から【▽幹/▽柄】
から【▽故/▽柄】
え【柄】
がら【柄】
読み方:がら
[名]
2 その人に本来そなわっている品位・性格。「人のことを言える—ではない」「—が悪い」「—に合わない」
1 そのものの品位・性質の意を表す。「土地—がうかがわれる」「家—」「作—」
2 それに相応して、の意を表す。「時節—御自愛ください」「仕事—こういうことは詳しい」
[下接語] 間柄・家柄・歌柄・大柄・男柄・女柄・木柄・句柄・国柄・声柄・子柄・小柄・心柄・骨柄・事柄・作柄・品柄・縞(しま)柄・新柄・図柄・総柄・染め柄・珍柄・続き柄・角柄・手柄・所柄・花柄・日柄・人柄・身柄・銘柄・紋柄・矢柄・役柄・訳(わけ)柄
つか【▽柄/×欛】
へい【柄】
つく【×銑/×釻/▽柄】
柄(つか)
柄
姓 | 読み方 |
---|---|
柄 | からさき |
柄 | つか |
柄
柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 06:32 UTC 版)
柄は棒身そのまま剥き出しにし握りやすい形状(六角や八角などの断面)に切削加工したものや真鍮などでさらに棒身を覆い太く握りやすく冬場でもかじかみにくくしたもの、グリップをよくするために籐や細紐や革紐を巻いた物、より握りやすい形状にしたり衝撃を吸収するために木柄や象牙などをはめた物、打刀や脇差のように木柄の上に鮫革を巻いたりさらにその上に柄巻を施したものなどがある。
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柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 08:14 UTC 版)
メッサーの特徴は柄の構造で、その構造はかなり顕著な厚板を介した柄にブレードの取り付けたタング2枚の木製の間に挟まれた持ち手の場所に釘付けにされた板があり、メッサーにはストレートクロスガードとネーゲルがついていることがある。これは、クロスガードの右側からブレードのひらから突き出た釘のような突起で、使用者の剣の手を保護している。柄の長さは、片手または両手で握ることができる長さ。
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柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 05:54 UTC 版)
スモールソードの鍔は一般的に"shell"と呼ばれる貝殻型が用いられ、時にはアサリの貝殻で装飾されていた。 この貝鍔はしばしばコキーユ(coquille:ホタテの貝殻)と言われる湾曲した楕円版に置き換えられた。 後のフォイルでは貝鍔は"ルネット"(Lunette:眼鏡)と呼ばれる8の字のような形状へと発達し、円盤状の鍔は釣り鐘型の鍔となったが、いまだコキーユ型の特徴を残している。スモールソードの鍔は通常、クロスガードやリカッソ、ナックル・ボウなどのレイピアの柄が持つ特徴を含んでいる。 19世紀にはシンプルなクロスガードのスモールソードも生産され、主として儀仗として用いられ古代の武器を彷彿とさせた。 例えばM1840下士官刀はアメリカ陸軍の冠婚葬祭に用いられた。
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柄(拵)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 15:09 UTC 版)
通常、柄の長さは三尺から六尺(約90〜180cm)、鍔があり、槍とは違い柄の断面が楕円形をしているのが常形とされている。戦場では刀身は剥き出しであるが、平時には刀身には鞘が被せられていた。槍と違い石突を地面に突き立てることはほぼ無いため、石突は先尖形ではなく半月形など石突側でも「斬り付ける」用途に向いた形状をしているものが多い。また、「水軍用(薙刀)」と呼ばれる船上で使うためのものがあり、これらは柄が短く、艪としても用いられるように石突が翼状の形状をしていることが特徴となっている。 