制作法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:09 UTC 版)
側款の刻法としては双入(筆画を二刀で作る)、単入(筆画を一刀で作る)の二刀法がある。双入は筆意を表すことにすぐれ、単入は刀意を伝えることに優れる。古くは双入法が盛んに用いられたが浙派隆盛により単入法、特に切刀法が流行、これが現在にまで及ぶこととなった。 通常側款は印材の左側(印面に向かって右側)に刻される。これは印を押す際に手で触れられにくい場所であり、汚損摩滅を避け、右利きの場合は鈐印時に側款が見える方向に位置にするので、鑑賞とともに側款を基準に印面の上下を定めるのにも便利である。
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