車両設備・内装
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国鉄分割民営化の際、100系はすべて東海旅客鉄道(JR東海)に継承されたため、0系の中から、状態の良い車両に延命工事と内装の更新を行った車両を「ウエストひかり」用として使用した。 当初この運用に当っていた編成は従来のこだま6両R編成と区別された6両WR編成(R50番台)と命名された編成4本で、1988年3月13日のダイヤ改正から航空機が運航されていない早朝・深夜帯の4往復の「ウエストひかり」運用に充当された。運行開始前の1987年12月10日に新大阪駅で展示され、同月15日からは暫定的に「こだま」で運用されていた。 WR編成は普通車のみで、座席を2列+2列の横4列シートを採用した。「ウエストひかり」は好評のため、1988年5月の大型連休時にはグリーン車2両を増結した8両編成で運行した。続いて夏を前にしてグリーン車込みの12両編成の組成に入った。シネマカーは従来の「ひかり」運用のSK編成 (SK19, SK25) だったが、1988年夏に「ウエストひかり」に格上げとなった。運行上では「ウエストひかり」12両編成はSK編成と呼称されていたが、ビュフェ車・グリーン車を組み込んだ編成はWK編成、ビュフェ車・グリーン車に加えてシネマカーを組み込んだ編成はWKV編成と呼称されることもあった。 1999年11月からは、一部車両で車内放送などを原則省略した「サイレントカー」を試験導入した。これは、後の「ひかりレールスター」で本格的に導入された。
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