京都府警科学捜査研究所
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「女検視官・江夏冬子」の記事における「京都府警科学捜査研究所」の解説
二戸部麗子 演 - 高岡早紀 研究員。父親の章二が検視官を辞職し特別養護老人ホームに入所することになったのは冬子のせいだと思い嫌っている。
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京都府警科学捜査研究所
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「科捜研の女」の記事における「京都府警科学捜査研究所」の解説
榊マリコ(さかき まりこ) 演 - 沢口靖子(主人公) 京都府警科学捜査研究所の法医研究員。 日野和正(ひの かずまさ) 演 - 斉藤暁( Season5 - ) 科学捜査研究所所長。専門は文書鑑定。 橋口呂太(はしぐち ろた) 演 - 渡部秀(スペシャル9 - ) 科学捜査研究所研究員。専門は物理。 涌田亜美(わくた あみ) 演 - 山本ひかる( Season13 第3話 - ) 科学捜査研究所研究員。専門は映像データ。 宇佐見裕也(うさみ ゆうや) 演 - 風間トオル(スペシャル3 - ) 科学捜査研究所研究員。専門は化学。
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京都府警科学捜査研究所
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「科捜研の女」の記事における「京都府警科学捜査研究所」の解説
京都府警刑事部に所属する研究機関。専門知識を持つ技術職員が在籍し、科学捜査の鑑定を行う。京都府警本部の外観ロケ地は積水化学工業株式会社京都研究所。
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京都府警科学捜査研究所(前シリーズまでの登場人物)
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「科捜研の女の登場人物」の記事における「京都府警科学捜査研究所(前シリーズまでの登場人物)」の解説
森村茂(もりむら しげる) 演 - 佐戸井けん太(S1) 京都府警科学捜査研究所の所長兼文書研究員。管轄や領分などの規律に厳しく、何かと突っ走ろうとするマリコの行動をあまり快く思っていない。喘息の症状を患っている。ポリグラフ検査の実験では自身のポリグラフ検査の実績を誇張していたことを暴かれていた。 榎戸輝男(えのきど てるお) 演 - 斉藤暁(S1) 経歴:洛北大学の助教授 → 京都府警科学捜査研究所の研究員(S1) 物理研究員で、洛北大学の元助教授。薄い頭髪を気にしてカツラを被ったことがあるとポリグラフ検査の実験で暴かれ、他の研究員にからかわれていた(そのカツラは科捜研の経費でこっそり作ったが、見るからにバレバレだったので結局は使わなかった)。三度の離婚歴があるために養育費の支払いに困っており、周りには内緒で夜に居酒屋で皿洗いのアルバイトをしていた。 小清水司(こしみず つかさ) 演 - 橋本さとし(S1) 化学研究員。マリコの頼み事に嫌々になることが多く、時折反抗的な態度を見せる。ポリグラフ検査の実験では大柄な割に小心であることと本当は刑事になりたかったことが暴かれていた。 奥田奈々美(おくだ ななみ) 演 - 小林千香子(S1) 法医助手。蜘蛛が大の苦手。マリコに対して協力的である。 武藤要(むとう かなめ) 演 - 内藤剛志(S2 - S4 / SP11) 経歴:京都府警科学捜査研究所プロファイラー(S2) → 小説家(S3 - ) 榊マリコを主任に据えて新編成された京都府警科学捜査研究所に赴任したプロファイラー。43歳。料理と女と蘊蓄が好き。自宅は熱帯雨林のように植物が溢れている。デスクワークではいかなる状況でも木製の立体パズルをやっていたが、いつも苦戦していた。S3では科捜研を退職して小説家へ転身しており(デビュー作は「科捜研の男」)、マリコの良き相談相手になっている。