。第4試合に因縁のレーンとのタッグが決定し戸惑いを覚えるも乱次郎に一喝され、インフィニットソードを装着してドラム&シスコと対決。ドラムのテンペストドラゴンとスタジアム中央で真っ向勝負が続く中、覚醒したドラゴンをインフィニットバスターでバーストさせて勝利し、レーンと共に決勝トーナメント進出が決定。予選落ちし落ち込んでいるヒカルを励ますためヒュウガと共に実家に招いて自身の最強無敵の原点に触れて決勝トーナメントに意気込み、翌日第1試合でレーンと対決。ルシファーのバリア攻略のためスピードモードで挑み、持久戦に持ち込むことでルシファーのスタミナを削ってバリアを縮小させ吹っ飛ばすが、着地点のクレーターでルシファーの回転力が復活したことでバリアが復活してしまい、飛来するバリアントウォールによりバースト負けとなった。 レジェンドスーパータッグリーグでは乱次郎をタッグパートナーに選出。総当たり戦第1試合目はフリー&シスコと対決し、ファブニルと共に場外へ落ちるがラグナルクがサタンにスタミナ勝ちしたことで勝利した。第2試合のレーン&シュウ戦では乱次郎共々リベンジに燃えながら真っ先にルシファーを倒そうとするが、ラグナルクと共に場外となったため敗北。第3試合では朝日兄弟と対決。ラグナルクと共にストームプレート周辺を回りながらハイペリオンとヘリオスを内側に弾いて連続で同士討ちさせていくが、ヒカルの起点で脱出されフレアを纏ったツインストライクによりラグナルク共々バースト負けとなる。第3試合終了後、小紫ワキヤの別荘に招かれ朝日兄弟らと共にジェットワイバーンと対決。第4試合ではバルト&乱太郎と対決し、乱次郎のラグナルクが放ったストームプレートを利用したハイパートルネードで上空へ舞い上がって乱太郎のラグナルクをバーストし、その後落下しながらヴァルキリーをインフィニットバスターでオーバーフィニッシュさせ勝利した。最終第5試合のルイ&ドラム戦でも乱次郎のハイパートルネードを用いた連携とインフィニットシールドで挑むが、ルイには見切られており上空からの攻撃が決まらず、二度目の攻撃ではレイジングテンペストにより発動したドラゴンのレインボーターボと相殺し同時バーストとなり、直後にロンギヌスがラグナルクをバーストしたため敗北。後の2回戦で朝日兄弟が勝利し3pt獲得となったため、2勝3敗で予選落ちとなる。 『ガチ』『スパーキング』でアイガが初登場する回の週初めには、どちらもYoutubeにて『超ゼツ』の期間限定一挙配信が行われている。 漫画版「朝日兄弟編」では、wbba.のレジェンドランク3位に位置している。ゼットアキレス・イレブン・エクステンド(zA.11.Xt) 英雄アキレスがモチーフのバランスタイプのベイブレード。ゼットはアルファベットの「Z」の意。 アイガがアキレス像の剣と盾を使い自力で作り上げた。ヴァルキリーに対抗して4枚刃、赤色のデザイン(細かい設計はコンピューター)。メタルの4枚刃が攻撃と防御能力を発揮し、エクステンドドライバーは、相手に合わせて高さを2段階に切り替え可能、かつ接地角度で攻撃、持久型に切り替わるのが特徴のバランス系ドライバー。このドライバーはアイガの父・タイガとBCソルのトレーナー・ゾロが共同で開発した自信作とされている。 シュートフォームはバルトと同様に片足で地面を踏み込んでランチャーのストリングを引くもの。ロンギヌスカップでのルイ戦以降は、シュート直前にジャンプを行う動作が加わる。 ゼットアキレス・イレブン・エクステンドプラス(zA.11.Xt+) ゾロからもらったエクステンドチップを装着したことで、軸先を攻撃、防御、持久の3タイプに変更できるようになった。構造上攻撃モードが背が高く、持久モードが背が低い。 グレーのランチャーグリップと赤いベイランチャーを使用していたが、フリーとのバトルで破損した後はゾロからもらったロングベイランチャーセット(ロングベイランチャー・パワーランチャーグリップ・パワートリガーのセット)を使用。 超Zアキレス・ダブルオー・ディメンション(超A.00.Dm) 超Z覚醒システムを搭載した1.5代目アキレス。 