機器の改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 17:16 UTC 版)
「三陸鉄道36-100形気動車」の記事における「機器の改造」の解説
製造当初は非冷房であったが、1995年から1999年にかけて冷房が設置された。冷房設置によりエンジンの出力が不足するようになったので、従前の6L13AS形(250PS)からDMF13HZ形(300PS)に換装されている。なお、DMF13HZ形エンジンの定格出力は330PSであるが、動力台車が1軸駆動であるため加速時の空転を防ぐために300PSに出力を抑制して使用している。 さらに、車齢が25年に達し老朽化が見られるようになったので、2008年度から保安度向上を含んだリニューアル工事が開始されている。主な内容としては自動列車停止装置(ATS)の変更(ATS-SN形→ATS-PS形)、保安ブレーキの二重系化、コイルばね台車(NP116D、NP116T)から空気ばねボルスタレス台車(NF01GD、NF01GT)への交換である。台車の交換により応答性の良いユニットブレーキ化がされ、動力台車が2軸駆動となったのでエンジンの出力が本来の定格出力である330PSに引き上げられた。
※この「機器の改造」の解説は、「三陸鉄道36-100形気動車」の解説の一部です。
「機器の改造」を含む「三陸鉄道36-100形気動車」の記事については、「三陸鉄道36-100形気動車」の概要を参照ください。
- 機器の改造のページへのリンク