武藤の自宅を訪れたマリコに毎回お茶や手料理などを振舞っているが、それが事件解決のヒントを掴むきっかけになっていた。S3最終話で直木賞を受賞して人気作家となり、S4ではマリコとは外出先で会うようになった。S4最終話の事件では自ら科捜研を訪れ、元プロファイラーとして積極的に捜査に協力している。SP11で再登場し、新作の小説「花嫁家の一族 〜そして仲人もいなくなった〜」を出版したほか、謎解きイベントでは彼が来客に挨拶する映像が上映されていた。映像を見た蒲原や亜美は「誰かに似てませんか?」と驚愕していたが、マリコは特に疑問を感じていない模様。 高野美華(たかの みか) 演 - 羽野晶紀(S2) 大阪府警の監察医から新編成された科捜研に転職してきた解剖医。夫と娘がいるために日々「サービス残業だけはよして欲しい」と願っている(全員が残業をする空気を察すると帰宅する準備を始める)。また、携帯電話のメールの早打ちが得意である。第7話で事件に巻き込まれて犯人に遭遇し、電話で科捜研に犯人にばれないようにSOSを求めるが、オブラートが全く通じないマリコが相手だったために救助は遅れて負傷する。結果、最終話まで入院を余儀なくされる。 染谷優(そめや ゆう) 演 - 川岡大次郎(S2) 新編成された科捜研の研究員。専門は不明だが、データ解析から車の運転まで幅広く仕事をこなしている。マリコにこき使われる場面が多く、後のシリーズの乾健児と似たポジションである。遺体の直腸内温度を調べるために「ズボンを下ろして」と言われて自分のズボンを下ろすなどの天然なところがあり、現場に向かう車に爆弾が仕掛けられた事件に遭遇した際にはたまたまトイレに行っていたために命拾いをしたことがある。 宮前守(みやまえ まもる) 演 - 山崎一(S3 - S6第1話 / S13最終話 / 劇場版 / S21第9話) 経歴:京都府警科学捜査研究所の所長(S3 - S6第1話) → SPring-8の技官(S13最終話 - ) 京都府警科学捜査研究所の所長。専門は科学のようである。典型的な事勿れ主義で、刑事部長に頭が上がらないが、正義感はあるらしく、マリコの熱意に押されて徹夜で鑑定を手伝ったこともある。また、いつも扇子を振り回しており、彼自身が座る所長席の後ろの壁には自作の標語(経費削減など)が掲げられていた。 S6第1話で大型放射光施設のSPring-8(スプリングエイト)に栄転。S13最終話では超微量成分解析の為に科捜研に協力する。劇場版やS21第9話では科捜研から超微量成分解析の依頼があったものの、SPring-8のビームラインが空いていなかったために一度は依頼を断っている。しかし、マリコの元夫・倉橋拓也とマリコの父・榊伊知郎のツテにより科学鑑定監察所が持つビームラインを使えることになり、半ば押し切られる形で捜査に協力することになる。 鶴田幸太郎(つるた こうたろう) 演 - 遠山俊也(S3 - S4) 京都府警科学捜査研究所の物理研究員。当初はマリコの捜査に対して懐疑的で嫌々付き合っていたが、そのうち「ツルちゃん、お願い!」と、いつもマリコにこき使われるようになっていった。アニメ好きで、所内の自分のデスクにはフィギュアを飾っている。 白鳥望湖(しらとり もこ) 演 - 長江英和(S3) 京都府警科学捜査研究所の文書研究員。かなりの高身長で、終始無口。1話につき1回ほど突然しゃべり出すために周囲を驚かせる。細かい作業が得意で、与えられた仕事は真面目にこなす。マリコの作った料理を食べて「まずい」と漏らしたことがある。 小向光子(こむかい みつこ) 演 - 深浦加奈子(S3 - S5 / S6最終話 - SP1) 京都府警科学捜査研究所の事務員兼会計係。小向真也の母。 経費節減に熱心で、無駄遣いに非常に厳しい(節電のために残業すら許さず、打ち上げの際には会費を徴収するなど)。時折マリコに作業を押し付けられ、嫌々ながらも鑑定を手伝っている。ハンサムに甘く、イケメンに弱い。 S6では産休のためにしばらく休むことになり、土門美貴が光子の代理を務めていた。最終話において生まれた赤ちゃんを連れて再登場を果たし、その後、職場に復帰してSP1まで事務員として働いていた。 