接合法
接合法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 06:32 UTC 版)
鉤は主にカシメ留めで棒身に取り付けられた。これは、棒身の手元付近に片方を大きく開け片方を小さく狭めた枘孔(ほぞあな)に、打ち出した鉤の接合部がまだ熱く軟らかい内に狭い孔から枘(ほぞ)としてはめ込み、鉤と反対側の大きく拡げた孔の中に出る鉤材を潰し入れて鍛接しながらリベット接合にする方法である。また、さらに江戸中期になるとこの接合方法は発達し、出口も狭めた棒身の枘孔内部で銛先のような『かえし』になるように鉤鋼材を折り曲げて鍛接し、構造上の使用強度を増した。他にも、枝物槍の鉤槍と同じように割り込みで棒身から同一材を割り出して枝鉤にした物や、鉤材をぐるりと回して鐶にしたものに棒身を通してはめ込み、そのまま叩き締めた簡便な構造の物も少ないながら存在する。
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