車両詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 14:47 UTC 版)
「TRAIN SUITE 四季島」の記事における「車両詳細」の解説
各車両ともカタカナの車両記号は付されていない。 展望車(1・10号車/E001-1, 10) 屋根部分まで大型の窓を備えた展望車。車両前部は床面を嵩上げしたハイデッカー構造で、先頭形状は正面上部が前方に突出した独特の形状となっている。前照灯・尾灯は前面窓側部ピラーに縦に配置され、テールライトは上部に左右1つずつ、ヘッドライトは下部に左右4つずつ装備している。車両の後方部分にはEDCシステム・ディーゼル発電機を床置き搭載した機械室・補助電源装置・主変換装置・主電動機を搭載している。その為、連結面寄りの屋根上にはディーゼルエンジン用のラジエーターファンやグリルが装備されており、1号車は64.1t、10号車は63.9tという異例の重さになった。展望室は東日本や北海道の大自然を背景に、車窓の眺めをダイナミックに楽しむ開放感と高揚感にあふれるデザインとしており、運転室との間の仕切りをガラス張りとし、側面に大きな窓を連続的に配置して、側面方向に1人掛けソファー4脚と2人掛けソファー1脚を設けており、床下は苔をイメージしたカーペット敷きとしている。展望室の名称については、「先を予感する」と「何かが起きるワクワク感」の意味を込めて、1号車を「VIEW TERRACE(ヴューテラス)きざし」、10号車を「VIEW TERRACE(ヴューテラス)いぶき」としている。この車両には乗客用の乗降口がないため、乗客の外への出入りは隣の車両から行う。フリースペース車のため定員は0名である。 2・3・8・9号車/E001-2, 3, 8, 9 2・3・8・9号車に主変換装置・主電動機を搭載しているほか、屋根上にパンタグラフと交直切換器・交流遮断器などの交直切替や直流・交流の電源方式に対応した関連機器を搭載している、2・9号車には交流電化区間で使用される主変圧器を搭載しており、電化区間走行時には直接パンタグラフ集電で走行できる。8号車には小型の非常口も備え、9号車のみパンタ下に乗降口を備えている。 スイート寝台車(2、3、4、8、9号車) スイート個室が1両に3室ずつ設置されている。居間・洗面・トイレ・シャワールームで構成されており、通路側には小窓と長窓が多数並び、寝台側には客室用の大窓が3ヵ所ある。室内は、きめ細やかな日本の美意識をモダンな意匠に盛り込み、フラットなフロア構成による穏やかな空間とし、開放感と演出したデザインとしており、大窓の車窓の視認性を考慮した位置に、2つのソファベットをレール方向に配置しており、その反対側には、ライディングディスクのほか、洗面・トイレ・シャワールームが配置されている。床はダイナミックな冬の日本海の一瞬を切り取ったイメージのクルーグレーのカーペット敷きとしてる。定員は全車6名である。 4号車/E001-4 一般スイート車の唯一の付随車である。5号車寄りにバリアフリー対応の部屋を備えており、乗降口横には車椅子マークが付く。また1・10号車と同じく補助電源装置を2台搭載している。 デラックススイート・四季島スイート寝台車(7号車/E001-7) デラックススイートと四季島スイートを設置した個室車であり、メゾネット型の四季島スイートとフラット型のデラックススイートが1室ずつ、計2室設置され、両部屋ともバスタブやトイレを備える。またこの車両には乗降口がなく、乗客の外への出入りは隣の車両から行う。定員4名。四季島スイート(メゾネット型) 出入口部・階上部・階上部・洗面・トイレ・バスルームで構成されており、8号車寄りに設置されている。この部屋は一部がダブルデッキ構造の部屋となっている。階下部がクローズした空間が安心感をもたらすデザインとした部屋に2つのベッドをレール方向に配置しており、床をダイナミックな冬の日本海の一瞬を切り取ったイメージのクルーグレーのカーペット敷きとした寝室、階上部には国産ブナ無垢材の座卓と座椅子を配置し、床を畳敷きとした掘りごたつ風のスペースとしている。これらの部屋に通じる出入口部の階段を挟んだ反対側に洗面・トイレ・バスルームがあり、バスルームには車両の動揺などで発生する波を抑制する構造が付いた、檜製の浴槽を設けている。