実戦で使われていたものは必要最低限の金具を嵌めて漆塗を施したのみの簡素な拵えがほとんどであるが、「熨斗付薙刀(のしつきなぎなた)」や「銀蛭巻ノ薙刀(ぎんひるまきのなぎなた)」のように、柄に装飾を施したものも高位の武士の所有するものとして記録されている。鍔は小振りなものが主流だが、鍔を持たないものも存在する一方、大太刀のように大型の鍔を持つものもあり、これら大型の鍔の付いたものには「鍔付薙刀(つばつきなぎなた)」の呼称もある。 江戸期に入ると武士の間では薙刀は嫁入り道具として定着したことから美術品としての需要が高まった。このような薙刀は名工による刀身を用い、拵は金梨子地、蒔絵、螺鈿などの細工を施し、鞘も実用を外れた特異な形状や豪華な仕上げなことから、刀身のみならず拵や鞘も合わせて文化財指定された薙刀もある。これら江戸期の鞘には、形状に関わらず家紋が入れられていることも特徴的である。女性が自らが持つ薙刀を菩提寺に奉納することもあった。
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柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:10 UTC 版)
改まった席ではソリッドやドット、小紋を身につけていることが多く、レジメンタル、あるいはストライプ、クレスト・ロイヤルクレストといったタイは、出身校や所属団体をあらわすこともある為、身につけている人は少ない。小紋の柄にも意味が含まれていることもある。 使われている色はソリッドなら1色、ストライプ・レジメンタルなどの柄物なら2色から3色が多く使われる。稀に4色以上使われているネクタイも存在する。 ソリッド - 無地のネクタイのことである。よりフォーマルなものとされる。 ドット - 水玉模様のこと、水玉の径が小さいほどフォーマル寄りになる。直径1〜2ミリのものをピンドット、2〜3センチのものがコインドット、中間をポルカドットと呼ばれる。規則的に並んだものや不規則に並んだものなど多岐に渡る。 小紋 - 小さい紋が規則的に並んだ模様のこと。勾玉やキャラクター、動植物の柄も含まれる。柄の大きさは様々で、径が小さいほどフォーマルなものになる。 クレスト - 家紋や紋章、校章が用いられる。ストライプが入った物は「ロイヤルクレスト」と言う。 チェック(格子柄) - 麻や綿のネクタイに多い。タータンチェック、マドラスチェック、千鳥格子、グラフ(方眼紙)チェック、グレンチェック、タッタソールチェック、ウインドウペーンなどが多く使われる。フランネル地の柔らかい見た目のものから通常のネクタイのように、はっきりとした線が書いてあるものまで多岐に渡る。 ネクタイの色とチェックの色を含め3色や4色が多いが,2色も存在する。 色が少ないものほどフォーマルよりになる。 ペイズリー - 勾玉模様が施された1800年頃から続く伝統的な模様。プリントが多いがジャカードも存在する。ネクタイの色とペイズリーの色を含め3色や4色が多いが,2色や共色の1色も存在する。 色が少ないものほどフォーマルよりになる。 ストライプ - 複数の色が斜めの縞模様になったもの。レジメンタル・タイやモーニングタイもストライプの一種である。ストライプが右上から左下へ流れる。ストライプの幅は広いものから狭いものまで多岐に渡る。 ネクタイの色とストライプの色を含め3色や4色が多いが,2色も存在する。 色が少ないものやストライプの幅が狭いほどフォーマルよりになる。 レジメンタル - 英語で“連隊の”。17世紀ころから存在しており、隊ごとに決まった柄を制定していた。ストライプとは逆に左上から右下へ流れる。レジメンタルの幅は広いものから狭いものまで多岐に渡る。 ネクタイの色とレジメンタルの色を含め3色や4色が多いが,2色も存在する。 色が少ないものやストライプの幅が狭いほどフォーマルよりになる。 プリント - 印刷された柄。ストライプやドット、小紋、ペイズリーが多い。 ジャカード - 織り柄で同じくソリッドや小紋、ペイズリーが多い。 そのほか、キャラクター、絵画、周期表などのイラストがプリントされたものがある。
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柄(え)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 07:13 UTC 版)