左右に2つ、上下に2つ、それぞれ攻撃力と防御力を向上させる超Zウイングを搭載している。ダブルオーディスクはゼロディスクを上回る最重量ディスクで全能力を向上する。ディメンションドライバーは攻撃モード、ラバーシャープの防御と持久を兼ね持つバランスモードに切り替わる。さらに高さを無段階的に切り替えられる。 マスターブレーダー堀川によれば、アイガの想いに応えたアキレスの意志の強さを表現するためにレイヤー中央のアキレスを正面にしたこと、アキレスは超Zシリーズ当初からヴァルキリーとスプリガンの特徴を併せ持つ主人公機にすることを目指していたとしている。 シュートフォームは超Z覚醒に対応するため、ランチャーを右肩に近い位置で構えてスタジアムから離れた位置から走り出し、その後大ジャンプをして体を左向きに回転させて空中からシュートを放つ。シュート時にはアキレスが一瞬だけ映るという特別な描写がされている。 ユニオンアキレス・コンバート・エクステンドプラス 烈(U∀烈.Cn.Xt+) ガチンコレイヤーシステムを搭載した2代目アキレス。ユニオンは「連合」の意。 レイヤー、ディスク、ドライバーすべてのパーツがタイプ切り替え式で、全12パターンのチェンジが可能なバランスタイプ。ユニオンベースに装着されたユニオンソードは着脱可能で、装着時にはパワーを、取外し時にはスピードを高める。コンバートディスクは重心を整える、偏重心の2モードに変形が可能。エクステンドプラスドライバーはゼットアキレスのものと同様。 シュートフォームは、スタジアムから離れた位置から走り出し、側転からスタジアムを背にジャンプし、空中でさらにスタジアム方向へ向かって体を回転させてシュートするというもの。ランチャーは『超ゼツ』でゾロから貰ったロングベイランチャーセットを引き続き使用。ユニオンソード装着時には、アキレスのアバターの剣が青いオーラを纏う。 インフィニットアキレス・ディメンションダッシュ ワン・ビー (IAc 1B.Dm') スパーキングレイヤーシステムを搭載した3代目アキレス。インフィニットは「無限」の意。 アキレスチップは超Zアキレスと同様に真正面を向いており、盾の中にも剣が盛り込まれた。インフィニットリングにはアキレス伝統の大型2枚刃が搭載されている。ユニオンアキレス同様にオプションパーツを装備することで重量と性能を強化する特徴を引き継いでおり、青い剣を模したインフィニットソードでは攻撃力を増したアタックモードに、新たに加わった円形の黄色い盾を模したインフィニットシールドでは防御力を増したディフェンスモードに、パーツを付けない場合は軽量化の代わりにスピードが上がるバランスモードとなり、リング1枚で3形態に切り替えられる。 ディメンションダッシュドライバーは超Zアキレスのものをダッシュ化したもので、軸先のラバーが僅かに長い。 シュートフォームは『ガチ』と同様。また、ランチャーは『ガチ』まで使用したものからスパーキングベイランチャーとランチャーグリップ(B-109カラー)へ変更された。 アキレスのアバターは、インフィニットソード装着時に限りユニオンアキレスと同様に剣が青いオーラを纏い、インフィニットシールド時には新たに盾の部分が黄色いオーラを纏う。また、登場時には「行くぞ」「任せろ」などの言葉が加わった。 スパーキングシュート時の火花の色は薄い黄色。 必殺技ゼットバスター、超ゼットバスター、超Zバスター、ユニオンバスター、インフィニットバスター高身長時に可能なスマッシュ攻撃。超Zアキレスでは一番背が高い状態で繰り出すスマッシュ攻撃。超Z(チョウゼツ)バスターは漫画版で使用。ユニオンではディスクがバランスモード時に、インフィニットではソードまたはシールド装着時にそれぞれ使用。インフィニットソード装着時はバスター系や超ゼットソードよりも増加した4枚の炎の剣で相手を切り裂く。 ゼットシュート、超ゼットシュート、ユニオンシュート斜めに打ち込み、ラッシュシュートの軌道で攻撃する。