セイロンティーとは? わかりやすく解説

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セイロン‐ちゃ【セイロン茶】

読み方:せいろんちゃ

セイロン島産の紅茶ウバヌワラエリヤなどの産地がある。セイロンティー。


セイロンティー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 04:10 UTC 版)

セイロンブラックティー
紅茶のプランテーション

セイロンティー英語: Ceylon tea)とは、スリランカ紅茶の総称で登録商標である。スリランカの国名は、1972年までセイロンであった。スリランカは、世界の茶の生産のうち10%を占める。一般的に、ほのかな柑橘系の芳香があり、ブレンドでも単一産地銘柄でも使用される。年間生産量は24万トン超であり、96%が世界に輸出されている[1]。うち7,000トンは日本に輸出されている[1]

種別

スリランカでは、茶園と加工工場の標高によって、ハイ・グロウン・ティー、ミディアム・グロウン・ティー、ロー・グロウン・ティーの3つの種別に分けられる。

ハイ・グロウン・ティー

英語: High Grown Tea、高産地茶
標高4,000フィート(約1,300メートル)以上の産地[1]バラのような香りがあり、爽やかで渋みが強い。世界三大銘茶のひとつに挙げられるウバ (Uva) をはじめ、ディンブラ (Dimbula) やヌワラ・エリヤ (Nuwara Elliya) がある。

ミディアム・グロウン・ティー

英語: Medium Grown Tea、中産地茶
標高2,000~4,000フィート(約670~1,300メートル)の産地[1]。芳しい香りとやや渋めの味。キャンディ (Kandy) などがある。

ロー・グロウン・ティー

英語: Low Grown Tea、低産地茶
標高2,000フィート(約670メートル)以下の産地[1]。一般に濃厚な味で、香りが少なめ。チャイ用として中東で人気のあるルフナ (Ruhuna) などがある。

以上のように、一言に「セイロンティー」といっても、生産される標高によって、香り・渋み・味わいが異なるため、単に「セイロン(スリランカ)産」ではなく、「ウバ産」や「キャンディ産」といった、生産地域名で呼ばれることも多い。

脚注

  1. ^ a b c d e スリランカ(セイロン)紅茶の種類 ティーファクトリー茶房

関連項目



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