手で握る部分。英語名は "handle"。外来語では「ハンドル」という。刀身と一体構造になっているタイプと、刀身と柄が別構造・別素材になっているタイプとに大別される。後者の場合、内部に中子/茎(なかご)を固定して納めている。分離構造の包丁であれば桂から柄尻までの部分が柄であり、一体構造の包丁でも同様の部分を指す。
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柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 07:13 UTC 版)
材質は、和包丁の場合、朴の木(ほおのき)が一般的であるが、ほかに桜材や紫檀、黒檀などもある。楕円や、利き手に応じて栗の実の形に削られるが、八角断面に成型される場合もある。洋包丁は合成樹脂や強化木製が多く、ローズウッドやマホガニー材のものもある。 桂の有るタイプと無いタイプがある。洋包丁では刀身と柄が一体構造となったものも多い。
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柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:56 UTC 版)
柄(つか)は茎(なかご)を包みこみ、使用者の握りを確かなものにするために重要な役割を持つ部分である。多くは木製 で、その上に鮫皮を張り柄巻きと呼ばれる帯状の紐(黒が一番多い)を巻く。 柄と刀身を貫いて固定するための小片を目釘、通すための穴を目釘孔と呼ぶ。目釘は古来は金属製であったが、後世では主に煤竹という燻上した肉厚の竹が用いられる。目釘には真竹の根本から三寸ほど上の部分が最適であり、さらに100年以上寝かせたものが最適であると言われている。また、目貫(元来は目釘の役目をしていた)という装飾がつけられる。さらに、柄の一番先頭である鐔の後ろの部分が縁、一番手元に来る部分は柄頭と呼ばれ、装飾と実用を兼ねた金属が付けられることも多い。
※この「柄」の解説は、「日本刀」の解説の一部です。
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柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:07 UTC 版)
柄は最も重要な部品で、柄の造りで槍の強度が左右されると言っても過言ではない。また、状況や使用法によっては柄自体も打撃武器となり得る。そして、柄の造りは千差万別でひと括りにはできない。 柄の長さは、短いもので数10cm、長いものでは8m程度に及ぶものも存在する。断面形状は円柱形(突く・振り回す・叩くことにはこちらが使いやすい)が多いが、刃の角度が手の感覚で分かりやすく、手首のひねりで角度を変えやすい斬撃用に特化した楕円形・倒卵形、栗形(宝珠形とも:たまねぎ状)や多角形(角を丸めた三角・四角や五角〜八角、十二角〜ほぼ円に近い五十二角など)のものもある。太さは個人の好みや使いやすさにより様々であり、さらに柄に枝や節が付いているものや、木刀の柄のように木の素地を生かす・またあるいは打刀や長巻のように柄巻きを施して手だまりをよくし(握りやすい程度の摩擦力を生じさせ)打撃や斬撃に適したもの、漆や蝋などを塗り滑りやすくしたものもある。 柄は主に木製であり、特別に製作される場合を除き、地域ごとに自生し普及性のある材が最も多く用いられることが普通である。基本的には樫、栗、胡桃、椎、ブナ、梓、オーク、桜などの頑丈な木材が加工されて使われることが多い。クヌギ、ナラ、柏、桜、カツラは、樫、栗、胡桃、椎、ブナなどに次いで重硬で柔軟性もありやや割安なので比較的利用された。磨けば光沢も美しく硬いが柔軟性には欠ける柘、椿、カヤ、ケヤキ、槐、ビワ、トチノキ、イスノキ、イチイ、柿(黒柿と呼ばれるタンニン分を多く含んだ心材)は、衝撃にやや脆くあまり長く作れないうえ、材自体も希少でコストパフォーマンスが悪い、あるいは飢救食料であるなどの理由により、美術装飾用など特別な生産の場合を含め、生産はごくわずかである。 