棒身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 06:32 UTC 版)
棒身は主に鍛造や削り出しによって製造される。その形状はさまざまで直線棒状、両端先細な麦粒状、中細先太状、先太後細端状、先細後太端状、刀のように湾曲のあるものなどがある。棒身断面は丸・六角・八角が多い。まれにオーダーメイドと思われるものに正三角形や正方形や長方形や十二角や楕円と言ったものや、根元が五角で中ほどから先が八角に変形したもの、正方形 - 六角形をドリルのように捻りを加えたものなどの凝ったもの、二等辺三角形や刀身状になりもはや十手というより兜割や鉄刀といった拵えに近いもの、不動明王などの持物(三昧耶形)である倶利伽羅剣(利剣)を真似た菱形断面・三鈷杵鉤の形状のもの、中空の鋼管状になっていて乳切木棒のように振ると先端に取り付けられ錘ごと収納されていた鎖分銅が飛び出る隠し武器とも見ることもできる珍しい造りのものもある。
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