冬の日
作者梶井基次郎
収載図書梶井基次郎全集 全1巻
出版社筑摩書房
刊行年月1986.8
シリーズ名ちくま文庫
収載図書檸檬
出版社集英社
刊行年月1991.5
シリーズ名集英社文庫
収載図書ちくま日本文学全集 024 梶井基次郎
出版社筑摩書房
刊行年月1992.1
収載図書梶井基次郎小説全集 新装版
出版社沖積舎
刊行年月1995.9
収載図書近代の短編 10版
出版社笠間書院
刊行年月1997.4
収載図書李陵・山月記・檸檬・愛撫 外十六篇
出版社文芸春秋
刊行年月1999.6
シリーズ名文春文庫
収載図書梶井基次郎全集 第1巻
出版社筑摩書房
刊行年月1999.11
収載図書檸檬 桜の樹の下には
出版社フロンティアニセン
刊行年月2005.2
シリーズ名第2刷 (フロンティア文庫)
冬の日
冬の日
冬の日
冬の日
冬の日
冬の日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 15:44 UTC 版)
冬の日(ふゆのひ)は、俳諧の撰集。山本荷兮編。1684年(貞享元年)刊。俳諧七部集の一つ。
概要
1684年(貞享元年)11月、尾張国名古屋において、『野ざらし紀行』の旅行中の松尾芭蕉と尾張国の連衆(荷兮、岡田野水、加藤重五、坪井杜国、正平)によって興行された六吟歌仙五巻、および追加六句を収める[1]。荷兮を除いた連衆は素人同然であったとされる[1]。編者は荷兮だが、芭蕉の指導力は相当強かったと推測されている[1]。
全巻を通して風狂の相を基調としており、前年の『虚栗』に見られた異体破調からの脱却を図り、安らかな句体へと移行しつつある[2]。後年の俳人によって蕉風開眼の書と位置づけられ、俳諧七部集の第一集に選定された[2]。
梶井基次郎は芭蕉を敬慕しており、本句集名を採って『冬の日』を著した[3][4]。その表現は「芭蕉精神の近代的表現」と評される[5]。
脚注
- ^ a b c 岡本勝 & 雲英末雄 (2006), pp. 314–315.
- ^ a b 佐藤勝明 (2011), p. 102.
- ^ 黒田征 (1975), p. 23.
- ^ 遠藤誠治 (1978), pp. 25–30.
- ^ 遠藤誠治 (1978), p. 32.
参考文献
- 黒田征「梶井基次郎の「冬の日」論」『帯広大谷短期大学紀要』第12巻、帯広大谷短期大学、1975年3月、23-34頁。
- 遠藤誠治「梶井基次郎における芭蕉受容:「冬の日」を中心に」『連歌俳諧研究』第55号、俳文学会、1978年7月、22-32頁。
- 岡本勝、雲英末雄『近世文学研究事典』(新版)おうふう、2006年2月。ISBN 4273033844。
- 佐藤勝明 編『21世紀日本文学ガイドブック5:松尾芭蕉』ひつじ書房、2011年10月。ISBN 9784894765122。
関連項目
「冬の日」の例文・使い方・用例・文例
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