また、日本では、室町時代後期から戦国時代にかけて一時期即席の槍として、その急務性と軽さから農民兵に貸し出し用に生産された「お貸し槍」などに杉、松、ヒノキ、サワラ、ツガなど針葉樹が使われたが、一部の特殊なもの(山岳北斜面に植えるなど日照生育を作為的に悪くし年輪が詰まって重硬・頑健になった吉野杉、北山杉、秋田杉、雨が多い地域で充分に育ち樹脂分を多く含み耐水・耐不朽性が強い屋久杉や松、ヒノキ)を除き、さほど頑丈ではないためあまり普及しなかった。 中国では元来天秤棒やもっこ、物干し竿などの竿に竹とともに日常的に使われていた、軽くてしなやかで叩き付けても折れにくい白蝋棍(白蝋樹・白蝋木とも。大陸産の柳の一種。近年での少し高級な材ではトネリコやアオダモも代用される)が汎用性もある高品質の柄として、また棒術の棍・棒としても用いられてきた(→長器械)。 後記にある熱帯性の木材が手に入りにくい大航海時代以前の欧州では、北欧などの北方地域では重硬な木材が手に入りにくいため、松、ヒノキ、栂、ヒマラヤスギ類などの比較的軽くて耐寒性と水や湿気に耐腐朽性があり普及している針葉樹系の心材や柊、アッシュ、樺が用いられ、南欧では椎、ブナ、オノオレカンバ、オーク、ウォールナット、セイヨウイチイ、マロニエ、オリーブ、月桂樹、レバノン杉、カシューナッツ、など比較的重硬な材が使われた。また、大西洋航路の確立後は北米からヌマスギも安価な用材として比較的多く流入した。また古代ローマ・ギリシアをはじめとする地中海周辺ではまだ絶滅危惧ではなかったレバノンスギが豊富に使われた。 東南アジア・中南米・西アフリカなど熱帯多雨林地域では、重硬な丁子、ムクロジ、菩提樹、ニセアカシア、ゴムノキ類など木材類や黒檀、シャム黒柿、紫檀、鉄木、タガヤサン(テットウボク)、癒創木(リグナムバイタ)、ブビンガ(プビンカ)、ローズウッド類などの最も硬質な木材類が、生育もよく、採集も容易だったため多く用いられた。 その他、軽量さや生産コストの低さを求め、強度に不安のある低品質な木材が使用されることもあったようであるが、これらは往々にして折れやすいものであった。また例外的に、装飾用・儀礼用として実戦を想定しない類のものには、柄の材料としては向かない上記以外の木材が使用されることもあった。鯨のヒゲ、イッカクの角、象牙、サイの角など、動物性の材も、儀礼・装飾用や木材の採れない地域での槍に用いられることはあるが、木材と比較すると脆く強度に欠けるのでセイウチの牙、水牛の角などとともに芯材の補強用にとどめる場合が多い。 鉄・青銅・真鍮などによる総金属造りのものも存在するが、金属部をしなやかな細身にしたり鋼管技術が発達するまでは柄として用いられたことは多くはない。これは、総金属製の柄でできた槍が重く、扱うために平均以上の膂力と全身持久力が必要となること、また寒冷・高山地では熱伝導率上持ち手が凍える、同様に熱で素手では触れないほど熱くなることもあるが(もっとも、この場合柄の表面に布・紐・革など別の素材を張り合わせれば解決できる。ただし、重い金属製を扱う場合は磨耗に耐久性のある材質でないと使用頻度により取り替えることになるのでコストパフォーマンスはそれだけ下がる)、感触が硬く衝撃の際に手がしびれる、手の内が汗などで滑りやすい、などの理由によるものである。そのため、鍛錬や己の壮健さをアピールするなどの特殊な場合以外では、熱帯地域以外ではあまり好まれて使われない。 複合素材を用いた例として、日本では室町時代後期から「ウチ柄(うちえ:打柄)」と呼ばれるものが存在する。これは、頑丈な木材ほど重くしなりがなく脆くなりやすく、柄を長くすると扱いづらいため穂先が小さく短くなりやすく、また、重硬な木材は製造が高価になるという問題を克服するためである。制作法は厚めの竹を裂いて断面が台形もしくは三日月型・小波紋型になるように割った細長く加工した竹ひごを、心材(木・あるいは鉄製)の周囲に巻いて円柱状になるよう取り囲んで組み、ニカワで接着して麻紐や籐・革で巻き、さらに補強と防水・防汚をかねて漆を掛けて固めるという加工を施す。これは、工程量に大きく差はあるものの、打ち柄より先に確立していた和弓の合成弓の製造法に類似している。ウチ柄の中でも、中心に檜を用い周囲に嵯峨竹と革を用いた柑子打は、万に一つも折れる心配がないと評されている。