小向役の深浦が病気療養に入ったためS8には登場しておらず、2008年に深浦が死去したため再登場はしていない。S9以降は専属の事務員が居なくなり、経費の取りまとめは科捜研の所長が行うようになっている。 久保敦夫(くぼ あつお) 演 - 尾崎右宗(S4) 文書研究員。茶髪の青年で、マリコの無茶な鑑定依頼も渋々だが引き受けている。 乾健児(いぬい けんじ) 演 - 泉政行(S5 - S11第8話)(小学生:松坂大地〈S9第3話〉) 経歴:京都府警科学捜査研究所の研究員(S5 - S11第8話) → 退職(S11第8話) 京都府警科学捜査研究所の物理研究員。画像解析、銃器鑑定、機械・建造物の破損、交通事故解析に携わっている。マリコの助手のような立ち位置で、マリコに欠けている部分を補う常識人である。日々マリコの熱血ぶりに振り回されてコキ使われているため、日野には「マリコの飼い犬みたい」と言われ、初期の頃はペットのように扱われて仕事を押し付けられることに対して愚痴をこぼすことも多かったが、いつしか従順にマリコをサポートをするようになっていった。S11第8話では主任になっている。趣味はパソコン。非常に真面目な性格で、交際中の彼女がいるが、仕事を理由に度々デートを断っている。高校生の頃までは東京に住んでおり、父親の尚仁と同じ医者を目指していたが、高校三年のある日、友人の父親が尚仁の診療所に急患で運びこまれた際に十分な医療器具が揃っていない診療所だったことから処置が出来ず、治療可能な病院に緊急搬送したものの、搬送中に亡くなってしまうという辛い出来事が起こってしまった。その事が原因で尚仁と喧嘩になり確執が生まれ、その後、父親の元を離れて京都へ引っ越し、科捜研の仲間入りを果たした。S11第7話で、尚仁が末期の癌を発症して医師から余命一年を宣告されたことを知り、最初は親子の溝が生まれた事情もあって会うのを躊躇っていたが、最終的には一年間の休職願も断って尚仁を看取るために科捜研を退職した。 その後、乾役の泉政行が2015年に死去したため、再登場していない。 吉崎泰乃(よしざき やすの) 演 - 奥田恵梨華(S10 - S13第3話 / S19第25話 / 劇場版) 経歴:京都府警科学捜査研究所の臨時研究員(S10) → 京都府警科学捜査研究所の研究員(SP3 - S13第3話) → 京都府警生活安全部サイバー犯罪対策課解析係(S19第25話 - ) 映像データ担当の研究員。28歳。非常に真面目かつ几帳面な人柄で、その上にお人好しな性格のために周囲の笑い話や冗談に対してもキチンと答えようとしてしまうなどのある意味で天然である。また、頭脳明晰であるが故に仕事には真摯に向き合うが、融通が利かない上に遺体を見るのが苦手である。民間企業(科捜研で使用する鑑定機器の製造メーカー)に勤務しており、社内の研究所に6年近く勤務していたところで官民交流の一環として京都府警科捜研に短期間の予定で研修派遣されたが、被疑者の罠により謹慎処分(自宅待機)に追い込まれた乾や日野に代わる活躍を見せたことでその働きぶりが榊伊知郎所長に評価され、美貴が退職を決めたことや伊知郎が所属先に掛け合ったことで研修期間が3か月に延長された。その後はSP3で勤務していた民間企業を退社して京都府警科捜研に転職し、正式に研究員となる。宇佐見に好意を抱いている。S13第1話でサイバー犯罪対策課への辞令が来たために本人は異動するかどうか迷っていたが、第3話の事件を機にサイバー犯罪対策課への異動を決意し、科捜研を去って行った。 S19第25話で再登場し、殺人事件にネットワークが絡んでいたため助力という形で科捜研を訪れ、マリコたちと再会した後は一時的に科捜研に復帰し、自分の後任である涌田亜美と共同で解明に尽力した。劇場版にも登場しサイバー犯罪対策課の一員として事件解決に協力する。 相馬涼(そうま りょう) 演 - 長田成哉(S11第9話 - S16第8話 / SP12〈回想〉 / S19第3話 / 劇場版) 経歴:京都総合大学工学部 高崎研究室(大学時代) → 京都府警科学捜査研究所の研究員(S11第9話 - S16第8話) → カナダの科学捜査センター(S19第3話 - ) 物理担当の研究員。