柄杓とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 道具 > 柄杓 > 柄杓の意味・解説 

ひさく【×杓/×杓】

読み方:ひさく

《「ひさご(瓠)」の音変化》「ひしゃく(柄杓)」に同じ。

「同じ—して、白き御かゆ一をけ」〈宇津保・蔵開上〉


ひしゃく【×杓/×杓】

読み方:ひしゃく

《「ひさご(瓠)」の音変化漢字当て字》湯やなどをくむ道具竹・木金属などで作った筒または(わん)状の容器に柄をつけたもの。ひさく。

柄杓/杓の画像
神社の手舎にある柄杓

ひさご【×瓠/×匏/×瓢】

読み方:ひさご

古くは「ひさこ」とも》

ユウガオ・ヒョウタンなどの総称また、その果実なりひさご。《 秋》

ヒョウタン果実を、内部果肉取り去って中空にし、乾燥させて容器したもの・酒・穀物などを入れた

(ふつう「柄杓」「と書く)を汲むための器具2を縦半分切って使ったころからいう。ひしゃく

紋所の名。ヒサゴ果実かたどったもの。

瓠/匏/瓢の画像
瓢を模した紋所一つ「中輪に一つ瓢」

柄杓

読み方:ヒシャク(hishaku), ヒサク(hisaku)

くみ取るための道具


柄杓

読み方:ヒシャク(hishaku)

をくむ容器で柄がついている


柄杓

読み方:ひしゃく

  1. 遊女をいふ。羽後国酒田辺の方言
  2. 遊女をいふ。〔羽後国酒田辺の方言

分類 羽後国酒田辺、羽後国酒田辺の方言

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

柄杓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 13:49 UTC 版)

柄杓(厳島神社 - 広島県廿日市市)

柄杓(ひしゃく)はや汁物を掬うための道具。柄がついた器状をしている。

形状

柄杓は曲物に柄を付けたものが一般的だが、古来、瓢箪(ひょうたん)を柄杓に加工した柄杓が用いられた[1](瓢杓)。

元々、柄杓の名前は、水をすくうための瓢箪を指す「ひさこ」(「ひさご」は、古くは清音の「ひさこ」)が「ひさく」になり、「ひしゃく」に転じたもので、「柄杓」は当て字といわれている。漢字一字では「」とも書く。

神社手水舎(手を洗い、口をすすいで心身を清めるための場所)に置いてあるものは製や製であるが、用途や目的に応じて大きさや素材には多くの種類があり、金属製、プラスチック製のものもある。

なお、茶道に用いる柄杓は一般の柄杓とは大きさや長さが異なる[2]

柄杓に関する事柄

茶道具にみられる柄杓
  • 舟幽霊が出たときは底の抜けた柄杓を渡すと助かる。
  • 底の抜けた柄杓は安産祈願の願掛けにも用いられる。水が抜けるがごとく楽に産ませてもらえるようにと言う意味とされる。
  • 北斗七星は、北の空に7つの星が斗(=柄杓)の形に並んでいることからこの名がある。
  • 漏斗は、字義通り平たく言えば「漏れる斗(=柄杓)」である。
  • 出雲大社の爪剥祭の神水献供で用いる柄杓は、生のヒョウタンを半円形に切り麻の柄を付けたものを使用する。これはヒョウタンや麻の霊力が関係すると言われる[3]

脚注

  1. ^ さまざまな道具”. 奈良市. 2019年12月1日閲覧。
  2. ^ おでかけ前にチェック!基本の作法・マナー”. 石川県. 2019年9月4日閲覧。
  3. ^ 『出雲大社教布教師養成講習会』発行出雲大社教教務本庁平成元年9月全427頁中319頁

関連項目


柄杓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 18:16 UTC 版)

つくばい」の記事における「柄杓」の解説

汲み、手を清めるために置かれる

※この「柄杓」の解説は、「つくばい」の解説の一部です。
「柄杓」を含む「つくばい」の記事については、「つくばい」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「柄杓」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

柄杓

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 07:32 UTC 版)

和語の漢字表記

 

  1. ひしゃく」の漢字表記当て字

「柄杓」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



柄杓と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「柄杓」の関連用語





5
杓立て デジタル大辞泉
100% |||||


7
100% |||||

8
馬柄杓 デジタル大辞泉
100% |||||

9
デジタル大辞泉
94% |||||

10
92% |||||

柄杓のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



柄杓のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの柄杓 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのつくばい (改訂履歴)、井戸 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの柄杓 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS