車両詳説とは? わかりやすく解説

車両詳説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 05:45 UTC 版)

クリスタルエクスプレス トマム & サホロ」の記事における「車両詳説」の解説

全面展望」を設計コンセプト主軸とし、内装ハイデッカー構造展望車中心となっている。座席はバケットタイプのリクライニングシートで、シートピッチは960mmである。 当初3両編成登場したが、翌1990年平成2年12月ダブルデッカー車両のキサロハ182-5101を増結し、4両編成となったキハ183形(5101・5102)編成両端組成される、運転台付き先頭車。5102が1号車、5101が4号車として使用される運転台2階上げて先頭部乗客開放する名古屋鉄道パノラマカー方式展望車とした。客席部は床面を300mm上げたハイデッカーとし、側窓も屋根肩にまでかかる曲面ガラスとなっている。 かつては展望席が各8席設置されていたが、2010年1月函館本線妹背牛 - 深川間で発生した789系電車1000番台スーパーカムイ」の踏切障害事故鑑み同年5月25日座席をすべて撤去した上で乗客立ち入らないよう仕切扉が設置された。これにより、定員当初44人から36人に減少したキハ182形 (5101)2号車として使用される中間車定員56人。 車体断面キハ183形よりさらに大きくとり、屋根肩部天窓設けとともに妻部にも窓を設けた「ドームカー」として360度展望確保している。各席にシート液晶モニター設置されていたが、2003年平成15年)に撤去されその後は各車車端部展望室ならびにグリーン個室大型液晶モニター設置されている。 キサロハ182形 (5101)3号車として使用される2階建て車両で、1990年12月増備された。気動車列車では日本初2階建て車両である。台車間に1階部分落とし込む構造で、走行機関搭載しない付随車となっている。 台車廃車発生品の電車用TR69D形を装着する。これはJR北海道日本国有鉄道国鉄)から継承しながら、一度営業運転就かず廃車になったサハネ581-15から流用したものであり、以下の改造実施された。 冬期での走行中に車体下部氷雪当たらないように、車端側に雪かき装置装備レール面上から145mmの位置設置しており、台車枠溶接取り付けられているが、その際にひずみや熱が台車枠に加わるため、その処理技術を持つ車両製造メーカー日立製作所委託契約して取り付け実施された。 ブレーキシリンダとブレーキテコを785系と同じタイプ取替えブレーキ装置空気ばね取替え踏面清掃装置取り付けと同配管設置781系参考にしている。 車軸速度発電機取り付けその他の付属機器の改造 2階客席は4人用のボックスシート普通席)を7組配置し1階には4人用のグリーン個室を3室設置するシートはソファタイプである。2階部分平屋部分端部の2か所にラウンジ設け平屋部に設けられラウンジには、妻面にかかる曲面ガラス設けて斜め方向展望確保している。 なお、2010年時点ではグリーン個室は普通個室扱いとなっており、山陽新幹線700系E編成ひかりレールスター」で運行される列車同様な利用制度になっているが、形式はキサロハのままで個室フルムーン夫婦グリーンパスでも利用可能である。 登場当時車内にはオーディオサービス・TVモニター大型テーブル・デラックスソファーなどを備えていた。

※この「車両詳説」の解説は、「クリスタルエクスプレス トマム & サホロ」の解説の一部です。
「車両詳説」を含む「クリスタルエクスプレス トマム & サホロ」の記事については、「クリスタルエクスプレス トマム & サホロ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「車両詳説」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「車両詳説」の関連用語

車両詳説のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



車両詳説のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのクリスタルエクスプレス トマム & サホロ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS