抗凝固作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 03:20 UTC 版)
血小板の細胞内で増えたcAMPは、血小板凝集を抑制する。ジピリダモールはcAMPを分解する酵素であるホスホジエステラーゼを阻害して、細胞内のcAMPを増加させるため、血小板凝集を抑制する。 また、ジピリダモールは、脳微小血管内皮細胞からのt-PA放出を増加させ、内皮細胞基質(SEM)での13-ヒドロキシオクタデカジエン酸(13-HODE)を増加させ、12-ヒドロキシエイコサテトラエン酸(英語版)(12-HETE)を減少させて、SEMでの血栓形成を低減させる作用も有する。 さらに、脳梗塞患者における血小板のトロンビン受容体ならびにPECAM-1(英語版)受容体数の減少をもたらす。
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