エクステンドプラス攻撃モードでは強化された。 ゼットダイブ、超ゼットダイブ、超Zゼットダイブ、ユニオンダイブ上空から落下する勢いを利用し、相手に叩き込む攻撃。ルイのブラッディスコールを思い出して習得した。超Zゼットダイブは漫画版で使用。 ユニオンダイブは垂直落下になっており、デッドフェニックスのファイナルデッドインパクトに似ているが、演出は落雷になっている。 ゼットディフェンス、超ゼットディフェンス、ユニオンディフェンススタジアム中央に陣取りレイヤーの上下の盾で攻撃を防ぐ技。超Zアキレスでは上下の超Zウイングで攻撃を防ぐ。 ゼットプレス、超ゼットプレスドライバーを高くし、より深い角度で倒れるシュートをすることでレイヤーの中央の盾で押す重量級の攻撃。 ゼットカウンター漫画版のゼットで使用。相手の攻撃力を利用したカウンター。 ゼットスラッシュ、超ゼットスラッシュ、ユニオンスラッシュ、超Zユニオンスラッシュ低身長時に使用した攻撃技。相手と同じ高さになることでレイヤーの剣で横方向に攻撃できる。エクステンドプラス攻撃モードでは強化された。通常のゼットスラッシュは刃が1つ、超ゼットスラッシュでは2つ光る。超Zユニオンスラッシュは漫画版で使用。 ユニオンアキレスではパワーモード専用技。 ゼットアタック、ユニオンアタック漫画版で使用。エクステンドプラス持久モードの細い軸で動き回り、細かい攻撃を相手に与える。 ゼットスイープ漫画版のゼットで使用。エクステンドプラス防御モードの機動力で攻撃をかわし続ける。 超ゼットアッパー超Zアキレスで使用。ディメンションドライバーを低くして下から強烈なアッパー攻撃をする。 超ゼットシールド、ユニオンシールドわざとベイを大きく傾けさせ、レイヤーの盾で攻撃を受け相手の攻撃を防ぐ。ユニオンアキレスでは偏重心モードで使用。ゼットディフェンス系では小さな2つの盾が回転するのに対し、こちらは巨大な1つの盾を真正面からぶつける。 超ゼットソード超Zアキレスで使用。左右の展開している超Zウイングで攻撃をするアキレス最強の攻撃。相手の超Z覚醒を一撃で解除させるほどの威力を持つが、超Z覚醒していなければこの技を出すことはできない。ゼットスラッシュ系と異なりこちらは剣のエフェクトが巨大な炎で、かつ命中時に素早く2ヒットする。 インフィニットガードインフィニット(シールド装着時)で使用。ゼットディフェンス系よりもさらに増えた4枚の盾で相手を弾き飛ばす。4機のベイの衝突を受けても耐え抜くほどに強固。 インフィニットソードインフィニット(ソード装着時)で使用。インフィニットバスター同様に4枚の炎の剣で相手を切り裂く。 インフィニットアタックインフィニット(パーツ無し)で使用。攻撃力を落とした代わりにスピードに長けたモードによる正面からのアタック。 墨江フブキ(すみえ フブキ) 声 - 安田陸矢使用ベイブレード - イェーガーユグドラシル.D.U(アニメ版の幼少期)→エンペラーフォルネウス.0.Yr 所属チーム - 米駒学園ベイクラブ 米駒学園ベイクラブのキャプテン。全国大会を優勝し、蒼井バルトの後継者といわれるほどの腕の持ち主。しかし本人はバルトのような天才を嫌っている。誕生日は12月22日、血液型はA型。 『ゴッド』でゴッドブレーダーズカップ終了後に米駒学園屋上でシュウにバトルを申し込む。ベイブレードを始めたきっかけはシュウのバトルを見たためで、努力を重ねて強くなるシュウに憧れている。フブキ自身は努力型の天才といわれ、自身の強さに過信しない。また他人の強さは素直に認める部分もある。天才型のアイガの才能に気付き、対抗心を抱いている。御朱印スオウとは幼少期に知り合い、ベイクラブではゴールデンコンビと呼ばれ全国大会で優勝をしていた。 蒼井バルトと白鷺城ルイのタイトルマッチを観戦しながらも、両方に対し強い対抗意識を向ける。スオウの紹介でルイと出会い、アイガ・乱次郎と共に3vs1のバトルロイヤルが決定。いがみ合いながらもルイに勝つという共通の目的によりフォーメーションの特訓をこなし、3人がかりでルイに挑むが敗北。 