また、浴槽は入浴しながら車窓を見られるように、真横に大形窓を配置しており、その室内側に雪見障子を取付けている。当列車の客室では最も高額で、「四季島スイート」という名称が付けられている。 デラックススイート(フラット型) 出入口部・居間・洗面・トイレ・バスルームで構成されており、6号車寄りに設置されている。表情豊かで、上質な空間を演出するデザインとしており、バスタブ構造による2階建て分の容積に一階部屋のみ備えたことにより、圧倒的な高い天井による開放感が特徴である。居間には大窓寄りにベット、通路寄りにソファベッドをレール方向に配置しており、出入口部を挟んだ反対側には、洗面・トイレ・バスルームがある。バスルームには四季島スイートと同じく、真横に室内側に雪見障子を取付けた大形窓を配置した檜製の浴槽を設けている。また、居間と出入口部の間には、意匠照明を有する階段を設けるとともに、水蒸気により、炎を演出するタイプの暖炉風オブジェを象徴的に配置している。当列車では2番目に高額な客室となっている ラウンジカー(5号車/E001-5) バスタブ構造による2階建て分の容積を確保しており、それにより室内高さを高くして開放感が出るようになっている。名称は「LOUNGE こもれび」としている。空間の限られた列車の中で、人と集い語りあうオープンなパブリックスペースと樹木を思わせる曲線が談笑する人々を優しく包み込むデザインとするため、天井を高くし、窓の窓の形状や内張の凸凹などに有機的な曲線を多用するとともに樹木を連想させるディスプレイ4本を配置している。 また、車両中央の黒色部分には大型の両開き外ブラグドアのエントランスドアを設けているが、車両の両側面の1-3位と2-4位でレール方向にずらして配置している。エントランスには、正面に石の門柱と水蒸気により、炎を演出するタイプの暖炉風オブジェを象徴的に配置しており、1-3位側のドアの正面に電子ピアノを配置している。また、2人掛けのテーブル9台をラウンジの広いスペースに分散的に配置して、そこに椅子を18脚を配置しているほか、6号車寄りにはバーカウンターを設けている。フリースペース車のため定員は0名である。 ダイニングカー(6号車/E001-6) ダイニングカー(食堂車)であり、名称は「DINING しきしま」としている。流れる車窓を見ながら、土地の旬を食し、この旅をともにする人達と語らう、そんな時間と空間が豊に混じり合う豊潤な時間をゆったりとしたスペースで感じてもらうため、和のテイストを取り入れ、五感を心地よく刺激する「ハレ」空間を演出するデザインとしており、大きな窓を複数配置して、5号車寄りに配置しているダイニングスペースを高床構造にしている。室内の壁面は突板パネルや銀箔風の内装材など和のテイストを有する素材を主体としており、床は大理石としている。天井にはLED照明や有機EL照明を使用したシャンデリアが配置しており、天井から側面にかけての内張りに意匠照明を配置している。テーブルは2人用のもの(正方形と半円形)を大きな窓に合わせて9台配置しており、そこに曲木加工を施した国産ブナ無垢材の椅子を18脚配置している。厨房は7号車寄りに配置されており、壁面をステンレスヘアライン仕上げとした各種厨房機器が配置されており、高床構造のダイニングスペースの床下には、食材保管用の冷凍冷蔵庫などを設置している。フリースペース車のため定員は0名である。 E001-1(展望車) E001-2(スイート寝台車) E001-3(スイート寝台車) E001-4(スイート寝台車) E001-5(ラウンジカー) E001-6(ダイニングカー) E001-7(デラックススイート) E001-8(スイート寝台車) E001-9(スイート寝台車) E001-10(展望車)
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車両詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 06:50 UTC 版)
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の記事における「車両詳細」の解説
