冬の日 (小説)とは?

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冬の日 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/14 06:32 UTC 版)

冬の日』(ふゆのひ)は、梶井基次郎短編小説。6章の断片的挿話から成る。結核の病状が顕著となり、血痰が長く続き始めた時期の焦燥と絶望感を、真に移り変わる季節の風景と共に描いた心象的作品である[1][2]。タイトルは執筆当時に愛読していた松尾芭蕉の『芭蕉七部集』の一集『冬の日』から取られた[2][3][4][5]




注釈

  1. ^ Christine Kodama(クリスチーヌ・小玉)は、『視線の循環――梶井基次郎の世界』(邦題)という梶井基次郎論と共にいくつかの梶井作品を仏訳し1987年パリで出版した[7][13]
  2. ^ 羽賀井一心斎は江戸時代前期の剣術家で、風貌は眼光が澄み、総髪の長髪だったとされる[41]
  3. ^ 北川冬彦の詩「馬」は、「軍港を内臓してゐる」という一行詩だが[43]、『青空』24号の初出では、「内蔵してゐる」となっていた[3]
  4. ^ エーテルは、波動説において、光の伝播を媒介する物質(媒質)だと仮定されていたが、相対性理論の確立後はこの仮定は無意味となった[46]

出典

  1. ^ a b c d e f g h 「第三部 第一章 『冬の日』」(柏倉 2010, pp. 237-244)
  2. ^ a b c d e f 「第九章 白日の闇――湯ヶ島その一」(大谷 2002, pp. 196-215)
  3. ^ a b c d e f g h i j 遠藤誠 1978
  4. ^ a b c d 黒田 1975
  5. ^ a b c d 「湯ヶ島の日々」(アルバム梶井 1985, pp. 65-83)
  6. ^ a b 淀野隆三「解説」(新潮文庫 2003, pp. 325-349)
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m 「第三部 第二章 『冬の日』の評価」(柏倉 2010, pp. 245-254)
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「第三部 第三章 」(柏倉 2010, pp. 255-264)
  9. ^ a b c d e f g 遠藤祐 1956
  10. ^ a b c d e 浅見淵中谷孝雄外村繁北川冬彦三好達治・淀野隆三「座談会 梶井基次郎の思い出」(『決定版 梶井基次郎全集』月報[檸檬通信(1)(2)]筑摩書房、1959年2月・5月・7月)。別巻 2000, pp. 350-367に所収
  11. ^ a b 鈴木貞美「梶井基次郎年譜」(別巻 2000, pp. 454-503)
  12. ^ 藤本寿彦「書誌」(別巻 2000, pp. 516-552)
  13. ^ a b ウィリアム・J・タイラー編「外国語翻訳及び研究」(別巻 2000, pp. 640-642)
  14. ^ Dodd 2014
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 「第八章 冬至の落日――飯倉片町にて」(大谷 2002, pp. 162-195)
  16. ^ 「日記 草稿――第六帖」(大正14年)。旧2巻 1966, pp. 269-307に所収
  17. ^ a b c d e f 「近藤直人宛て」(昭和2年1月2日付)。新3巻 2000, pp. 161-163に所収
  18. ^ a b 「第二部 第六章 『新潮』への誘い」(柏倉 2010, pp. 190-199)
  19. ^ a b c d e f g h i 「第二部 第八章 大正末」(柏倉 2010, pp. 215-236)
  20. ^ a b c d e f g h i j k l m 三好達治「梶井基次郎」(文藝 1950年2月号-3月号)。別巻 2000, pp. 182-197に所収
  21. ^ a b c 三好達治「梶井基次郎君の憶出」(文藝春秋 1934年3月号)。別巻 2000, pp. 83-85に所収
  22. ^ 「畠田敏夫宛て」(昭和2年2月5日付)。新3巻 2000, pp. 194-196に所収
  23. ^ 「北神正宛て」(昭和2年2月3日付)。新3巻 2000, pp. 188-190に所収
  24. ^ 北川冬彦宛て」(昭和2年1月2日付)。新3巻 2000, p. 160に所収
  25. ^ 淀野隆三宛て」(昭和2年1月6日付)。新3巻 2000, pp. 167-169に所収
  26. ^ 「北川冬彦宛て」(大正15年11月20日付)。新3巻 2000, pp. 153-154に所収
  27. ^ a b 中谷孝雄『梶井基次郎』(筑摩書房、1961年6月)。『中谷孝雄全集 第4巻』(講談社、1975年)。遠藤誠 1978, p. 24
  28. ^ 「近藤直人宛て」(大正14年10月26日付)。新3巻 2000, pp. 128-131に所収
  29. ^ 「第二部 第二章 行き悩む創作」(柏倉 2010, pp. 123-139)
  30. ^ a b c d 「近藤直人宛て」(昭和2年2月4日付)。新3巻 2000, pp. 190-194に所収
  31. ^ 「近藤直人宛て」(大正14年6月1日付)。新3巻 2000, p. 113に所収
  32. ^ a b c 「日記 草稿――第九帖」(昭和2年)。旧2巻 1966, pp. 366-386に所収
  33. ^ a b c d e f g 「日記 草稿――第十帖」(昭和2年)。旧2巻 1966, pp. 387-409に所収
  34. ^ 外村繁「梶井基次郎のこと」(創元 1941年9月号)。別巻 2000, pp. 75-77に所収
  35. ^ 飯島正「梶井君の思ひ出」(評論 1935年9月号)。別巻 2000, pp. 52-55に所収
  36. ^ a b c 「近藤直人宛て」(昭和2年3月17日付)。新3巻 2000, pp. 202-203に所収
  37. ^ a b 「淀野隆三宛て」(昭和2年3月17日付)。新3巻 2000, pp. 201-202に所収
  38. ^ 「淀野隆三宛て」(昭和2年4月10日付)。新3巻 2000, pp. 207-211に所収
  39. ^ a b 「北川冬彦宛て」(昭和2年12月14日付)。新3巻 2000, pp. 253-256に所収
  40. ^ a b 丸山薫「ユーモラスな面影」(作品 1932年5月・追悼特集号)。別巻 2000, pp. 305-307に所収
  41. ^ a b c 阿部知二「梶井氏の想出など」(作品 1932年5月・追悼特集号)。別巻 2000, pp. 295-297に所収
  42. ^ a b 武田泰淳「微妙なくりかえし」(『決定版 梶井基次郎全集3巻 書簡・年譜・書誌』月報[檸檬通信(3)]筑摩書房、1959年7月)。別巻 2000, pp. 377-379に所収
  43. ^ a b 「北川冬彦宛て」(昭和2年2月2日付)。新3巻 2000, pp. 183-185に所収
  44. ^ 「北川冬彦宛て」(昭和2年3月21日付)。新3巻 2000, pp. 205-207に所収
  45. ^ 梶井基次郎「詩集『戦争』」(文學 1929年12月号)。旧2巻 1966, pp. 72-77に所収
  46. ^ 三好行雄「注解――城のある町にて」(新潮文庫 2003, pp. 319-320)


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