ロンギヌスカップにて、スオウが「天才には努力では決して勝てない」とされ明確な敵としてバトルを挑んできたことで準決勝でスオウに敗れ、彼との間に蟠りが生じた。このことからシュウから連絡を受け、強くなるために常夏にベイクラブを任せてアメリカに旅立つ。アメリカではニューヨークブルズに所属しており、シュウの一番弟子として共に特訓しベイバトルを楽しむことを教わった。ブルズではベイ練習の他、ボルダリングによるトレーニングも行っている。バトルシップクルーズに出場するかどうかを直前まで悩んでいたが、クルーズに乗るブレーダーたちと戦いたいという意思をシュウに後押しされ、9人目の参加者としてベイスター消費戦から参戦。9人バトルロイヤルでファイに敗れ、彼を倒すことに闘志を燃やす。タッグバトルでアイガと組み、彼のアキレスもろともラバンのレオパルドをバーストして勝利をつかむ。スオウとの直接対決ではフブキの師匠であるシュウのサザンクロスショットを自分のシュートフォームに組み込むことでカウンターバースト勝利し、2人の間にあった蟠りも解けた。 バトルシップクルーズの終盤、アイガが悪魔の共鳴に浸り始めた頃から彼のバトルを危険視し始めている。 デッドグランではシュウと共に乗り込みアイガに悪魔の共鳴について警告。アイガが超Zアキレスを完成させた後は特訓によく付き合っている。ファイがデッドフェニックスを完成させてレジェンドブレーダーのベイを破壊して回った際には、フブキたちと共にデッドスティンガープレス攻略のトレーニングに参加。アイガがタイトルマッチでアイガに勝利した際には、スオウと共に自分たちもまだまだ負けていられないと闘志を燃やした。 『ガチ』ではアーサー・パーシヴァルとバトルをする前のアイガとドラムの会話の中で、彼を支えたブレーダーの一人として登場。 『スパーキング』においても、レーン・ヴァルハラとのバトルを控えたアイガがヒカルとの会話の中で、乱次郎・バルト・シュウと共に登場している。 漫画版「朝日兄弟編」では、物語後半の日本大会出場時でAランク2位に位置している。エンペラーフォルネウス・ゼロ・ヤード(eF.0.Yr) 鮫の悪魔フォルネウスモチーフのディフェンスタイプの超ゼツベイブレード。エンペラーは「皇帝」の意。 金属の重みがのった12枚刃により相手のあらゆる攻撃を受け流すが可能。超重量のゼロディスクと背が低く大型リングが付いたヤードドライバーが抜群の安定性能を引き出す。青いレベルチップを装着している。 必殺技エンペラーガード12枚刃で攻撃を受け流す防御技。 エンペラードリフト、真エンペラードリフトヤードドライバーのリングがスタジアムに接触してスタジアムを周回して攻撃するカウンター技。アメリカでの特訓で真エンペラードリフトに進化。 エンペラークラッシュスタジアムの上部でヤードドライバーを接触させ、軸先がフリー回転することにより大きく加速して攻撃する。 黄山乱次郎(きやま らんじろう) 声 - 岡林史泰使用ベイブレード - ライジングラグナルク.G.R(幼少期)→クラッシュラグナルク.11R.Wd→グライドラグナルク.Wh.R 1S 特徴的な怒髪天ヘアーでニックネームは「ソーチョー」。ブレーダー集団「乱ベイ組」を率いている。誕生日は5月1日、血液型はO型。『超ゼツ』の2年前に兄の乱太郎からライジングラグナルクを受け継ぎ、他を寄せ付けぬ強いブレーダーに成長した。フブキが超ゼツベイを使うことを知り、ムラキとクラッシュラグナルクを作る。一度フブキを破り、乱次郎の強さを知った仲間と共に乱ベイ組を立ち上げた。卑怯な手を使ったトビ助を咎めることもありまっすぐな性格。否定はしているがおばけが苦手。好きな食べ物はカレーライス、ラーメン、ハンバーグ。 赤刃アイガが米駒学園へ転入してくるや否や、夕陽の中での決闘や白鷺城ルイとのバトルロイヤルなど幾度となくバトルをかわし知らず知らずのうちに友情を築いていく。 ロンギヌスカップに出場。第4位の成績で1次予選を突破するも、準々決勝でアイガに敗れ、ベスト8の成績を残す。