周囲の空気を読めず、悪気なく思ったことをそのまま口にしてしまう性分である。お調子者で、単独で行動することが多いために泰乃たちから注意されており、マリコからも耳を引っ張られたり頭を叩かれたりしている。一方で観察眼が鋭く、相馬の何気ない気付きが事件解決のヒントに繋がることもある。風丘の差し入れを遠慮なくつまむことが多く、初期に丸々食べられたためか彼女からの当たりは少々きつい。行動の端々に悪戯好きな一面を垣間見せており、大学時代はライバル視していた相手に悪戯を仕掛けていたことも明かされた。何事にもめげない陽気な性格で、努力を惜しまず粘り強くコツコツと捜査や実験を積み重ねて確証を掴んでいく秀才タイプの研究員である。元々、民間の事故鑑定機関に勤めていたが、科捜研への就職を希望しており、全国の採用試験を受け続け、優秀な筆記とは裏腹に面接での評価が低かった為に不合格が続いていた。しかしようやく京都府警科捜研の試験に合格して採用となり、退職した乾の後任として配属された。S16第7話でカナダの科学捜査機関へ誘われ、自身のスキルアップのために転職を決意し、その時に起きた連続爆破事件を「最後の事件」と決めて解決させ、第8話で退職届を提出した。そしてマリコを除いた科捜研のメンバー達や蒲原に見送られながら科捜研を後にした。 S19第3話では、カナダから一時帰国をした際に、同行するはずだった友人の研究者が射殺されるという事件に遭遇する。殺人事件の関係者になった相馬は科捜研を訪れるが、後任の物理研究員・橋口呂太に空気の読めない正論を言われて激昂し、つかみかかってしまう。事情聴取をされて精神的に疲れきったところで、呂太が無邪気に相馬の友人の論文を褒めるのを聞き、彼の明るく屈託のない言葉に胸を打たれて涙を流し、わだかまりが溶ける。そして呂太と協力してこの事件の鑑定を行い、事件を解決に導き、友人の無念を晴らしてカナダへ帰っていった。 劇場版では、カナダで起こった転落死事件と日本の連続転落死事件の共通点に気付いて科捜研に連絡を取り、マリコたちの捜査に協力することになる。なお、前回の事件解決から呂太とは仲良くなったようでプライベートでも連絡を取っており、カナダで一軒家を買ったことを呂太に自慢していた。
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京都府警科学捜査研究所
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「科捜研の女の登場人物」の記事における「京都府警科学捜査研究所」の解説
榊マリコ(さかき まりこ) 演 - 沢口靖子(14歳:上白石萌歌〈SP5〉) 経歴:東亜大学 → 東亜大学大学院博士課程 → FBI → 京都府警科学捜査研究所の法医研究員(S1 - S3) → 科学警察研究所(S3最終話) → 京都府警科学捜査研究所の法医研究員(S4 - ) テーマカラー:レッド&ピンク 主人公。京都府警科学捜査研究所の法医研究員。年齢はS1第8話時点で30歳。血液型はB型。平成元年、東亜大学を卒業。同大大学院で犯罪学の博士号を取得。大学在学時代は法医学同好会に所属していた。 科学捜査に信念とプライドを持ち、「科学は嘘をつかない」を信条としている科捜研の名物研究員である。正義感が強く、並外れた行動力があり、どんな時でも諦めない粘り強さを持つ。仕事一筋の女性で、鑑定の腕はFBIで学んでいるため確か。バツイチの独身。元夫は京都府警の刑事部長だった倉橋拓也で、S1より前に離婚している。二人の間に子供はいない。できる女性に見えるが、天然で、仕事以外はだらしなく「女子力がとても低い」ことが離婚の原因だと周囲に思われている。S2では主任になり「科捜研の女王」と呼ばれていたこともある。 初期の頃はコミカルで負けん気の強い性格だったが、作風の変更およびシーズンを重ねてマリコの年齢が上がり大人の女性として成長したため冷静沈着で真面目な性格に変更されている。しかし、仕事に集中すると周りが見えなくなり、目的の為には労力やコスト、他人の迷惑などは一切考えられなくなってしまう。人使いも荒くなり、頼みごとをする際に相手に礼を言ったり労ったりもしない事が多い。