展望車 キイテ87-1・2(1・10号車) 編成の両端にある展望車で、流線型となった先頭部にはオープンデッキ型開放デッキと運転台から車体中央部は屋根まで続く大きな窓を活かしたハイデッカー式側面展望スペースを備えた動力車。先頭部にオープンデッキ型開放デッキがあるのは、客車ではジョイフルトレイン等でよく見られたが、気動車の先頭部に採用されたのは恐らくこの87系が初となる。さらに開放デッキ上にある庇部分には小型のライトが複数設置され、最後尾時に点灯する。また運転台の後方部分がガラスで仕切られており、側面展望室側から前方の景色が見られるように配慮されている。運転台は2階にあり展望デッキと側面展望室の間にある通路から階段を使って出入りし、その通路は乗務員扉やオープンデッキにも繋がっている。展望室直後の後部側のスペースは、サービスクルー用寝室スペースとなっている。走行中、前面開放デッキは安全の面から編成の最後尾のみ開放され、1号車と10号車ともに展望室には運転室後方に椅子と4人掛けソファーがあり、床はカーペット敷きであるが、カーペットの色と4人掛けソファーの向きが異なっている。流線型のフォルム、丸形ヘッドライトや運転室の位置などには晩年のボンネットスタイルを彷彿とさせ、「ノスタルジック・モダン」としての懐かしさを演出している。定員8名で排気筒は運転台後ろと車端部外側の2ヶ所に設置され、先頭部にある二重丸状のライトは中央部がフォグランプ付きHID型ヘッドライト、内側部分がテールライトとなっている。また側面展望室の床下部分には機械室用の作業扉が側面に4つ設置されており、床下にディーゼルエンジンと発電機を各2台と空気圧縮機を1台、主電動機を4台搭載しているため、先頭車の重量が58.3 tという機関車並みの重量となった。 10号車 キイテ87-1 1号車 キイテ87-2 ロイヤルツイン寝台車 キサイネ86 1・101・201・301(2・3・8・9号車) 2人用の寝台設備を備えた車両でツインルームであり、寝室・シャワールーム・トイレ・洗面所で構成されており、動力を持たない付随車である。1両につき3室ある寝台の内装と引戸には、岡山県のクワ、鳥取県のカゴノキ、島根県のカシ、広島県のミズメ、山口県のシイノキなどの中国地方の各県の木材を用いており、各所に沿線各地の伝統工芸品を誂えている、寝室は収納式ベットを採用することで昼間は収納して広くゆったりとしたリビングスペースにすることができる。寝室には、ライティングディスク・スタンド照明・腰掛・スツールが設けられている。また、一部の窓は開閉できるようになっており、個室の入口の引戸と可動壁を開放することで通路側の大窓から景色を見ることができる。2・9号車に共用便所と3・8号車に共用シャワー室をそなえているほか、業務用としてサービスクルー室を備えている。定員6名。また、2・9号車には床下に走行用のリチウムイオン蓄電池と空気圧縮機を3台搭載している。 2号車 キサイネ86 101 3号車 キサイネ86 301 8号車 キサイネ86 201 9号車 キサイネ86 1 ロイヤルツイン・ロイヤルシングル寝台車 キサイネ86 401(4号車) 編成の4号車に連結される車両で、動力を持たない付随車である。瑞風発表当初はシングルルームは設定されていなかったが、様々なニーズに対応するために後に正式デザイン発表時にシングル寝台が2室追加され、旧A寝台のロイヤルの延長線上にある1人用個室である。このロイヤルシングルは。ベット・ライティングディスク・スタンド照明・シャワールーム・トイレ・洗面所で構成されており、エキストラベット機能を活用する事で、2名で使用する事が可能で、更に4号車には車椅子に対応したユニバーサル仕様のツインルームを1室備え、乗降口とそこからツインルームまでの通路と部屋の入口が車椅子でも通れるように幅が大きく取られている。この車両でも他のツイン寝台車と同じく通路側の大窓から景色を見ることができる。その他に車掌室・業務用室・食堂車用の食材庫(冷蔵庫)を備えている。定員は2・3・8・9号車と同じ6名で、これは前述のエキストラベット込みの定員数となっている。また、床下に走行用のリチウムイオン蓄電池を搭載している。 