実績が認められバトルシップクルーズに参戦。3ベイバトルの時点でベイスターが1つになり負けが許されない状態まで追い込まれるも、ファイのフェニックスがカイルのケルベウスもろともオーバーフィニッシュしたため、結果勝ち抜きでベイスターを取得。脱落を回避する。チャレンジマッチでのジャンとのバトルでは新技「ラグナルクストーム」を披露しスタミナ勝負に持ち込むが、回転力が衰えてなおずば抜けた破壊力をもつエクスカリバーのフィフスインパクトに敗れ、ベイスターをすべて失う。アイガに下船したと思われていたが、アイガを見守るため船に残った。クルーズ終盤で悪魔の共鳴に目覚めるアイガを支えるようフブキに託され、デッドグランにむかうアイガに同行する。 デッドグランではアイガの悪魔の共鳴に対し本格的に不安を感じ始める。バトルにおいてはイベルのオーブイージス、無限スタジアムのアポロスとアルテミスに完敗。 アイガが超Zアキレスを完成させた後、確実に超Z覚醒ができるようトレーニング相手になっており、ファイがデッドフェニックスを完成させてレジェンドブレーダーのベイを破壊して回った際には、フブキたちと共にデッドスティンガープレス攻略のトレーニングに参加。 『ガチ』ではアーサーとバトルをする前のアイガとドラムの会話の中で、彼を支えたブレーダーの一人として登場。 『スパーキング』でも登場。ヒカルからは「ホウキ頭」と呼ばれる。 乱太郎の命でヒュウガとバトルしバースト勝利した。その後、乱太郎と共に朝日兄弟と対決するが、連携技でバースト負けした。このバトルを機に朝日兄弟に触発されてさらにトレーニングを積み、wbba.の強化指定ブレーダーに認定されBランクブレーダーとなったことで、GTアリーナのナショナルトレーニングルームに出現しヒュウガに対しライバル意識を持つ。Aランク到達を賭けたランクアップバトルでは乱太郎との同ベイ兄弟対決となり、僅差でのスピンフィニッシュで勝利し、朝日兄弟よりも早くAランクとなった。ヒュウガたちがスペインへ行っている間にレジェンドフェスティバルの出場を決めている。 虹龍ドラムがGTアリーナにやってきた際にはバトルを挑むが、ダブルバウンドによりバースト負けした。その後、フリーやルイを倒したレーン・ヴァルハラの下へ赴きバトルを挑むが、グライドトルネードで吹っ飛ばしてもカウンター攻撃でバーストを決められるなどでバリアントルシファーに触れることもできずバトルが進行してゆく。腕を負傷するほど強力なシュートを放つも、バリアとスタジアムの壁に挟み撃ちにされラグナルクを破壊される。その後、乱ベイ組アジトで乱太郎とアイガに会い、無念ながらもレジェンドフェスティバル出場を断念することになり、出場権はヒュウガが繰り上がる形で獲得した。 破壊されたラグナルクを修復し、アイガにレジェンドスーパータッグリーグのタッグパートナーを申し出されタッグを結成。総当たり戦第1試合目のフリー&シスコ戦では、アキレスとファブニルが同時に場外へ落ちた後、ストームプレートの加速を利用してサタンに僅差でスピンフィニッシュを決めて勝利。第2試合ではレーン&シュウとのタッグと対決になりリベンジを挑むが、ルシファーのリミットブレイクジエンドの命中を避けるもアキレスと共に同時オーバーフィニッシュとなってしまい敗北。第3試合では作戦通りに朝日兄弟のベイを連続で同士討ちさせていくが、ヘリオスとハイペリオンが包囲網を突破してしまい、そのままツインストライクを受けアキレスと共にバースト負けとなった。第3試合終了後、小紫ワキヤの別荘に招かれ朝日兄弟らと共にジェットワイバーンと対決。第4試合では兄の乱太郎に勝つと意気込み、ストームプレートの中央に留まりながら巨大なハイパートルネードを作り上げアキレスのサポートに徹する連携技を見せて勝利。最終第5試合では前試合同様にハイパートルネードを用いたサポートに出るが、空中戦でアキレスがドラゴンと同時バーストとなり、直後にストームプレートから飛び出たラグナルクをロンギヌスがバーストしたため敗北。