ルールを守れないタイプなため、上司からは頻繁に咎められているが、本人は全く気にしていない。無鉄砲且つ不用心な行動を取ってピンチに陥ったり、周囲の人を巻き込んで暴走することもある。現場捜査に過度に首を突っ込み、周りの人を無自覚に振り回すせいで、初期の頃は同僚や刑事たちの理解が得られず対立したり、時には孤立してしまうこともあった。S6からは周囲と対立することはほとんどなくなり、皆で協力して事件を解決している。S18以降からの傾向として真面目な性格は変わらないものの、マリコの言動をコミカルに描く事も増えてきている。 成り行きで犯人や容疑者と思われる人物と遭遇しても滅多に声を荒らげたり手を出したりはせず、冷静に説き伏せる事が多い。しかし、相馬涼の軽口には容赦なく耳を引っ張ったり叩いたりしている。 科学的に数値化や物理的に可視化出来ないものが苦手で解する事ができない。完全な理系で芸術への素養が全くなく、雑談などで話題を振られたりしても自覚なくその方面の人物の神経を逆撫でしたり失望させる発言が多い。心理学で(自分を)見破られる事や痛い点を突かれると反論する。長年の経験を通じて遺された物から人の絆や想いを汲み取った時は感動するロマンティストな一面も持っている。真実を重視し、嘘や偽りを嫌っているため、占い等の「非科学的なもの」は信じていない。ただし手品までは暴いて空気を壊したりはしない。 料理が苦手で、見た目は良くても味は酷いらしく、無口な白鳥研究員に「まずい」と言葉を漏らさせたほどである。たまに鑑定の都合で料理をするが、技術が付いて行かずにレシピ通りでも似ても似つかない物になってしまう場合が多い。S15第7話では簡単な焼き魚と卵焼きでさえも真っ黒に焦がしてしまい、廊下まで煙が充満するほど料理下手に拍車がかかっている。そのためか食事は外食やカップラーメンが多い。しかし遊びに来た母や、一時期同居していた父のおかげで食生活は改善された模様。京都の漬け物は薄口で好みではないらしい。初期の頃は手挽き式のコーヒーミルでよくコーヒー豆を挽いていた。 住まいは、S1ではアパート、S2はアパートの更新手続きを忘れたため城丸準子の部屋に押し掛けて同居、S3以降は町家風の一軒家に住んでおり、短期間、母いずみとの同居を経て、S6からSP3までは同じ職場に着任した父の伊知郎と同居していた。現在はマンションに住んでいる(S17第6話)。京都市下京区にある7階建て築36年のマンション「京南アーバンコート」306号室に在住しており、立て籠り事件に巻き込まれた(S19第17話)。片付けが苦手で自宅は酷く散らかっている。初期シリーズで助手の奥田奈々美に着替えを取りに行ってもらった時も部屋には汚れ物しかなかった。S1では遺留品だった金魚をルームメートといって自宅で飼い、研究室に泊まり込む際にも連れてくるほど可愛がっていた。なお、実家は神奈川県横浜市にあり、中学生までは横浜に住んでいたが、父親の仕事の都合により転居を繰り返していたようである。 自宅からの通勤は自転車だが、S2第1話の直前まで長期休暇をとって自動車教習所へ通っていたことがある。この時、おびただしい回数の追加教習を受けたが運転は上達せず、結局免許はとれなかった。 元夫の倉橋とはS1で離婚後4年ぶりに再会したが口喧嘩ばかりしていた。倉橋と交際していた城丸や伊塚夏子に対して嫉妬心のような複雑な感情を持つが、S3最終話で倉橋と伊塚の真摯な想いを感じたことにより、二人の未来を応援するようになる。 また、マリコが科捜研に赴任してきた当初は科学捜査に猛進するあまり自分勝手で傍若無人な振る舞いをすることが数多く見られたが、そんなマリコを窘めて人間を見ることの大切さや人の心を思いやることを教えたのが木場俊介警部である。木場はマリコの最初の相棒と言える存在だったが、S4最終話の事件で殉職してしまった。 木場の役割を引き継いだのがS5より登場した捜査一課の土門薫刑事である。土門とは15年以上に渡る長い付き合いで、最初はぶつかり合っていたものの徐々に信頼し合える関係となり、現在では強い絆で結ばれた良きパートナーとなっている。土門の過去の女性関係が明かされて動揺を見せたこともあるが、今のところは恋愛感情のない同志であり戦友のような関係である。 