接合手術後の処置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 03:20 UTC 版)
切断された四肢の端部の接合手術後、接合された部分に血液が循環せずに鬱血する場合がある。こうした場合に、接合部分の傷口に大型の無菌化したヒルを当て血液を吸わせることで接合した部分の血液循環を促進させ、循環不良による壊死を防ぐという治療法がある。ヒルの唾液には抗凝固作用があり、ヒルを用いた瀉血は緩やかな出血が長時間続くため、周囲組織の循環が急変したり、多量の出血で輸血が必要になるようなことはない。また、ヒルの噛み傷は組織障害が少ないことも利点であり、アメリカでは2004年に医療用ヒルがアメリカ食品医薬品局の認可を受けている。
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