後の2回戦で朝日兄弟が勝利し3pt獲得となったため、2勝3敗で予選落ちとなった。クラッシュラグナルク・イレブン・リーチ・ウェッジ(cR.11R.Wd) 超Zレイヤーシステムを搭載した4代目ラグナルク(アニメ版では3代目ラグナルク)。クラッシュは「衝突」の意。 ライジングラグナルクを進化させたベイ。リーゼントのようなメタルパーツと開閉するメタルウイングで攻撃力を保ちながら遠心力を強化するスタミナタイプ。リーチフレームは左右で高さの異なる刃が、広い攻撃範囲をカバーする。しかし防御力が低い点をアイガに指摘される。青いレベルチップをつけている。 グライドラグナルク・ホイール・リボルブ ワン・スタミナ(GRg 1S.Wh.R) スパーキングレイヤーシステムを搭載した5代目ラグナルク(アニメ版では4代目ラグナルク)。乱太郎モデルのものと異なる部分はカラーリングのみであるため、バトルにおける特徴は乱太郎のものと同じ。 シュートフォームは『超ゼツ』時と同じ。 スパーキングシュート時の火花の色は黄色。 必殺技ラグナルクタイフーンクラッシュで使用。メタルウイングが生み出すアッパーフォースが竜巻を作り出す。 ハリケーンカウンタークラッシュで使用。リーチフレームを利用したカウンター。 ラグナルクストームクラッシュで使用。ラグナルクタイフーン以上の風の壁が攻撃を受け流す。ジャンとの対戦に向け開発した新技。 グライドトルネードグライドで使用。乱太郎と同様の技。 スーパートルネード、ハイパートルネードグライドで使用。暴風を巻き起こして相手に衝突する。ハイパートルネードはストームプレートの回転を利用しさらに巨大な竜巻となっている。 連携技ダブルトルネードタッグバトル限定技。乱太郎のグライドラグナルクと同時にグライドトルネードを発生させる。 御朱印スオウ(ごしゅいん スオウ) 声 - 立花慎之介使用ベイブレード - ライジングラグナルク.K.U(回想)→ビートククルカン.2G.O→ヘルサラマンダー.12.Op 所属チーム - 米駒学園ベイクラブ 華道の名門、御朱印家の御曹司。米駒学園ベイクラブの副キャプテンであり、かつてフブキと共にベイクラブを全国優勝に導いた。誕生日は9月9日、血液型はAB型。カナダに住んでいた頃、当時ナイトメアロンギヌスを所持していた白鷺城ルイの練習相手をしていたことがある。そのためルイに憧れを抱きつつも倒すべき相手として認めている。「美しさ」を重要視しており、ルイやバルトについては「負けるときも美しい」と称賛している。普段は髪で右目を隠しており知的で穏やかだが、ペイントがある右目があらわになると目つきが変わり、攻撃的な性格へ変わる。ベイブレードの才能も高く、努力では才能にはかなわないとし、フブキに否定的だった。由緒正しい家柄で、幼いときからの厳しいしつけが原因でもうひとつの人格を自分の中に作ったことが示唆されている。 フブキの超ゼツベイに敗れたことがあり、自身もロンギヌスカップ出場後に超ゼツベイ「ヘルサラマンダー」を作り出し、乱ベイ組を相手に腕試しをする。ロンギヌスカップ準決勝でフブキを破り、以降は彼を見下した態度を見せるが、決勝戦でアイガに敗北する。しかし、スオウ自身はそれを潔く認めておらず、敗北後もアイガがルイに勝てるわけがないと思い込む。 バトルシップクルーズに参戦する。3ベイバトルではアイガ、ホウイを破り脱落を回避するも、チャレンジマッチでフブキに敗れて彼との関係を以前のように戻し、船を降りる。 アイガがタイトルマッチでハーツに敗北した後、悪魔の共鳴に浸る彼を「美しくない」としてバトルを申し込むが敗北。この時にスオウは「どこまで行くつもりだ」とアイガに問うている。 学園長がベイクラブに加速レールの付いた二段式スタジアムを導入した際には、超Zアキレスを手にしたアイガと戦うためにバトルロイヤルに参戦。アイガが加速レールでのジャンプで自滅し最後まで残ったかと思われたが、序盤に突き飛ばした常夏のスクリュートライデントが残っていたことで両機が衝突することになる。サラマンダーの攻撃がトライデントのラバーに吸収されたことでサラマンダーが敗北するが、成長した常夏の実力を評価した。 