S21第1話では、警察庁への異動の話があったが、警察庁の不祥事を暴く行為をしたために異動の話は無くなった。 日野和正(ひの かずまさ) 演 - 斉藤暁(S5 - ) 経歴:警視庁科学捜査研究所 → 京都府警科学捜査研究所の研究員(S5 - SP3) → 京都府警科学捜査研究所の所長(SP3 - ) テーマカラー:ブラウン 京都府警科学捜査研究所の所長兼文書研究員。 以前は一般の研究員だったが、マリコの父で前所長の榊伊知郎が退職したため、後任として所長に昇進した。専門は文書鑑定。 見た目はいい加減だが、実は正義感が強く、仕事に熱心。マリコを筆頭に変わり者が多い研究所内での常識人。自身や周囲のメンバーが仕事に熱中し過ぎて体調を崩したりしないように気を配り、仕事が一段落した時は早く帰るように促している。仕事に集中すると周りが見えなくなり、周囲の人まで巻き込んでしまうマリコのストッパー役でもある。 元々は警視庁科捜研にいたが、京都府警からの要請で異動してきた。そのため妻と娘は東京在住で、長らく単身赴任をしている。S17第17話で長時間労働の影響により虚血性心疾患に掛かって倒れ、一命は取り留めたものの、17話の最後まで入院を余儀なくされた。心配した妻・恵津子が東京から駆け付け、公災を申請した。 典型的なメタボ体型で、頭髪は後退気味。登場初期は常に何かを食べており、鑑定が深夜に及んだり徹夜になると、お菓子やインスタント食品を広げていた。ベビーシューはちょっと苦手である模様。S6では肥満を気にしてカロリー計算や食事制限をしていたが、すぐに諦めた様子。S17第17話で倒れた際には、医者に高血圧・肥満・コレステロールを指摘され、それも原因で虚血性心疾患になったと話している。 一人称は「僕」。一般研究員だった頃はアロハシャツなどのラフな服を好んで着ていたが、所長になってからはシャツにベストといったきちんとした服装をするようになった。バイク通勤をしているため靴はスニーカーを履いている。 S18第1話では京都府警音楽隊のコンサートに急遽参加することになり、趣味のトランペットを披露した。しかしコンサートの最中に事件が起こり、音楽隊が疑われ、コンサートに参加した日野も一時的に鑑定を外されてしまった。その後S20第7話で風丘先生へのお祝いとして誕生日の歌を演奏している。 橋口呂太(はしぐち ろた) 演 - 渡部秀(SP9 - )(小学生:渡部好来〈S21第16話〉) テーマカラー:グリーン 京都府警科学捜査研究所の研究員。専門は物理。 天真爛漫で愛嬌があり、憎めない性格をしている。しかし社会常識に欠ける部分があり、先輩・上司にも構わずタメ口で話し、注意されても「個性」と主張するマイペースな若者である。思ったことをすぐに口に出してしまい、日野所長や亜美に咎められている。任された仕事は三日間の徹夜でもやりとげる根性があり、鑑定が一段落している合間に職場で睡眠を摂っている。 物理的捜査は非常に優秀で、圧倒的な実力を発揮している。機材は説明書なしですぐに操作ができ、瞬時に拳銃の種類を特定できたり、最新機器の改造も短時間でやることができる。観察眼が鋭く、微細な物証に逸早く気付き、核心を突いた発言をすることも多い。仕事では高い集中力を発揮する天才肌の研究員である。 初めて遺体を見た時は動揺して逃げ出していたが、マリコや解剖医の風丘の真摯な姿勢に触れて遺体の状態を見ておくことの重要性を知り、躊躇なく遺体に触れることができるようになった。 甘い物が大好きで、風丘が持参するスイーツの差し入れを心待ちにしており、風丘が科捜研を訪れると真っ先に差し入れを受け取っている。研究室の机にはお菓子の瓶が沢山置いてあり、お菓子を食べながら仕事をしている。 一人称は「僕」で、時々「呂太」と自分の名前を呼ぶこともある。以前は「呂太、頑張る!」が口癖だった。年齢については、S19第23話でノストラダムスの大予言で人類が滅亡されると言われた1999年に8歳だったと本人が話している。 差し入れを独り占めしようとしたり、中学生と一緒にはしゃいだり、パンダのリュックを欲しがる、人見知りして陰に隠れるなど、言動や行動が子供っぽく、演じる渡部秀はしばしば「小学五年生くらい」と語っている。