4号車 キサイネ86 401 スイート寝台車「ザ・スイート」 キサイネ86-501(7号車) 1両1室という、世界的にも希少な広いスペースを持った車両で室内にはエントランスやプライベートバルコニー、リビング・ダイニング・寝室・トイレ2箇所(玄関横とユニットバス内)・バスタブ付バスルームを備えた大変豪華な車両で、特にバスルームは夢空間のオロネ25 901「デラックススリーパー」以来の設備となる。瑞風の寝台クラスの中では最上級価格である120-125万円となる予定で、寝室&リビングの通路側には天井まで届く大きな窓、バスルームにも横長の窓と天窓が設置される一方、寝室・ソファー側の窓は非常に小型であり、左側面と右側面で窓の表情が大きく異なる。またこのスイート車のみダブルデッカー構造の鋼製車両とし、リビングと寝室は階下に通路を配置することで広い個室空間を実現した。その他プライベートバルコニー部分の窓は他の寝台車と同じ開閉可能な窓で、バスルームには非常用のドアがあり、通路側に出られるようになっており、大窓側には大窓下に小型のルーバーを4つ装備している。この車両でもキサイネ86 401と同じく、エキストラベットを活用する事で最大4名まで対応している。隣の6号車に食堂車であるキシ86を連結してるため、食材庫を備えている。また、床下に走行用のリチウムイオン蓄電池を搭載している。 7号車 キサイネ86 501 ダイニングカー「ダイナープレヤデス」 キシ86-1(6号車) 食堂車はフォーマルな雰囲気としつつも心地良い空間としており、車両の約半分が車内での調理の様子や香りなどのライブ感を伝えるため、オープンキッチンスペースとなっており、残りの部分を2人卓のテーブル6つ、4人卓のテーブル2つの配置に合わせて大形窓が配置された食事スペースが20人分ある。この車両には、床下にディーゼルエンジンと発電機を各2台と主電動機を4台搭載しているため、先頭車のキイテ87と同じく、58.3 tという機関車並みの重量となった。 トワイライトエクスプレスの食堂車と同じく、「ダイナープレヤデス」の愛称を冠している。 6号車 キシ86-1 ラウンジカー「サロン・ドゥ・ルゥエスト」 キラ86-1(5号車) 編成の中央に連結されているラウンジカーである。木を多用した落ち着いた空間としており、乗客同士の会話や「瑞風のおもてなし」を楽しむことができるようになっている。乗降口側の車端部には2人用の座席個室とトイレ設備、そこからバーカウンター、立礼の茶の卓、ブティックスペースが設けられている。またこの車両も4号車と同じく乗降口が拡幅されたタイプとなっている。この車両には、床下にディーゼルエンジンと発電機を各2台と主電動機を4台搭載しているため、先頭車のキイテ87と同じく58.3 tという機関車並みの重量となった。 ダイニングカーと同様に本車両にも愛称が付けられており、フランス語で「西のサロン」を意味する「サロン・ドゥ・ルゥエスト」となっている。これはトワイライトエクスプレスのサロンカーに付けられていた「サロンデュノール」の愛称を、瑞風の運行区間に合わせて改変したものである。 ラウンジを表す「キラ」の形式記号は国鉄を通じても初の形式となった。 5号車 キラ86-1
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車両詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 04:51 UTC 版)
「タミヤ・エアロアバンテ」の記事における「車両詳細」の解説
ベース車両はフォルクスワーゲン バギーだが、エンジンとエンジンマウント、車両前部のトーションバー以外は作り変えられている。 ボディ全長 4150mm 最低地上高 150mm 最高速度 180km/h キャノピーはポリカーボネート製 ノーズコーン、リアウィングはカーボンファイバーのFRP製 塗装はウレタン エンジンはキャブレター式ガソリンエンジンで、最高回転数は7000rpm ホイール径は22インチ タイヤサイズは295/30ZR22 ミニ四駆の特徴であるバンパーと軸受けも再現され、軸受けは実際に回転する仕様になっている。
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