ファイがデッドフェニックスを完成させてレジェンドブレーダーのベイを破壊して回った際には、フブキたちと共にデッドスティンガープレス攻略のトレーニングに参加。アイガがファイに勝利した際には「美しい」と称している。ヘルサラマンダー・トゥエルヴ・オペレート(hS.12.Op) 火竜サラマンダーモチーフのバランスタイプの超ゼツベイブレード。左回転初のバランスタイプ。ヘルは「地獄」の意。 レイヤーは刃の数を、ドライバーは重心を変えることができ、10枚刃のレイヤーと重心が安定したディフェンスモード、5枚刃で重心がずれた軸のアタックモードに切り替わる。アタックモード時はずれた重心の軸先により、スタジアム内を飛び跳ねながら移動し、相手を上空から踏みつけるようなアタックをすることができる。青のレベルチップを装着している。 必殺技剣乱地獄落としアタックモードのサラマンダーが大きく飛びあがり、空中から攻撃する技。 火炎旋風ゲキリンディフェンスモードのサラマンダーをわざと暴走させ、スタジアム中央のベイブレードに攻撃を仕掛ける。 烈火紅蓮地獄スタジアム中央で守りに徹し、相手のスタミナを奪う。ディフェンスモードで使用する技。 オウ・ホウイ 声 - 早志勇紀使用ベイブレード - アーチャーヘラクレス.13.Et 韓国人のブレーダー。世界一流のアスリートであり、アーチェリーの選手でもある。誕生日は1月10日、血液型はO型。怪力の持ち主で、あまりのシュートパワーに測定機が耐えられず破壊するほど。強面であり、本人は笑顔のつもりでも表情が分かり辛い。綺麗好きで健康に気を使っており、蛇が苦手。占いを信じない性格で、ラバンの占いには否定的。 ロンギヌスカップ1次予選ではシュートマシンを破壊するほどのパワーを発揮し、1位の成績で突破する。準々決勝のために来日し、アイガのテントに寝泊まりする。バルトと戦ったことがあるが僅差で敗北しており、打倒バルトを夢見る者同士アイガと意気投合。準決勝でアイガ戦を前にコーチの判断で帰国を迫られ棄権するが、ホウイの判断で棄権を取り消し試合に出場。1対2でアイガに敗れるもすがすがしい気持ちで帰国する。アーチェリーの大会で優勝し14話で再び日本へ。アイガの特訓に協力する。その後はバトルシップクルーズに参戦するブレーダーに選ばれた。Z4やアイガらとのバトルでベイスターを獲得することができないまま、ベイスター消費戦に突入。3ベイバトルではスオウとの持久戦に僅差で負けとなり、ベイスターをすべて失ったことで下船。自身を鍛え直す決意をする。 以降はバトルの描写はないが、アイガのタイトルマッチやスペシャルマッチなどをアーチェリーの練習をしながら観戦している描写は度々あった。 漫画版ではアーチェリーの選手のためロンギヌスカップに出場できず、大会後に韓国を訪れたアイガと、アジアの実力者としてスーパーマッチを挑む。アーチャーヘラクレス・サーティーン・エターナル(aH.13.Et) 英雄ヘラクレスモチーフのスタミナタイプのベイブレード。アーチャーは「射手」の意。遠心力で稼働する大きなメタルの弓矢が、高速回転時は外側に、低速回転時は内側に移動することによって、回転力が落ちにくい。サーティーンディスクは右回転時アッパーフォースを生みだす。エターナルドライバーは摩擦抵抗が少ないく、滑りやすい素材(POM)のフリー回転パーツが付いており、安定性、持久力が高い。青いレベルチップをつけている。 シュートフォームは、アーチェリーのようにライトランチャーLRにワインダーを入れる穴で狙いを定め、ワインダーを挿入してシュート。シュート時には弓が放たれたようにワインダーから一直線に光が走る。 必殺技エンドレススピンバトル後半、レイヤーのメタルパーツが閉じることで持久力を持続させる。 アーチャーストライク摩擦抵抗が少ないドライバーの特性を利用し斜面でスピードを上げ攻撃する。
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