キャラクターを生み出した櫻井武晴により、脚本上は語尾にハートマークが付与されている事がある。 出勤初日の前日に事件が起きて急遽呼び出しを受けた際には、のんびりとおにぎりを食べながら遅刻して来ては「だって急に呼び出されたんだもん」と悪びれずに話し、名前を聞いたマリコからは「ロタウイルス」と言われた。 オシャレでブランド物や流行りの物に詳しい。女子会にも参加していたらしい。運動することと虫が苦手で、可愛らしい動物が好きな模様。S19からは、時々、鑑定中にメガネを掛けている。 涌田亜美(わくた あみ) 演 - 山本ひかる(S13第3話 - ) テーマカラー:イエロー 京都府警科学捜査研究所の研究員。専門は映像データ。 木島修平の大学時代の後輩。コンピューター全般に関する並外れた知識を持ち、防犯カメラの分析・解析、パソコンやスマートフォンのデータ復元などで実力を発揮している。 性格は天然を通り越して空気の読めないタイプだが、人当たりは良く、後輩の面倒見も良い。女性らしさはあまりなく、毎日同じ服を着ていても気にしていない。夜遅くなった時はデスクの横に寝袋を敷いて寝ており、連日の泊まり込みの作業もいとわないタフさを持っている。子供の頃からパソコンに詳しく、唯一のスキルを仕事に使っているパソコンオタクである。 研究員になる前は、就職活動に失敗したため、ネットカフェで寝泊まりをしながらアルバイトをしていた。S13第3話で、科捜研に就職が決まり、入所する直前に木島から画像データ解析の依頼があり、吉崎泰乃の仕事を手伝って事件解決に貢献した。同話で泰乃の異動と入れ替わる形で科捜研に入所した。科捜研のメンバーとの初顔合わせでは「明日から初期化して頑張ります」、事件現場への初臨場の際には「(はじめて遺体を見て)すみませんフリーズしていました。再起動します」と発言するなど、パソコン用語混じりの発言をする傾向があった。 挨拶をする際に敬礼ポーズをしたり、了解の意味で「ラジャー」と返答することがある。褒められた際には「恐縮です!」と、返答をすることが多い。 亜美が開発した自作の解析プログラムが入っている「Ami Special」というUSBメモリを持ち歩き、鑑定に役立てている。 後輩の呂太には適度にツッコミを入れながら、仕事をサポートしている。 S18第6話では、蒲原勇樹と共に犯人の元へ向かい、ナイフで襲ってきた犯人を蒲原と協力して物置台を使って取り押さえ逮捕に貢献した。 宇佐見裕也(うさみ ゆうや) 演 - 風間トオル(SP3 - ) 経歴:航空科学研究所 → 京都府警科学捜査研究所の研究員(SP3 - ) テーマカラー:ブルー 京都府警科学捜査研究所の研究員。専門は化学。 所員たちを冷静に見守り、的確なアドバイスや助言を行える真面目で優しい人柄。お茶に造詣が深く、捜査会議や作業の合間には淹れたてを所員に振る舞っている。 以前は航空科学研究所に勤務し、航空テロなどに備えた爆発物や化学兵器の研究をしていたが、父を亡くして独り身になる母・咲枝のことを思って京都に帰省。京都府警科捜研の中途採用試験を受験し、採用された。激務な勤務の合間を縫って母の介護をしている。 難関の中途採用試験を突破しただけあって非常に優秀で博識であり、気象・海洋などの航空安全に関する知識以外にも、歴史から地質学、そのほか多方面への知識も豊富。呂太の専門知識ばかりの要領を得ない説明も理解し、他のメンバーに解説したことがある。 大学時代は山岳部に在籍していたため登山に関する知識が深く、事件の捜査で山に登る際は先頭を歩いて皆を誘導することが多い。 S11第11話では、10年前に東京で起きたシリコン素材を使って窒息死させる猟奇的な連続殺人事件と同様の手口の事件が起こり、当時の被害者の一人が宇佐見の妹・一穂であったため、「当該事件の被害者家族」という微妙な立場になってしまい、一時は鑑定を外されてしまった。 S20からは鑑定中に眼鏡を掛けるようになった。 なお、宇佐見役の風間はS7(=新・科捜研の女3)第9話においてゲストの別役・香月誠一で出演経験がある。
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