疎外とは?

そ‐がい〔‐グワイ〕【疎外】

[名](スル)

嫌ってのけものにすること。「新参者を疎外する」

人間がみずから作り出し事物社会関係・思想などが、逆に人間支配するような疎遠な力として現出すること。また、その中での、人間が本来あるべき自己の本質喪失した非人間的状態。

自己疎外(じこそがい)


そがい 【疎外】

(Entfremdungドイツ古くから日常語として用いられ、またラテン語のalienatio(譲渡)の訳語ともされ、神学上の用語にもなったが、フィヒテ哲学的に用い、ヘーゲル術語化し、マルクス普及させた。今日では「人間疎外」など一般語化している。ヘーゲルは、自己否定して、自己にとってよそよそしい他者になること(自己疎外)の意味とし、初期マルクスは、資本主義生産の下で、人間関係利害打算化し、人間性喪失していることにいった。

疎外

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/16 17:00 UTC 版)

哲学経済学用語としての[1]疎外(そがい、: Entfremdung: alienation)は、人間が作った物(機械商品貨幣制度など)が人間自身から離れ、逆に人間を支配するような疎遠な力として現れること。またそれによって、人間があるべき自己の本質を失う状態をいう。


  1. ^ ドイツ語であるEntfremdungの訳語としての疎外概念は、他人(fremd)のものにするという意味を持つ。日本語「疎外」には、「うとんじること」(広辞苑より)あるいは「仲間外れにすること」という意味があり、そちらが本来の意味である。経済学や哲学の学者や学生でもない限り、日常的には主にそちらの意味で用いている。ただし、本項は辞書ではなく百科辞典であることを考慮し、哲学用語や経済学用語の「疎外」について解説する。
  2. ^ フランスの哲学者ルソーは、「譲渡するaliener」ことを、「私と無縁なものetrangerとなる」ことだとしている。
  3. ^ 自己実現のプロセスとして労働を捉えたヘーゲルを批判的に受け継いだマルクスは、資本主義社会における疎外された労働を問題とした。


「疎外」の続きの解説一覧

疎外

出典:『Wiktionary』 (2019/12/14 14:51 UTC 版)

名詞

(そがい)

  1. うとんじること。仲間外れにすること。
  2. 哲学:ドイツ語哲学用語Entfremdungの訳語)あるものから生じたものが、そこから離れて、生じた元と対立関係生ずること。
    {* 元はヘーゲルの用語であるが、カール・マルクスにより展開された、労働者が生み出し経済価値が、労働者人間性喪失させることとなるという用法一般的になり、その後も、人間性の疎外という主題多く論ぜられる。}

対義語

動詞

活用

サ行変格活用
疎外-する

翻訳

語義2




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