※この「柄」の解説は、「槍」の解説の一部です。
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柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 14:12 UTC 版)
武器を持ちやすくするために握る棒状の部分。機能と長さにより2種類に分かれる。 柄(つか)、把(は)、握り、グリップ (Grip)、ハンドルなどと呼ばれる短い柄。 柄(え)、長柄(ちょうへい、ながえ)、ポール (Pole)、シャフト (Shaft) と呼ばれる長い柄。握りと武器の長さを延長する役割をもっている。 両者の区別は厳密なものではなく、長巻のように長い握りを備える中間的なものや、長柄の後端に握りを備える武器もある。 刃や棒を持ちやすくするため取り付けられる短い取っ手には棒状の他、緩やかに反ったものやリング型のものもある。剣身との間に鍔をそなえる場合が多い。保持に必要な短い全長しかもたないが、手で握る位置にぶれが少ないため、握りやすい加工が施され保持力を高めている。凹凸や太さを変える形状の工夫と、刻み模様や糸や革を巻くことで摩擦を高め滑りにくくする方法が一般的である。柄と刀身を一体成型する方が頑丈ではあるのだが、金属材料の節約や軽量化、製造の工程数や手間の軽減を理由として別個に製作される場合が多い。 柄の剣身に対して逆の端を柄頭、ポンメル (Pommel) と呼ぶ(後述する長柄武器の柄頭とは別種である)。剣類の多くが大型のポンメルをもち、武器がすっぽ抜けるのを防ぎ、剣身に対するカウンターウェイトの役割をもつ、これによって重心が手の内に収まることにより重くても扱いやすくなる工夫。副次的に至近距離での打撃にも用いられる。装飾を施しやすい位置であり、中世カトリック系の騎士が用いた剣には聖遺物を納めたものがしばしば見られる。ただし、大きすぎるポンメルは手首の動きを阻害する。 柄には拳を撃ち合いから守る役割をもつ部品を取り付けたものが多い。これには剣身と取っ手の間の鍔(つば)や、拳の甲を守るナックルガードがある。柄頭と同様、装飾が施しやすい部位である。ナックルガードは柄の片端から逆端へ、握ったときに手の甲を守るように配置される。緩やかにそった棒・板状のものや、幅が広く編み込まれたような形状をもつかご状のものがある。 長い柄は握りであると同時に、武器を延長する構成部品でもある。主に木製で樫や桜のように頑丈さと弾力を兼ね備えた木材が用いられる。柄頭が切り落とされるのを防ぐ目的で、しばしば鉄板などによって補強される。全金属製の長柄は重く扱いにくい上、温度変化が激しく手袋を着用しなければならないなどの理由で一般的ではなかったが、近現代になると軽量で一定の強度を持つステンレス鋼のような合金が登場したため、全金属製の長柄も広くみられるようになった。
※この「柄」の解説は、「武器」の解説の一部です。
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柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 16:19 UTC 版)
長い柄の部分は、西洋トネリコやハコヤナギ、柳から作る。これらの木は芯が柔らかいので、中身を掻き出し、中空にして柄に加工した。この柄の部分にもさまざまな装飾がしつらえられた。チェロキー族など東部の部族は河原に生える硬い草の茎を使った。 柄の意匠には様々なものがあり、らせん状に加工されたものや、鋸状になった柄もあった。特別な儀式用のパイプには、色とりどりの美しいビーズ細工が施され、バッファローや馬の毛、鷲の羽が結わえつけられる。
※この「柄」の解説は、「聖なるパイプ」の解説の一部です。
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柄
柄
柄 |
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